◆【随時更新中｜3/22(土)的中速報】一撃のオペペ＆ミスターK参戦、無双中の田原ら主宰者陣と重賞ラッシュ突入！【フラワーC/ファルコンS2025予想】

今週末、中京競馬場では2日連続で芝1400ｍの重賞がおこなわれます。土曜のメインはファルコンSで、このレースの前哨戦的役割を果たしているのがリステッドのクロッカスS。過去5年のファルコンSにおける前走クロッカスS組の成績は［2-2-0-7/11］とまずまずで、昨年はワン・ツーを決めました。

今年、そのクロッカスSを制したのはクラスペディア。同馬にとってこれがデビュー以来の初勝利で、塚田義広オーナーにとっても所有馬のJRA初勝利でした。
ちなみに、データが残っている1986年以降、未勝利馬が3歳オープンを勝利したのは史上初。他、クラスペディアは未勝利馬として初めてGIに出走（朝日杯フューチュリティSで6着）するなど、未勝利馬にまつわる珍記録を複数作りました。

また、同馬のこれまでの戦績を振り返る上で欠かせないのがエイシンワンドの存在で、過去5戦すべて同じレースに出走。デビューからの2戦こそエイシンワンド1着、クラスペディア2着という結果でしたが、3戦目の京王杯2歳Sでクラスペディアが先着すると、そこからクロッカスSまですべて先着し雪辱を果たしています。
今回、6度目の対決は実現しなかったものの、管理する河嶋宏樹調教師と塚田義広オーナーの重賞初制覇に、ミスターメロディとの父仔制覇、同産駒初のJRA重賞制覇など様々な記録が懸かる一戦。異色の未勝利馬を卒業したクラスペディアの下剋上物語は続いていくのか、注目です。

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それでは予想に。

今回は、ファルコンSの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

（1）前走着差
（2）騎手の東西別
（3）母父の系統
（4）生産牧場
（5）前走3コーナーの位置取り
（6）市場取引価格
（7）前走場所

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記7項目。その中で（1）は前走着差について。
近走、好調馬を素直に評価したいファルコンS。中でも、前走2着に0秒1以上の差をつけて勝利したか、勝ち馬から0秒2差以内の惜敗。なおかつ、今回1から10番を引いた馬は［3-4-3-7/17］。勝率17.6％、複勝率58.8％。単勝回収率231％、複勝回収率276％。複勝率は6割に迫ります。
◇該当馬＝シルバーレイン、チムグクル

次は（2）。騎手の東西別。
美浦所属騎手騎乗馬が［1-1-0-21/23］と、苦戦している当レース。一方、栗東所属騎手か短期免許で来日中の外国人騎手が継続騎乗。かつ前走重賞含む特別戦に出走した馬は［3-3-2-8/16］。勝率18.8％、複勝率50.0％。単勝回収率246％、複勝回収率158％と、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝トータルクラリティ、クラスペディア、アーリントンロウ

（3）は母父の系統です。
近年のファルコンSは、母父ネイティヴダンサー系種牡馬が好調で［2-2-3-8/15］。勝率13.3％、複勝率46.7％。単勝回収率100％、複勝回収率226％。複勝率はわずかに50％を下回っているものの、十分な成績といえるでしょう。
◇該当馬＝モズナナスター、ニタモノドウシ

（4）は生産牧場について。
非根幹距離（4で割れない距離）のローカル重賞ファルコンS。GIで活躍しまくるノーザンファーム生産馬が好走するイメージを抱きにくい舞台かと思いきや、実際はその逆でした。
ただ、ノーザンファーム生産馬でも、なぜか毛色が黒鹿毛と青鹿毛の馬は不振で、これらを除くと［3-2-2-6/13］。勝率23.1％、複勝率53.8％。単勝回収率243％、複勝回収率135％。文句なしの成績です。
◇該当馬＝バニーラビット、シルバーレイン、トータルクラリティ

続いては（5）。前走3コーナーの位置取り。
直線が長い上に、急坂もある中京競馬場。ただ、ファルコンSで好走しているのは前走先行した馬たちでした。とりわけ、前走3コーナーで2番手以内に位置し、そのレースからの間隔が中8週以内の馬は［1-4-1-5/11］。勝率9.1％、複勝率54.5％。単勝回収率95％、複勝回収率377％。こちらも文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ライツユーアップ、クラスペディア、スマッシュアウト

（6）は市場取引価格です。
国内市場で購買された馬の健闘が目立つ当レース。具体的には、税込2,000万円以上で購買されたキャリア6戦以下の馬が［3-1-1-5/10］。勝率30.0％、複勝率50.0％。単勝回収率287％、複勝回収率138％。こちらも、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬＝タイセイカレント、バニーラビット

そして最後は（7）。前走場所で、ここは2パターンご紹介します。まずは前走、東京芝1400ｍのレースに出走した馬。
こちらは、そのとき馬体重が2kg減か増減なしか一桁増だと［2-2-2-3/9］。勝率22.2％、複勝率66.7％。単勝回収率202％、複勝回収率180％と、超抜の成績。
◇該当馬＝シルバーレイン、ラパンチュール、クラスペディア、スマッシュアウト

一方、前走、中山か中京か小倉のレースに馬体重500kg以上で出走した馬も［2-2-1-2/7］。勝率28.6％、複勝率71.4％。単勝回収率497％、複勝回収率607％と、凄まじい成績でした。
◇該当馬＝アーリントンロウ

これら7つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎13クラスペディア
○7シルバーレイン
▲15アーリントンロウ
☆11トータルクラリティ
△3バニーラビット
△16スマッシュアウト
△12ラパンチュール
△9チムグクル

【馬単/マルチ】13⇔7,15,11,3,16,12,9（14点）
【ワイド】13＝7,15,11,3,16,12,9（7点）
【3連複/軸2頭】13＝7＝15,11,3,16,12,9（6点）

本命候補は、3項目に合致したシルバーレインとクラスペディアの2頭。非常に迷いますが、冒頭で取り上げたことはもちろん、馬券的な妙味も考慮しクラスペディアを本命とします。

もはや、書くことがほぼなくなってしまいましたが……、ファルコンSの前哨戦ともいえるクロッカスSを勝利したクラスペディア。その前走は、短距離戦では異例ともいえるスローの逃げ切り勝ちで、展開面で恵まれた点は否めません。
ただ、（5）で見たように、ファルコンSは前走3コーナーで2番手以内に位置していた馬が好成績。また、距離こそ異なるものの、中京は2戦2着2回と相性は良く、父ミスターメロディも勝利したレースで血統面の後押しもありそう。異色の未勝利馬を卒業したクラスペディアの父仔制覇を期待します。

馬券は、クラスペディアからの馬単マルチ、ワイドを購入。さらに、対抗シルバーレインとの3連複軸2頭ながしも買います。

それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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