競馬サロン

2024/06/29 18:50
ラジオNIKKEI賞2024 最終結論【DATA予想】買い条件満載な4頭のうち本命に指名するのは、やはり“内枠の馬”!!


☆ラジオNIKKEI賞のYouTube動画を公開中です!
【2024年ラジオNIKKEI賞をデータで的中!】昨年は1-3着を独占!!【3.3.2.8】複勝率50%! 単回収率205%! 2頭に1頭は馬券になるお宝条件とは!?

こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。
土曜日の福島2Rで13番人気の超人気薄・ウェルキンが先頭でゴールイン。単勝配当は2万1770円、3連単は327万7870円という大波乱となりました。
鞍上の石田騎手はデビュー2年目の今年になって、ようやく初勝利を挙げた若手ジョッキー。これが3勝目となったのですが、初勝利が単勝55.7倍の7番人気、2勝目が単勝181.5倍の14番人気と、どれも人気薄での大駆け。強烈な大穴メーカーとなっています。
駆け出し時期に大穴をあける騎手は、将来伸びる可能性があります。人気薄を持ってくるには、運や流れだけでなく、やはり相応の技術や判断力が必要ですからね。
以前より応援していた騎手ではあるのですが、自分の想像以上に面白い存在になるかも…と思った次第。今後も注目していこうと思っています。
それでは、夏の福島名物重賞、ラジオNIKKEI賞(GIII、福島芝1800m)の予想に参りましょう。
■ラジニケで何はなくとも重視すべきデータとは!?
ラジオNIKKEI賞には何よりも重視すべきデータがあります。それは「枠別データ」です。
以下は過去10年(本文中データの集計期間は断りがない限り以下同)の枠別成績になります。
■ラジオNIKKEI賞 過去10年
枠別成績
・1枠/【3.1.2.10】
勝率18.8% 複勝率37.5%
・2枠/【2.1.2.11】
勝率12.5% 複勝率31.3%
・3枠/【2.1.1.12】
勝率12.5% 複勝率25.0%
・4枠/【0.1.0.17】
勝率0.0% 複勝率5.6%
・5枠/【1.3.1.15】
勝率5.0% 複勝率25.0%
・6枠/【0.2.0.18】
勝率0.0% 複勝率10.0%
・7枠/【1.0.3.16】
勝率5.0% 複勝率20.0%
・8枠/【1.1.1.17】
勝率5.0% 複勝率15.0%
・1-3枠/【7.3.5.33】
勝率14.6% 複勝率31.3%
単勝回収率113% 複勝回収率106%
・4-8枠/【3.7.5.83】
勝率3.1% 複勝率15.3%
単勝回収率23% 複勝回収率54%
皆さんの予想通り、明らかに内枠が有利。特に1枠から3枠の成績がよく、合算成績は【7.3.5.33】勝率14.6%、複勝率31.3%と、4枠から外と比べると複勝率は倍、勝率にいたっては5倍近くあります。
回収率も単複ともに100%オーバー。ラジオNIKKEI賞の内枠有利は有名なので、内枠の馬はつねに過剰人気気味になるにもかかわらず、それでもプラス収支になるのですから、いかに内枠有利かがここからもわかります。
また、今年はフルゲート16頭に満たない12頭立てで行なわれます。この頭数だと、たとえば16頭立てなら3枠に入る6番が、外枠の5枠に入ってしまいます。
そこで馬番別の成績も調べたところ、1番から7番までが【7.7.6.50】勝率10.0%、複勝率28.6%と、上々の成績になっていました。今年は「7番枠以内」をひとつのボーダーにしたい。
馬場がいい開幕週に行なわれるので先行馬が有利。そして福島芝1800mはスタートから最初のコーナーまでの距離が短いため、内枠のほうが好位をとりやすい。小回りの4コーナー戦だけに、道中外々を回らされる外枠は距離ロスが大きくなる。
こんな講釈は今さら不要でしょうが、こういった明確な理由から内枠が有利な構造になっているのです。
今回、YouTube動画では4頭の推奨馬を挙げているのですが、このうち内目のイイ枠に入った馬を本命にすると宣言しました。その4頭とは、アレグロブリランテ、シャーマンフリート、ミナデオロ、ヤマニンアドホック。
先述の通り、「7番枠以内」がボーダーになりますので、4番のヤマニンアドホックと7番にアレグロブリランテが候補に残ります。
この二択、ものすごく悩みました。考えに考え抜いた結果、本命に選んだのはヤマニンアドホック(牡3、美浦・辻)です。
■今年は例年になく逃げ先行馬が揃った!
