競馬サロン
田原基成
2024/11/09 19:45
【エリザベス女王杯】本命◎は戦ってきた相手が違いすぎる 相手本線に「4.2.0.3」該当の想定8人気以下抜擢
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年々縮まる牡馬と牝馬の差。
近年その路線の最強馬として君臨したのはアーモンドアイ、グランアレグリア、クロノジェネシス、リスグラシューなど牝馬がズラリ。いわゆる男女格差は年々なくなっている。
天皇賞・秋。
ジャパンC。
香港カップ。
有馬記念。
地位も名誉も得られるこれだけのビッグレースがある以上、牝馬限定戦を選択するのはもはや“ズルい”。文字通り、雌雄を決する戦いこそ最高峰であるとの考えに異論はない。
はたして、今年のエリザベス女王杯はその影響をモロに受けてしまった。
出走馬中、GI馬はわずか2頭。今年のGIで連対をはたした馬は1頭もおらず、混戦ムードが漂っている。リバティアイランド、ブレイディヴェーグの名前は馬柱になく、確たる軸馬不在。久々に荒れるエリザベス女王杯となりそうだ。
……という予定稿を書こうとしたところ、蓋を開けてみればレガレイラが土曜夕方時点で単勝1倍台。2番人気馬が8-9倍台だから、1頭だけ抜けた評価ということになる。私は2倍台後半を想定していたのだが、これには驚いた。
それを踏まえ、本命に据えるのはレガレイラ。
「何を踏まえたんだ?」と言われてしまいそうだが、前述のスーパーホースが仮に出走していたら余裕で勝つことは間違いない。ヴィクトリアマイルでウオッカ、アーモンドアイ、グランアレグリアが示してきた圧巻のパフォーマンス……それが淀の舞台で行われるだけの話だ。
当たり前に出走しているので忘れてしまいそうだが、レガレイラは春に皐月賞→日本ダービーを使われた。ともに馬券外も上がり3Fは最速。牡馬も含めた終いの切れ味は世代NO.1といって差し支えないだろう。そして何より、今年の3歳世代はレベルが高い。
自身より後方の馬に差されることはあり得ない。ならばすべきことはひとつ、少々切れ味が削がれようとも先団-中団をとりに行くことだ。幸いにも自身より内にいる逃げ先行馬はコンクシェルが目立つ程度。スタート五分なら10番手以内で運べる。イメージとしては秋華賞のチェルヴィニアが近いか。
本命に迷いなし。
レガレイラのGI2勝目に期待する。
相手本線に抜擢するのはコンクシェル。
クイーンS、府中牝馬Sと高評価を下した馬。結果は凡走も、自分のスタイルを貫く潔さから今回も単騎逃げが濃厚な1頭だ。2009年のクィーンスプマンテ・テイエムプリキュア、3年連続2着のクロコスミアなど人気薄の逃げ先行馬が何度も穴をあけてきたエリザベス女王杯。京都芝2200mにおける父キズナ×母父ノーザンダンサー系の成績【4-2-0-3】も含め、私はまだこの馬をあきらめたくない。
ホールネスも侮れない。
GI出走には勝利が至上命題だった前走新潟牝馬S。前と後ろが分断された難しいレースで仕掛けどころを間違えなかった鞍上の好騎乗が光った。個人的にはそのまま西塚洸二の手綱で臨んでほしかったが……馬主の立場で考えると致し方ないか。ともあれ、馬自身は前走プラス14キロ増とフィジカル面の強化が著しく、芝2200mは【3-1-0-0】連対率100%。上がりの速い決着では分が悪いが、荒れ馬場傾向にある今の京都で面白い存在だ。
もう1頭のGI馬・スタニングローズも軽視禁物。
秋華賞後は馬券外が続く馬。ピークアウトを疑うところだが、私はまだこの馬をあきらめていない。1年近い休み明けで臨んだ大阪杯は勝ち馬と0秒5差、ヴィクトリアマイルは600m通過33秒8、1000m通過56秒8の激流→差し決着を3番手から残り200mまで3着争いに加わった。前走クイーンSは斤量57キロで終いの粘りを欠いた印象で、スターズオンアース、ナミュールといった牡馬混合GI連対馬と接戦を演じてきた馬。見限れない。
【京都11R エリザベス女王杯予想の印】
◎7 レガレイラ
〇4 コンクシェル
▲1 ホールネス
☆11 スタニングローズ
△12 シンティレーション
△9 キミノナハマリア
△8 シンリョクカ
△16 ラヴェル
【単勝】7(1点)
【馬連】7=4,1,11(3点)
【3連複/軸1頭】7=4,1,11,12,9,8,16(21点)
