競馬サロン

2024/11/30 18:00
チャンピオンズカップ2024 最終結論【DATA】レモンポップやウィルソンテソーロに不安データ発見! 新時代の幕開けを告げるのは…!?


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JC◎ドウデュースで3連複&3連単ダブル万馬券!!【2024年チャンピオンズカップをデータで的中!】3つの好走データに合致する注目馬とは!? レモンポップもウィルソンテソーロも不安データ発見!

こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。
こちらでは、日曜東京のメイン・チャンピオンズカップ(GI・中京ダ1800m)の予想をお届けします。
■上位人気馬に不吉なデータが立ちはだかる
連覇を狙う1番人気レモンポップには不吉なデータが存在します。それはチャンピオンズカップが中京で行なわれるようになってから、これまで連覇を達成した馬が一頭もいないというデータです。
過去10年(文中データの集計期間は断りがない限り以下同)、前年勝ち馬の成績は【0.1.0.4】と2着が1回あるだけで、2020年のクリソベリルと2022年のテーオーケインズはどちらも1番人気を裏切って4着に敗れました。同期間のフェブラリーSではコパノリッキーとカフェファラオの2頭が連覇を達成しているのとは対照的です。
チャンピオンズCで連覇が難しいのは、もっとも充実したタイミングでなければ勝てないレースだから。年末に行なわれるチャンピオンズCは、1年の加齢による能力の減退が年初開催のフェブラリーSと比べてはるかに大きいため、充実期を維持するのが困難なのだと推測できます。
ましてレモンポップは2歳のときから高いパフォーマンスを発揮していた馬。いくら数を使っていないとはいえ、4年もの間トップクラスの能力をキープするのはさすがに難しい。フェブラリーSを待たずにここで引退するのも、おそらく限界に近いからだと思います。基礎能力の高さと好枠を引いたことで消しはしないものの、軸馬にはできません。
2、3番人気が予想されるウィルソンテソーロにもマイナスデータが立ちはだかります。好走馬を数多く送り出すJBCクラシック組ですが、こと、勝ち馬となると【0.1.0.7】と、こちらも2着1回だけで優勝馬はゼロ。また前走1番人気も【1.0.1.8】複勝率20.0%と冴えない成績。ウィルソンテソーロはJBCクラシックで1番人気1着でした。
JBCクラシックの優勝馬や1番人気が結果を出せていないのは、そこにピークを持ってきたからではないでしょうか。そして中3週と間隔の詰まった本番ではお釣りがなかったり、疲労が残っていたりするからだと思われます。
しかも今年のJBCは九州の佐賀競馬場で開催。関東馬のウィルソンテソーロは片道20時間もの長距離輸送を強いられています。調教を見る限り、疲れや反動は感じられませんが、それでもデータ的にはちょっと手が出しにくい。また同馬もレモンポップ同様に前年の好走馬である点も引っかかりました。
■当初はこの2頭が本命候補だったが…
このように上位人気2頭は本命にはできない。そこで当初はペプチドナイルとガイアフォースのフェブラリーS1、2着馬のいずれかにするつもりでした。
理由はまず、チャンピオンズCはGI級実績が必須だから。過去10年の勝ち馬のうち9頭に地方競馬を含むGI級の勝利があり、例外の1頭・2022年のジュンライトボルトはGI未経験馬でした。
また過去10年の好走馬30頭の中で、GI級で3着内の実績がなかった馬は7頭。そのうち4頭は前出のジュンライトボルトを含むGI未出走馬。残る3頭も2022年3着のハピはジャパンダートダービーで4着に善戦していましたし、2021年3着のアナザートゥルースは2016年優勝馬・サウンドトゥルーの弟という血統的背景がありました。
このようにダートGI級の中でもっともハイレベルなGIであるチャンピオンズCにはGI級実績は不可欠。同じくハイレベルダートGIであるフェブラリーSで1、2着に走ったペプチドナイルとガイアフォースは高い評価を与えることができます。
さらに同年フェブラリーSの連対馬の成績は【3.1.1.8】複勝率38.5%、当日フタ桁人気を除けば【3.1.1.6】複勝率45.5%という好走データも後押ししてくれます。
くわえてチャンピオンズCは最後まで息が続く上がりの脚が求められます。過去10年、上がり2位以内を駆使した馬は【8.6.2.11】勝率29.6%、複勝率59.3%と、高い好走率を残しているのです。
