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【2024年京成杯オータムハンデをデータで的中！】該当2年はいずれも勝ち馬を輩出！ “隠れお宝条件”を発見！ 2人気想定のディオに不安データ!?




こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。

こちらでは中山のメイン、京成杯オータムハンデ（GIII、芝1600m）の予想をお届けします。

■枠の並びで本命馬を変更

当初、本命はセルバーグにする予定でした。京成杯オータムハンデは例年、中京記念組が強い。過去10年の前走レース別成績を見ると、【3.1.2.13】と最多の3勝を挙げており、勝率15.8％、複勝率31.6％も優秀な成績です。

さらに、今年の中京記念は例年の中京芝1600mではなく小倉の芝1800mで開催されたのですが、同じように小倉同コースで行なわれた2021年と2022年は、いずれも中京記念組が優勝。ゆとりのあるローテにくわえて、1ハロンの距離短縮が好走を後押しするのだと見ました。

鞍上も逃げ馬に乗せたら天下一品の武豊騎手にチェンジ。開幕週で先行有利な馬場でしょうし、人気もそこまでないのなら、この馬から行くしかない…と、週中は考えていました。

ところが発表された枠順は、外の7枠13番…。しかもすぐ内には同じく逃げたいオーキッドロマンス。さらに内枠にはキャットファイトやショウナンマグマ、エエヤンと、スキあらばハナを奪ってやろう、という馬が入りました。

つまりセルバーグは先行馬の中ではもっとも外枠に入ってしまったということ。この枠からハナを取るのはかなり難しいし、かりに取れたとしても、そのときはオーバーペースになる恐れがある。データ的にも中山開催の近9年、13番から外からは勝ち馬は1頭も出ていません。

この枠、この並びで、逃げ先行馬はひじょうに厳しい。武豊騎手のロケットスタートに賭ける手もありますが、でもそれは、それこそ一か八かのギャンブル。セルバーグが番手以下からの競馬で好走できるとは考えにくく、本命に踏み切れませんでした。逃げ馬なので単勝だけ押さえますが、◎印は打ちません。

同じく本命候補だったサンライズロナウドも、内枠を期待していたのに、4枠8番は微妙なところ。おまけに妙に穴人気しています（土曜午後過ぎでは3、4番人気あたり）。重賞勝ちどころか2着もない、しかも気性に難のある馬がこの人気では、ちょっと本命には推せません。関東主場での好走経験もありませんしね。

■芝マイル重賞勝ち馬が走ってくる！

そこで、“第三の矢”である注目馬が本命となりました。それはディスペランツァ（牡3、栗東・吉岡）です。

当然と思われるデータになりますが、京成杯AHは芝1600m重賞を勝ったことがある馬の成績がいい。中山開催の近9年だと【3.4.6.30】と、勝ち数や勝率はやや物足りないものの、複勝率は30.2％、複勝回収率は115％と、3着内という観点ではなかなか優秀。

さらにこの中で、前走0秒9差以内の負けにとどまっていた馬は、【2.3.6.15】複勝率42.3％、複勝回収率176％と、素晴らしい成績になります。これはまさに、お宝データと言えますね。

今年、このデータに該当するのは、アスコリピチェーノ、タイムトゥヘヴン、そしてディスペランツァの3頭。アスコリピチェーノは能力最上位でもちろん最有力候補ながら、単勝1倍台の断然1番人気。3歳牝馬の55.5キロも決して楽ではないので本命にはしにくい。タイムトゥヘヴンはチャンスがないとは思わないものの、もう2年以上好走がなく、さすがに全盛期は過ぎたと言わざるを得ません。

一方、ディスペランツァは伸び盛りの3歳馬。また8頭いるマイル重賞勝ち馬の中で、近1年以内にマイル重賞を勝っているのは、アスコリピチェーノとこのディスペランツァしかいません。そしてハンデは牝馬のアスコリピチェーノが55.5キロを背負わされているのに対し、ディスペランツァは55キロ。字面の数字も0.5キロ軽いし、セックスアローワンスを考慮すれば、2.5キロも軽い計算になるのです。

ちなみにこの55キロのハンデは、同じ3歳のコラソンビートの54キロやオーキッドロマンスの56キロと比較しても、ひじょうに優遇されたように映ります。3歳限定戦とはいえ、アーリントンCは57キロで快勝を収めたのですから。

