競馬サロン
調教ライター 西村武輝
2024/11/08 18:00
デイリー杯2歳ステークス2024 最終結論【調教】異例の少頭数 前倒しで重賞を獲りに来たランフォーヴァウが本命【重賞深掘りPROJECT】
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「エリザベス女王杯」全頭追い切り診断動画はこちら!
【エリザベス女王杯 2024|調教診断】2200m戦は大得意!鞍上と息ピッタリの穴馬を【S評価】!
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今週末も慌ただしい4重賞ですね。
土曜京都の重賞は朝日杯FSへの前哨戦的位置づけの2歳マイル戦「デイリー杯2歳S」です。
2021年が7頭、2022年が10頭、昨年2023年が11頭と例年出走頭数が少なくなりがちですが、今年も登録馬10頭、週なかの想定段階で9頭。そして9頭のうちコスモイシュタルが日曜の自己条件・黄菊賞に回り、おそらく出てくれば1番人気確実だったロンドボスが外傷で取りやめ、7頭立てで行われることとなりましたね。
寂しい感は否めませんが、予想は予想できっちり進めて日曜のGI資金をしっかり獲得したいところ。
ではまず調教傾向を見ていくことにします。対象は京都で開催された過去3回、2023年、2019-2018年の馬券対象馬9例。
最終追いは坂路4、コースが5で拮抗。坂路組4例のうち中間にコースで追っていた併用調教は3で、坂路オンリーだったのは昨年勝ち馬ジャンタルマンタルだけ。
同馬は坂路オンリー調整を貫く高野厩舎の馬ですし、新馬戦が芝1800m戦で前を上手く捌いて快勝した経緯があり、コース追いでのレース感覚補強はなくても大丈夫だったということか。
なおコース組5例のうち4例が中間に坂路追いも行っており、原則は併用調整が望ましいところ。
以上を踏まえ、「デイリー杯2歳S」追い切り診断で【8点】【7点】と上位評価された馬を見ていきましょう。
■ドラゴンブースト【7】
助手騎乗 栗東坂路単走 無理をさせない入りだったが、馬自ら序盤から気持ちを乗せて登坂。シャープなフォームを保ってスムーズに加速し、手前を替えてからさらに鋭く切れた。1週前はCW併せ馬で余念なく負荷を掛けられており、中2週からの中3週というタイトな臨戦過程を感じさせない、いい状態にありそう。好気配。
■ランフォーヴァウ【8】
坂井騎手騎乗 栗東CW併せ馬 今週末のレースに出走する3勝クラス・プリモカリーナを目標に序盤から速いラップを刻んでいく。直線半ばで取り付くと、相手もさすがにいい伸びを見せたが、気持ちの強さで食らいついていき併入としている。精神面はかなりのレベルにありそうで、目下絶好の仕上がり。
▼「デイリー杯2歳S」全頭追い切り評価はコチラ
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/20283/0/112
出走予定だったコスモイシュタルにも7点はつけたんですが、回避。調教から“買える”と推せる馬は2頭だけという異例の状況となってしまいました。
調教採点最高【8】点はランフォーヴァウ。
1週前の坂路は小柄な牝馬にとってかなり厳しいタフなコンディションでしたがお釣りを残して12秒7-12秒5の加速ラップ。
今週のCW追いでは土曜東京の奥多摩Sに出走する準オープン馬プリモカリーナを追ってしっかり食らいついて併入に持ち込みました。まだ成長の余地を残していそうですが、バネと気持ちの強さはかなりのレベルにありそうです。掛かる感じもなく、前走からの1F延長は問題なくこなしそう。
本来は来週の1勝クラス・赤松賞(東京)から阪神JFという構想だったようですが、こちらに回ってきたのは帰厩後の状況がよほどいいということでしょう。中山へ輸送しての新馬戦が案外な走りだったので、関東への輸送に対し一抹の不安もあるのかもしれません。
なんにせよ内回り外回りの違いはあるとはいえ、前走で快勝した京都で走れるのは大きな後押し材料。若き名伯楽・福永師の采配を信じ本命とします。
となれば必然的に対抗はドラゴンブースト。中2週でかなり手緩い調整だった前走の未勝利戦で快勝したあたりポテンシャルは相当高そう。
そのレースから今回は中3週。かなりタイトな臨戦過程ですが、1週前はCW併せ馬で目一杯の追い比べをこなすなど体調面で不安どころか、ますます上昇しているのかも。
前走が中2週でもプラス10キロだったように、この秋はバイオリズム的にいい波に乗っているのかもしれません。内回りだった前走から今回の外回りに替わってどこまで長い脚を使えるかですが、競馬センスの高さで問題なくこなしそう。
攻めからは、どう考えてこの2頭の決着しか考えられませんね。馬連1点でもいいですが、6点以下勢から1頭だけ九州産馬エイヨーアメジストをピックアップ。最終追いでやや素軽さに欠けたため6点としましたが、坂路ラスト2F12秒9-12秒0(一杯)と豪快に加速できており、このひと追いで本番までにさらに良くなってきそう。中間はCW追いもこなしており、併用調整をこなしているのは好感。
前走・小倉2歳S(13着)は初の一般戦で相手関係の厳しさもあったでしょうが、それ以上に重い馬場が響いたか。距離も1200mがベストな感もありますが、良馬場かつどスロー濃厚な7頭立てでマイペースで運べれば粘り込みがあっても。
以下、最終結論です。どうぞご参考に!
