競馬サロン

2024/12/27 18:00
ホープフルステークス2024 最終結論【DATA】過去7年で5戦5勝の勝率100%データを発見! 一年の締めくくりはガッチリいきましょう!

【2024年ホープフルステークスをデータで的中!】近7年【5.0.0.0】クロワデュノールは勝率100%データに該当するか!?

こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。
こちらでは、今年最後のJRAのGIレース、中山・ホープフルステークス(GI・芝2000m)の予想をお届けします。
■ホープフルSで重視すべき傾向とは?
ホープフルステークスというと、14番人気のドゥラエレーデと7番人気のトップナイフがワンツー・フィニッシュして3連単246万馬券が飛び出した、一昨年の大波乱を思い浮かべる方もいるかもしれません。
しかし、あの年は異常なスローペースで、連対した2頭以外はほとんど脚を余した極めてイレギュラーな年。ドゥラエレーデとトップナイフの2頭はほかのデータでも例外的な存在となっている、いわゆる“データクラッシャー”となっています。
GIに昇格した2017年以降、この異例な2022年以外は、連対馬はすべて4番人気以内で決着しています。基本的にホープフルステークスは堅いレースなのです。
ホープフルSが堅く決まりやすい理由のひとつは、同時期に同じ2歳GIの朝日杯FSがあり、有力馬が分散してしまうから。GIで勝ち負けできるような馬は同一世代にそんなにたくさんいるわけではありませんから、それが分散してしまえば、当然レースは堅く決まりやすくなります。ホープフルSのGI昇格後、それまで荒れ模様だった朝日杯FSで3連単10万馬券が一度も出ていないのは、その証左だと思われます。
もうひとつは、まだ体が出来上がっていない2歳馬にとって、急坂を2度越える中山芝2000mはタフなコース設定であるから。完走するだけでも大変なレースになるので、最後は地力勝負となり、力の足りない馬(≒人気のない馬)は脱落してしまうのです。
この「地力の足りない馬は通用しない」という話は、前走クラス別成績にも表れています。以下はGIに昇格した2017年以降の過去7年(文中データの集計期間は断りがない限り以下同)の、前走クラス別データです。
■過去7年 ホープフルS
前走クラス別成績
・新馬/【0.0.1.13】
勝率0.0% 複勝率7.1%
・未勝利/【0.0.0.16】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・1勝クラス/【0.2.2.26】
勝率0.0% 複勝率14.3%
・OP特別・リステッド/【3.2.3.11】
勝率15.8% 複勝率42.1%
・GIII/【3.2.1.17】
勝率13.0% 複勝率26.1%
・GII/【1.1.0.4】
勝率16.7% 複勝率33.3%
GI昇格後の勝ち馬はすべて前走オープンクラスを走っていた馬。一方、前走条件戦組からは1着馬は出ていません。新馬組は3着が1回だけ。未勝利組にいたっては好走馬が一頭も出ていないのです。
つまりこれは、条件戦の緩い流れや低調なメンバーしか経験していないような馬は、タフなコースで行なわれる多頭数のGIレースにおいて、いきなり好走することは極めて困難である、ということを表しているのです。このデータより、前走オープンクラスを走っていた馬から軸馬を選び、前走条件戦組は軽視、というスタンスになります。
さらに「地力が求められる」という点は、上がり順位にもつながってきます。上がり1位を記録した馬は【5.1.3.4】複勝率69.2%と、高い好走率を残しており、過去7年で上がり1位が馬券に絡まなかった年は一度しかありません。タフな中山芝2000mは最後までいい脚を見せていた馬が好走する、ということなのです。
ここまでに挙げたホープフルSの傾向をまとめると、その1「人気サイドが強い」、その2「前走オープンクラスに出走」、その3「決め手や持続力がある馬が有利」となります。
この好走傾向に合致する馬の中で、本命にはクロワデュノール(牡2、栗東・斉藤崇)を指名しました。
■ファンの厳しい目に選定された1番人気