そのアーリントンCは直線で不利がありながら、上がり32秒4の鬼脚で差し切り勝ち。この上がりタイムは、2000年以降の阪神芝1600mでは最速タイの速さ。3歳限定とかではなく、阪神芝1600m全レースの中でもっとも速いだ上がりだったのですから、これに高い評価を与えないわけにはいきません。またこの走りを見ると、同じ急坂コースの中山に替わるのはプラスに思えます。

このように能力が高いこと自体は疑う余地がありません。ただし、ひとつ大きな問題があって、それはこの馬も「枠」。スタートや行き脚が遅い馬なので内枠は良くない。近2走も内枠に入り、それが大きな敗因ともなっていました。

そして今回も1枠2番と内枠を引きました。当初はこの枠を見て本命にはできない…と思ったのですが、逃げ先行馬の並びや展開を考えたとき、まず今年はけっこう流れが厳しくなるのではないか、と。さらに1番人気のアスコリピチェーノは重ハンデゆえに早めに進出するのでは。それは直線の短い中山ならマクリ気味になるはずで、そうなるとさらに先行馬は厳しくなります。

さらにもうひとつ、陣営のコメントに注目しました。「前走は道中の位置取りが後ろ過ぎた」「アーリントンCは出して行ってもかからなかった」「流れに乗って運べれば」と述べたうえで、鞍上は前走のデムーロ騎手を降ろし、積極的な騎乗を好む関東の石川騎手を乗せてきたのです。

これは明らかに、陣営は積極的な競馬をすることを示唆しています。

出していくと言っても、この馬の行き脚だと先行はできないでしょうが、内のカテドラルはもっと行き脚がないうえに、すぐ外の3番から6番は逆に脚が速い馬たちなので、それらをさっさと行かせれば、インの7、8番手くらいは取れるのでは。そこでじっと脚をためて、直線で末脚勝負に持ち込めば、勝機は十分あるはずです。

イメージしたのは3年前の2021年、カテドラルが勝ったとき。そのときのカテドラルも同じ2番枠から中団後方のインを進み、直線馬群を捌いて伸びてきて先頭ゴールを果たしました。

このように差しが届くにはペースの手助けも必要で、その年は前半3ハロン34秒6＝後半35秒2と、前傾ラップになっていました。今年もメンバーと枠の並びを見ると、それくらいのペースになるのではないでしょうか。

ある程度前につけるにせよ、内枠の差し馬はつねに詰まるリスクがあるので、それはそれでギャンブルではあります。しかしセルバーグのような逃げ馬は逃げられない時点でアウトですが、差し馬はとりあえず直線に入るまでは可能性があるわけです。同じギャンブルなら、逃げられる公算が高くない馬よりは、内枠の差し馬のほうがチャンスがあります。

人気も5、6番人気なら悪くありません。重賞連対もないサンライズロナウドやキャットファイトのほうが人気しているのですしね。ここはディスペランツァから勝負します。

〈2024年京成杯オータムハンデ 予想〉
◎2　ディスペランツァ
○10 アスコリピチェーノ
▲8　サンライズロナウド
☆13 セルバーグ
注16 コラソンビート
注4　ディオ
△3　キャットファイト
△6　エエヤン
△5　ショウナンマグマ
△15 タイムトゥヘヴン

買い目
【単勝】2,13（2点）
【馬単/マルチ】2⇔10,8,13,16,4,3,6,5,15（18点）
【3連複/フォーメ】2＝10,8,13,16,4＝10,8,13,16,4,3,6,5,15（30点）

○アスコリピチェーノは当然の対抗評価。能力最上位は間違いなく、課題は55.5キロのハンデと、意外と器用さに欠けるので初の中山コース。つまり相手関係がどうこうではなく、自分自身との戦いです。

▲サンライズロナウドと☆セルバーグは当初本命候補の2頭。サンライズロナウドは、「前走GIIIで0秒5差以内の負けだと、過去10年で【4.6.6.33】複勝率32.7％、複勝回収率117％」という買いデータに合致します。

注2番手のディオはかなり低評価だったのですが、2枠4番という絶好枠に入ったのでこの位置に。馬の力が足りなくても、この枠だと、イン突きの鬼・岩田康騎手の腕だけで持ってくる可能性があります。馬場の内がいいのは間違いありませんから。

直線うまく馬群を捌けたらお慰み。石川騎手、目標とするムーア騎手のような手綱捌きを頼みますよ!!

■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける！　無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ！

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【2024年日本ダービー】
◎ジャスティンミラノで馬連6860円的中！
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【2024年平安ステークス】
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【2024年天皇賞・春】
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