【3連単/フォーメ】7→4,1,11→4,1,11,12,9,8,16(18点)
近年その路線の最強馬として君臨したのはアーモンドアイ、グランアレグリア、クロノジェネシス、リスグラシューなど牝馬がズラリ。いわゆる男女格差は年々なくなっている。
天皇賞・秋。
ジャパンC。
香港カップ。
有馬記念。
地位も名誉も得られるこれだけのビッグレースがある以上、牝馬限定戦を選択するのはもはや“ズルい”。文字通り、雌雄を決する戦いこそ最高峰であるとの考えに異論はない。
はたして、今年のエリザベス女王杯はその影響をモロに受けてしまった。
出走馬中、GI馬はわずか2頭。今年のGIで連対をはたした馬は1頭もおらず、混戦ムードが漂っている。リバティアイランド、ブレイディヴェーグの名前は馬柱になく、確たる軸馬不在。久々に荒れるエリザベス女王杯となりそうだ。
……という予定稿を書こうとしたところ、蓋を開けてみればレガレイラが土曜夕方時点で単勝1倍台。2番人気馬が8-9倍台だから、1頭だけ抜けた評価ということになる。私は2倍台後半を想定していたのだが、これには驚いた。
それを踏まえ、本命に据えるのはレガレイラ。
「何を踏まえたんだ?」と言われてしまいそうだが、前述のスーパーホースが仮に出走していたら余裕で勝つことは間違いない。ヴィクトリアマイルでウオッカ、アーモンドアイ、グランアレグリアが示してきた圧巻のパフォーマンス……それが淀の舞台で行われるだけの話だ。
当たり前に出走しているので忘れてしまいそうだが、レガレイラは春に皐月賞→日本ダービーを使われた。ともに馬券外も上がり3Fは最速。牡馬も含めた終いの切れ味は世代NO.1といって差し支えないだろう。そして何より、今年の3歳世代はレベルが高い。
自身より後方の馬に差されることはあり得ない。ならばすべきことはひとつ、少々切れ味が削がれようとも先団-中団をとりに行くことだ。幸いにも自身より内にいる逃げ先行馬はコンクシェルが目立つ程度。スタート五分なら10番手以内で運べる。イメージとしては秋華賞のチェルヴィニアが近いか。
本命に迷いなし。
レガレイラのGI2勝目に期待する。
相手本線に抜擢するのはコンクシェル。
クイーンS、府中牝馬Sと高評価を下した馬。結果は凡走も、自分のスタイルを貫く潔さから今回も単騎逃げが濃厚な1頭だ。2009年のクィーンスプマンテ・テイエムプリキュア、3年連続2着のクロコスミアなど人気薄の逃げ先行馬が何度も穴をあけてきたエリザベス女王杯。京都芝2200mにおける父キズナ×母父ノーザンダンサー系の成績【4-2-0-3】も含め、私はまだこの馬をあきらめたくない。
ホールネスも侮れない。
GI出走には勝利が至上命題だった前走新潟牝馬S。前と後ろが分断された難しいレースで仕掛けどころを間違えなかった鞍上の好騎乗が光った。個人的にはそのまま西塚洸二の手綱で臨んでほしかったが……馬主の立場で考えると致し方ないか。ともあれ、馬自身は前走プラス14キロ増とフィジカル面の強化が著しく、芝2200mは【3-1-0-0】連対率100%。上がりの速い決着では分が悪いが、荒れ馬場傾向にある今の京都で面白い存在だ。
もう1頭のGI馬・スタニングローズも軽視禁物。
秋華賞後は馬券外が続く馬。ピークアウトを疑うところだが、私はまだこの馬をあきらめていない。1年近い休み明けで臨んだ大阪杯は勝ち馬と0秒5差、ヴィクトリアマイルは600m通過33秒8、1000m通過56秒8の激流→差し決着を3番手から残り200mまで3着争いに加わった。前走クイーンSは斤量57キロで終いの粘りを欠いた印象で、スターズオンアース、ナミュールといった牡馬混合GI連対馬と接戦を演じてきた馬。見限れない。
【京都11R エリザベス女王杯予想の印】
◎7 レガレイラ
〇4 コンクシェル
▲1 ホールネス
☆11 スタニングローズ
△12 シンティレーション
△9 キミノナハマリア
△8 シンリョクカ
△16 ラヴェル
【単勝】7(1点)
【馬連】7=4,1,11(3点)
【3連複/軸1頭】7=4,1,11,12,9,8,16(21点)
【3連単/フォーメ】7→4,1,11→4,1,11,12,9,8,16(18点)
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