クロワデュノールは1番人気濃厚。前走はGIIの東京スポーツ杯2歳S。そして全2戦とも上がり1位で勝利。ホープフルSの好走傾向にすべて該当しています。
またクロワデュノールには、強力な後押しデータが複数存在します。
まず、「前走オープンで上がり2位以内を記録していた馬」が当日1番人気に支持されると、【5.0.0.0】と、なんと勝率100%! 過去7年の優勝馬のうち5頭が該当しているのですから、このデータの信頼性はひじょうに高い。
そしてクロワデュノールは上記のように、東スポ杯を上がり1位で勝利し、1番人気ほぼ確実。このお宝データにしっかり該当するのです。
また、もっとシンプルなデータとして、前走東スポ杯に出走した馬が当日1番人気に支持されると、【2.0.0.0】と、こちらも勝率100%。クロワデュノールも当然、この100%勝率データに合致します。
「1番人気に支持された東スポ杯出走馬が2戦2勝」というデータは、極めて重要な指標と考えています。というのも、東スポ杯は出世レースとして知られているのですから、東スポ杯の好走馬というだけで人気になりそうなもの。しかし実際は、過去7年で2頭しか1番人気に支持されていないのです。
これはファンの目がひじょうに鋭く厳しいことを物語っています。その好例が2022年、1分45秒8という好時計で東スポ杯を勝ったガストリックで、同馬は1番人気どころか4番人気にしか支持されませんでした。結果は世間の見立て通り16着惨敗。ファンは同馬の好タイムは字面に過ぎない、と看破していたわけです。
つまり逆に見れば、ファンや世論の厳しい精査を経たうえで1番人気に推された東スポ杯出走馬は、信頼に足る1番人気である、と言うことができます。
クロワデュノールの全2戦のタイムやラップの優秀さは、各所・各メディアで語り尽くされているので(笑)、ここでは簡単に。東京芝1800mで2歳新馬が1分47秒を切ったのは、同馬が史上初。また、勝ち時計1分46秒9以下、レース上がり34秒5以下の東スポ杯を優勝した馬は、2005年フサイチリシャール、2012年コディーノ、2013年イスラボニータ、2019年コントレイル、そして2021年イクイノックスと、活躍馬・名馬揃い。
クロワデュノールがこの2戦で残した記録は破格の内容で、すでにGIでの活躍が約束されたパフォーマンスを見せているのです。
■太目残りの前走より体調は良さそう!
また、前走がプラス24キロの太目残りで本調子になかったことも、多くの方がご存知かと思います。今回は前回と打って変わって調整は順調な様子で、前回泣いていた斉藤崇調教師も、今回はポジティブなコメントを残しています。調教後馬体重も前走からマイナス12キロで、当日はシェイプされた体で出走してきそうです。
レースを見ても、ゲートは速いですし、先行する脚もある。それでいて末の伸び脚も文句なし。過去2戦のレースを見て、「瞬発力はイマイチ」などと言っている人もいるようですが、初戦のラスト3ハロンラップ「11秒3=11秒1=11秒5」、東スポ杯は「11秒3=10秒9=11秒2」でしたからね。この究極のレース上がりを同馬は上回って勝っているのですから、瞬発力がないはずがありません。
右回りがどうかだけは走ってみなければわかりませんが、その点以外は、中山内回りは問題ないどころか、むしろもっと走るのでは? と思わされてしまいます。先行して最後もいい脚を使う馬が好走するコースなのですから。
管理する斉藤崇厩舎は小回りコースが大の得意。GI7勝中、実に6勝が小回りや内回りコースで開催されたもの。このホープフルSも2021年キラーアビリティで勝利しています。厩舎の代表馬・クロノジェネシスのように持続力に長けた馬を育てるのが、ひじょうに上手なステーブルなのです。
とどめに枠も6番枠と抜群にいいところに入りました。グリグリの1番人気でしょうが、ここはクロワデュノールが不動の本命です。
〈2024年ホープフルステークス 予想〉
◎6 クロワデュノール
○12 マジックサンズ
▲18 マスカレードボール
☆8 デルアヴァー
注1 ジョバンニ
注15 ピコチャンブラック
△7 ヤマニンブークリエ
△13 ジュンアサヒソラ
△5 レーヴドロペラ
買い目
【馬単/マルチ】6⇔12,18,8,1,15,7,13,5(16点)
【3連複/フォーメ】6=12,18,8,1,15=12,18,8,1,15,7,13,5(25点)