ペプチドナイルは先行策からの持続力、ガイアフォースは中団からの差し込みと、フェブラリーSでどちらもいい末脚を見せていました。しかも頂上戦での走りですから、こちらも高く評価することができるのです。
またペプチドナイルには当レース相性抜群のキングマンボ系という血統的後押し、ガイアフォースには初ダートでGI好走という快挙と、さらなる買い材料がありました。ですので、この2頭のうちいずれかを本命にする予定だったのですが…。
枠順が発表されて、一気に暗雲が立ち込めてしまった。まずガイアフォースはチャンピオンズCでもっとも不利な大外枠。16番枠は【0.0.0.7】と、死に枠になっています。
逆にペプチドナイルは内過ぎる4番枠。同馬はもともと揉まれ弱さや砂被りを苦手としており、近走は解消されたようには映るものの、それでもまだ油断はできない。実際陣営も外目の枠を希望していました。
この枠だと、想定よりも前目で競馬をすることになりそう。しかも枠の並び的に外からミトノオーやテーオードレフォンが並びかけてきて、ハイペースかつ馬群の中で揉まれて砂も被るという、最悪の展開が予想されるのです。
このように2頭とも枠は厳しいところに当たったと思いました。希望としてはどちらも真ん中あたりに入ってほしかったのですが。
この枠がどうしても引っかかり、本命にするのは断念。ペプチドナイルは対抗○に、ガイアフォースは単穴▲とすることにしました。
■新世代が次なる時代の扉を開く!
そして本命に選んだのは、サンライズジパング(牡3、栗東・音無)です。
同馬には「みやこS組からは【0.2.4.29】と勝ち馬が出ていない」というマイナスデータがあります。昨年は同じ3歳のセラフィックコールがみやこSを快勝しながら、本番では10着に大敗しています。
一方でサンライズジパングには、「GI級で好走歴がある3歳馬は【2.2.1.5】複勝率50.0%、複勝率173%」という後押しデータもあります。
そこでみやこS組の3歳馬6頭を調べてみると、そのうちGI級で好走経験があったのは2016年のラニと2022年のハピの2頭。ラニは8番人気9着ながら着差は0秒5差でしたし、ハピは6番人気3着に好走しました。GI実績のある3歳馬なら、みやこS経由も気にすることはないわけです。
また前出のセラフィックコールはGI級実績がなかっただけでなく、左回りが得意ではない疑いがありました。というのも、それまでの無傷5連勝の中で、唯一2着に着差をつけられなかったのが、これも唯一の左回り・東京の八王子特別。しかも同レースは次走中央で好走した2着以下馬がゼロで、メンバーレベルもかなり低かった。つまり勝ったといっても、パフォーマンスは決して高くなかったのです。セラフィックコールの敗因は不利な追い込み脚質に加えて、左回りが不向きだったからだと推測しています。
サンライズジパングはジャパンダートクラシック3着に加えて、芝GI・ホープフルSでも3着好走があります。しかも前者の勝ち馬はフォーエバーヤング、後者の勝ち馬はレースレコード記録のレガレイラ。GI級実績があるだけでなく、能力の高さも担保されているのです。
また武豊騎手がコメントしているように、同馬は右回りだとコーナリングがぎこちなく、左回りのほうがいいタイプ。ジャパンダートクラシックで3着に敗れたのは、不得手な右回りの最終コーナーであのフォーエバーヤングに競りかけていったことで、余計に体力をロスしたからだと見ています。ただでさえ強い馬に競りかけるのは、体力を消耗しますからね。もし左回りだったら、私は2着だったと思っています。
前走のみやこSも右回りだったのでコーナリングはイマイチで、コーナーでは外目にかなり膨れていました。3、4コーナーも大外をマクり上げる雑な乗り方でありながら、それでも初の古馬相手に完勝してしまった。苦手な右回りでこれだけのパフォーマンスを披露できるのですから、ポテンシャルは間違いなく高い。それは2着・アウトレンジが次走・浦和記念で6馬身差の圧勝を収めたことからも推し量ることができるのではないでしょうか。
今回は得意の左回り。さらに前走テン乗りの鮫島駿騎手から、今回は主戦の武豊騎手に替わります。ダブルのプラス効果で大きな上積みが見込めるのです。
昨年のチャンピオンズCは3連単190万、今年のフェブラリーSも3連単150万と、ダートGIは2戦連続で大荒れの結果。これだけ波乱が続くということは、それだけ現在のダート路線が低レベルであるからにほかなりません。
