競馬サロン

覆面馬主7号
217
2010/01/01 00:00
Q.上手な馬券の買い方を教えてください。

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Q.上手な馬券の買い方を教えてください。
『馬券がヘタで馬連を買うといつも3着、ワイドを買うといつも4着に来て当たりません。。覆面馬主の皆さまが実際によく買う買い方や、こういう時にはこういう買い方が良いよ!というアドバイイスがあればぜひ教えてください。』
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なんか最近質問に答えるのも楽しくなってきたな(笑)
質問に答える事が楽しいっていうよりも、他の覆面馬主の考え方が見られて楽しいっていう「一読者的」な感覚かもしれないね。これ、どんどん盛り上げて行ったら、それなりのバイブルになるんじゃない?
おーい、ブログ時代からの古参読者!
出番だぞー!
バンバン質問投げてくれ!
って事で、今日も楽しく質問に答える訳だが、まぁ、覆面軍団だけを取ってみても、それぞれ全く見識も基準も違うし、馬券に使う金額もそれぞれで全然違うから面白いよな!
さて、俺がブログ時代から言ってることは、「自分の型」を持つ事の重要性かな?
って、「自分の型」と言っても一朝一夕で出来る訳じゃないから、「桃栗3年柿8年」になぞらえて「単複3年連8年」って勝手に言って来た訳だ。
つまりは、全ての基本は「単複」からだよな。
全ての条件に合致する、都合のいい買い方があれば苦労しないし、同じシチュエーションはありえない以上、全てはケースバイケースだよな。
俺は、基本的には馬単、馬連を3点で取りたいと思っていて、その保険で1-3-5ー8の3複フォーメが基本になってるかね。
その上で、なぜ「単複」が重要なのか?という事を書いた上で、こんな時には「こう買う」という「対処療法」的な買い方を書いておこうかな。
まず、競馬は「絶対評価」と「相対評価」を組み合わせて結論を導き出す博打だよね。
・絶対評価=馬固体のポテンシャル
・相対評価=その出走馬の中での位置づけやコース適性
最初に、この事を書いたのには理由があって、実は、人間にも「絶対評価」を好む人と「相対評価」を好む人に分かれるよね。
例えば、よく居る「根拠のない自信家」ってのは、自分の基準が「絶対評価」である事が多いよね。つまりは、あまり流されないし、他人との比較を好まないタイプかもしれない。
逆に、他人の評価や「俺はなぜアイツより下の評価なんだ?」とか考える人は「相対評価」が自分の基準に染み付いてるのかもしれないね。
俺は、もうわかってると思うけど、基本的には「絶対評価」で動くタイプかな。
他人がどうのこうのなんて、どうでもいい・・・(苦笑)
だから、基本的に嫌いな人もほとんど居ない。
だって、みんな違って当たり前じゃん!他人と比べても意味ねーわ。と思ってガキのころから生きてきちまったからね。
って、俺の話しはどうでもいいか。
とにかく、どっちにも、良い点、悪い点があって、癖みたいなものが出るよね。
絶対評価は「思い込み・妄想」こんなものが強く出すぎたり、相対評価は「他人の予想や人気」が気になって点数が多くなったりね。
つまりは、馬券を買う時は馬を知るより、まずは「自分を知る事」から始めないといけない訳だ。
だからこの話を最初に書いてる訳。
「自分のタイプというか癖」を知っていれば、馬券が外れている時に「あれ?俺、今、どっちに偏ってるかな?」ってな感じで、自浄作用が働くからね。
そして、基準がブレる一番の原因は「金」でしょ。
金が減ってきたり、ついつい勢いついちまってドロドロに負けてる時は、もう「物凄い偏り」を見せるよね。金のあるところに金が流れるのは、その人がブレないからだと思ってるんだよね。
逆に、金が無くなったり、思い通りに事が進まないと、人は不安にもなるし、ブレるよね。自分が間違ってるんじゃないか?ってね。
あ!ただね「ブレない」のと「変われない」のは混同しないようにね!
変われない?ってのは、そもそも受け入れようとしてなかったり、排他的な部分も多分に含んでるからね。
ちなみに俺、よく友人とかに「起業しようかと思うんだが、一つアドバイスくれるとしたら7号ならなんて言ってくれる?」と聞かれるんだが、俺は一つしか答えない。
「お前、いくらまで借金背負う覚悟ある?」
もしくは
「お前、学生時代最高いくら借金背負った事ある?」
質問に、質問で返すのは反則なんだが、必ず聞く。
ぶっちゃけ、経営がきつくなったり、追い込まれた時に、若い頃に借金をして完済した経験がない人や借金に対しての覚悟がない人は、能力はあっても経営者には向いてないと思うからね。もちろん、借金体質とも言えるようなお金にだらしない人はダメで、「意味の無い借金は大嫌い」という前提が無けりゃいけないが、融資だけでなく出資なども含めて、人の金を預かる立場として「追い込まれた時にどういう自分が出てくるか?」という事を知っておかないと、最終的に冷静な判断ができなくなるからね。
追い込まれてブレブレの友達見たくないじゃん(苦笑)
そんなの見たら、どうせ助けちまうし、金出してんのと変わらなくなっちまうからね。
馬券にしても、当たったり外れたり、財布の中の金がどんどん減って行ったりする中で、どこまで自分の「決断」を信じ続け、その上で色々な判断材料を受け入れ、どう最終判断を下すか?が重要でしょ?
他人の予想に乗ったとしても、「乗る」と決めたのは自分な訳で、自分の「決断の基準」は持っておいた方がいいよね。そこがブレると、不的中になってしまった時に心の中に「不協和」が生じて、相手を責めたり、信じなきゃ良かった・・・、という負の感情が出てきちまうよね。
そうなると、競馬が楽しくなくなっちまう。
つまり、良い馬券の買い方って「後悔しない買い方」というのが大前提になるんじゃないか?ということだ。
俺は、外れても「タラレバ話」や「残念エピソード」の材料になるからそこで元を取る!
俺は、競走馬を買ったらデビューする前に「夢の話」で元を取る!
という思考回路になるように「自分でマインドセットした」から、行為自体を楽しんでる感じかな。
馬券を買うたびに「絶対評価をアップデート」し続けながらね。
目先だけ見れば、
勿論、当てたいし。
勿論、儲けたいし。
勿論、持ち馬には全部勝ってほしい。
ただ、「そこだけ」を意識していると、競馬はツラクなっちまうからね。
「勝ち」だけを意識するなら、「システマチックに買う」か「追い上げ方式で買う」か、そう考えりゃ簡単に勝てるよ。現に俺も、勝負馬券であるオフレコ馬券では、連敗中ならオッズ見ながら追い上げ式で掛け金増やしていくしね。まぁ、頭のおかしい俺だからそんなことするのかもしれないけど、バカラみたいに、丁半博打じゃないから、賭け金を上げるっていっても、倍倍にまでする必要はないしね。
って、話が横道にずれたな。
さて、話を最初に戻そう。
「単複」がなぜ重要か?
