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お宝DATAハンター リーダー・ハットリ

2024/10/26 18:00

天皇賞・秋2024 最終結論【DATA】リバティアイランドは休み明けが心配…。本命指名は展開重視で!

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☆天皇賞・秋のYouTube動画を公開中です!

【2024年天皇賞・秋をデータで的中!】複勝率58.3%&複勝回収率142%のお宝データに該当するのは、ドウデュース? それともレーベンスティール?




こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。

ドジャースvsヤンキースのワールドシリーズが開幕しましたね!

今回、サインとしては圧倒的にリバティアイランド! 馬名意味は「自由の女神が建っている島」だそうですし、母名は「ヤンキーローズ」、母父名は「オールアメリカン」ですからね。おまけ程度ながら、父名ドゥラメンテには、ドジャースの「ド」も入っていますし。

となると、相手は「ド」が入っているドウデュースで決まりか。この組み合わせ、1番人気ですしね。笑 大穴なら「マテンロウ」スカイ。ドジャースの本拠地「ロ」「ス」も入っています。もしくは大谷の背番号で枠の「1ー7」なのか。

天皇賞は祭りレースですし、馬連の「7-12」「2-12」「1-7」、枠連の「1-7」は、本気馬券とは別にサイン馬券で購入しておきます。2-12が来たらアツい!笑

それではここからは、大一番・天皇賞・秋(GI・東京芝2000m)の予想をお届けします。

■ノーザンファーム天栄所属馬が6連勝中

天皇賞・秋は国内最高峰の中距離GIということもあり、前走GIかGII以外から馬券になった馬は、過去10年(文中データの集計期間は断りがない限り以下同)、一頭もいません。

■過去10年 天皇賞・秋
 前走クラス別成績

・GIII以下/【0.0.0.13】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・GII/【4.3.6.84】
 勝率4.1% 複勝率13.4%
・GI/【6.7.4.19】
 勝率16.7% 複勝率47.2%

・海外/【0.0.0.5】
 勝率0.0% 複勝率0.0%


もっとも今年はGIII以下からの参戦はキングズパレス一頭のみ。自然とGI組かGII組が狙いとなります。

そこでまずGII組の取捨ですが、狙いは単純明快。前走1、2番人気かつ3着以内に好走した4、5歳馬だと、【3.2.2.5】複勝率58.3%、複勝回収率142%という、素晴らしい成績になります。

今年該当するのは、オールカマー1番人気1着のレーベンスティールだけでした。

同馬にはもうひとつ、強烈な推し材料があります。天皇賞・秋はここ6年連続で関東馬が優勝しているのですが、その6頭はすべてノーザンファーム天栄に所属。そして今年、天栄が送り出すのは、このレーベンスティールただ1頭だけなのです。

ひと口に「天皇賞・秋6連覇」と言ってしまいますが、これは尋常ではない偉業です。6連勝する確率を調べてみようと、この6年の出走頭数と天栄の参戦馬を数えて、単純計算してみると…

1/12×3/16×4/12×2/16×2/15×1/11=1/126720
(※分数は各年の「天栄の所属馬/出走全馬の頭数」)

なんと12万6720分の1という天文学的な確率! この数字を見れば、偶然や運で達成した記録ではなく、ノーザンファーム天栄に天皇賞・秋を攻略する確立した理論や戦略・戦術があることがわかるのではないでしょうか。

そのうえノーザンファーム天栄はこの秋、絶好調。秋華賞はチェルヴィニア、菊花賞はアーバンシックと、所属馬がGIを2週連続で優勝(しかもどちらもアウェイの関西圏!)していますし、ほかにも京成杯AHのアスコリピチェーノ、紫苑Sのクリスマスパレード、毎日王冠のシックスペンスも天栄所属馬でした。

レーベンスティールはまだ国内のGI出走歴がなく、当然GI実績はないものの、これまでの重賞3勝はすべて完勝。特に59キロの酷量を背負いながらレースレコードで快勝したエプソムCの走りを見る限り、ここに来て本格化を迎えた印象があります。数多いる有力馬の中から選りすぐって天栄が送り込むわけですから、それだけ勝算があると見て、おかしくないのではないでしょうか。

とどめに鞍上は、天栄の主戦であり、秋GI連勝中の絶好調・ルメール騎手。7連覇に向けて抜かりなし、といった様相です。

■宝塚記念組はみな好走データに該当

続いてはGI組の狙い目。以下は前走GIレース別のデータです。

■過去10年 天皇賞・秋
 前走クラス別成績

・宝塚記念/【2.3.2.11】
 勝率11.1% 複勝率38.9%
・安田記念/【2.2.1.3】
 勝率25.0% 複勝率62.5%
・ダービー/【2.0.1.2】
 勝率40.0% 複勝率25.0%
・天皇賞・春/【0.1.0.3】
 勝率0.0% 複勝率25.0%