ヤマニンアドホックを本命にした決め手は「展開」です。
今年は12頭立てと頭数が少ないにもかかわらず、逃げ先行馬が揃いました。
前走逃げて勝った馬が3頭。それ以外にも、セットアップは国内4戦すべてハナを切る生粋の逃げ馬で、札幌2歳Sも逃げ切り勝ち。シリウスコルトとアレグロブリランテはどちらも皐月賞トライアルのGII戦で逃げて好走しましたし、ウインマクシマムも2勝はどちらも逃げてのもの。ジュンゴールドも紫菊賞は途中からハナを奪って押し切りました。
ここまで逃げて結果を残した馬が集結したレースも珍しい。たとえ各騎手が前半抑え気味に進めたとしても、勝負どころからの流れが激しくなるのは必定。セットアップやミナデオロあたりはハンデが重いので、早めに仕掛けないと勝ち負けは難しいと鞍上も判断するでしょうから。
となれば、やはり差し脚や決め手のある馬を狙いたい。
また、ラジオNIKKEI賞自体、意外と決め手が求められるレース。以下は過去10年の上がり3ハロン順位別のデータになります。
■ラジオNIKKEI賞 過去10年
上がり3F順位別成績
・1位/【3.2.3.2】
勝率30.0% 複勝率80.0%
・2位/【3.0.2.8】
勝率23.1% 複勝率38.5%
・3位/【1.2.2.8】
勝率7.7% 複勝率38.5%
・4-5位/【3.2.0.12】
勝率17.6% 複勝率29.4%
・6位以下/【0.4.3.86】
勝率0.0% 複勝率7.5%
上がり1位の複勝率は80.0%。過去10年で馬券に絡めなかったのは2回しかありません。しかも着外に敗れた1頭はふたケタ人気の人気薄(22年11番人気7着ホウオウノーサイド)で、もう1頭は不利な大外16番枠に入れられた馬(16年2番人気5着ブラックスピネル)だったのです。
上がり2-5位の馬もよく馬券になっている一方、6位以下からは勝ち馬が出ていません。脚質的に逃げ先行が有利なのは確かなのですが、それでも惰性だけで好走するのは簡単ではなく、先行馬でも相応の末脚が必要になってくるのです。福島もわずかとはいえゴール前に坂がありますしね。
ただし決め手が活きるといっても、さすがに後方一気は難しい。4コーナー通過順位別のデータを見ると、4角5番手以内が【8.8.4.41】、7番手以内が【10.8.5.54】となっており、中団より前目につけていないと勝ち負けに加わることはできません。
つまり、差し脚や決め手があるとともに、ある程度の先行力がある馬が、特に流れが厳しくなりそうな今年は狙い目になる。そしてヤマニンアドホックはまさにこの条件にピタリと当てはまる馬なのです。
本馬は全4戦中3戦で上がり3位以内の末脚を発揮。2戦目の未勝利は好位差しで勝ち上がっており、最速タイの上がりをマークしています。
一方で、前走・山藤賞は逃げて勝利したように、この馬は先行力も備えています。この自在性は混戦模様のここでは大きな武器になると見ました。
それに本馬はここまで戦ってきた相手も骨っぽい。3着だった新馬戦の勝ち馬はフローラSで5着に健闘したトロピカルティーですし、2戦目に2着に下したグラウンドビートはその後3連勝で準OPに昇格。2走前の勝ち馬は青葉賞で1番人気に推されたノーザンファームの期待馬・ヘデントールでしたし、前走2着のショーマンフリートは本レースで大外枠に入ってもそれなりに人気を集めています。
これらの素質馬と接戦を繰り広げ、かつ、デビューから一度も馬券内を外していないわけです。ヤマニンアドホックが確かな能力を持っていることは疑うことはできません。
鞍上も福島の重賞を3勝し、ラジオNIKKEI賞が重賞初勝利だった福島得意の津村騎手。事前の予測よりかなり人気を集めてしまいましたが、好枠に入ったのだから仕方ありません。ここはヤマニンアドホックを一番手に推します。
〈2024年 ラジオNIKKEI賞 予想〉
◎4 ヤマニンアドホック
〇7 アレグロブリランテ
▲12 ショーマンフリート
☆10 ミナデオロ
注9 ログラール
△8 サトノシュトラーセ
△1 シリウスコルト
△5 オフトレイル
△6 ウインマクシマム
△3 セットアップ
買い目
【馬単/マルチ】4⇔7,12,10,9,8,1,5,6,3(18点)
【3連複/フォーメ】4=7,12,10,9=7,12,10,9,8,1,5,6,3(26点)
【馬単/BOX】7,12,10(6点)
〇アレグロブリランテは前述のように最後まで本命にするかどうか迷った馬。
推し理由のひとつは「福島実績」。ラジオNIKKEI賞は福島芝で勝利経験がある馬の好走率が高く、その成績は【2.1.3.12】勝率11.1%、複勝率33.3%というもの。今年福島芝で勝ち星がある馬はアレグロブリランテとシリウスコルトなのですが、前者は福島芝1800m、後者は福島芝1200mでの勝利。過去の好走馬は芝1800mか2000mの勝ち馬であり、1200mでの勝ち馬はいませんでした。
それとアレグロブリランテで注目したのはスプリングSでの2着ではなく、その前の若竹賞での2着。このレースは不良馬場のなかハイペースに流れたレースで、先行馬にはキツい流れになりました。しかし同馬はそこを2番手で先行しながら2着に粘り通したのです。
上がり順位も2位タイで決して惰性で残ったものではありません。先行争いが厳しくなる今回、このハイペース耐性はプラスに働くと見ました。
