◆【6/30(日)的中速報】前日は万馬券2発含む12鞍で的中をお届け！【ラジオNIKKEI賞/北九州記念2024予想】

東西主場が福島、小倉に替わる今週末は久々に重賞が2レース。小倉では、CBC賞と開催時期を入れ替えて北九州記念がおこなわれます。

さて、先週23日の東京競馬場でも同じく短距離戦のパラダイスS（芝1400ｍ、リステッド）がおこなわれ、3歳馬オーキッドロマンスが勝利しました。
函館スプリントSでは過去に何度かあったものの、3歳馬が6月の古馬混合重賞かオープンを勝つのは珍しく、函館SSを除けば、2020年の米子Sを勝利したスマイルカナ以来4年ぶり。直近10年で2度目の快挙です。

ただ、非常に残念なのが、それから僅か2日後。父ロジャーバローズが8歳で早世してしまったことです。
2019年のダービー馬ロジャーバローズは、同年8月に屈腱炎が判明。引退を余儀なくされるも初年度産駒は61頭誕生し、その出世頭がオーキッドロマンスです。現3歳では他にオメガウインクが2勝クラスを勝ち上がり、テリオスサラやサクセスカラーが重賞やリステッドで敗れたものの上位人気に推されるなど、出世しそうな馬がたくさんいます。

また、血統面でもGI7勝ジェンティルドンナのいとこで8分の7同血という良血。さらなる活躍が期待された矢先の出来事で、本当に残念でなりません。現3歳から来年生まれる産駒まで、遺されたのは僅か5世代。この中から、GI馬や後継種牡馬が誕生することを願わずにはいられません。

それでは予想に。

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◆【ラジオNIKKEI賞2024予想】直線の短い福島でも前走上がりは“重要要素”　馬券内率66.7％の好走データに該当した本命馬とは？

今回は、サマースプリントシリーズの第2戦、北九州記念の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

（1）前走上がり
（2）母父の系統
（3）前走人気
（4）父の系統
（5）前走馬番
（6）生産牧場
（7）乗り替わりの有無
（8）今回の斤量
（9）前走3コーナーの位置取り
（10）前走の馬場状態

過去5年の好走傾向から買い条件となったのは上記10項目。その中で（1）は前走上がりです。
例年と開催時期が異なるため参考になるかは微妙ですが、短距離戦ながら前走速い上がりを使った馬が好結果を残している北九州記念。具体的には、前走人気＜前走着順（前走1番人気3着など）か、前走人気＝前走着順。なおかつ、前走上がり10位以内の牝馬は［3-2-3-6/14］。勝率21.4％、複勝率57.1％。単勝回収率1456％、複勝回収率260％。好走率は6割に迫ります。
◇該当馬＝グランテスト、サーマルウインド、バースクライ

（2）は、母父の系統について。
ニアークティック系種牡馬を母父に持つ馬の好走率が高い当レース。そのうち、前走5着以内の馬は［3-1-4-4/12］。勝率25.0％、複勝率66.7％。単勝回収率306％、複勝回収率199％。好走率は7割に迫ります。
◇該当馬＝エイシンスポッター

次は（3）。前走人気。
前走条件戦以外で1番人気だった馬が強い北九州記念ですが、今年は不在。一方、前走重賞で6から9番人気だった馬も悪くなく［1-2-2-7/12］。勝率8.3％、複勝率41.7％。単勝回収率109％、複勝回収率126％と、まずまずの成績でした。
◇該当馬＝トゥラヴェスーラ、ペアポルックス、ピューロマジック、ナナオ

（4）は父の系統です。
近年の北九州記念で出走数が多く、なおかつ回収率が高いのはネイティヴダンサー系種牡馬の産駒。そのうち、前走条件戦以外の1200ｍに出走した牝馬は［2-2-2-5/11］。勝率18.2％、複勝率54.5％。単勝回収率1573％、複勝回収率249％。文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ナナオ

