競馬サロン
2024/10/02 03:21
ジャパンダートクラシック2024 最終結論【馬体】2強に迫るのはどの馬か【重賞深掘りPROJECT】
【2024ジャパンダートクラシック|◎ルガルで「2帯」獲得男が今回も10万チャレンジ】覆面馬主7号と馬体アナリストがJDCを斬る!
《ジャパンダートクラシックの馬柱》
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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
先週のスプリンターズSはルガルの激走を予見できず悔しい結果となりましたが、大きなレースの借りは大きなレースですぐ返せるように頑張ります。
さて、冒頭でジャパンダートクラシックの動画をご紹介済みですが、この度は私馬体アナリスト伊藤と7号さんが共に語る形の動画を公開させていただきました。
今後の地方GI級競走として控えるマイルCS南部杯、JBC3競走、東京大賞典も7号さんと一緒に収録する方針です。どうぞ楽しみにお待ちください。
それではジャパンダートクラシックの予想を進めていきます。
同競走についてはお調べ済みの読者の皆さんも多いかと思われますが、簡単に解説していきます。
元々は7月に行われるジャパンダートダービーが改称の上、10月頭に行われるようになりましたね。新ダート3冠の最終戦に位置づけられ、中央競馬で例えると菊花賞に該当します。
ただし、日本ダービーと菊花賞では距離に600mの開きと東京競馬場と京都競馬場という競馬場の違いがありますが、新ダート3冠の2冠目・東京ダービーと3冠目・ジャパンダートクラシックの舞台はともに大井ダート2000m。
新ダート3冠の「課題」は同じようなメンバーが同じような舞台で何度も対戦することで、力関係がはっきりしている中でのレースになりやすいことでしょう。
そして、羽田盃2着、東京ダービー3着のアンモシエラ、羽田盃4着、東京ダービー5着のハビレなどの着順や着差から3冠路線のレースレベルも比較がしやすいです。
東京ダービー(レーティング=115)>羽田盃(レーティング=110)>雲取賞(レーティング=109)>京浜盃(レーティング=108)>ブルーバードC(レーティング=102)
と、南関東のDG競走をまず整理することが可能です。参考までにレーティングも記載しています。
不来方賞、ユニコーンS、レパードSの整理が簡単ではありませんが、こちらは特定の馬の着差や着順で考えるより、レーティングで考えるのがいいかもしれません。
不来方賞のレーティングは111、ユニコーンSのレーティングも111、そしてレパードSのレーティングも111です。
上記3レースは東京ダービーには及ばないものの、勝ち馬のレーティングは羽田盃以上。これで国内のレースについてはざっくりと整理ができました。
ここからはレースの焦点である
(1)フォーエバーヤングとラムジェット、どっちが強いか
(2)2強に迫るのはどの馬か
を馬体考察を交え述べていきます。
まず、フォーエバーヤングとラムジェットの馬体を述べると、前者は矢作厩舎の管理馬らしい背中が短く胴まわり長い、馬体構造上しなる馬体で、調教師やオーナーの好みが反映されています。最大の特徴はトモが並の馬の1.5倍ほど大きいこと。このトモが推進力の源です。
後者は東京ダービー出走時に馬体完成度の高さが目につきました。完成はもっと先かもしれませんが、現段階でもメリハリが強調された馬体です。世代限定戦は馬体完成度の高さが大きなアドバンテージとなります。
両者とも馬体からマイナスと判断できる要素が見つからず、馬体で優劣はつけられないですね。
で、あれば直接対決の結果を参考にしたいのですが、フォーエバーヤングとラムジェットは今回が初対決。加えて、フォーエバーヤングが勝った全日本2歳優駿と、ラムジェットが勝った東京ダービーに同時に出走していた馬は何と不在。
であれば何を根拠に2頭の上下を判断するかですが、今回は実際に生でレースを見た際の私の「感覚」とします。
一応、レーティングではケンタッキーダービー3着時のフォーエバーヤングが116で、数字でラムジェットに勝るという裏付けは出せますね。
ただし、それ以上に「こりゃ化け物だ・・・」と感じたのがフォーエバーヤングの全日本2歳優駿の走り。
東京ダービーをぶっ千切って勝ったラムジェットもとんでもなく強い馬ですが、昨年の全日本2歳優駿ほどの衝撃ではなかったと考えています。
仮にこの「感覚」が間違いであれば、JDCの結果をもって修正すればいいだけ。
続いて2強に迫る馬はどの馬かを考えていきましょう。
その候補はカシマエスパーダ、サントノーレ、サトノエピック、ミッキーファイト、サンライズジパングの5頭ですが、個人的に注目しているのはサントノーレとサンライズジパングの2頭。
サントノーレはガチッとまとまった筋肉質な馬体でパドックでの歩様や全体の連動性は並ですが、重い砂の適性が高く、素軽く弾むように走ります。全日本2歳優駿の結果からフォーエバーヤングとは差がありそうですが、大井だったら2強以外との力差は殆ど無いと判断。執筆時点6番人気なら狙いと考えます。
サンライズジパングは元々芝重賞で好走実績がある二刀流ホース。不来方賞出走時は1頭だけ柔らかく柔軟性に富む馬体をしていました。残念ながら芝の切れ勝負では分が悪いものの、ダートなら最後まで脚を使えるのがいいですね。また、鞍上が百戦錬磨の武豊騎手ですから強い2頭をマークして最後ちょい差しの競馬を狙ってきても不思議ではありません。
カシマエスパーダ、サントノーレ、サトノエピックなどの先行勢をフォーエバーヤング、ラムジェットとの2頭が掃除した場合、最も漁夫の利を得るのはサンライズジパングかもしれません。
他にも各馬の並びと展開、各馬の調教過程、各馬の基礎能力、レースレベル、白い砂の経験値なども考慮した最終結論は次の通りです。
《ジャパンダートクラシックの最終結論》
◎1フォーエバーヤング
○4ラムジェット
▲12サンライズジパング
☆6サントノーレ
△3カシマエスパーダ
△9サトノエピック
△10ミッキーファイト
本命はフォーエバーヤング。目標は次のBCクラシックでもまず勝ち負けに期待。
対抗評価はラムジェット。フォーエバーヤング以外との勝負付は済んでいると判断。
単穴評価と☆評価は先に注目2頭として馬名を挙げたサンライズジパングとサントノーレ。
強い2頭が差してくるという展開を考えると先行勢は基本的に厳しくなるという見立てです。
馬券はフォーエバーヤングとラムジェットを1着、2着に固定した3連単で勝負します。
《ジャパンダートクラシックの買い目》
◎1フォーエバーヤング
○4ラムジェット
▲12サンライズジパング
☆6サントノーレ
△3カシマエスパーダ
△9サトノエピック
△10ミッキーファイト
【3連単/フォーメ】1,4→1,4→12,6,3,9,10(10点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
《重賞深掘りPROJECT関連動画》
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