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田原基成

2020/10/22 18:00

ラウダシオンほか、2020富士S出走予定馬12頭分析

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・ヴァンドギャルド
今年2度使われた東京芝1600mはいずれも掲示板外。適性に疑問を抱くのは当然と思われるが、その2戦が冬・春競馬だった点は見逃せない。冬・春競馬の成績【0-0-2-5】に対し、秋競馬では【4-0-1-0】。涼しくなる時季に抜群の適性を示しているのだ。GI出走に向け、ここは是が非でも賞金を加算したいシチュエーション。愛弟子を降ろし、マイルCSでインディチャンプ騎乗が濃厚な福永祐一起用の今回、強い勝負気配が漂う。

・ケイアイノーテック
前走から中10週以上のレース間隔時の成績は【0-0-1-4】。2年以上馬券圏内を逃し続けており、ここも厳しい戦いが予想される。

・サトノアーサー
鮮やかな直線一気を決めた前走関屋記念。サマーマイルシリーズに目もくれず、同じ左回りの芝1600mに照準を合わせた臨戦過程には好感が持てる。ただ、唯一気がかりなのは過去10年の富士Sにおいて、前走安田記念以外から臨む6歳馬の成績が【0-0-0-33】であること。「連勝」にこの馬が超えるべきハードルを設定した場合、決して楽な戦いではなさそうだ。

・シーズンズギフト
秋華賞の出走権利を持つ馬が同レースを回避し牡馬混合戦のこちらを選択。キャロットファームの使い分けとはいえ、一生に一度の機会を奪われた陣営の気持ちは察するに余りある。ここは鬱憤を晴らす走りに期待したいところだが、初の左回りに1600→2000→1600mと一貫性の窺えないローテーション。評価を上げるには至らない。

・スマイルカナ
中山芝1600mで大外枠を引いた前走京成杯AH。不利な条件を克服しての2着は立派だが、思いのほか前が牽制し合ったことで無理なくハナを奪えた点は考慮すべきだろう。加えて当日の中山芝は人気薄の逃げ馬・内枠を引いた馬が激走連発と極端なイン有利馬場……このレースにおける過去10年の逃げ馬成績【0-0-0-10】も加味したとき、全幅の信頼を置ける人気馬とは言えない。

・タイセイビジョン
京王杯2歳S勝ち→朝日杯FS馬券圏内→アーリントンC勝利。その経歴はタワーオブロンドンを彷彿とさせる。1-2着馬を見る形で運んだNHKマイルCがあれ以上ない競馬での4着。一線級相手では距離の壁を感じる内容で、古馬相手の東京マイルでは分が悪いだろう。

・ブラックバゴ
3年近く中央場所で馬券圏内から遠ざかる現状。厳しい。

・ペルシアンナイト
東京芝1600mでは【0-0-0-5】。宝塚記念→札幌記念を経て不得手条件に挑むローテーションに一貫性は窺えず、積極的に狙いたい馬とは言えない。

・モズダディー
リステッド競走ですら掲示板外に敗れる近走。重賞では厳しい……と思われるかもしれないが、昨年の東京芝1600m・紅葉Sで記録した1分32秒0は見逃せない。開催中は道悪が続いた東京だが、今週末は好天予報。一気に高速馬場化する可能性を考えたとき、見限るには早計だ。

・ラウダシオン
NHKマイルCは馬場・展開両面がこれ以上なく向いた一戦。東京芝【2-0-0-0】負け知らずの戦績には敬意を表したいところだが、富士Sはアドマイヤマーズやクラリティスカイといった過去のNHKマイルC勝ち馬が凡走を喫した歴史を持つ。評価としては半信半疑だ。

・レイエンダ
昨年のこのレース2着馬。当時は極端な外差し馬場が向いた印象で、イン伸び馬場の東京新聞杯はアッサリ敗れてしまった。良馬場もしくは回復途上のイン伸び馬場が想定されるここは評価を落としたい。

・ワーケア
稍重-重馬場での成績【2-1-0-0】に対し、良馬場では【0-0-1-2】。デビュー後2戦の上がり3Fに目が行きがちだが、数字の上では渋った馬場巧者だ。好走時の持ち時計も乏しく、マイルの距離では道中置いて行かれる可能性大。強調材料を見出しにくい1頭だ。

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