特に単勝。
単勝は「絶対評価」的な見方も、「相対評価」的な見方も、ともに学べるからね!
例えば、フラワーCの「ファンディーナ」なんてのは、あのメンバーなら「絶対評価」だけでしっかり単勝取れる訳だ。もうね、「能力が抜けすぎてる」ってことだよね。
そういう「絶対評価」の馬券術が上手いのが「タンタン麺屋のオヤジさん」だよね!
絶対評価の高い馬の単勝を、淡々と買い続けるスタイル。
もちろん、相対的にも抜けてる!という判断をしてるし、ぶっちゃけ、相当良く競馬というか、馬を見てるよね。
ちなみに、カリスマの読者さんで、「各レースの各馬の大体の位置取り」「ハロン毎のラップイメージ」「600通過、1000通過、走破時計」「トラックバイアス」、こんないわゆる「展開イメージ」をしっかり組み立てられる人はどれくらい居るのかな?
もちろん、その通りにならないことも多いんだが、この「展開イメージ」を持ってない人には特に馬単や3連単フォーメーションは止めといたほうが良いよね。
そういった、「展開イメージ」を鍛える上で重要なのが「単勝」なんじゃないかな。
全ての基本は単勝からだよね。
最初は「中々当たらない・・・」という状況になるから、練習としては「複勝」で代用してもいいかもしれないね。
「当たった外れた」ということではなく、まずは、「自分の思い描いた通りのレースになったか否か」が重要だよね。時に、自分のイメージとは全く違う形で的中馬券を手にする事もあるけど、ぶっちゃけそんな時はただただ「ラッキー」なわけで、そんな的中は、金が戻ってきただけでさっさと忘れた方が良い。
まずは、しっかりとした基準を持って各馬の「絶対評価」と「相対評価」を繰り返す。
負けたときには「相対的に相手が強かったのか?」それとも「絶対評価的に能力を発揮できなかったのか?」もしくは「絶対評価を誤っていて、それほど能力は高くなかったのか?」ざっくり分けると、外れた理由はこの3つに分類される訳だ。
美味しい穴馬ってのは、絶対評価的にみれば能力が高いのに、「能力を発揮できずに負けた馬」を、その「絶対的能力を知らない人」が、負けたという事実を「相対的に評価し」、人気を下げている馬な訳だ。
例えば、スプリングSの「プラチナヴォイス」なんかがそうだよね。
で、ここからが「自分の心」との戦いなんだよね。
「後悔しない買い方」は、人それぞれ違う。
ぶっちゃけ、絶対評価的に言えば「プラチナヴォイス」は2ー3人気になっていてもおかしくなかった馬だが、相対比較的に人気を下げた訳だよね。ウインブライトなんかも、そうかもしれないね。ひいらぎ賞でアウトライアーズに完敗している事で、「アウトライアーズとは勝負付けが済んでいる」という、確証バイアスにはまる訳だ。
でですよ。
絶対評価が高い馬ってのは「バレ易い」わけだよね。
だって、強烈な勝ち方するからね。
このとき重要なのは「レコード勝ち」とか「何馬身差」とか「走破時計」だけで、絶対評価をしない事かな。
能力が高い馬はバレ易い訳で、「バレてない絶対評価値の高い馬」、これを探し続ける事が俺の馬券の基本なんだよね。
もちろん、そうそう居ないよ。
居ないけど、見つけたときは「美味しい」訳だ。
そういう馬を新馬戦や未勝利戦で、徹底的に見つけておく。
あとは、セリなんかで高額だった馬は、最初は無理やり芝のクラシックディスタンスなんかを目指して、適性外の条件で下ろす事も多いから、ダート替わりや距離短縮などで好走しそうな馬を見つけておく。それと、血統的に変わるタイプの馬ね。父母だけでなく、兄弟のタイプも調べとく訳。
この作業が、競馬の醍醐味というか、スゲー楽しいところだと思ってる訳よ!
馬券にも競走馬の購入にも共に役に立つ!
なんていうのかなぁ、地方のスナックやキャバクラで、銀座や六本木でもナンバー1取れそうな女に出会ったのに、全然スレてなくて、謙虚な女の子に会ったときの感動!に似てるかな(笑)
そういう意味では、ススキノはダメだね。
競馬で言うところの「人気先行馬」が多い街だよね(笑)
それなら、博多とかの方がいいね。
もっというなら、実は銀座には結構スレてない子も多いんだぞ!
って、何の話だっけ?
あ、競馬の話ね・・・。
話を戻すが、この作業(馬の絶対評価)において、俺より上手いよなぁ・・・と思うのが、1号のアニキね。
ぶっちゃけ、1号のアニキは「映像記憶」の持ち主だから、俺でも太刀打ちできない。
だってよ、映像一度見たら忘れねーんだから反則だよな。
おそらく、あの人は宇宙人だわ。
パドック、レース、馬体、血統表、ほぼ全ての映像が1号のアニキの頭の中に順序だてて整理されてる訳だよ。
つまりは、各馬の「絶対評価」がほぼ完璧に成されてるわけだよね。
その上で、さらに出走各馬の「相対評価」をする訳だから、ベースが違うよね。
それ以外で、俺と1号のアニキの違いはおそらく「情報収集をするかしないか」の差かな。
アニキにしても、情報引っ張ろうと思ったらいくらでも出来るんだろうけど、人から聞いた情報ってのはその時点で色々なバイアスが掛ってるから、鵜呑みにしちゃいけないという意味では、あまり参考にしてないよね、アニキは。
俺の話も、全く聞いてない時あるしね(笑)
まぁ、人の話を聞かないっていうレベルでいったら俺の方が酷いから、「棚上げ魔人」って言われちまうけどね(苦笑)
っていうか、今回の議題、話がどうしても横道にそれるな・・・。
またまた話を戻すが、上記の通り競走馬を評価した上で、馬券はやはり「ケースバイケース」って事になるよね。
俺が厩舎関係者や騎手に話しを聞くのは「中間の感触」を掴んでおきたいって事かな。
勿論、自分自身の「絶対評価」を基準にして馬を見るんだが、話を聞いてるうちに「アイツは常に泣きのコメントだな・・・」とか、「あ!アイツは、俺に言う事と新聞で言う事違うな」とか、「この人なんでいつも勝てる!しか言わねーのかな?」とか、まぁ、競馬には人が介在する以上、人の性格も知っておかないと、「表面的な言葉の意味」に惑わされる時あるからね。
言葉って、人それぞれ使い方が違うし、使うタイミングや、その言葉を選んだ「背景や前提」が読めないと、いけないよね。
つまりは、世の中「行間案件」に包まれてる訳よ。
例えば「良い出来ですよ!」といわれた場合。
俺の基準では「良い出来」とは、「勝ち負けになる出来」という基準で使う事が多いが、人によっては「この馬にとっては良い出来であって、勝てるかどうかはしらねーよ」という基準で使う人も居る。
しかし、中には「良い出来って言ったじゃないですか!」と怒る人が居たりする訳だ。