一方、現3歳世代のダート馬は空前のハイレベル。それはフォーエバーヤングの驚異的な活躍だけで十分説明がつくと思います。3歳世代がハイレベルになった理由は明快で、今年より3歳ダート路線が大幅に整備されたことにより、生産牧場をはじめ各関係者がダート馬の育成に労力と資源を大きく割いたから。賞金やレース格が上がれば出走馬のレベルも向上するのと、まったく同じ理屈です。
こういった競馬界の新しい風を受けて、今回のチャンピオンズCでは停滞している旧世代から新世代へと、世代交代が行なわれるのではないか。
それを予感させたのが、サンライズジパングのこの枠順。12番という枠は馬群に揉まれず、かつ外過ぎない、差し馬のサンライズジパングにとっては最高の枠。この枠に入ったことで、◎印を打つことを決断しました。
武豊騎手はこの夏以降ずっと好調をキープしているうえに、ドウデュースによるGI連勝で、いまノリにノッています。“レジェンド”が“日出ずるジパング”に乗るわけですから、これはもう新時代の到来としか思えません。ここはサンライズジパングから勝負します。
〈2024年チャンピオンズカップ 予想〉
◎12 サンライズジパング
○4 ペプチドナイル
▲16 ガイアフォース
☆10 アーテルアストレア
注2 レモンポップ
注5 ペイシャエス
△8 ウィルソンテソーロ
△1 クラウンプライド
△6 ドゥラエレーデ
△11 ミトノオー
買い目
【馬単/マルチ】12⇔4,16,10,2,5,8,1,6,11(18点)
【3連複/フォーメ】12=4,16,10,2,5=4,16,10,2,5,8,1,6,11(30点)
【馬単/マルチ】4⇔16(2点)
○ペプチドナイルと▲ガイアフォースは先述の通り。当初本命予定の2頭だったので、この2頭のタテ目の馬単ウラオモテだけ押さえで購入します。☆アーテルアストレアは中京巧者である点と、JBCレディスクラシックをあえて見送ってここに備えたローテを評価しました。
現3歳世代のPOGドラフトが始まる前、サンライズ“ジパング”という名前の馬が音無厩舎に入ることを知って、競馬仲間と「これは定年引退する音無先生へ、長年懇意にしていたサンライズの松岡オーナーからの最後のプレゼントなんだよ」と話していました。
だって、“ジパング”ですよ? とっておき中のとっておきの名前じゃないですか…!!
だからデビュー以来、同馬はずっと注目していたのですが、よもや有力な砂の強者に育つとは…。でも、ノアノハコブネでホースマン人生を切り拓いた音無先生が、サンライズジパングで有終の美を飾るなんて、粋だと思いませんか。
さあ、ジパング号よ! レジェンドの指揮に従って、新時代の幕開けを告げてくれ!!
■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける! 無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ!
■最近のスマッシュヒット
【2024年ジャパンカップ】
◎ドウデュースで3連単2万2390円&3連複1万2230円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20531/0/113
【2024年福島記念】
本命◎ダンディズムで3連複1万9070円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20229/0/113
【2024年アルゼンチン共和国杯】
本命◎クロミナンスで馬単1万9000円&3連複2万5070円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20229/0/113
【2024年新潟2歳ステークス】
5人気プロクレイア本命で3連複3080円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/19221/0/113
【2024年函館記念】
◎グランディアで馬単8040円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/18677/0/113
=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【血統診断・チャンピオンズカップ】血統サイエンティスト・ドクトル井上
【調教診断・チャンピオンズカップ】調教ライター・西村武輝

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