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馬体アナリスト 伊藤

2024/10/13 18:00

府中牝馬ステークス2024 最終結論【馬体】馬連は1点勝負【重賞深掘りPROJECT】

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《府中牝馬ステークスの馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

明日14日(月)は府中牝馬Sが東京競馬場で開催されますが、JRAから先日発表がありましたように、来年は府中牝馬Sが2つのレースに分割となります。

府中牝馬Sの正式名称はアイルランドトロフィー府中牝馬Sで、従来の府中牝馬Sはアイルランドトロフィーとして来年のこの時期に行われます。

そしてマーメイドSの施行場を東京芝1800mに変更し、6月に行われる重賞が府中牝馬Sです。

なんともややこしい状況ですが、

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アイルランドトロフィー府中牝馬S→アイルランドトロフィー

マーメイドS→府中牝馬S
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この流れを覚えておけば迷うことはないでしょう。


それでは府中牝馬Sの予想を進めていきます。

なお、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、本コラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。

まず過去ラップ分析ですが、近10年分を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。

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2014 前半5F59秒2 後半5F58秒7⇒イーブン
2015 前半5F59秒2 後半5F59秒0⇒イーブン※稍重馬場
2016 前半5F60秒6 後半5F58秒1⇒超後傾
2017 前半5F61秒9 後半5F58秒6⇒超後傾 ※稍重馬場
2018 前半5F58秒2 後半5F58秒3⇒イーブン
2019 前半5F58秒3 後半5F57秒8⇒イーブン※稍重馬場
2020 前半5F59秒6 後半5F61秒1⇒前傾  ※重馬場
2021 前半5F59秒4 後半5F58秒3⇒後傾
2022 前半5F57秒9 後半5F58秒4⇒イーブン
2023 前半5F60秒0 後半5F58秒1⇒超後傾
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※前半と後半の5Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、2秒以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。

本重賞は年によってイーブンか超後傾かに分かれやすく、ラップを決め打ちして予想するのは難しいですね。

コンクシェルの逃げならイーブンとなりそうですが、ラップと飛節の連動性は今回考えないこととしましょう。


続いて過去好走馬の馬体分析ですが、分析した結果

(1)背中に比べて腹まわりが長い「長駆短背」で馬体構造上しなること
(2)「飛節」にある程度の角度があること

という特徴が確認できます。

2020年2着、2021年1着のシャドウディーヴァが分かりやすい該当例ですね。速い上がりが問われるレースで馬体構造的に「切れる馬」が優位に運べているのでしょう。


続いて馬体以外に重視すべき要素ですが、先週と日曜東京芝の結果から、有力馬における近1年半の時計面とします。

先週開幕した4回東京競馬は超がつくほどの高速馬場。速い時計に対応できる下地は確認しておきたいですね。

時計は距離ごとに見ていきましょう。

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1600mで優秀 フィールシンパシー ※今年のヴィクトリアマイルは時計が平凡
1800mで優秀 マスクトディーヴァ、ブレイディヴェーグ
2000mで優秀 コスタボニータ
2200mで優秀 該当馬なし     ※昨年のエリ女はスローで時計的な判断が不能
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距離別でまとめましたが、時計的なパフォーマンスであれば、マスクトディーヴァとブレイディヴェーグが抜けています。

超高速馬場の恩恵があったとは言え昨年のローズSでは日本レコードが記録されていますからね。

1800mの時計勝負ならそこの1、2着馬に分があると考えます。


ここからは今年の有力馬の馬体を見ていきましょう。

先に述べた「長駆短背」「飛節に角度があり」な馬体で出走できそうなのが

ハーパー
ブレイディヴェーグ
マスクトディーヴァ
フィアスプライド
コンクシェル

の5頭です。

人気のブレイディヴェーグとマスクトディーヴァは、馬体、調教、陣営のコメントからデキ八分と見ていますが、東京ならそのデキでも高いパフォーマンスを出してくれるのではないでしょうか。

いい頃のハーパーであれば、先の2頭にかなり迫れそうですが、どうも調教でも真剣味に欠ける様子。ヴィクトリアマイルはゲートの突進があったため度外視可能ですが、まずはここで変われるかを確認したいですね。

他にも枠順、展開、各馬の調整過程などを考慮した最終結論は次のとおりです。

《府中牝馬ステークスの最終結論》
◎6マスクトディーヴァ
○5ブレイディヴェーグ
▲4モリアーナ
☆7フィアスプライド
△1ハーパー
△2アスコルティアーモ
△8コスタボニータ
△12コンクシェル

本命はブレイディヴェーグより1キロ軽い斤量で出走できるマスクトディーヴァ。ルーラーシップ産駒らしい肉厚の馬体で、かつ長駆短背で切れます。飛節は曲飛とまで言えませんが角度がありますね。前走のヴィクトリアマイルでは直線狭くなる場面があり3着でしたが、昨年の秋華賞でリバティアイランドに1馬身差まで迫ったように能力はGI級です。超高速決着での強さは折り紙付きで、昨年のローズS以来の勝利に期待。

対抗評価はブレイディヴェーグ。馬体構造上最も切れそうな馬体と見ているのが本馬。昨年のエリザベス女王杯勝利後に脚部不安を発症し復帰がのびのびになった経緯こそありますが、前哨戦としては悪くない仕上がりで出走できそうです。ただし、昨年のローズSでマスクトディーヴァ相手に完敗だったことに加え、今回はマスクトより1キロ重い斤量を背負うことから逆転は難しいと見ます。

ほか6頭ほどに印をつけましたが、あくまで3着候補です。

馬券は◎マスクトディーヴァ、○ブレイディヴェーグの馬連1点と、この2頭を軸に3連複で勝負します。◎マスクトディーヴァの単勝も買います。

《府中牝馬ステークスの買い目》
◎6マスクトディーヴァ
○5ブレイディヴェーグ
▲4モリアーナ
☆7フィアスプライド
△1ハーパー
△2アスコルティアーモ
△8コスタボニータ
△12コンクシェル

【単勝】6(1点)
【馬連】6=5(1点)
【3連複/軸2頭】6,5=4,7,1,2,8,12(6点)

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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