【3連単/フォーメ】6⇒12,18,8,1,15⇒12,18,8,1,15,7,13,5(35点)
○マジックサンズの札幌2歳Sは重馬場で行なわれたので字面のタイムはイマイチに映りますが、これはハイレベルな一戦だったと見ています。
1分50秒3という勝ち時計は過去10年、札幌芝1800mの重・不良では古馬戦も含めて最速のタイム。また2着のアルマヴェローチェが次走・阪神JFを優勝したのを筆頭に、3着ファイアンクランツが東スポ杯4着、5着レーヴドロペラが芙蓉S2着、8着ショウナンマクベスが百日草特別1着と、次走好走馬が続々と出ているのです。
マジックサンズは初戦は上がり1位、札幌2歳Sは上がり3位で優勝していますし、3、4コーナーでマクリ気味に進出する走りは中山内回りにピッタリ。半姉のコナコーストは桜花賞2着馬ですから、早い時期から活躍できる家系という点も好感が持てます。
ただし皆さんもご承知の通り、同馬は2週前に時計を出せておらず、体調や仕上がり具合に大きな不安が感じられます。なので私も評価を下げるべきかどうか悩んだのですが、逆にこの情報で人気を下げるのであれば、むしろ美味しいのではないか、と。実際、1週前と当週はしっかり攻められていますし、こういった不安説で人気を下げた馬が激走するシーンは、過去にもたくさんありましたから。
何より、同馬のパフォーマンスや能力を高く評価しているので、ここはそれを信じて対抗にしました。あと12番という枠もマクりたい同馬には最高の枠で、大きな決め手となりました。
▲マスカレードボールもマジックサンズと同等に高く評価しながら、逆にこちらは枠で狙いを下にしました。
馬場状態が異なるとはいえ、アイビーSの勝ち時計1分45秒8は東スポ杯よりも速いタイムで、ラップ面も秀逸。本レースでも人気に推されるはずのピコチャンブラックを完封した走りは、もしかしたらクロワデュノールよりも強いかも? と思わせるものがありました。
ですから当初は、今年はクロワデュノールとマスカレードボールの一騎打ちだろう! と見ていたくらい。祖母がビハインドザマスク、半姉がマスクトディーヴァという血統背景も素晴らしいですしね。
ただし同馬は左回りしか走ったことがなく、右回りは未経験。それに加えて調教を見ると、まだ右回りは訓練中、といった印象がぬぐえません。
それでも内目の枠なら対抗に推す予定でしたが、よりによって大外の18番枠とは…。ただでさえ中山芝2000mの外枠は不利なうえ、この枠だと外に馬を置けないので、外に膨れてしまう恐れがあります。
戸崎騎手自身、その点を懸念しているのも気になるところ。同騎手はそれこそテン乗りのレガレイラで有馬記念を制したように、まっさらな気持ちで乗るときのほうが好結果を出すタイプ。今回のように考え込んでの騎乗は、あまり良くないのではないか…と。この枠で余計に考えることが増えたでしょうし。
というわけで能力の高さは認めるものの、枠の差で、マスカレードボールはマジックサンズの下の単穴評価にした次第です。
☆デルアヴァーはハイペース時の差し込み要員の最有力候補。今年は強力な先行馬が揃ったので、流れは厳しくなると見ています。恐らく勝負どころでクロワデュノールとマジックサンズが動いてくると思うので、そうなったら先行馬はすべてなぎ倒されるはず。そのとき3着に穴で突っ込んでくるのが、デルアヴァーなのではないか、と。
ただし、この馬、ものすごく穴人気しそうなんですよね。汗 某競馬予想サイトの予測オッズで、当初は下位人気ながら見どころがありそうな馬って、いざフタをあけると、メチャクチャ穴人気するんですよ。(自分も含めた・笑)週中のユーチューバ?たちが某サイトの下位人気の馬を穴馬としてジャンジャン取り上げるんで、過剰人気してしまうのです。
ですので、そういった点で若干、期待度は下がっているのですが、とはいえあくまで予想は馬本位なので、当初の見立て通り4番手に評価しました。
今年はかなりのハイレベルメンバーが揃ったと見ているので、冒頭でも述べた通り、堅く決まると思っています。ですので、ここは普段以上に強弱をつけて買う予定です。
* * *
毎年ホープフルSを迎えて思うことは、「1年の最後のレース名が“満ち溢れた希望”って、すごい皮肉だよな」ということ。馬券ファンはみな、ここまでさんざん“パンドラの箱”をあけまくって、(多くの方が)手痛い目にあっているはずですから。
