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こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。

こちらでは、土曜中京のメイン・中日新聞杯（GIII・中京芝2000m）の予想をお届けします。

■前走大きく負けた馬が巻き返す！

中日新聞杯はハンデ戦らしく、面白いレース傾向がありました。レース開催時期が現行の12月に移行した2017年以降の過去7年（文中データの集計期間は断りがない限りは以下同）、前走着順別データをご覧ください。

■過去7年　中日新聞杯
　前走着順別成績

・1-2着／【2.1.1.15】
　勝率10.5％　複勝率21.1％
　単勝回収率48％　複勝回収率51％
・3-5着／【0.0.2.20】
　勝率0.0％　複勝率9.1％
　単勝回収率0％　複勝回収率40％
・6-9着／【3.3.1.24】
　勝率9.7％　複勝率22.6％
　単勝回収率133％　複勝回収率203％
・10着以下／【2.3.3.37】
　勝率4.4％　複勝率17.8％
　単勝回収率20％　複勝回収率80％

このように、6着以下に負けていた馬がよく馬券に絡み、好走率も大敗馬であることを考慮すれば、悪くない数字になっていたのです。

実際、昨年は前走10着のハヤヤッコが13番人気で2着に激走しましたし、一昨年も前走8着のキラーアビリティが5番人気で優勝を果たしています。中京開催だから言うわけではありませんが、いかにもハンデ戦らしい“下剋上”が起こり得るレースなのです。

さらに、この前走6着以下にはもうひとつ見逃せない傾向がありました。

■過去7年　中日新聞杯
　前走6着以下
　乗り替わりの有無別成績

・継続騎乗／【2.2.3.16】
　勝率8.7％　複勝率30.4％
　単勝回収率146％　複勝回収率286％
・乗り替わり／【3.4.1.45】
　勝率5.7％　複勝率15.1％
　単勝回収率31％　複勝回収率63％

前走着順に限らず、中日新聞杯は乗り替わりよりも継続騎乗のほうが成績がよく、それは前走6着以下についても同様でした。上掲のように乗り替わりの好走率が平均を下回る15.1％に対して、継続騎乗は30.4％と、倍以上馬券に絡んでくるのです。

継続騎乗の成績がいい理由はいくつか考えられます。まず思いつくのは中京コースはクセの強いコースであるだけに、前走と同じ騎手のほうが対処しやすいこと。またハンデ戦ゆえに、ここを目標に見据えた陣営が叩き台の前走とセットで騎乗依頼をするケースもあるでしょう。

というわけで、前走6着以下で今回継続騎乗の馬から軸馬を選んでみたい。

この条件に該当するのは内からベリーヴィーナス、マテンロウレオ、タマモブラックタイ、ジェイパームスの4頭。

ベリーヴィーナスとタマモブラックタイは軽ハンデでもさすがに能力が足りないと判断。またジェイパームスは、前走1600mからの臨戦は【1.0.0.5】複勝率16.7％で今ひとつな点と、枠が遠すぎます。

というわけで、本命はスンナリ、マテンロウレオ（牡5、栗東・昆）に決まりました。

■クセの強い中京コースだけに…!?

マテンロウレオにはもうひとつ、強力な推し材料があります。それは騎手の“所属”。クセの強い中京コースは基本的に地元の関西騎手が優勢。それは中日新聞杯の全体成績もさることながら、前走大敗馬については、その傾向がより強まるのです。

■過去7年　中日新聞杯
　前走6着以下
　騎手所属別成績

・関西／【3.5.2.41】
　勝率5.9％　複勝率19.6％
　単勝回収率80％　複勝回収率166％
・関東／【0.0.1.17】
　勝率0.0％　複勝率5.6％
　単勝回収率0％　複勝回収率15％

前走6着以下から巻き返した馬の鞍上はほとんど関西騎手で、関東騎手は3着がわずか1回あるだけ。どんな理由であれ前走6着以下に負けた馬にはそれなりの課題や修正点があるわけで、そういったときにはやはりアウェイの騎手よりも乗り慣れたホームの騎手に大きなアドバンテージがあるのは間違いありません。

