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田原基成

2020/10/23 20:05

【富士S】「ある部分」において日本一上手い騎手への乗り替わり。勝負気配◎と判断。/新潟11R/京都11R

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【東京11R 富士S】

「格好つけてしまうので、そういう事をしなくて良かった」

個人的に今年一番の衝撃的ニュース、ナインティナイン・岡村隆史の結婚。

画面越しにもビンビン伝わってくる女性に対する不信感。確かに何度もFRIDAYされた挙句、それをテレビ番組でネタにされる始末。そりゃあ誰だって信じる気持ちを失ってしまうはず。

「叱っていただきましたし、支えていただきました」

個人的見解だが、人間の本質はピンチの時に対する立ち振る舞いに表れると思う。一緒にいるだけで「巻き込まれ事故」になりそうな状況であっても近くに居続け、上辺の優しい言葉ではない、その人に突き刺さる体温のある言葉を投げかける……そこに人は本当の居場所を感じ、一生を添い遂げる決意をもらうのだろう。

少しだけ昔話をしたい。

女性と合コンをした20代を思い出すと、実は一番恥ずかしかったのは「男友達に初対面の女性に対する立ち振る舞い」を見られることだった。

見せたことのない笑顔。
どこまでも優しい口調。
帰り際の華麗なエスコート。

良かれと思った行動は合コン解散後の話のネタとして再利用される。「不戦敗」を覚悟した合コンに限っては、いかに話のネタとなる行動をするかが裏テーマ。30代半ばにさしかかった今、そのような機会はほぼゼロなのだが……。

さて、冒頭に登場した「格好つけてしまう」という言葉。

ヴァンドギャルドも、きっとそういう馬なのだろう。

「両サイドが牝馬で、ゲートに入ったとき馬がソワソワしていつも以上にじっとしていられませんでした」

東京新聞杯後、鞍上の福永祐一が発したコメント。女子(牝馬)が近くにいることで普段とは違う、妙なテンションになってしまう……20代の頃を思い出した私は何だか親近感を抱いてしまった。

ちなみに当時の牝馬2頭はプリモシーンとモルフェオルフェ。GIヴィクトリアマイル2着馬、いわばカースト上位の牝馬と一目散に先頭へと突き進む逃げ馬。そんなバックボーンもヴァンドギャルドを惑わせたのだろうか。参考外のレースだ。

仕切り直しで挑む秋初戦。この馬に課せられたミッションはただひとつ。

「賞金を加算せよ」

ハッキリ言って、このミッションは本来マイラーズCで達成しなければならなかった。ところが岩田望来に乗り替わった当時、スタートで出遅れ……開幕週の京都芝、あの位置から連対圏突入は土台無理な話。

スタート技術において、私は福永祐一が日本一上手いジョッキーだと思っている。先ほど挙がったマイラーズC、インディチャンプでキッチリ発馬を決め楽勝。「人の部分」で格の違いを見せつけた。

ヴァンドギャルドについても触れておこう。

今年2度使われた東京芝1600mはいずれも掲示板外。適性に疑問を抱くのは当然と思われるが、その2戦が冬・春競馬だった点は見逃せない。冬・春競馬の成績【0-0-2-5】に対し、秋競馬では【4-0-1-0】。涼しくなる時季に抜群の適性を示しているのだ。

そしてもっとも大事なことだが、今回は両サイドに牝馬がいない。格好つけず、自然体で臨めばおのずと結果はついてくる。

迷いはない。

ヴァンドギャルドが私の本命だ。

相手で上位としたのはスマイルカナ、タイセイビジョン。前者は想像以上に馬場が回復しなかった際、後者は想像以上に馬場が回復した際のキーホース。ふた通りのシチュエーションを想定し、二段構えとして組み込む。

モズダディーも要注意。

リステッド競走ですら掲示板外に敗れる近走。重賞では厳しい……と思われるかもしれないが、昨年の東京芝1600m・紅葉Sで記録した1分32秒0は見逃せない。一気に高速馬場化する可能性を考えたとき、見限るには早計だ。

【東京11R 富士S予想の印】
◎5 ヴァンドギャルド
〇7 スマイルカナ
▲2 タイセイビジョン
☆3 モズダディー
△4 サトノアーサー
△11 ラウダシオン
△12 ワーケア
△8 シーズンズギフト

【馬単/ながし】5-7,2,3(3点)
【3連複/フォーメ】5-7,2,3-7,2,3,4,11,12,8(15点)
【3連単/フォーメ】5-7,2,3-7,2,3,4,11,12,8(18点)


次に、自信の一鞍。

【新潟11R 新潟牝馬S】

雨降り馬場が想定される土曜新潟。その馬場コンディションを見込むなら、エスポワールの評価を上げる必要があるだろう。

昨年7月、左回りの中京芝2000mで行われたシンガポールターフクラブ賞。重馬場で2着馬につけた差は4馬身……パワーを要する馬場適性は折り紙つきだ。3年ぶりの新潟参戦となる藤岡佑介を鞍上に迎える采配も、同距離のエリザベス女王杯を視野に入れた「セット騎乗」であると捉えたい。勝負気配は強いはず。

【新潟11R 新潟牝馬S予想の印】
◎2 エスポワール
〇9 パルティアーモ
▲3 ティグラーシャ
☆6 ウラヌスチャーム
△13 ミスマンマミーア
△10 コンダクトレス
△1 シングフォーユー
△5 ロサグラウカ

【3連複/フォーメ】2-9,3,6-9,3,6,13,10,1,5(15点)


最後に太鼓判レース。

【京都11R 室町S】

レッドルゼルは叩き2戦目の成績【0-1-0-2】に対し、前走から中10週以上の休み明け成績【2-2-0-0】。間隔をあけたローテーションが合うタイプで、前走は凡走パターンに当てはまっていた。得意の臨戦過程で臨む今回、巻き返しは濃厚だ。

【京都11R 室町S予想の印】
◎2 レッドルゼル
〇8 ヒデノヴィーナス
▲5 テーオージーニアス
△15 ウルトラマリン
△12 エイシンポジション
△1 コパノフィーリング
△13 ヘリオス
△9 リュウノユキナ
△16 ヒロシゲゴールド
△4 タテヤマ

【3連複/フォーメ】2-8,5-8,5,15,12,1,13,9,16,4(15点)


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アカウント⇒田原基成@競馬ストーリーテラー

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