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3月17日。タバタファームがX（旧Twitter）で、重賞3勝馬のサイドワインダーが亡くなったと発表しました。26歳でした。

トニービン産駒のサイドワインダーは、母が重賞を2勝しオークスでも2着に好走したゴールデンジャック。その全弟スターリングローズも、JBCスプリントを制した良血馬です。これら3頭は、いずれも北橋修二調教師の管理馬で、弟子の福永祐一調教師も騎手時代に騎乗しており、GI制覇こそ叶わなかったものの、派手な追込みが印象的な個性派でした（北橋厩舎解散後は瀬戸口勉厩舎に転厩）。

福永騎手は、それ以外にもマルカコマチやビハインドザマスクといった個性派に騎乗し、京都外回りの重賞で派手な追込みを決めたシーンが印象的ですが、サイドワインダーの戦績を振り返ると、京阪杯優勝時に騎乗していたのは武幸四郎騎手（現調教師）で、京都金杯を制したときは四位洋文騎手（現調教師）と、私の記憶違い。福永騎手が騎乗して勝利したのは2005年の関屋記念でした。
ただ、このレースで自身は7歳と高齢ながら、4歳のGI馬2頭ダイワメジャーとコスモサンビームを撃破しており、ダイワメジャーはその後GIを4勝したほどの名馬。サイドワインダー最大の武器である末脚を活かしやすいコースとはいえ、残り400ｍから15頭をごぼう抜きしたシーンは圧巻で、このレースこそが競走生活最大のハイライトだったといえるのではないでしょうか。

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それでは予想に。

今回は、阪神大賞典の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

（1）馬齢
（2）キャリア
（3）前走の馬番
（4）前走人気
（5）前走着差（着順）
（6）前走レース
（7）前走馬体重
（8）前走上がり
（9）前走時の馬体重の増減
（10）前走4コーナーの位置取り

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記10項目。その中で（1）は馬齢について。
6歳馬の健闘が目立つ阪神大賞典ですが、それ以上に好走率が高いのは5歳以下の馬。そのうち、前走55.5キロ以上の斤量を背負った5歳以下の馬。もしくは、前走55キロを背負った4歳馬は［4-4-3-11/22］。勝率18.2％、複勝率50.0％。単勝回収率93％、複勝回収率142％。これだけ該当馬がいながら、そのうちの半数が好走していました。
◇該当馬＝ショウナンラプンタ、ヴェローチェエラ、コパノサントス、マコトヴェリーキー、ウィープディライトなど6頭

（2）はキャリア。
前項とやや重なりますが、消耗の少ない馬に分がある当レース。とりわけ、キャリア20戦以下の馬に、前走と同じ騎手が騎乗（継続騎乗）すると［4-2-3-7/16］。勝率25.0％、複勝率56.3％。単勝回収率129％、複勝回収率307％。文句なしの好成績でした。
◇該当馬＝ヴェローチェエラ、ゴールデンスナップ

次は（3）。前走馬番です。
近年の阪神大賞典で頑張っているのは、前走馬番が奇数だった関西馬。ところが、そのうちノーザンファーム生産馬は不振で、これらを除くと［3-2-2-6/13］。勝率23.1％、複勝率53.8％。単勝回収率113％、複勝回収率345％。こちらも文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ゴールデンスナップ

（4）は前走人気について。
阪神大賞典は、前走3番人気以内だった馬が［2-2-3-5/12］。勝率16.7％、複勝率58.3％。単勝回収率113％、複勝回収率195％で、複勝率は6割に迫ります。
◇該当馬＝ショウナンラプンタ、ヴェローチェエラ、ゴールデンスナップ、ワープスピード、ウィープディライト

（5）は前走着差（着順）。
阪神大賞典は、近走、好調な馬が順当に結果を残しているレース。中でも、前走1着か0秒2差以内の惜敗。かつ、1から3月に生まれた馬は［2-3-2-4/11］。勝率18.2％、複勝率63.6％。単勝回収率40％、複勝回収率154％。複勝率は6割を超えていました。
◇該当馬＝マコトヴェリーキー、サンライズアース、ウィープディライト

（6）は前走レースです。
前走GI組がさすがの強さを発揮している当レース。中でも前走、有馬記念かJCに出走した馬は［3-2-1-5/11］。勝率27.3％、複勝率54.5％。単勝回収率92％、複勝回収率145％。こちらも文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ブローザホーン

続いては（7）。前走馬体重について。
小型馬の健闘が目立つ阪神大賞典。とりわけ、前走馬体重が460kg未満だった馬は［2-1-3-5/11］。勝率18.2％、複勝率54.5％。単勝回収率58％、複勝回収率124％。（6）と同じ複勝率でした。
◇該当馬＝リンフレスカンテ、ブローザホーン、ゴールデンスナップ

（8）は前走上がりで、ここは2パターンご紹介します。
まずは、前走上がり1位だった馬で［1-3-2-5/11］。勝率9.1％、複勝率54.5％。単勝回収率30％、複勝回収率130％と、素直に買い。
◇該当馬＝ショウナンラプンタ

一方、前走上がりが3から6位。かつ、その時の馬体重が480kg以上520kg以下だった馬も［2-2-1-5/10］。勝率20.0％、複勝率50.0％。単勝回収率71％、複勝回収率390％と、負けていません。
◇該当馬＝ヴェローチェエラ、ウインエアフォルク、ワープスピード、ウィープディライト

（9）は、前走時の馬体重の増減です。
近年の阪神大賞典は、どういうわけか前走時、馬体重増減なしだった馬が［1-2-2-6/11］。勝率9.1％、複勝率45.5％。単勝回収率53％、複勝回収率339％と、好走していました。
◇該当馬＝リンフレスカンテ、ウィープディライト

そして最後は（10）。前走4コーナーの位置取りについてで、ここも2パターンご紹介します。まずは、前走4コーナーで5から7番手に位置していた馬。
こちらは、今回1から5枠に入ると［2-2-2-3/9］。勝率22.2％、複勝率66.7％。単勝回収率71％、複勝回収率112％で、超抜の成績。
◇該当馬＝リンフレスカンテ、コパノサントス

一方、どういうわけか、前走4コーナーで12番手に位置していた馬も良績を残しており［2-0-2-4/8］。勝率25.0％、複勝率50.0％。単勝回収率202％、複勝回収率493％。あまりにもピンポイント過ぎる買い条件ですが、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝ショウナンラプンタ

これら10の条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎11ウィープディライト
○1ショウナンラプンタ
▲6ゴールデンスナップ
☆2ヴェローチェエラ
△3リンフレスカンテ
△4コパノサントス
△7マコトヴェリーキー
△9サンライズアース

【単勝】11（1点）
【馬単/マルチ】11⇔1,6,2,3,4,7,9（14点）
【ワイド】11＝1,6,2,3,4,7,9（7点）
【3連複/フォーメ】11＝1,6,2＝1,6,2,3,4,7,9（15点）

本命は、唯一5項目に合致したウィープディライト。以下、4項目に合致した馬が3頭いました。

前走2勝クラスを勝ち上がったばかりのウィープディライト。阪神大賞典は前走GI組が強く、格上挑戦で臨む同馬には、一見、荷が重そうですが、今年はGI馬がブローザホーンのみで、重賞ウイナーもこの馬だけ。3勝クラスにも出走したことがないウィープディライトが大威張りというわけにはいきませんが、チャンスは十分にあるのではないでしょうか。一発を期待します。

馬券はまず、ウィープディライトの単勝と同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。さらに、ウィープディライトを1列目に。○▲☆の3頭を2列目に。ウィープディライト以外の印7頭を3列目に塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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