マテンロウレオの鞍上・横山典騎手は書類上の所属は関東ながら、もうここ何年も栗東を拠点としており、実質的には“関西騎手”。何より、先ほど述べた唯一3着に好走した関東騎手とは、ほかならぬ横山典騎手だったのです。

それは2017年5番人気3着のロードヴァンドールで、同馬を管理するのはマテンロウレオと同じ昆厩舎。横山典騎手と昆厩舎が“勝負タッグ”であるのは周知の事実です。

しかもマテンロウレオは同コースのきさらぎ賞に勝っていますし、2年前の中日新聞杯では2着に好走。中京芝2000mは2戦1勝2着1回でベストコースと言えます。

また能力面も昨年の京都記念では、今をときめくドウデュースの2着に好走。大阪杯4着や天皇賞・春5着など、GIレースでも健闘しています。

天皇賞・春以来の約8カ月ぶりという長休明けが心配されるものの、同馬は約半年ぶりかつ初の古馬対戦となったアンドロメダSを快勝したりしているので、休み明けはそこまで気にする必要はなさそう。

それに今回は陣営も「慌てず、ゆっくり仕上げてきた」とコメントしているように、10月初旬に帰厩し、そこから2カ月しっかりと乗り込まれています。このレースを目標にしているのは明白ですし、仕上がり具合もひじょうによさそうです。

とどめに枠は1枠2番と、絶好枠に入りました。これを狙わない手はありません。ここはマテンロウレオから勝負します。

〈2024年中日新聞杯 予想〉
◎2　マテンロウレオ
○3　キングズパレス
▲10 ロードデルレイ
☆8　デシエルト
注5　トーセンリョウ
注14 ドクタードリトル
△9　コスモキュランダ
△11 マイネルメモリー
△16 クルゼイロドスル
△17 マコトヴェリーキー

買い目
【単勝】2（1点）
【馬単/マルチ】2⇔3,10,8,5,14,9,11,16,17（18点）
【3連複/フォーメ】2＝3,10,8,5,14＝3,10,8,5,14,9,11,16,17（30点）

○キングズパレスは前走12着の大敗馬。その前走・天皇賞・秋は鞍上がテン乗りのシュタルケ騎手だったのですが、道中折り合いを欠きながら後方の外目をずっと走るという、ハッキリ言ってかなり酷い乗り方。おまけにレースは力が違う1着ドウデュース以外は前残りの結果でした。

それでいて0秒7差と大きくは負けていないのですから、やはり力はある馬です。減点データの乗り替わりながら、乗り慣れた松岡騎手に手が戻るのは、むしろ大きなプラス材料。無難にいくなら、この馬を軸にするのが良かったかもしれません。

▲ロードデルレイは能力を純粋に評価して。主戦・川田騎手からの乗り替わりは気になるものの、前走は夏負けが尾を引いて体調万全ではなかったそうなので、使われての上積みがあれば、待望の重賞初制覇も。

☆デシエルトと注1番手トーセンリョウは、マテンロウレオが馬券に絡むときは先行馬か内枠の馬を連れてくると思ったので。

中京は開催3日目。初週にある程度踏み固められて、内は絶好の状態のはずです。横山典騎手十八番のイン先行に期待します！

■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける！　無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ！

■最近のスマッシュヒット
【2024年ジャパンカップ】
◎ドウデュースで3連単2万2390円＆3連複1万2230円的中！
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【2024年福島記念】
本命◎ダンディズムで3連複1万9070円的中！
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20229/0/113

【2024年アルゼンチン共和国杯】
本命◎クロミナンスで馬単1万9000円＆3連複2万5070円的中！
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20229/0/113

【2024年新潟2歳ステークス】
5人気プロクレイア本命で3連複3080円的中！
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【2024年函館記念】
◎グランディアで馬単8040円的中！
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