UMAJIN.net

競馬サロン

田原基成

2023/09/29 18:45

【シリウスS】本命はハギノアレグリアスにあらず。【4-1-1-2】条件で待ち望んだ本命◎/中山11R/阪神10R

297


【阪神11R シリウスS】

「環境が人を作る」

これはどの世界でも共通して言えることだ。

例えば今年のメジャーリーグでホームラン王のタイトルをほぼ手中にしている「大谷翔平」という存在。球界の常識を覆す二刀流への挑戦は、北海道日本ハムファイターズという環境以外ではたして成り立ったのだろうか。

中央大学陸上部・長距離ブロックもそうだ。

箱根駅伝シード落ち、予選会敗退と地獄を味わった時代を経て今では優勝候補の一角に。藤原監督の就任、吉居大和というスーパーエースの入学がチームの雰囲気をガラリと変えた。多感な時期を過ごす学生スポーツだからこそ、ひとりが周りに与える影響は計り知れない。

シリウスSにも、環境の変化によって新境地を切り開いた2頭が出走する。

初ダートで勝利を飾ったアイコンテーラー。
長期休養を挟んだのち、重賞ウィナーに上り詰めたハギノアレグリアス。

アイコンテーラーの前走は、まったくスキのない競馬だった。ダート経験の浅い馬は出足がつかないケースがままあるが、この馬に関してそういったところはない。未経験の砂をものともせず、早め先頭で押し切った前走は強かった。

ハギノアレグリアスは年齢の割に使い減りしていない点が魅力。オープン馬にとって魅力的なレースが多いダート戦線において、適度な休養を入れつつ実戦に臨んでいる点は好感が持てる。

ここも評価が上がる2頭だが、前者は久々の右回り。後者は大外枠かつ斤量58.5キロと人気とのバランスで心もとない印象も拭えない。妙味を含めて別の馬から攻めたいシチュエーションだ。

本命に抜擢するのはカフジオクタゴン。

3歳時にレパードSを制した馬。当時負かした馬にはハピ(チャンピオンズC3着)の名前もあり、本レースに出走するトウセツ、ヘラルドバローズの名前も。レベルの高い一戦を制した価値は計り知れない。

「環境が人を作る」

冒頭で記したこの言葉をカフジオクタゴンに当てはめると、今年使われた5戦はすべて渋ったダート。良馬場ダート【4-1-1-2】の同馬にとって決して恵まれた環境とは言い難いものだった。阪神ダート2000mは3馬身差勝利がある舞台。条件は間違いなく好転する。

良馬場濃厚の土曜阪神ダート。
ブリンカー着用。
主戦騎手への乗り替わり。

今回用意された環境は申し分なし。カフジオクタゴンが私の本命だ。

相手本線にはアイコンテーラーを。

初ダートの前走BSN賞を快勝。外枠で砂を被らない競馬が向いたとはいえ、重賞馬券内歴がある馬を下したパフォーマンスは立派だ。【0-0-2-6】と良績に乏しい右回り替わりがどうかも、芝スタートの阪神ダート2000mは広いコース形態。再度の好走が期待できる1頭と言える。

ハギノアレグリアスはこの位置。

前走帝王賞は4着と健闘。昨年秋から重賞でも大崩れなく走っており、ダート路線の安定株と言える馬だ。阪神ダートは【2-2-0-0】連対率100%。目標は次走かもしれないが、GIIIのメンバーなら斤量58.5キロでも無様な競馬はできないだろう。

穴妙味を求めるならヘラルドバローズ。

人気に推された前走は8着惨敗。外から被されて位置取りを悪くし、前半で脚を使ってしまったことが敗因だろう。4走前に阪神ダート2000mでの連対歴がある馬。阪神ダートの成績【3-1-0-1】も含め、見限るにはまだ早い。

【阪神11R シリウスS予想の印】
◎9 カフジオクタゴン
〇7 アイコンテーラー
▲14 ハギノアレグリアス
☆4 ヘラルドバローズ
△5 フルヴォート
△6 ニューモニュメント
△3 ヴァンヤール
△1 キリンジ

【単勝】9(1点)
【馬連/ながし】9-7,14,4(3点)
【3連複/ながし】9-7,14,4,5,6,3,1(21点)
【3連単/フォーメ】9→7,14,4→7,14,4,5,6,3,1(18点)


次に、自信の一鞍。

【中山11R 秋風S】

中山マイル戦にしてはテンに速い馬が少ないメンバー構成。こうなると枠の有利不利が大きくなると判断し、内枠に妙味を見出す。

本命はニシノスーベニア。2走前に当舞台を制している馬で、当時の上がり3Fは34秒0。オール野芝の秋開催にリンクする速い上がりを使えた点は高く評価すべきだ。使い込んだ影響で大幅馬体重減に見舞われた前走から、休みを経ての立て直し効果に期待。

【中山11R 秋風S予想の印】
◎2 ニシノスーベニア
〇15 クルゼイロドスル
▲3 ルージュエクレール
☆4 アドマイヤハレー
△13 デコラシオン
△6 ソウテン
△1 ドゥラモンド
△8 ダークエクリプス

【単勝】2(1点)
【馬連/ながし】2-15,3,4(3点)
【3連複/ながし】2-15,3,4,13,6,1,8(21点)
【3連単/フォーメ】2→15,3,4→15,3,4,13,6,1,8(18点)


最後に、太鼓判レース。

【阪神10R 西宮S】

半年以上の休み明けで臨むメモリーレゾンだが、3歳時に秋華賞4着、ローズS5着と重賞で善戦。秋華賞ではナミュール、スターズオンアースといった世代トップクラスの2頭相手に0秒3差と能力の一端を示した。前走逃げた馬が3頭を数えるここは淀みないペースが濃厚。終いの脚に秀でたこの馬がポテンシャル通りに走れば好走必至だ。

【阪神10R 西宮S予想の印】
◎5 メモリーレゾン
〇4 セントカメリア
▲14 ボーデン
☆1 リカンカブール
△9 チャンスザローゼス
△12 ジュリアバローズ
△11 サンライズロナウド
△13 トゥルーヴィル

【単勝】5(1点)
【馬連/ながし】5-4,14,1(3点)
【3連複/ながし】5-4,14,1,9,12,11,13(21点)
【3連単/フォーメ】5→4,14,1→4,14,1,9,12,11,13(18点)

田原基成のプロフィールはこちら
関連コラム「ナムラクレア・アグリほか、スプリンターズS全16頭分析」
関連コラム「ハギノアレグリアスほか、シリウスS全14頭分析」

この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)

エール0

この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます

お気に入り登録
競馬サロン TOP

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!

月額コースはコチラ

ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!

全コラムが見放題
月額コースはコチラ

月額コース購入に進む

この記事のみをご覧になりたい方はコチラ

単品購入(500pt)に進む

本記事は単品購入限定となります

PAGE TOP