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【2024年天皇賞・秋をデータで的中！】複勝率58.3％＆複勝回収率142％のお宝データに該当するのは、ドウデュース？　それともレーベンスティール？




こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。

こちらでは、土曜・東京メインのアルテミスステークス（GIII・芝1600m）の予想をお届けします。

■数あるレース傾向の中で、もっとも重視したのは…!?

今年は例年以上に素質馬が集まった印象があります。期待＆応援込みではありますが、無事なら半数以上はオープンまで出世するのではないかと。もしかしたら、のちのち“伝説の重賞”なんて呼ばれるかも…!?

さて、そんなアルテミスSには予想に有効と思われるレース傾向がいくつか存在します。「外枠優勢」「速い上がりが必要」「前走着差が大きいほうがより走る」などなど。

その中でも、もっとも注目すべきと思ったのが、「前走からの距離変更」。以下は過去10年（文中データの集計期間は断りがない限り以下同）の距離変更別データです。

■過去10年　アルテミスS
　距離変更別成績

・距離延長／【0.2.1.32】
　勝率0.0％　複勝率8.6％
　単勝回収率0％　複勝回収率60％
・同距離／【4.6.6.54】
　勝率5.7％　複勝率22.9％
　単勝回収率62％　複勝回収率50％
・距離短縮／【6.2.3.20】
　勝率19.4％　複勝率35.5％
　単勝回収率360％　複勝回収率119％

このように、距離短縮組の成績が抜けて高く出ているのです。昨年も1着チェルヴィニア、2着サフィラともに前走1800m戦からの距離短縮組でした。

東京芝1600mはスピードと持続力の双方が求められるマイルとしてはタフなコース。この時期の牝馬はまだ体ができあがっていないこともあり、前走で長い距離を走っていた馬のほうが、最後まで息が持ちやすいのだと推測できます。

今年、距離短縮で挑むのは、カムニャックとブラウンラチェットの2頭。先述したように、アルテミスSは前走着差が大きい勝ち馬の成績が良くなっており、前走・着差0秒5以下の勝利だと【6.5.4.61】複勝率19.7％に対し、着差0秒6以上の勝利だと【4.3.1.8】複勝率50.0％と好走率が跳ね上がります。

カムニャックの前走着差は0秒6に対し、ブラウンラチェットは着差0秒2。これがカムニャック（牝2、栗東・友道）を本命に選ぶ決定打となりました。

■カムニャックのデビュー戦はナミュールも超える!?

カムニャックは前走の走り自体にも驚かされました。まず、中京芝2000mでの新馬戦はラスト4ハロンが加速ラップでした。しかもただの加速ラップではなく、最後の2ハロンが「10秒9＝10秒9」と10秒台を連発していたのです。

ラスト2ハロンで10秒台が連発したレースを勝った馬は相当の能力を秘めているケースがひじょうに多い。日曜の天皇賞・秋で人気に推されているリバティアイランドはデビュー勝ちのラップが「10秒9＝10秒2＝10秒9」と、ラスト2ハロンどころか3ハロンで10秒台のラップを並べていました。

そして中京コースでラストに10秒台のラップ連発といえば、ナミュールです。ナミュールも新馬戦のラスト2ハロンが「10秒8＝10秒7」と10秒台のラップが加速で並んでいたのです。さらにいうと、全芝レースを通して、現・中京コースでラストに10秒台のラップが連発したのは、ナミュールとカムニャックの新馬戦、この2レースしかありませんでした。

ナミュールは次走・赤松賞を重賞なみのハイパフォーマンスで駆け抜け、そこから同馬の出世物語が始まりました。中京はコースの構造上、速い上がりが出にくいコースなので、スローの新馬戦といえど最後に速いラップを連続して勝つことは、そのまま能力の証明につながるのだと思われます。

しかもカムニャックはナミュールよりも2ハロンも長い2000mの新馬で10秒台のラップを並べたわけです。長い距離を走れば、それだけ体力やスタミナは消耗し、直線では余力が少なくなっているのですから、その価値はより高いと言えます。リバティアイランドの新馬だって、マイル戦だったわけですからね。

カムニャックが後続を0秒6も突き放したのは当然ともいえる結果。能力が傑出しているのは、ほぼ間違いないのではないでしょうか。

しかもこの末脚の性能の高さは、速い上がりが求められるアルテミスSで必ず活きるはず。しかも距離短縮で出走できるわけですし。とどめに枠も有利な外の8枠10番に入りました。

同馬の血統を見ると、父がブラックタイドで、母父がサクラバクシンオー。これはキタサンブラックと同じ配合です。

もしかしたら、カムニャックは名馬になるかもしれない…!?　ここはカムニャックから勝負します。

〈2024年アルテミスステークス 予想〉
◎10 カムニャック
○11 クレオズニードル
▲4　シホリーン
☆6　マピュース
注8　ショウナンザナドゥ
△3　マイエレメント
△5　ミリオンローズ
△2　ブラウンラチェット
△1　ミストレス

買い目
【馬単/マルチ】10⇔11,4,6,8,3,5,2,1（16点）
【3連複/フォーメ】10＝11,4,6,8＝11,4,6,8,3,5,2,1（22点）
【3連単/フォーメ】10⇒11,4,6,8,3⇒11,4,6,8,3,5,2,1（35点）
【単勝】11（1点）

○クレオズニードルは本命にするか、少々迷った一頭。まず同馬の新馬戦も3ハロン目から「12秒3＝12秒3＝12秒2＝12秒0＝11秒8＝11秒8」と最後まで加速ラップを踏んでいました。

さらに驚いたのは、同馬は出遅れて中団の後方から3-4コーナーで大外をブン回しながら、直線では他馬とは脚色の違う差し脚で突き抜けてしまったのです。2着との差は決定的な0秒3。しかも上記のように加速ラップだったうえに、当時はおそらく直線は追い風ではなく向かい風が吹いていました。

このようにクレオズニードルも相当のパフォーマンスを示しており、本命にしようかと考えたときもありました。ただし、同馬は前走からは同距離であること。くわえて着差はカムニャックのほうが大きいということで、対抗に落ち着いた次第。どうやらあまり人気がないようなので、クレオズニードルの単勝は押さえておきます。

▲シホリーンは2戦連続で加速ラップのレースを連対。また新馬戦は直線追い風の扶助があったものの、未勝利はおそらく向かい風の中だったと思われます。

またこの未勝利は先のクレオズニードルの新馬の翌日に同じ中山芝1600mで施行され、勝ち時計は1秒7も速かった。もちろん新馬よりも未勝利のほうがタイムが速くて当然ではあるのですが、これだけのタイム差があるのであれば、クレオズニードルの次くらいに評価してもいいと判断しました。

☆マピュースは勝ち時計は平凡も、こちらも直線向かい風の加速ラップを差して勝利した点を評価。ただし差し切りといっても内を回したものなので、そこは減点材料になりましたね。

カムニャックの勝利を願うのはもちろんのこと、ここがハイレベル戦となって、将来のヒロインたちのスタート地点になることを大いに期待します。

■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける！　無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ！

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