《神戸新聞杯の馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

諸般の事情によりしばらくの間は動画公開を休止とさせていただきます。

また、予想コラムでは「レースの過去ラップ」「出走馬有力馬の馬体」を「図」で解説して参りましたが、今週分のコラムでは上記の図を割愛とします。何卒ご了承くださいませ。

それでは神戸新聞杯の予想を進めていきます。

今年の神戸新聞杯ですが、先週のローズSと同じで2020年、2021年、2022年に続く中京での開催。

必然的に過去ラップの集計対象はその3年分としますが、3年分だけではサンプル不足ですね。近2年は「スローの上がり勝負」を呈していますが、今年はメンバー次第かもしれません。

ただし、2020年から2022年の勝ち馬の馬体特徴は分かりやすいです。2022年の勝ち馬ジャスティンパレスががっちり該当するわけではないのですが、長駆短背かつ直飛でいかにも切れそうな馬体の馬が勝っています。

直線の長い中京で最後にビュンと切れる馬が活躍しやすいと考えていいでしょう。


さて、今年の有力馬の馬体を見ていくと「長駆短背かつ直飛」に該当するのが

オールセインツ
ビザンチンドリーム
の2頭

執筆時点1番人気のメリオーレムはいかにもハーツクライ系らしい胴長の馬体で飛節は典型的な曲飛。仕上がりそのものは素晴らしく能力は高そうですが、中京開催の神戸新聞杯向きとは判断できません。それでも高い評価は必要だと考えます。

先の2頭で一発なら重賞勝ちの実績がありながら執筆時点7番人気のビザンチンドリームです。ただし、この馬は過去4戦中3戦で出遅れていて、基本的に後方から追い上げる競馬しかできません。ある程度前・内が有利な中京では脚質がネックですね。

オールセインツもスタートに課題こそ残しますが、スローの流れなら好位を確保できることは前走で証明済みです。3走前の京都新聞杯は大敗でしたが、発馬でアオり、終始流れに乗れなかったのが全てでしょう。

2走前にチークピーシーズ着用後は競馬ぶりが安定し、その2走前のレースではローズSで2着に入るチェレスタ相手に完勝していますね。

馬体は先程述べたように長駆短背かつ直飛で切れそうな馬体です。友道厩舎の管理馬らしい研ぎ澄まされた姿で、体のメリハリが強調され、全体のツヤも素晴らしいです。

本馬の血統を見ていくと、曾祖母が名繁殖アイドリームドアドリームで、祖母がエアデジャヴー。古くはエアシャカール、エアシェイディ、最近だとベラジオオペラ、エアスピネルが一族の活躍例。一族の牡馬は長く活躍できるのが特徴で、この馬も長い活躍を今後見せてくれるかもしれません。

オールセインツを神戸新聞杯の本命馬とします。

対抗評価以下の印は次の通りです。

《神戸新聞杯の最終結論》
◎5オールセインツ
○1ジューンテイク
▲6メリオーレム
☆14ビザンチンドリーム
△10ミスタージーティー
△11ショウナンラプンタ
△12ウエストナウ
△15メイショウタバル

馬券はオールセインツを軸に馬連と3連複で勝負。

【馬連】5＝1,6,14,10,11,12,15（7点）
【3連複/フォーメ】5＝1,6,14＝1,6,14,10,11,12,15（15点）

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》 競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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