こういう人は、全ては自分の基準で世界が回っていると思ってるのかもしれないね。
俺は空気は読むつもりは無いが、コミュニケーションする上でせめて「行間」くらいは読もうかな、とは思ってる訳よ。
「行間案件」を突き詰めていくと、「え?そういう意味だったの?」という事がしばしば有って、これはどっちが正しいとか、正しくない、の問題ではなくて、本気でその人のことを「知ろう!」と思うと、結構あっさり「行間案件」はクリアされたりするんだわ。
言葉は難しいし、これでも結構気を使いながら書いてるんだが、俺のコラムも結構誤解されるしね(苦笑)
まぁ、下らない話も長くなってきたから、今回の質問の本題に近い回答をここからしておこうかと思う。
◆ケース1「グリグリの人気馬出現!」
こういう時は、「順張り」でいくか、「逆張り」でいくか、まずはそのグリグリの人気馬の適性を見極めなくちゃならんよな。もちろん、それだけの人気になるというのは「絶対評価」的な見地から見ても能力は高い訳で、なにか「能力の発揮できない事象」が起こらない限り負けないわ。
しかし!競馬に絶対は無い。
そんなグリグリ君ですら「何パーセントか?」は、負ける可能性もあるわけだ。
その「能力の発揮できない事象」がおきる可能性があるのかないのか?を判断するのに、適性を把握しなくちゃならん。
「血統」「コース」「馬場」「気温」「天候」「枠」「ペース」などなどね。
そんな検討をしながら、「15%くらい負ける可能性あるか?それなら、逆張りの可能性有り!」となって、そのグリグリ君以外は混戦で、1着にはどの馬もチャンスアリじゃね?というような可能性があるときには・・・
そのグリグリ君を「馬単2着固定にしての総流し」というパターンとか、3連単フォーメーションでその馬を「2着欄に1頭で固定」し、恵まれればその馬に勝つ可能性がある馬を1着に3ー4頭置いて、3着には総流し気味に流すという手もある。
こんな時に、俺のコラムで出現するのが「天邪鬼、発動じゃぁぁぁぁ!」のフレーズね。
つまり、ただ人気馬が沈没する訳じゃなく、負けたとしても「2着か?」的なレースで発言する事が多いフレーズなのかもね。
グリグリ君が馬券圏内に来ない!と考えている時は天邪鬼ではなく「ぶった斬る!」というフレーズを使う事が多いかな、俺は。
逆に、順張りで行くパターンでも、グリグリの馬ってのは能力が3枚くらい違う可能性もあって、その馬に勝ちに行くと、中途半端な人気馬が総崩れ・・・的なレースが多く見受けられる。
フラワーCなんかもそういうレースだよね。
そのパターンを見込んでフラワーCを買ったんだが、シーズララバイの能力を見誤って俺は撃沈したが、狙いとしてはそれほど間違ったとは思っていない。よくあるパターンでレース自体は読みどおり。
そういう時は、1着にグリグリ君、2着、3着欄は手広く流す!って事になるかね。
こういう時は振り切って買うべきだから敢えて2着欄には「2ー5人気」の馬を無条件で外して買う!という手もある。もちろんこれも展開や諸々の条件を加味し、ケースバイケースって事になるんだが、単純に「6人気から11人気まで」とか決めて、システマチックに買うのもアリかもね。
上記2パターン以外は、基本「見」でもいいんじゃないか?と。
少頭数の場合は、絞りに絞って「3連単6点以内」とか、マイルールを決めて買えばそれなりに美味しい配当にありつけるよ。こういう時は、外れても良いわけよ!ここで当てようとして、点数広げても意味無いんだわ。
阪神大賞典なんかはこういう考え方で取れるレースだよね。
俺自身は、さらに天邪鬼発動させて撃沈したけど、福永&シュヴァルグランが思い通りのレースをしてくれて負けたから全く問題ない!逆に、清清しい気持ちで「観戦料」を払ったつもりになれたわけだ。
◆ケース2「思い入れホース出現!」
これはね、困るのよ。
自分の馬が出走する時とかね・・・。
俺は、こういう馬が出現する時の買い方は決めてるんだわ。
思い入れホースを◎とすると、
◎の単勝 2割
◎からの馬連 6割
◎3着固定の3連単フォーメーションを2割
資金10万円だとすれば
単勝を2万、馬連を6万、3連単を2万、という比率で買うかな。
基本的に思い入れホースは人気が無い事が多いから、勝つ確率は低いけど、勝てば単勝で美味しいし、ほぼ馬連ともW的中できる。
3着に来た時は、3連複っていう手もあるんだけど、俺はその部分にはトリプル的中を狙わず、3連単の3着欄に固定したフォーメーションで買う事が多いかな。1着4頭、2着6頭、3着1頭、この20点×1000円ね。1着・2着欄に書く馬は、馬連で6頭相手を選んだものを1着と2着に振り分ける。この時も展開イメージは大事だよね。
俺は、この買い方を「思い入れコーデ」って呼んでいる。
馬券って、ある意味洋服のコーディネイトみたいなもんだからさ、どういう色の組み合わせをするか?どう重ね着するか?ってのが結構幅広いのと一緒で、馬券の買い方も幅広いよね。
ただ、思い入れホースの出走レースだけは、礼服というか、フォーマルというか、「思い入れコーデ」で決めた買い方で買っちまうかな。だって、そもそも冷静な判断が出来ない事が前提だからね。
まぁ、そもそも、持ち馬の場合、勝ったら賞金が入るから馬券なんてどうでも良かったりする(笑)
ただ、厩舎の人とか騎手とかに「単勝頂きました!」と報告するために単勝は買っておき、その払戻金は祝儀や祝勝会の予算に充てる。
で、悔しいのが2着に来た時だよな。
もう少しで勝てそうだったのに、2着か・・・とね。
だから、馬券だけでも自分を慰められるように、馬連を一番多く買う。
そして、3着。これはね、ちょっと勝ちには遠いパターンが多いわけよ。
悔しいというより、「ありゃぁ・・・」という感覚になる事が多い。
だから、馬券だけでも「爆発」させておきたい訳だ。
だから、3連複じゃなくて3連単3着固定なんだよね。
4ー5万馬券くらいになってくれりゃ、40万から50万くらいにはなる訳でね。
そして、4着が一番アツい・・・。
もうね、この時の「モンモン感」たるやハンパ無いね。
5着以下なら諦めもつくし、なんとなく、良く掲示板に載った!って思えたりするんだわ。
でもね、4着はダメよ。
俺、持ち馬4着の時が一番自分を見失うスイッチが入るからね。
だから、持ち馬が4着だった時とかは、即、「飯でも行きませんか?」と、食堂に仲間誘うか、競馬場から帰る。
持ち馬4着の時のその週の平均負け額・・・これ、ハンパナイからね(苦笑)
それと、馬連や3連単で相手間違えてはずしたら勿体無いじゃないですか・・・と思う人は、予算まるまる複勝に賭ければいいと思うぞ!
