◆【随時更新中｜3/23(日)的中速報】無料キャンペーン締切間近！土曜重賞もVの岡井ら主宰者陣の勝負Rを見逃すな！【阪神大賞典/愛知杯2025予想】

3月8日から新規開業調教師の管理馬が出走し、続々と初勝利をあげていますが、とりわけインパクトが大きかったのが、16日の阪神5レースで初勝利を手にした東田明士調教師です。
勝ったヴィーナスバブルは16頭中の15番人気で、単勝223.4倍の超大穴。さらに、2、3着にも8、7番人気が入り、3連単の配当は490万円超の大波乱でした。

一方、このレースは最後の直線で5着エンスエーニョの進路が狭くなり、管理する斉藤崇史調教師から、勝ち馬と3着レーヌマロンの進路の取り方について降着の採決申し立てがあったことも話題になりました。
結果的にこの申し立ては棄却され、到達順位のとおり確定したものの、勝ち馬に騎乗した松若風馬騎手は戒告。3着馬に騎乗した長岡禎仁騎手には10万円の過怠金が課されました。

この「失格または降着の申し立て」について、珍しいとはいえ過去に何度かおこなわれているものと思い込んでいましたが、2013年の降着・失格のルール改正以降では今回が2例目。ちなみに、最初の事例は同年1月のアメリカジョッキークラブCで、その時も対象となった勝ち馬ダノンバラードは降着にならなかったものの、鞍上のフランシス・ベリー騎手は開催6日間の騎乗停止となりました。しかも、ヴィーナスバブルは奇しくもダノンバラードの産駒。かなりの偶然といえるかもしれません。

▽齋藤翔人の阪神大賞典予想コラムはコチラ！
◆【阪神大賞典2025予想】ブローザホーンは好走データ2項目のみで“消し”　単独5項目合致の格上挑戦馬◎で一発狙い　

それでは予想に。

といきたいところですが……、これから予想する愛知杯は今年から条件が大きく変わり、2月におこなわれていた京都牝馬Sの条件を引き継ぎました。ただ、京都牝馬Sと距離は同じでも開催場は中京へ移り、時期も1ヶ月後ろ倒しに。そのため、京都牝馬Sの過去5年を深掘り調査しても意味をなさないのではないかという結論に至りました。

ということで、今回は思い切ってこれまでのスタイルを変え、過去5年における中京芝1400ｍでおこなわれた古馬3勝クラス以上のレース、計16レースを深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます（期間は2020年2月29日から2025年3月16日まで）。

（1）前走着差
（2）前走上がり
（3）キャリア
（4）前走人気
（5）前走の枠順
（6）前走頭数
（7）父の系統
（8）馬主

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記8項目。その中で（1）は前走着差について。
当コースの上級条件で結果を残しているのは近走好調馬。とりわけ、前走3着以内に好走した馬は［9-7-7-22/45］。勝率20.0％、複勝率51.1％。単勝回収率114％、複勝回収率111％。該当馬の半数以上が連続で好走していました。
◇該当馬＝エポックヴィーナス、ベガリス、グランテスト、オードリーバローズ

（2）は前走上がり。
当コースで重要なのは、前走速い上がりを使っていたかどうか。具体的には、前走上がり3位以内、かつ前走4コーナーで10番手以内に位置していた馬が［6-7-3-15/31］。勝率19.4％、複勝率51.6％。単勝回収率97％、複勝回収率154％。（1）と同レベルの複勝率でした。
◇該当馬＝エポックヴィーナス

次は（3）。キャリアです。
当コースの上級条件で好走率が高いのは消耗の少ない馬。中でも、キャリア15戦以下で、前走と同じ斤量を背負う関西馬は［8-5-6-17/36］。勝率22.2％、複勝率52.8％。単勝回収率224％、複勝回収率204％と、文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ドナペティ、エトヴプレ、ワイドラトゥール、ナナオ

（4）は前走人気について。
中京芝1400ｍで強さを発揮しているのは前走3番人気以内だった馬。そのうち、前走馬体重が470kg以上だった馬は［6-4-5-10/25］。勝率24.0％、複勝率60.0％。単勝回収率176％、複勝回収率141％。素晴らしい成績です。
◇該当馬＝カピリナ、オードリーバローズ

続いては（5）。前走の枠順。
当コースの上級条件では、前走、外枠を引いた馬の健闘が目立っており、中でも前走枠が7か8で、そのときの馬体重がプラスマイナス2kgか増減なし。なおかつ、毛色が鹿毛か黒鹿毛の馬は［3-5-5-12/25］。勝率12.0％、複勝率52.0％。単勝回収率44％、複勝回収率161％。複勝率は（3）とほぼ同レベルでした。
◇該当馬＝エポックヴィーナス、シングザットソング

（6）は前走頭数です。
中京芝1400ｍの上級条件は、前走11頭立て以下のレースに出走した馬が［3-3-4-11/21］。勝率14.3％、複勝率47.6％。単勝回収率336％、複勝回収率178％。複勝率はわずかに50％を切っているものの、十分に買い条件といえるでしょう。
◇該当馬＝エポックヴィーナス、オードリーバローズ

（7）は父の系統で、ここは2パターンご紹介します。まずは、ネイティヴダンサー系種牡馬の産駒。
こちらは、今回の枠が6から8。かつ母父がネイティヴダンサー系かニアークティック系かナスルーラ系種牡馬だと［2-2-3-7/14］。勝率14.3％、複勝率50.0％。単勝回収率318％、複勝回収率208％で、該当馬の半数が好走。
◇該当馬＝エトヴプレ

一方、ニアークティック系種牡馬の産駒も負けておらず、こちらは前走が中京か京都。かつ馬齢が5歳以下だと［2-1-3-3/9］。勝率22.2％、複勝率66.7％。単勝回収率162％、複勝回収率124％。該当馬は少ないものの、超抜の成績でした。
◇該当馬＝クランフォード

そして最後は（8）。馬主について。
当コースの上級条件は社台レースホースの所有馬が好調で［2-1-1-5/9］。勝率22.2％、複勝率44.4％。単勝回収率198％、複勝回収率114％と、まずまずの成績です。
◇該当馬＝シングザットソング、イフェイオン

これら8つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとしました。

◎2エポックヴィーナス
○15オードリーバローズ
▲6シングザットソング
☆14エトヴプレ
△11クランフォード
△9カピリナ
△8ドナベティ
△16ワイドラトゥール

【単勝】2（1点）
【馬単/マルチ】2⇔15,6,14,11,9,8,16（14点）
【ワイド】2＝15,6,14,11,9,8,16（7点）
【3連複/軸2頭】2＝15＝6,14,11,9,8,16（6点）

本命は、唯一4項目に合致したエポックヴィーナス。3項目合致のオードリーバローズを対抗としました。

前走2勝クラスを卒業したばかりのエポックヴィーナスは、格上挑戦での出走。当初は除外対象だったものの、賞金上位馬の回避により抽選なしで出走が叶いました。実績面で劣るのはもちろん、初の1400ｍも不安ですが、母ベストオブミーは現役時、同じ距離のフィリーズレビューで2着に好走しており血統面の後押しはありそう。激走を期待します。

馬券は、エポックヴィーナスの単勝と、同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。さらに、対抗オードリーバローズとの3連複軸2頭ながしも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

▽齋藤翔人の阪神大賞典予想コラムはコチラ！
◆【阪神大賞典2025予想】ブローザホーンは好走データ2項目のみで“消し”　単独5項目合致の格上挑戦馬◎で一発狙い