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田原基成

2023/09/28 18:00

ナムラクレア・アグリほか、スプリンターズS全16頭分析

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・アグリ
休み明けの前走セントウルSは2着。4角12番手から上がり3F最速の脚で突っ込んできており、脚質の幅を広げたのは大きな収穫だ。芝1400mで1分19秒台をマークしたように、高速馬場適性は申し分ない馬。中山未経験がネックではあるものの、急坂を苦にしないパワーは当レース向きと言えるだろう。

・ウインマーベル
今年に入り、勝ち馬と1秒以上離される競馬が目立つ馬。変わり身は望み薄か。

・エイシンスポッター
トウシンマカオ回避で出走が叶った馬。重賞3着がある舞台替わりはプラスだが、勝ち馬とは0秒4差だった。仮に激流でもGIのメンバーが簡単に止まるとは思えず、強調材料は乏しい。

・オールアットワンス
前走アイビスSDで2度目の直線重賞勝利。当時の勝ち時計は2年前より遅く、近年は直線競馬以外での良績に乏しい点もマイナス材料だ。

・キミワクイーン
前走キーンランドCは7着。道悪の影響で伸びないインを通ったことがマイナスに働いた印象だ。中山芝1200mは上がり3F2位での勝利実績あり。持ち時計に乏しいゆえ勝ち切るためのハードルは高そうだが、ヒモ穴候補の1頭としてケアしたい。

・ジャスパークローネ
目下重賞連勝中の上がり馬。いずれも1分7秒台前半と高い高速馬場適性を示すレースだった。中山芝1200mは【2-0-1-0】と馬券外なし。ある程度マークを受ける形でのGIは楽ではないが、3着のゾーンに粘り込む可能性は考えるべきか。

・ジュビリーヘッド
6歳にして初のGI挑戦。重賞での馬券内は洋芝に限定されており、オール野芝での強調材料は乏しい。

・テイエムスパーダ
単勝112倍での逃げ切り勝ちを決めた前走。天敵ジャスパークローネが不在かつ開幕週のシチュエーションが味方した印象だ。翻って、今回はジャスパークローネと再び相まみえることに。テンのダッシュ力では分が悪く、前走の再現を望むのは酷に映る。

・ドルチェモア
フタ桁着順が続く現状。厳しい。

・ナムラクレア
前走キーンランドCは貫禄勝ち。今年の馬券外はマイル戦に限定されており、スプリント戦での安定感には目を見張るものがある。昨年の当レースは4角で外に振られたのが堪えた一戦。昨年との比較で3キロ増の斤量は楽ではないが、ノーマークにはできない。

・ナランフレグ
今年に入り馬券外が続く馬。ピークアウトの感は否めず、ここでは分が悪い印象だ。

・ピクシーナイト
一昨年の当レース勝ち馬。3歳で制した当時は向こう2年敵なしを予感させるパフォーマンスだったが、香港でのアクシデントが尾を引いている印象だ。それでも前走は上がり3F3位の脚で勝ち馬と0秒5差。この舞台なら何らかの印は必要か。

・マッドクール
単勝1倍台に支持された前走CBC賞。結果は9着と、陣営も首をひねる不可解な惨敗だった。敗因として考えられるのは夏競馬の酷暑と斤量か。昨年同時期に勝利実績がある季節替わりと斤量減で臨む今回、侮れない1頭だ。

・ママコチャ
前走北九州記念は2着と好走。初のスプリント戦だったが、楽に追走しつつ勝ち馬と0秒1差なら上々と言える。叩き2戦目は【3-0-0-0】と負け知らず。3勝はいずれも2着に0秒4差以上の完勝で、スプリント2戦目かつ得意ローテで一気にパフォーマンスを上げる可能性は想定すべきだ。

・メイケイエール
今年使われた2戦はいずれもフタ桁着順。ピークアウトを疑ってしまうところだが、2走前が極悪馬場、前走がマイル戦なら参考外と言えそうだ。急坂芝1200mで1分6秒2の持ち時計はダントツ。過去2年の当レースは良績に乏しい叩き2戦目ローテで、休み明けの今年は一変を警戒したい。

・モズメイメイ
2人気に支持された前走北九州記念。ジャスパークローネにハナを譲る形となったが、ロケットスタートを決めた葵Sの600m通過は33秒9。自身初の激流に戸惑った印象を受けた。春は1600mを主戦場としていたように、トップスプリンター相手では経験値が足りない感あり。一変は難しい注文と言えそうだ。

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