（5）は前走馬番について。
前走偶数番を引いた馬が、奇数番を引いた馬の成績を大きく上回っている当レース。その中でも、少し変な区切り方ですが4、6歳馬は［3-1-3-4/11］。勝率27.3％、複勝率63.6％。単勝回収率534％、複勝回収率231％。好走率は6割を超えています。
◇該当馬＝グランテスト、ヤクシマ、モズメイメイ、カンチェンジュンガ、ヨシノイースター

折り返しの（6）は生産牧場。
北九州記念はノーザンファーム生産馬の好走率が高く、その中でも前走右回りのレースに出走した馬は［1-3-2-4/10］。勝率10.0％、複勝率60.0％。単勝回収率149％、複勝回収率191％と、素晴らしい成績でした。
◇該当馬＝サーマルウインド
（7）は、乗り替わりの有無です。
継続騎乗組が優勢の当レース。そのうち前走から斤量が増える馬は［1-3-2-3/9］。勝率11.1％、複勝率66.7％。単勝回収率145％、複勝回収率152％。好走率は7割に迫ります。
◇該当馬＝サーマルウインド、エイシンスポッター

続いて、（8）は今回の斤量について。
北九州記念は重い斤量を背負う馬が強く、具体的には今回の斤量が55.5kg以上。なおかつ、キャリア20戦以下の馬は［2-3-1-3/9］。勝率22.2％、複勝率66.7％。単勝回収率311％、複勝回収率194％。（7）と同じ好走率でした。
◇該当馬＝テイエムスパーダ、サーマルウインド、メイショウソラフネ、エイシンスポッター、ジャスパークローネ

（9）は、前走3コーナーの位置取り。
（1）と相反する買い条件ではあるものの、北九州記念は前走3コーナーを先頭で回った馬が［1-2-1-4/8］。勝率12.5％、複勝率50.0％。単勝回収率163％、複勝回収率136％で、該当馬の半数が好走しています。
◇該当馬＝ピューロマジック

そして、（10）は前走の馬場状態。
前走、良馬場のレースに出走した馬が大半を占める当レース。ただ、好走率が高いのは、前走、芝の稍重か重のレースに出走した馬で、今回の馬番が1から12だと［1-1-3-3/8］。勝率12.5％、複勝率62.5％。単勝回収率186％、複勝回収率190％。サンプルは少ないものの、好走率は6割を超えています。
◇該当馬＝テイエムスパーダ、モズメイメイ

これら10個の買い条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとしました。

◎３サーマルウインド
○10エイシンスポッター
▲12ピューロマジック
☆14ナナオ
△４グランテスト
△７モズメイメイ
△２テイエムスパーダ
△11ジャスパークローネ

【馬単/マルチ】3⇔10,12,14,4,7,2,11（14点）
【ワイド】3＝10,12,14,4,7,2,11（7点）
【3連複/軸2頭】3,10＝12,14,4,7,2,11（6点）

本命は、唯一4項目に合致したサーマルウインド。3項目に合致したエイシンスポッターを対抗としました。

3代母がウインドインハーヘアで、ディープインパクトや今年の3歳世代の中心となっているステレンボッシュ、レガレイラ、アーバンシックと同じ一族出身のサーマルウインド。このファミリーにしては珍しくマイル以下の距離で活躍しており、初のスプリント戦となった前走の春雷Sでも2着に健闘しました。その時、タイム差なしの接戦を演じながら僅かに先着を許したサトノレーヴは、ご存知のとおり先日の函館スプリントSを快勝しています。

また、継続騎乗となる川田将雅騎手は過去3年、小倉芝1200ｍで［10-4-2-8/24］。勝率41.7％、複勝率66.7％で、単複の回収率も100％超と凄まじい成績。狙わない手はありません。

馬券はまず、サーマルウインドからの馬単マルチとワイドを購入。さらに、対抗エイシンスポッターとの3連複軸2頭ながしを買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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