<調教ライター・西村武輝「デイリー杯2歳S」最終結論>
◎5 ランフォーヴァウ
○6 ドラゴンブースト
▲2 エイヨーアメジスト
【単勝】5(1点)
【馬単/マルチ】5⇔6(2点)
【ワイド】5=6,2(2点)
【3連複】5=6=2(1点)
【3連単/フォーメ】5,6→5,6,2→5,6,2(4点)
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=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【エリザベス女王杯2024|血統診断】マリアライト、ブレイディヴェーグらに共通する「好走配合」の正体とは!?
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今週末も慌ただしい4重賞ですね。
土曜京都の重賞は朝日杯FSへの前哨戦的位置づけの2歳マイル戦「デイリー杯2歳S」です。
2021年が7頭、2022年が10頭、昨年2023年が11頭と例年出走頭数が少なくなりがちですが、今年も登録馬10頭、週なかの想定段階で9頭。そして9頭のうちコスモイシュタルが日曜の自己条件・黄菊賞に回り、おそらく出てくれば1番人気確実だったロンドボスが外傷で取りやめ、7頭立てで行われることとなりましたね。
寂しい感は否めませんが、予想は予想できっちり進めて日曜のGI資金をしっかり獲得したいところ。
ではまず調教傾向を見ていくことにします。対象は京都で開催された過去3回、2023年、2019-2018年の馬券対象馬9例。
最終追いは坂路4、コースが5で拮抗。坂路組4例のうち中間にコースで追っていた併用調教は3で、坂路オンリーだったのは昨年勝ち馬ジャンタルマンタルだけ。
同馬は坂路オンリー調整を貫く高野厩舎の馬ですし、新馬戦が芝1800m戦で前を上手く捌いて快勝した経緯があり、コース追いでのレース感覚補強はなくても大丈夫だったということか。
なおコース組5例のうち4例が中間に坂路追いも行っており、原則は併用調整が望ましいところ。
以上を踏まえ、「デイリー杯2歳S」追い切り診断で【8点】【7点】と上位評価された馬を見ていきましょう。
■ドラゴンブースト【7】
助手騎乗 栗東坂路単走 無理をさせない入りだったが、馬自ら序盤から気持ちを乗せて登坂。シャープなフォームを保ってスムーズに加速し、手前を替えてからさらに鋭く切れた。1週前はCW併せ馬で余念なく負荷を掛けられており、中2週からの中3週というタイトな臨戦過程を感じさせない、いい状態にありそう。好気配。
■ランフォーヴァウ【8】
坂井騎手騎乗 栗東CW併せ馬 今週末のレースに出走する3勝クラス・プリモカリーナを目標に序盤から速いラップを刻んでいく。直線半ばで取り付くと、相手もさすがにいい伸びを見せたが、気持ちの強さで食らいついていき併入としている。精神面はかなりのレベルにありそうで、目下絶好の仕上がり。
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出走予定だったコスモイシュタルにも7点はつけたんですが、回避。調教から“買える”と推せる馬は2頭だけという異例の状況となってしまいました。
調教採点最高【8】点はランフォーヴァウ。
1週前の坂路は小柄な牝馬にとってかなり厳しいタフなコンディションでしたがお釣りを残して12秒7-12秒5の加速ラップ。
今週のCW追いでは土曜東京の奥多摩Sに出走する準オープン馬プリモカリーナを追ってしっかり食らいついて併入に持ち込みました。まだ成長の余地を残していそうですが、バネと気持ちの強さはかなりのレベルにありそうです。掛かる感じもなく、前走からの1F延長は問題なくこなしそう。
本来は来週の1勝クラス・赤松賞(東京)から阪神JFという構想だったようですが、こちらに回ってきたのは帰厩後の状況がよほどいいということでしょう。中山へ輸送しての新馬戦が案外な走りだったので、関東への輸送に対し一抹の不安もあるのかもしれません。
なんにせよ内回り外回りの違いはあるとはいえ、前走で快勝した京都で走れるのは大きな後押し材料。若き名伯楽・福永師の采配を信じ本命とします。
となれば必然的に対抗はドラゴンブースト。中2週でかなり手緩い調整だった前走の未勝利戦で快勝したあたりポテンシャルは相当高そう。
そのレースから今回は中3週。かなりタイトな臨戦過程ですが、1週前はCW併せ馬で目一杯の追い比べをこなすなど体調面で不安どころか、ますます上昇しているのかも。
前走が中2週でもプラス10キロだったように、この秋はバイオリズム的にいい波に乗っているのかもしれません。内回りだった前走から今回の外回りに替わってどこまで長い脚を使えるかですが、競馬センスの高さで問題なくこなしそう。
攻めからは、どう考えてこの2頭の決着しか考えられませんね。馬連1点でもいいですが、6点以下勢から1頭だけ九州産馬エイヨーアメジストをピックアップ。最終追いでやや素軽さに欠けたため6点としましたが、坂路ラスト2F12秒9-12秒0(一杯)と豪快に加速できており、このひと追いで本番までにさらに良くなってきそう。中間はCW追いもこなしており、併用調整をこなしているのは好感。
前走・小倉2歳S(13着)は初の一般戦で相手関係の厳しさもあったでしょうが、それ以上に重い馬場が響いたか。距離も1200mがベストな感もありますが、良馬場かつどスロー濃厚な7頭立てでマイペースで運べれば粘り込みがあっても。
以下、最終結論です。どうぞご参考に!
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◎5 ランフォーヴァウ
○6 ドラゴンブースト
▲2 エイヨーアメジスト
【単勝】5(1点)
【馬単/マルチ】5⇔6(2点)
【ワイド】5=6,2(2点)
【3連複】5=6=2(1点)
【3連単/フォーメ】5,6→5,6,2→5,6,2(4点)
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