それに父ディープブリランテはまだ本レースに7世代しか送り込んでいないのに、エルトンバローズにセダブリランテスと2頭の勝ち馬を輩出。血統的にも合うはず。
このように、ヤマニンアドホックに負けず劣らず買い材料満載で、しかもボーダーの“7番枠以内”に入ったのですから、悩まされるのも仕方ありません。展開面でほんのわずかヤマニンのほうが有利かなと判断し、こちらを対抗に下げたのですが、アレグロブリランテに勝たれる未来も十分あると思っています。
▲ショーマンフリートも内枠に入れば大本命候補でした。YouTube動画でもトップに挙げたのはこの馬でしたし。
というのも、ラジオNIKKEI賞は出走間隔に有力な好走傾向があり、中4週から中8週のローテが【10.7.6.59】と、勝ち馬はすべてこの範囲に収まっていたのです。本命のヤマニンアドホックも対抗のアレグロブリランテもともに中10週で、好走ゾーンからは外れています。
一方、このショーマンフリートは中6週。そして前走・芝の1勝クラスを勝ち上がった馬が中4週から中7週で出走すると、【3.3.2.16】複勝率33.3%。さらにこの中にふたケタ人気での好走は皆無だったので、ひとケタ人気に限れば、【3.3.2.8】勝率18.8%、複勝率50%。回収率は単勝205%、複勝146%と、素晴らしい成績になります。これはまさに、お宝データと言えますね。
ちなみに、昨年の1-3着馬はすべてこのお宝データに該当した馬でした。
この好走条件に今年合致するのはショーマンフリートだけ。しかも前走は時計も優秀で、勝ち時計1分45秒5は東京芝1800mの3歳限定戦では過去10年で2番目に速いタイムでした。
連対した3戦はいずれも先行策から上がり3位以内をマーク。脚の使い方もピッタリ。鞍上は宝塚記念に勝って勢いに乗る菅原明騎手ですし、管理する手塚厩舎もその宝塚記念で看板馬のソールオリエンスを2着に走らせました。
ハンデも54キロと恵まれたので、枠順発表までは本命候補の一番手だったのですが…なんと引き当てたのは大外の12番枠…。この枠順で3番手に降格した次第であります。
☆ミナデオロも中4週で、出走間隔の条件をクリア。また白百合Sを逃げ切った馬は過去10年、2戦2勝。同馬はこの“勝率100%データ”に合致します。
このミナデオロの逃げ切りは、字面の時計以上に評価することができます。というのも、当日の京都は向正面で強い向かい風が吹いており、特に1800mのようなワンターンのレースでは、逃げ先行馬には不利な状況になっていました。
そんななかでミナデオロは、外枠からハナ争いを制して先頭に立ち、そのまま逃げ切ってしまったのです。着差も0秒2つけましたし、これは相当強い勝ち方だったと思います。実際この日、芝で逃げて馬券内に入った馬はほかに一頭もいませんでした。
半兄には七夕賞と小倉大賞典に勝ったアルバートドックと同コースの福島テレビオープンを勝ったリライアブルエースがいて、平坦小回りの中距離に強い血統。父レイデオロが小回りで結果を出していない点が心配されていますが、私は父よりも母系を重視するタイプなので、ここはきょうだいの適性を重視しました。そういえば土曜日は福島芝2600mでレイデオロ産駒が勝利していましたね。
このように同馬も魅力的な存在ながら、枠は外目の10番枠。前走を見るとかなり行きたがっていたので、前に壁が作れないこの枠は、ショーマンフリート以上に苦しいかな、と。というわけで、4番手評価となりました。
最後に、YouTube動画では罠馬に指名したセットアップですが、有利な内枠に入ったことに加えて、前日段階では10番人気と想像以上に人気を落としています。能力があること自体は確かですし、この人気なら押さえたほうが得策と判断、連下の一番下に付け足しました。
馬券は本命ヤマニンアドホックからの馬単と3連複に加え、動画で推奨した3頭〇▲☆の馬単ボックスも購入します。
ヤマニンアドホックの辻厩舎も、アレグロブリランテの上原佑厩舎も、まだ重賞は未勝利。先に初タイトルをゲットするのは、果たしてどちらか!? 私はワンツーフィニッシュなら、どちらでも構いません。笑
■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける! 無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ!
■最近のスマッシュヒット
【2024年平安ステークス】
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【2024年アンタレスS】
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https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17562/0/113
=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【血統診断・ラジオNIKKEI賞】血統サイエンティスト・ドクトル井上
【馬体診断・ラジオNIKKEI賞】馬体アナリスト・伊藤
【調教診断・ラジオNIKKEI賞】調教ライター・西村武輝

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