ただ、思い入れが深い馬が出走するということは、数週間前からローテーションなんかを調べて、どんな馬が出てくるのか?を研究してるケースが多いから、相手のことも「思い入れホース」同様にかなり詳しくなってたりするんだわ(笑)
だから、「思い入れホース」を追いかけ続けるということは、一緒に走ったメンバーも全員覚えられる!って事につながる訳よ。
子供の居る人ならわかると思うが、子供の運動会とか行っても、子供の友達まで結構覚えちゃうでしょ?
◆ケース3「狙い馬2頭出現!」
これはね、良くあるよね。
狙っていた馬が2頭出る場合。
3頭や4頭のケースも有るけど、相対比較をすると、大体上位2頭までは絞れる。
この時に、やりがちなのが確証バイアスにハマっての1点勝負ね。
覆面2号なんかはこういうタイプかね(笑)
俺も、良く一点勝負はするから、わかるけど、大体ズレる。
ズレる事を知ってるから、俺は馬単・馬連・ワイドの1点や3単3複の2頭軸より、1着欄に2頭書き込む3連単フォーメーションを良く使うかな。
こういう時は大体、2?5?7の40点買いが多いかな。
1着欄に狙っていた2頭。
2着欄には「狙っていた馬が勝つとすればこういう展開とラップ!」という事を想定して、さらに3頭選んで合計5頭。3着欄には、更に「相手なりに走るタイプ」「着順ではなく着差が1秒以内の馬」「トラックバイアス上有利な枠」「コース適性」などを加味し、「来たら後悔しちゃう馬」を買う。
来ても後悔しない馬は買わない。
外れても「へー、走ったね」で、終了。
俺、タラレバ話で嫌いなのが、「見てくださいよ僕の新聞!この馬チェックしてるんですよ、悔しいなぁ・・・」っていうヤツ。俺の仲間で一人だけ居るんだけど、そいつが横に居た時俺は決まってこう言う。
「で?俺になんて言って欲しい訳?」
こうしか言えない訳よ。
慰めの言葉なんてかける暇は無いよな?だって次のレースのパドック見なきゃならんしね。しかも、チェックしたところで、最終的には「買わない」っていう判断したんだろ?と。だったら、「なんて俺は馬鹿なんだ・・・バカバカバカ・・・」って、テーブルに頭打ちつけるくらいのパフォーマンスかましてくれたら、ちょっと笑えるから相手してあげるけど、そこはポーカーフェイスで居てくれよ・・・って思っちまう。
後悔するなら買っておきゃ良いじゃんね。
◆ケース4「ローカル最終週or馬場超悪化」
これね、狙ってた馬が居る時は嫌なんだけど、博打としては嫌いじゃない。
もうね、馬券術とかではないわ。
ただ単に「荒れるんじゃね?」という嗅覚のみで馬券を買う場合だね。
俺は基本的に思い込みが強い系の本命党だから、めったに大穴狙った買い方しないんだが、ローカル最終週で馬場がボロボロとか、大雨で馬場が最悪とか、こういう時は「総流し作戦」か「くるくるBOX作戦」を使うよ。
共に出発点は「この人気馬危なくね?」という、妄想からスタート。
妄想って言っても、最初に書いたとおり、様々なデータや評価の上に成り立つ「直感」みたいなものだから、なんにもベースが無い中での直感とは違うぞ!とは言っておく。
その上で、3ー5人気くらいの馬から「これだ!」という軸馬見つけられた場合は、そこから馬連かワイドの「総流し」。
軸は見つからないが、何頭か気になる馬が混在した時は「くるくるBOX」。
「くるくるBOX」ってのは、基本1・2人気馬を蹴飛ばした、「クルクルパーな買い方だよね・・・」と、1号のアニキが命名した馬券術。「術」って程のもんじゃ無いが、1号のアニキはこれでよく馬連万馬券をGETしている。
俺はどちらかというと、ローカル最終週の総流し派かね。
◆ケース5「流れが悪い時」
これね、基本に立ち戻る時ね。
大体において、脳内が凝り固まってるというか、おかしな状態になってて、「強い馬を素直に強いと認められなくなってる状態」の時ね。「天邪鬼じゃ!!!!!」の時とはちょっと違うんだよね。
俺のリハビリ方法教えとく。
儲けるための買い方でも、遊ぶためでもなく、完全にリハビリのため。
普段はほとんど「単複」を同レースで2頭以上買わないんだが、リハビリの時だけ「A」「B」「C」と3頭の単勝を全レース買う事がある。
まぁ、そもそも、3頭も単勝買って、全部外れるってのは、そのレースの事をまるで読めてない訳だから、そういった外れ方する時は、「絶対的評価」の部分をアップデートし直さなけりゃいけない訳だよね。
買い方なんだが、
A=自分がその時1番来る馬だと思っている馬
B=絶対評価は高いのに色々こじつけて「買いたくない病」になっている馬
C=自分のイメージよりも人気になっている馬
そして、1日の結果を、見返す。
<結果パターン1>
A=3勝
B=3勝
C=1勝
不的中5本
こんな感じなら、Aは今後も取れる、Bは変なこじ付けをやめれば取れる、つまり、「半分は取れるじゃん!」という事が自分で判る。まだ、簡単に修正が利く状態かな。
<結果パターン2>
A=1勝
B=2勝
C=5勝
こんな感じの時は、「世間がわかっている事を自分は見えていない」わけだから、この時は「C」の馬の前走から遡って全レース見直す。そうすりゃ、自分が見落としてる「絶対評価」の根拠がわかるからね。
<結果パターン3>
A=2勝
B=5勝
C=1勝
これが一番ヤバイ。
ぶっちゃけ、相当おかしなモードに入ってるね。
これは、競馬場が変わるまで待つか、しばらくかけ金を減らして精神衛生上「楽」に馬券を買うか。えてして、こういう時は体調が悪かったり、プライベートで面倒くさい事を抱えてたり、そういうケースが多いから、生活ルーティンを変えたり、問題を排除するまで馬券は買わないほうが良い。
こういう時は、朝早く起きて、朝ごはんを食べて、しっかり早く寝る。
子供や家族に感謝して、社員や仲間や上司に感謝して、負の念をどこかにふっ飛ばさなきゃならん。
一週間もすれば、脳みそも精神状態も普通に戻って、捻くれた見方がどこかに飛んでくれるからね!
っていうか、ここまで5つのケースを上げてみたが、これやばいぞ、こういうの書き出したらあと50個はあるぞ・・・書ききれないから、今回はここまで!
