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田原基成

2022/04/22 18:07

【福島牝馬S】1800mは1800m巧者狙いがセオリー。3歳時の内容秀逸なアノ馬に◎。/東京11R/東京6R

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【福島11R 福島牝馬S】

「芝1800mは芝1800m巧者を狙え」

この前提が、私の福島牝馬Sにおける予想のスタートとなる。

一般的に非根幹距離と言われる1400・1800・2200m。それぞれのカテゴリーにおける代表馬を挙げると毎年のように阪神Cで好走していたサンカルロ、芝1800m重賞を3勝のダノンキングリー、宝塚記念連覇のゴールドシップ、クロノジェネシスなどが思い浮かぶ。

加えて重要なのが、牝馬限定重賞のラインナップ。

中山牝馬Sを皮切りに福島牝馬S、クイーンS、府中牝馬Sと年間4レースが芝1800m戦。これに牡馬混合戦を加えるとその数はさらに増す。こうして生まれた1800mのスペシャリストは同じ距離で何度も好走する、という流れだ。

それを踏まえ、有力馬を分析していきたい。

まずはルビーカサブランカ。

差し・追込決着の前走だったが、後方待機から伸び切れず。展開以上にやはり小回り1800mの条件がマッチしないのだろう。昨年秋からコンスタントに使われ続けているローテーションによる疲労度も心配だ。押さえ程度が妥当だろう。

上がり馬シャーレイポピーはどうか。

連勝の近2走はいずれも上がり3F33秒台。直線が長く上がりの速い競馬が合うタイプで、小回りかつ上がりのかかる福島替わりが向くとは思えない。

人気が予想される2頭にのしかかる不安材料。ここは1800m巧者かつ上がりのかかる馬場巧者に波乱の可能性を託す。

2枠4番、アナザーリリック。

芝2000mで終いの伸びを欠いた近走。現状は1800m以下の距離が合うのだろう。1800mを使われるのは昨年3歳夏に牡馬混合戦を制したとき以来。当時負かした馬にはのちの重賞勝ち馬モズナガレボシがおり、一定のレースレベルも保証される。

改めてこの馬の戦績を振り返ると、夏競馬で2勝をマーク。3月のアネモネS勝利も含め、好走が暖かい時季に集中していることがわかる。陣営は中間のコメントで「暖かい時季はいい」と語っており、GIIIの前走敗因には冬競馬の気候も影響したのだろう。

アヴェンチュラ。
ショウナンマイティ。
リアファル。
グローリーヴェイズ。

夏に芝中距離3勝クラスを勝った主な3歳馬を挙げると、のちの出世がズラリと並ぶ。ツイッターで「個人的にGI級だと思う」と記したアナザーリリック。前走本命を打った馬でもあり、ここはリベンジを託す。

相手本線に抜擢するのはサトノダムゼル。

芝1800mでは【4-2-0-2】と安定。使い込むとパフォーマンスを落とす傾向にある馬で、間隔をあけたローテーションでの得意条件参戦は陣営が思い描いた通りと言えるのかもしれない。重賞では【0-0-0-5】とクラスの壁にぶち当たっている印象だが、その内訳は関西圏に道悪、左回りと敗戦に明確な理由あり。侮れない。

アブレイズも軽視禁物。

右回りかつ良馬場では【2-1-0-1】と安定。ムラ駆けの印象もある馬だが、好走レンジが狭いだけの馬なのだろう。芝1800mは牡馬混合戦のメイSを制した距離。56→54キロの斤量減も含め、強調材料は多い。

さらにはフェアリーポルカ。

中山牝馬S→福島牝馬Sと芝1800m重賞を連勝した経験を持つ馬。その結果、ハンデ戦で斤量を背負わされる機会が増えることで凡走が続いてしまっている印象だ。55キロ以下の斤量で牝馬限定戦に臨めるのは3着に入った昨年の中山牝馬S以来。見限るにはまだ早い。

【福島11R 福島牝馬S予想の印】
◎4 アナザーリリック
〇8 サトノダムゼル
▲12 アブレイズ
☆3 フェアリーポルカ
△2 クリノプレミアム
△13 エヴァーガーデン
△11 ホウオウエミーズ
△6 スライリー
△15 ルビーカサブランカ

【単勝】4(1点)
【複勝】4(1点)
【馬連/ながし】4-8,12,3(3点)
【3連複/ながし】4-8,12,3,2,13,11,6,15(28点)
【3連単/フォーメ】4→8,12,3→8,12,3,2,13,11,6,15(21点)


次に、自信の一鞍。

【東京11R オアシスS】

開業後、11戦勝ちなしの蛯名正厩舎。焦って馬を使いたくなるところだが、4月に入ってから4頭しか管理馬を出走させていない点は何とも不気味に映る。

一体どんな理由があるのか……その謎を解く鍵は今週の出走頭数。東京開催だけで5頭も出走を予定しているのだ。特に目を引くのが土曜東京で、出走馬2頭はいずれもC.ルメールが騎乗を予定している。当レースのクロパラントゥは継続騎乗となるが、前走を含めダートでの馬券外は不良馬場に限定。地方を含めて良-稍重では【6-0-0-0】と負け知らず。ここは勝負駆けだ。

【東京11R オアシスS予想の印】
◎10 クロパラントゥ
〇11 コラルノクターン
▲14 スリーグランド
☆6 サンダーブリッツ
△16 ゲンパチフォルツァ
△1 デュードヴァン
△7 ブランクチェック
△3 アドマイヤルプス

【単勝】10(1点)
【馬連/ながし】10-11,14,6(3点)
【3連複/ながし】10-11,14,6,16,1,7,3(21点)
【3連単/フォーメ】10→11,14,6→11,14,6,16,1,7,3(18点)


最後に太鼓判レース。

【東京6R 3歳1勝クラス】

考え方は自信の一鞍と同じ。C.ルメール×蛯名正厩舎で臨むフィフティシェビーは前走この舞台で上がり3F最速の脚を使い4着。ダートでの4戦すべて掲示板内確保と安定した成績を残している。脚の使いどころが難しいタイプだが、東京開催替わりで無双状態に入る傾向にある鞍上のひと押しがあれば馬券内突入は可能だ。

【東京6R 3歳1勝クラス予想の印】
◎4 フィフティシェビー
〇16 ヴァルツァーシャル
▲7 エルパソ
☆9 バーリンギャップ
△15 バルミュゼット
△5 サドル
△11 リンクスルーファス
△12 オクトニオン

【馬連/ながし】4-16,7,9(3点)
【3連複/ながし】4-16,7,9,15,5,11,12(21点)

田原基成のプロフィールはこちら
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