好走率は安田記念組とダービー組が高いものの、今年はどちらも不在。ターゲットは宝塚記念組になります。

複勝率は38.9%ですから、そのままでも狙いは立つのですが、ここからさらに絞り込むことができます。その取捨はわかりやすいもので、前走で3着以内なら【1.2.1.2】複勝率66.7%、前走で3番人気以内でも【2.3.1.3】で同じく複勝率66.7%。つまり宝塚記念で好走したか、もしくは高い支持を受けていた馬が高確率で馬券になるのです。

今年の宝塚記念組4頭はすべて、着順か人気、いずれかの好走データに該当します。

この4頭の中では、素直にGI3勝と実績最上位のドウデュースを最右翼に取りたい。天皇賞・秋で有利な差し馬であることに加えて、東京の重賞勝利があるのは同馬だけ。東京芝重賞勝ちがあった馬の成績は【8.6.7.51】複勝率29.2%と、好走馬の大半を占めています。しかもドウデュースが勝ったのは、日本ダービーですからね。

このドウデュースとレーベンスティール、どちらを本命にするか、本当に悩みました。GII組の好走データに加えて、天栄所属馬という強烈な背景を持つレーベンスティールのほうがデータ的には若干優位に映るものの、GI実績がない点はやはり割り引き材料。一方、ドウデュースは実績は圧倒するものの、叩き良化タイプの休み明けですし、なんといっても昨年本レースは大敗を喫しています。

何度考えても優劣つけがたく、馬券的にはダブル本命で買うことにします。それでもシルシは打たなければならないので、ここはドウデュース(牡5、栗東・友道)を本命にすることにしました。

■当初はレーベンスティール本命予定だったが…

もともとはYouTube動画で注目馬筆頭に挙げたレーベンスティールを本命にするつもりでした。しかし最終追い切りと枠を見て、ひとつの不安要素を感じてしまったのです。

同馬は美浦ウッドでの最終追い切りで、5F62秒8=3F35秒4という自己ベストの猛時計を叩き出しました。基本、GIで強い負荷をかけること自体は好意的なのですが、それでもこれはちょっとやりすぎではないか、と。

もともと行きっぷりがいい馬だったうえ、前走のオールカマーはスローだったにせよ、前半はかなり折り合いを欠いていました。本格化するとともに前進気勢も強くなっているのだと推測します。それ自体も馬が強くなっている証拠なので、決して悪いことではありません。

ただしそんな馬がよりによって8枠に入ってしまいました。天皇賞・秋の外枠はただでさえ不利なうえに、行きたがる馬にとって前に壁を作れない枠です。

隣のシルトホルンが逃げの構えを見せていますので、おそらく同馬の後ろにつけると思うのですが、その展開だと、レーベンスティールは外枠から脚を使ってかなり前目でレースを進めることになります。今年は先行馬が揃ったので、ペース自体が速くなる可能性がある。そう考えると、展開はかなり厳しくなるのではないか、と。

一方でドウデュースは内過ぎず外過ぎずの7番枠。この枠ならどんな流れ・ペースでも対応がしやすいはず。それにペースが上がること自体、差し脚質のドウデュースにとって歓迎すべき展開です。

そして鞍上はレジェンド・武豊騎手。この秋はルメール騎手の陰に隠れてしまっていますが、実は武豊騎手も調子がかなりいい。秋華賞では5番人気のボンドガールで2着、菊花賞では7番人気のアドマイヤテラで3着と、いずれもGIで人気以上の好走。特に菊花賞の3着は乱ペースを冷静に立ち回った名騎乗だったと思います。ハイペースの差しはもっとも得意とする展開ですし、ここはレジェンドの手腕が光る番ではないかと判断したのです。

ドウデュースは叩き良化型で、休み明けは走らないのでは? とも指摘されています。ドウデュースが叩き上昇タイプであること自体にまったく異論はありません。一方で、だからといって休み明けが走らないとは必ずしも思いません。

そう思う根拠は昨年の京都記念。このときは4カ月の休み明けで、しかも凱旋門賞大敗後であったにもかかわらず、3馬身半差の圧勝劇を演じました。別定GIIを0秒6差勝ちするのは並大抵のことではありません。これだけのハイパフォーマンスを発揮できるのですから、休み明けは絶対走らないとは言えないと思うのです。