じゃーな!
Q.上手な馬券の買い方を教えてください。
『馬券がヘタで馬連を買うといつも3着、ワイドを買うといつも4着に来て当たりません。。覆面馬主の皆さまが実際によく買う買い方や、こういう時にはこういう買い方が良いよ!というアドバイイスがあればぜひ教えてください。』
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なんか最近質問に答えるのも楽しくなってきたな(笑)
質問に答える事が楽しいっていうよりも、他の覆面馬主の考え方が見られて楽しいっていう「一読者的」な感覚かもしれないね。これ、どんどん盛り上げて行ったら、それなりのバイブルになるんじゃない?
おーい、ブログ時代からの古参読者!
出番だぞー!
バンバン質問投げてくれ!
って事で、今日も楽しく質問に答える訳だが、まぁ、覆面軍団だけを取ってみても、それぞれ全く見識も基準も違うし、馬券に使う金額もそれぞれで全然違うから面白いよな!
さて、俺がブログ時代から言ってることは、「自分の型」を持つ事の重要性かな?
って、「自分の型」と言っても一朝一夕で出来る訳じゃないから、「桃栗3年柿8年」になぞらえて「単複3年連8年」って勝手に言って来た訳だ。
つまりは、全ての基本は「単複」からだよな。
全ての条件に合致する、都合のいい買い方があれば苦労しないし、同じシチュエーションはありえない以上、全てはケースバイケースだよな。
俺は、基本的には馬単、馬連を3点で取りたいと思っていて、その保険で1-3-5ー8の3複フォーメが基本になってるかね。
その上で、なぜ「単複」が重要なのか?という事を書いた上で、こんな時には「こう買う」という「対処療法」的な買い方を書いておこうかな。
まず、競馬は「絶対評価」と「相対評価」を組み合わせて結論を導き出す博打だよね。
・絶対評価=馬固体のポテンシャル
・相対評価=その出走馬の中での位置づけやコース適性
最初に、この事を書いたのには理由があって、実は、人間にも「絶対評価」を好む人と「相対評価」を好む人に分かれるよね。
例えば、よく居る「根拠のない自信家」ってのは、自分の基準が「絶対評価」である事が多いよね。つまりは、あまり流されないし、他人との比較を好まないタイプかもしれない。
逆に、他人の評価や「俺はなぜアイツより下の評価なんだ?」とか考える人は「相対評価」が自分の基準に染み付いてるのかもしれないね。
俺は、もうわかってると思うけど、基本的には「絶対評価」で動くタイプかな。
他人がどうのこうのなんて、どうでもいい・・・(苦笑)
だから、基本的に嫌いな人もほとんど居ない。
だって、みんな違って当たり前じゃん!他人と比べても意味ねーわ。と思ってガキのころから生きてきちまったからね。
って、俺の話しはどうでもいいか。
とにかく、どっちにも、良い点、悪い点があって、癖みたいなものが出るよね。
絶対評価は「思い込み・妄想」こんなものが強く出すぎたり、相対評価は「他人の予想や人気」が気になって点数が多くなったりね。
つまりは、馬券を買う時は馬を知るより、まずは「自分を知る事」から始めないといけない訳だ。
だからこの話を最初に書いてる訳。
「自分のタイプというか癖」を知っていれば、馬券が外れている時に「あれ?俺、今、どっちに偏ってるかな?」ってな感じで、自浄作用が働くからね。
そして、基準がブレる一番の原因は「金」でしょ。
金が減ってきたり、ついつい勢いついちまってドロドロに負けてる時は、もう「物凄い偏り」を見せるよね。金のあるところに金が流れるのは、その人がブレないからだと思ってるんだよね。
逆に、金が無くなったり、思い通りに事が進まないと、人は不安にもなるし、ブレるよね。自分が間違ってるんじゃないか?ってね。
あ!ただね「ブレない」のと「変われない」のは混同しないようにね!
変われない?ってのは、そもそも受け入れようとしてなかったり、排他的な部分も多分に含んでるからね。
ちなみに俺、よく友人とかに「起業しようかと思うんだが、一つアドバイスくれるとしたら7号ならなんて言ってくれる?」と聞かれるんだが、俺は一つしか答えない。
「お前、いくらまで借金背負う覚悟ある?」
もしくは
「お前、学生時代最高いくら借金背負った事ある?」
質問に、質問で返すのは反則なんだが、必ず聞く。
ぶっちゃけ、経営がきつくなったり、追い込まれた時に、若い頃に借金をして完済した経験がない人や借金に対しての覚悟がない人は、能力はあっても経営者には向いてないと思うからね。もちろん、借金体質とも言えるようなお金にだらしない人はダメで、「意味の無い借金は大嫌い」という前提が無けりゃいけないが、融資だけでなく出資なども含めて、人の金を預かる立場として「追い込まれた時にどういう自分が出てくるか?」という事を知っておかないと、最終的に冷静な判断ができなくなるからね。
追い込まれてブレブレの友達見たくないじゃん(苦笑)
そんなの見たら、どうせ助けちまうし、金出してんのと変わらなくなっちまうからね。
馬券にしても、当たったり外れたり、財布の中の金がどんどん減って行ったりする中で、どこまで自分の「決断」を信じ続け、その上で色々な判断材料を受け入れ、どう最終判断を下すか?が重要でしょ?
他人の予想に乗ったとしても、「乗る」と決めたのは自分な訳で、自分の「決断の基準」は持っておいた方がいいよね。そこがブレると、不的中になってしまった時に心の中に「不協和」が生じて、相手を責めたり、信じなきゃ良かった・・・、という負の感情が出てきちまうよね。
そうなると、競馬が楽しくなくなっちまう。
つまり、良い馬券の買い方って「後悔しない買い方」というのが大前提になるんじゃないか?ということだ。
俺は、外れても「タラレバ話」や「残念エピソード」の材料になるからそこで元を取る!
俺は、競走馬を買ったらデビューする前に「夢の話」で元を取る!
という思考回路になるように「自分でマインドセットした」から、行為自体を楽しんでる感じかな。
馬券を買うたびに「絶対評価をアップデート」し続けながらね。
目先だけ見れば、
勿論、当てたいし。
勿論、儲けたいし。
勿論、持ち馬には全部勝ってほしい。
ただ、「そこだけ」を意識していると、競馬はツラクなっちまうからね。
「勝ち」だけを意識するなら、「システマチックに買う」か「追い上げ方式で買う」か、そう考えりゃ簡単に勝てるよ。現に俺も、勝負馬券であるオフレコ馬券では、連敗中ならオッズ見ながら追い上げ式で掛け金増やしていくしね。まぁ、頭のおかしい俺だからそんなことするのかもしれないけど、バカラみたいに、丁半博打じゃないから、賭け金を上げるっていっても、倍倍にまでする必要はないしね。
って、話が横道にずれたな。
さて、話を最初に戻そう。
「単複」がなぜ重要か?
