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競馬サロン

馬体アナリスト 伊藤

2024/10/04 18:00

サウジアラビアロイヤルカップ2024 最終結論【馬体】3連単6点で勝負【重賞深掘りPROJECT】

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《サウジアラビアロイヤルカップの馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

一昨日はジャパンダートクラシックを取材するため大井競馬場へ行ってきました。

その攻略動画には7号さんと一緒に出演したのですが、残念ながら予想は両者ともハズレ。

ラムジェットが向こう正面で動いた際には場内大歓声でしたが、そこで脚を使った分の4着だったかもしれません。

勝って国内3歳最強の走りを証明してくれたのがフォーエバーヤング。序盤こそ武豊騎手が跨ったサンライズジパングにフタをされそうになりましたが、そこ以外は終始危なげない競馬ぶり。

時計の出やすい馬場コンディションとは言え、2分4秒1の勝ち時計も優秀で、モノが違った印象です。BCクラシックでも好走が期待できるかもしれません。

スプリンターズSの借りはジャパンダートクラシックで返したかったのですが、その分は今週末の3重賞で修正しますので応援よろしくお願いします。


それではサウジアラビアロイヤルカップの予想を進めていきます。

なお、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、本コラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。

まず過去ラップ分析ですが、2015年に新設された重賞のため同年から2023年までの9年間分を集計対象に設定。各年度のラップ構成は次の通りです。

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2015 前半4F47秒0 後半4F47秒2⇒イーブン
2016 前半4F47秒7 後半4F46秒8⇒後傾
2017 前半4F46秒1 後半4F46秒9⇒前傾
2018 前半4F48秒3 後半4F45秒7⇒超後傾
2019 前半4F47秒2 後半4F45秒5⇒超後傾
2020 前半4F48秒8 後半4F50秒8⇒超前傾 ※不良馬場
2021 前半4F50秒0 後半4F46秒4⇒超後傾
2022 前半4F46秒3 後半4F47秒1⇒前傾
2023 前半4F46秒9 後半4F46秒5⇒イーブン
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※前半と後半の4Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、1秒5以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。

サウジアラビアRCは年によってラップ構成がバラバラです。近2年は9頭立てでも流れているため、少頭数なら超後傾になりやすいと断言はできません。

そもそものラップがバラバラですから、飛節と絡めて考えていくのは難しそうですね。

続いて2015年から2023年にかけての勝ち馬の馬体を見ていきましょう。なお、グランアレグリアは強すぎる例外的な存在のため、この馬を除いて考えていきます。

全部が全部該当するわけではありませんが、大まかな特徴は次の通り。

(1)長駆短背で馬体構造上しなる
(2)後ろ脚を動かすため筋である大腿筋膜張筋が発達
(3)パワーのある馬に見られる大きな腹袋をしている


東京マイルではスピード能力と切れが要求されるため、切れそうな馬体が理想です。

上記3つを綺麗に満たしていた過去好走馬がダノンプレミアム。同馬は完成度も高く、ダノンプレミアムのような馬体の馬を見つけられると正解に近づけるかもしれません。


続いて馬体以外に重視すべき要素ですが、各馬の時計面や上がりとします。サウジアラビアRC当日は馬場が渋りそうですが、同レースは速い時計と速い上がりが基本的に記録されるだけに、下地は調べておきたいところ。

今年は7頭立てと少ない頭数ですが、時計と上がりの両面で優れていると判断できる馬が1頭見つかりましたね。それがアルレッキーノです。

同馬は新馬戦、未勝利戦とも時計が優秀で、未勝利戦では上がり2位の馬を大きく上回る3F33秒7の末脚を記録。

おそらく単勝オッズは1倍台前半ですが、数字的に仕方がないと考えます。

そして同馬の馬体を見ていくと、キ甲まわりの出っ張りはまだまだですが、長駆短背で馬体構造上しなり、後ろ脚を動かすための筋である大腿筋膜張筋の発達も確認できますね。

兄ノッキングポイントと比べるとシャープな印象ですが、馬体的には姉チェルヴィニア似なのかもしれません。

その姉が姉だけに弟の期待も高まる状況ですが、1勝クラスとほとんど変わらないメンバー構成の重賞ならまず勝ち負けになるのではないでしょうか。

他にも枠順、各馬の調教過程、展開などを考慮した最終結論は次の通りです。

《サウジアラビアロイヤルカップの最終結論》
◎3アルレッキーノ
○1アルテヴェローチェ
▲5タイセイカレント
☆7フードマン
△4マイネルチケット

本命はアルレッキーノ。圧勝に期待。

対抗評価はモーリス産駒で、ククナ、ピオネロ、クルミナルなどと同牝系のアルテヴェローチェ。モーリス産駒の中ではシャープな体つきで、母父ディープインパクトの影響が強め。初戦で4番手に控える競馬ができているのがいいですね。

単穴評価もモーリス産駒のタイセイカレント。牝馬限定のDG競走で活躍中のキャリックアリードの弟で、モーリス産駒らしい肉付きのいい馬体をしています。初戦の時計は平凡でしたが上がり性能が優秀でした。

☆評価は英2000ギニーなどGI2勝ゴーラン(※2001年と2002年のJCにも参戦)と同牝系のキングマン産駒フードマン。1400m戦での勝ち上がりですが、本馬は同詰まりかつ脚長の馬体でマイルまでは守備範囲と見ます。

馬券はオッズを考慮し◎アルレッキーノを1着に固定し、○アルテヴェローチェを2着、3着に置いた3連単で勝負。

《サウジアラビアロイヤルカップの買い目》
◎3アルレッキーノ
○1アルテヴェローチェ
▲5タイセイカレント
☆7フードマン
△4マイネルチケット

【3連単/フォーメ】3→1→5,7,4(3点)
【3連単/フォーメ】3→5,7,4→1(3点)

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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