昨年は故障もあっての半年以上の休み明けだったことに加えて、直前に武豊騎手が負傷して、戸崎騎手に急遽乗り替わる不運もありました。今年はデータ的に好成績の宝塚記念以来の出走で、中間はトラブルもなく順調に調整できています。調教も文句なしで、武豊騎手曰く、昨年よりいいのではないかと。

「目標はJCや有馬で、ここは叩き台ではないか」という声もありますが、思い出すのは今年の皐月賞。ジャスティンミラノは勝負はダービーと目されながら、皐月賞を圧勝しました。同馬もドウデュースも友道厩舎の管理馬なんですよね。それに一般的に個人オーナーは天皇賞は勝ちたいレースですからね。

パワフルな馬体や調教の鬼駆けから、距離2000mがダメだなんて、まったく思えません。友道先生も武豊騎手も2000mは合うと言っています。

陣営も昨年の雪辱を果たしたいに違いない。レーベンスティールが劣るとは思わないものの、髪一本分の差で、ここはドウデュースに◎印を献上いたします。

〈2024年天皇賞・秋 予想〉
◎7 ドウデュース
○14 レーベンスティール
▲6 ソールオリエンス
☆11 ジャスティンパレス
注4 タスティエーラ
△12 リバティアイランド
△10 ダノンベルーガ

買い目
【馬連/フォーメ】7,14=7,14,6,11(5点)
【3連複/フォーメ】7,14=7,14,6,11,4=7,14,6,11,4,12,10(23点)
【3連単/フォーメ】7,14⇒7,14,6,11⇒7,14,6,11,4,12,10(30点)


○レーベンスティールは対抗と言っても上記の買い目を見てもわかるように、本命と同等の扱い。

秋天の枠成績および今回の展開的に外枠は不利と述べましたが、ルメール騎手自体は外枠はまったく苦にしません。苦にしないどころか、ポジションを取りやすい外枠はむしろ得意なくらいです。こちらの心配が杞憂に終わり、アッサリ秋GI3連勝を果たす可能性も十分あるでしょう。

▲ソールオリエンスは前走・宝塚記念2着で好走データに該当。また、弱いと言われ続けた4歳世代の代表でしたが、宝塚記念の走りに古馬になっての成長を感じました。

中山の皐月賞を勝っているものの、力強い末脚は間違いなく直線の長いコース向き。それとみな忘れていますが、同馬は右回りのコーナリングが上手くない馬で、私は左回りのほうが向いていると以前から見ていました。上位3強が強いのは承知で、どこまで迫れるか。

☆ジャスティンパレスは宝塚記念2番人気で、こちらも好走データに該当。昨年の2着馬ながら人気を落としているのは、これまで結果を残していたウッド調教から、今回は坂路でしか追えていない点が懸念されているからでしょう。

私も確かに心配ではある反面、これはもしかしたら以前以上に行き脚がつかなくなっている同馬に追走力をつけさせようという秘策では? と勘繰ったりもしています。それに昨年の2着馬がここまで人気を落としているのなら、ここはむしろ買いです。

注タスティエーラはダービー馬に敬意を表して。それに今年の出走馬の中で東京の3歳戦以上の重賞勝ち馬は同馬含めて5頭しかいません。また調教と飼い食いの良さから成長している可能性もあります。

1番人気のリバティアイランドは半年以上の休み明けを懸念して、連下△に。過去にさかのぼっても、前走が3月以前だった馬が天皇賞・秋で馬券に絡んだことはありません。しかもただの休み明けではなく、脚部不安で春に使いたくても使えなかった故障明けですしね。

もっとも、調教の動きは素晴らしいうえに、馬体も20キロ以上増えているとのこと。牝馬の馬体増は歓迎すべきことで、ここで過去の走りを上回る最高パフォーマンスを発揮する可能性はあります。同馬に勝たれたら、素直にごめんなさい、そしておめでとうございます、ですね。サインもリバティアイランドが勝つと言っているようですし。笑

いずれにせよ、どの馬が勝つか最後まで読めない、面白い一戦となりました。ワールドシリーズに負けないくらいの名勝負を期待します。

■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける! 無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ!

■最近のスマッシュヒット
【2024年新潟2歳ステークス】
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https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/19221/0/113

【2024年函館記念】
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【2024年日本ダービー】
◎ジャスティンミラノで馬連6860円的中!
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=重賞深掘りPROJECT関連動画=

【血統診断・天皇賞・秋】血統サイエンティスト・ドクトル井上


【調教診断・天皇賞・秋】調教ライター・西村武輝


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