特に単勝。
単勝は「絶対評価」的な見方も、「相対評価」的な見方も、ともに学べるからね!
例えば、フラワーCの「ファンディーナ」なんてのは、あのメンバーなら「絶対評価」だけでしっかり単勝取れる訳だ。もうね、「能力が抜けすぎてる」ってことだよね。
そういう「絶対評価」の馬券術が上手いのが「タンタン麺屋のオヤジさん」だよね!
絶対評価の高い馬の単勝を、淡々と買い続けるスタイル。
もちろん、相対的にも抜けてる!という判断をしてるし、ぶっちゃけ、相当良く競馬というか、馬を見てるよね。
ちなみに、カリスマの読者さんで、「各レースの各馬の大体の位置取り」「ハロン毎のラップイメージ」「600通過、1000通過、走破時計」「トラックバイアス」、こんないわゆる「展開イメージ」をしっかり組み立てられる人はどれくらい居るのかな?
もちろん、その通りにならないことも多いんだが、この「展開イメージ」を持ってない人には特に馬単や3連単フォーメーションは止めといたほうが良いよね。
そういった、「展開イメージ」を鍛える上で重要なのが「単勝」なんじゃないかな。
全ての基本は単勝からだよね。
最初は「中々当たらない・・・」という状況になるから、練習としては「複勝」で代用してもいいかもしれないね。
「当たった外れた」ということではなく、まずは、「自分の思い描いた通りのレースになったか否か」が重要だよね。時に、自分のイメージとは全く違う形で的中馬券を手にする事もあるけど、ぶっちゃけそんな時はただただ「ラッキー」なわけで、そんな的中は、金が戻ってきただけでさっさと忘れた方が良い。
まずは、しっかりとした基準を持って各馬の「絶対評価」と「相対評価」を繰り返す。
負けたときには「相対的に相手が強かったのか?」それとも「絶対評価的に能力を発揮できなかったのか?」もしくは「絶対評価を誤っていて、それほど能力は高くなかったのか?」ざっくり分けると、外れた理由はこの3つに分類される訳だ。
美味しい穴馬ってのは、絶対評価的にみれば能力が高いのに、「能力を発揮できずに負けた馬」を、その「絶対的能力を知らない人」が、負けたという事実を「相対的に評価し」、人気を下げている馬な訳だ。
例えば、スプリングSの「プラチナヴォイス」なんかがそうだよね。
で、ここからが「自分の心」との戦いなんだよね。
「後悔しない買い方」は、人それぞれ違う。
ぶっちゃけ、絶対評価的に言えば「プラチナヴォイス」は2ー3人気になっていてもおかしくなかった馬だが、相対比較的に人気を下げた訳だよね。ウインブライトなんかも、そうかもしれないね。ひいらぎ賞でアウトライアーズに完敗している事で、「アウトライアーズとは勝負付けが済んでいる」という、確証バイアスにはまる訳だ。
でですよ。
絶対評価が高い馬ってのは「バレ易い」わけだよね。
だって、強烈な勝ち方するからね。
このとき重要なのは「レコード勝ち」とか「何馬身差」とか「走破時計」だけで、絶対評価をしない事かな。
能力が高い馬はバレ易い訳で、「バレてない絶対評価値の高い馬」、これを探し続ける事が俺の馬券の基本なんだよね。
もちろん、そうそう居ないよ。
居ないけど、見つけたときは「美味しい」訳だ。
そういう馬を新馬戦や未勝利戦で、徹底的に見つけておく。
あとは、セリなんかで高額だった馬は、最初は無理やり芝のクラシックディスタンスなんかを目指して、適性外の条件で下ろす事も多いから、ダート替わりや距離短縮などで好走しそうな馬を見つけておく。それと、血統的に変わるタイプの馬ね。父母だけでなく、兄弟のタイプも調べとく訳。
この作業が、競馬の醍醐味というか、スゲー楽しいところだと思ってる訳よ!
馬券にも競走馬の購入にも共に役に立つ!
なんていうのかなぁ、地方のスナックやキャバクラで、銀座や六本木でもナンバー1取れそうな女に出会ったのに、全然スレてなくて、謙虚な女の子に会ったときの感動!に似てるかな(笑)
そういう意味では、ススキノはダメだね。
競馬で言うところの「人気先行馬」が多い街だよね(笑)
それなら、博多とかの方がいいね。
もっというなら、実は銀座には結構スレてない子も多いんだぞ!
って、何の話だっけ?
あ、競馬の話ね・・・。
話を戻すが、この作業(馬の絶対評価)において、俺より上手いよなぁ・・・と思うのが、1号のアニキね。
ぶっちゃけ、1号のアニキは「映像記憶」の持ち主だから、俺でも太刀打ちできない。
だってよ、映像一度見たら忘れねーんだから反則だよな。
おそらく、あの人は宇宙人だわ。
パドック、レース、馬体、血統表、ほぼ全ての映像が1号のアニキの頭の中に順序だてて整理されてる訳だよ。
つまりは、各馬の「絶対評価」がほぼ完璧に成されてるわけだよね。
その上で、さらに出走各馬の「相対評価」をする訳だから、ベースが違うよね。
それ以外で、俺と1号のアニキの違いはおそらく「情報収集をするかしないか」の差かな。
アニキにしても、情報引っ張ろうと思ったらいくらでも出来るんだろうけど、人から聞いた情報ってのはその時点で色々なバイアスが掛ってるから、鵜呑みにしちゃいけないという意味では、あまり参考にしてないよね、アニキは。
俺の話も、全く聞いてない時あるしね(笑)
まぁ、人の話を聞かないっていうレベルでいったら俺の方が酷いから、「棚上げ魔人」って言われちまうけどね(苦笑)
っていうか、今回の議題、話がどうしても横道にそれるな・・・。
またまた話を戻すが、上記の通り競走馬を評価した上で、馬券はやはり「ケースバイケース」って事になるよね。
俺が厩舎関係者や騎手に話しを聞くのは「中間の感触」を掴んでおきたいって事かな。
勿論、自分自身の「絶対評価」を基準にして馬を見るんだが、話を聞いてるうちに「アイツは常に泣きのコメントだな・・・」とか、「あ!アイツは、俺に言う事と新聞で言う事違うな」とか、「この人なんでいつも勝てる!しか言わねーのかな?」とか、まぁ、競馬には人が介在する以上、人の性格も知っておかないと、「表面的な言葉の意味」に惑わされる時あるからね。
言葉って、人それぞれ使い方が違うし、使うタイミングや、その言葉を選んだ「背景や前提」が読めないと、いけないよね。
つまりは、世の中「行間案件」に包まれてる訳よ。
例えば「良い出来ですよ!」といわれた場合。
俺の基準では「良い出来」とは、「勝ち負けになる出来」という基準で使う事が多いが、人によっては「この馬にとっては良い出来であって、勝てるかどうかはしらねーよ」という基準で使う人も居る。
しかし、中には「良い出来って言ったじゃないですか!」と怒る人が居たりする訳だ。