たとえ今年一年ボロボロだったとしても、それでも競馬には一獲千金の“希望”がある。皮肉ではありながら、それは事実でもあります。我々“馬券者”は、前に倒れるしかないのです。
というわけで、有馬に勝った人も負けた人も、一年の締めくくり、ホープフルステークスを全力で闘いましょう。
皆様の武運長久を、心よりお祈り申し上げます。
■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける! 無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ!
■最近のスマッシュヒット
【2024年阪神ジュベナイルフィリーズ】
◎アルマヴェローチェ○ビップデイジーの大本線で馬単1万8180円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20754/0/113
【2024年ジャパンカップ】
◎ドウデュースで3連単2万2390円&3連複1万2230円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20531/0/113
【2024年福島記念】
本命◎ダンディズムで3連複1万9070円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20341/0/113
【2024年アルゼンチン共和国杯】
本命◎クロミナンスで馬単1万9000円&3連複2万5070円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20229/0/113
=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【血統診断・ホープフルステークス】血統サイエンティスト・ドクトル井上
【調教診断・ホープフルステークス】調教ライター・西村武輝
この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)
この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます
新着記事
-
馬券バトルロワイアル2025/04/12 18:00
【MASA/桜花賞】想定逃げ馬が作り出す「血統ペース」からの狙い/【阪神10R・大阪-ハンブルクC】
■阪神11R・桜花賞 私の予想は「逃げ馬が作り出す血統的なペース・流れ」によってレースが支配されると考えることから、どの馬が逃げるかを考察することから始まる。 <想定逃...
印買い目見解コラム -
253
- 固定記事
-
UMAJIN.net編集部2025/04/13 16:37
【4/13(日)的中一覧】山田が“絶妙”フォーメで3連単1万1060円的中!中山10Rも含め万券2発!本堀タクヤは◎△〇ズバリ【桜花賞2025予想】
◆【4/13(日)午後の提供レースPICK UP】予想コラムダイレクト一覧(月額メンバーシップ会員様限定) ◆【前日4/12(土)的中一覧】絶好調ツトムは馬連&3複的中で怒涛...
-
225
- 固定記事
-
馬券バトルロワイアル2025/04/12 18:00
【本堀タクヤ/桜花賞】「前走に引き続き世代トップの評価は変わらず初志貫徹の一本釣り!」/【中山11R・春雷S】
▽馬券バトルロイヤル開催中! ◆【一部無料お試し公開】先週はMASAが夢州Sで1+11人気ワイド的中!200%回収/桜花賞的中を収めるのは誰だ!? ◆【随時更新中|4/13...
印買い目見解コラム -
156
- 固定記事

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!
先着800名様限定!
30日間無料キャンペーン実施中
月額コースはコチラ
ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!
全コラムが見放題
月額コースはコチラ
この記事のみをご覧になりたい方はコチラ
単品購入(500pt)に進む本記事は単品購入限定となります