こういう人は、全ては自分の基準で世界が回っていると思ってるのかもしれないね。
俺は空気は読むつもりは無いが、コミュニケーションする上でせめて「行間」くらいは読もうかな、とは思ってる訳よ。
「行間案件」を突き詰めていくと、「え?そういう意味だったの?」という事がしばしば有って、これはどっちが正しいとか、正しくない、の問題ではなくて、本気でその人のことを「知ろう!」と思うと、結構あっさり「行間案件」はクリアされたりするんだわ。
言葉は難しいし、これでも結構気を使いながら書いてるんだが、俺のコラムも結構誤解されるしね(苦笑)
まぁ、下らない話も長くなってきたから、今回の質問の本題に近い回答をここからしておこうかと思う。
◆ケース1「グリグリの人気馬出現!」
こういう時は、「順張り」でいくか、「逆張り」でいくか、まずはそのグリグリの人気馬の適性を見極めなくちゃならんよな。もちろん、それだけの人気になるというのは「絶対評価」的な見地から見ても能力は高い訳で、なにか「能力の発揮できない事象」が起こらない限り負けないわ。
しかし!競馬に絶対は無い。
そんなグリグリ君ですら「何パーセントか?」は、負ける可能性もあるわけだ。
その「能力の発揮できない事象」がおきる可能性があるのかないのか?を判断するのに、適性を把握しなくちゃならん。
「血統」「コース」「馬場」「気温」「天候」「枠」「ペース」などなどね。
そんな検討をしながら、「15%くらい負ける可能性あるか?それなら、逆張りの可能性有り!」となって、そのグリグリ君以外は混戦で、1着にはどの馬もチャンスアリじゃね?というような可能性があるときには・・・
そのグリグリ君を「馬単2着固定にしての総流し」というパターンとか、3連単フォーメーションでその馬を「2着欄に1頭で固定」し、恵まれればその馬に勝つ可能性がある馬を1着に3ー4頭置いて、3着には総流し気味に流すという手もある。
こんな時に、俺のコラムで出現するのが「天邪鬼、発動じゃぁぁぁぁ!」のフレーズね。
つまり、ただ人気馬が沈没する訳じゃなく、負けたとしても「2着か?」的なレースで発言する事が多いフレーズなのかもね。
グリグリ君が馬券圏内に来ない!と考えている時は天邪鬼ではなく「ぶった斬る!」というフレーズを使う事が多いかな、俺は。
逆に、順張りで行くパターンでも、グリグリの馬ってのは能力が3枚くらい違う可能性もあって、その馬に勝ちに行くと、中途半端な人気馬が総崩れ・・・的なレースが多く見受けられる。
フラワーCなんかもそういうレースだよね。
そのパターンを見込んでフラワーCを買ったんだが、シーズララバイの能力を見誤って俺は撃沈したが、狙いとしてはそれほど間違ったとは思っていない。よくあるパターンでレース自体は読みどおり。
そういう時は、1着にグリグリ君、2着、3着欄は手広く流す!って事になるかね。
こういう時は振り切って買うべきだから敢えて2着欄には「2ー5人気」の馬を無条件で外して買う!という手もある。もちろんこれも展開や諸々の条件を加味し、ケースバイケースって事になるんだが、単純に「6人気から11人気まで」とか決めて、システマチックに買うのもアリかもね。
上記2パターン以外は、基本「見」でもいいんじゃないか?と。
少頭数の場合は、絞りに絞って「3連単6点以内」とか、マイルールを決めて買えばそれなりに美味しい配当にありつけるよ。こういう時は、外れても良いわけよ!ここで当てようとして、点数広げても意味無いんだわ。
阪神大賞典なんかはこういう考え方で取れるレースだよね。
俺自身は、さらに天邪鬼発動させて撃沈したけど、福永&シュヴァルグランが思い通りのレースをしてくれて負けたから全く問題ない!逆に、清清しい気持ちで「観戦料」を払ったつもりになれたわけだ。
◆ケース2「思い入れホース出現!」
これはね、困るのよ。
自分の馬が出走する時とかね・・・。
俺は、こういう馬が出現する時の買い方は決めてるんだわ。
思い入れホースを◎とすると、
◎の単勝 2割
◎からの馬連 6割
◎3着固定の3連単フォーメーションを2割
資金10万円だとすれば
単勝を2万、馬連を6万、3連単を2万、という比率で買うかな。
基本的に思い入れホースは人気が無い事が多いから、勝つ確率は低いけど、勝てば単勝で美味しいし、ほぼ馬連ともW的中できる。
3着に来た時は、3連複っていう手もあるんだけど、俺はその部分にはトリプル的中を狙わず、3連単の3着欄に固定したフォーメーションで買う事が多いかな。1着4頭、2着6頭、3着1頭、この20点×1000円ね。1着・2着欄に書く馬は、馬連で6頭相手を選んだものを1着と2着に振り分ける。この時も展開イメージは大事だよね。
俺は、この買い方を「思い入れコーデ」って呼んでいる。
馬券って、ある意味洋服のコーディネイトみたいなもんだからさ、どういう色の組み合わせをするか?どう重ね着するか?ってのが結構幅広いのと一緒で、馬券の買い方も幅広いよね。
ただ、思い入れホースの出走レースだけは、礼服というか、フォーマルというか、「思い入れコーデ」で決めた買い方で買っちまうかな。だって、そもそも冷静な判断が出来ない事が前提だからね。
まぁ、そもそも、持ち馬の場合、勝ったら賞金が入るから馬券なんてどうでも良かったりする(笑)
ただ、厩舎の人とか騎手とかに「単勝頂きました!」と報告するために単勝は買っておき、その払戻金は祝儀や祝勝会の予算に充てる。
で、悔しいのが2着に来た時だよな。
もう少しで勝てそうだったのに、2着か・・・とね。
だから、馬券だけでも自分を慰められるように、馬連を一番多く買う。
そして、3着。これはね、ちょっと勝ちには遠いパターンが多いわけよ。
悔しいというより、「ありゃぁ・・・」という感覚になる事が多い。
だから、馬券だけでも「爆発」させておきたい訳だ。
だから、3連複じゃなくて3連単3着固定なんだよね。
4ー5万馬券くらいになってくれりゃ、40万から50万くらいにはなる訳でね。
そして、4着が一番アツい・・・。
もうね、この時の「モンモン感」たるやハンパ無いね。
5着以下なら諦めもつくし、なんとなく、良く掲示板に載った!って思えたりするんだわ。
でもね、4着はダメよ。
俺、持ち馬4着の時が一番自分を見失うスイッチが入るからね。
だから、持ち馬が4着だった時とかは、即、「飯でも行きませんか?」と、食堂に仲間誘うか、競馬場から帰る。
持ち馬4着の時のその週の平均負け額・・・これ、ハンパナイからね(苦笑)
それと、馬連や3連単で相手間違えてはずしたら勿体無いじゃないですか・・・と思う人は、予算まるまる複勝に賭ければいいと思うぞ!
ただ、思い入れが深い馬が出走するということは、数週間前からローテーションなんかを調べて、どんな馬が出てくるのか?を研究してるケースが多いから、相手のことも「思い入れホース」同様にかなり詳しくなってたりするんだわ(笑)
だから、「思い入れホース」を追いかけ続けるということは、一緒に走ったメンバーも全員覚えられる!って事につながる訳よ。
子供の居る人ならわかると思うが、子供の運動会とか行っても、子供の友達まで結構覚えちゃうでしょ?
◆ケース3「狙い馬2頭出現!」
これはね、良くあるよね。
狙っていた馬が2頭出る場合。
3頭や4頭のケースも有るけど、相対比較をすると、大体上位2頭までは絞れる。
この時に、やりがちなのが確証バイアスにハマっての1点勝負ね。
覆面2号なんかはこういうタイプかね(笑)
俺も、良く一点勝負はするから、わかるけど、大体ズレる。
ズレる事を知ってるから、俺は馬単・馬連・ワイドの1点や3単3複の2頭軸より、1着欄に2頭書き込む3連単フォーメーションを良く使うかな。
こういう時は大体、2?5?7の40点買いが多いかな。
1着欄に狙っていた2頭。
2着欄には「狙っていた馬が勝つとすればこういう展開とラップ!」という事を想定して、さらに3頭選んで合計5頭。3着欄には、更に「相手なりに走るタイプ」「着順ではなく着差が1秒以内の馬」「トラックバイアス上有利な枠」「コース適性」などを加味し、「来たら後悔しちゃう馬」を買う。
来ても後悔しない馬は買わない。
外れても「へー、走ったね」で、終了。
俺、タラレバ話で嫌いなのが、「見てくださいよ僕の新聞!この馬チェックしてるんですよ、悔しいなぁ・・・」っていうヤツ。俺の仲間で一人だけ居るんだけど、そいつが横に居た時俺は決まってこう言う。
「で?俺になんて言って欲しい訳?」
こうしか言えない訳よ。
慰めの言葉なんてかける暇は無いよな?だって次のレースのパドック見なきゃならんしね。しかも、チェックしたところで、最終的には「買わない」っていう判断したんだろ?と。だったら、「なんて俺は馬鹿なんだ・・・バカバカバカ・・・」って、テーブルに頭打ちつけるくらいのパフォーマンスかましてくれたら、ちょっと笑えるから相手してあげるけど、そこはポーカーフェイスで居てくれよ・・・って思っちまう。
後悔するなら買っておきゃ良いじゃんね。
◆ケース4「ローカル最終週or馬場超悪化」
これね、狙ってた馬が居る時は嫌なんだけど、博打としては嫌いじゃない。
もうね、馬券術とかではないわ。
ただ単に「荒れるんじゃね?」という嗅覚のみで馬券を買う場合だね。
俺は基本的に思い込みが強い系の本命党だから、めったに大穴狙った買い方しないんだが、ローカル最終週で馬場がボロボロとか、大雨で馬場が最悪とか、こういう時は「総流し作戦」か「くるくるBOX作戦」を使うよ。
共に出発点は「この人気馬危なくね?」という、妄想からスタート。
妄想って言っても、最初に書いたとおり、様々なデータや評価の上に成り立つ「直感」みたいなものだから、なんにもベースが無い中での直感とは違うぞ!とは言っておく。
その上で、3ー5人気くらいの馬から「これだ!」という軸馬見つけられた場合は、そこから馬連かワイドの「総流し」。
軸は見つからないが、何頭か気になる馬が混在した時は「くるくるBOX」。
「くるくるBOX」ってのは、基本1・2人気馬を蹴飛ばした、「クルクルパーな買い方だよね・・・」と、1号のアニキが命名した馬券術。「術」って程のもんじゃ無いが、1号のアニキはこれでよく馬連万馬券をGETしている。
俺はどちらかというと、ローカル最終週の総流し派かね。
◆ケース5「流れが悪い時」
これね、基本に立ち戻る時ね。
大体において、脳内が凝り固まってるというか、おかしな状態になってて、「強い馬を素直に強いと認められなくなってる状態」の時ね。「天邪鬼じゃ!!!!!」の時とはちょっと違うんだよね。
俺のリハビリ方法教えとく。
儲けるための買い方でも、遊ぶためでもなく、完全にリハビリのため。
普段はほとんど「単複」を同レースで2頭以上買わないんだが、リハビリの時だけ「A」「B」「C」と3頭の単勝を全レース買う事がある。
まぁ、そもそも、3頭も単勝買って、全部外れるってのは、そのレースの事をまるで読めてない訳だから、そういった外れ方する時は、「絶対的評価」の部分をアップデートし直さなけりゃいけない訳だよね。
買い方なんだが、
A=自分がその時1番来る馬だと思っている馬
B=絶対評価は高いのに色々こじつけて「買いたくない病」になっている馬
C=自分のイメージよりも人気になっている馬
そして、1日の結果を、見返す。
<結果パターン1>
A=3勝
B=3勝
C=1勝
不的中5本
こんな感じなら、Aは今後も取れる、Bは変なこじ付けをやめれば取れる、つまり、「半分は取れるじゃん!」という事が自分で判る。まだ、簡単に修正が利く状態かな。
<結果パターン2>
A=1勝
B=2勝
C=5勝
こんな感じの時は、「世間がわかっている事を自分は見えていない」わけだから、この時は「C」の馬の前走から遡って全レース見直す。そうすりゃ、自分が見落としてる「絶対評価」の根拠がわかるからね。
<結果パターン3>
A=2勝
B=5勝
C=1勝
これが一番ヤバイ。
ぶっちゃけ、相当おかしなモードに入ってるね。
これは、競馬場が変わるまで待つか、しばらくかけ金を減らして精神衛生上「楽」に馬券を買うか。えてして、こういう時は体調が悪かったり、プライベートで面倒くさい事を抱えてたり、そういうケースが多いから、生活ルーティンを変えたり、問題を排除するまで馬券は買わないほうが良い。
こういう時は、朝早く起きて、朝ごはんを食べて、しっかり早く寝る。
子供や家族に感謝して、社員や仲間や上司に感謝して、負の念をどこかにふっ飛ばさなきゃならん。
一週間もすれば、脳みそも精神状態も普通に戻って、捻くれた見方がどこかに飛んでくれるからね!
っていうか、ここまで5つのケースを上げてみたが、これやばいぞ、こういうの書き出したらあと50個はあるぞ・・・書ききれないから、今回はここまで!
じゃーな!
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