競馬サロン

覆面馬主7号
49
2010/01/01 00:00
◎老馬主vsツウ「誰の金?編」

繁殖牝馬ってのは人の馬にも勝手に思い入れを持っちまうけど、やっぱり一番思い入れが強いのは自分の持っている繁殖だよね。毎年、12月くらいから翌年はどの種をつけようか?なんて事をヒマさえあれば考えてるわけ。
1号のアニキなんかとも繁殖を共有してたりするし、もう、種牡馬どうする?っていう話になったら、もう延々と話は続く。
そんな自分の嫁以上に思い入れが強くなるのが繁殖牝馬&自家生産馬。
そこに「あの方」が絡んでくるとこういう話になる・・・
7号=覆面7号
老馬=老馬主
トゥルルルルルルルル。
7号「もしもーし」
老馬「ハイこんにちは、ところでアンタ今どこ?」
7号「は?僕ですか?えー・・・」
老馬「アンタに似た人が静内辺りに居るって連絡来たんだわ、アンタまたコソコソ北海道いるっしょ」
7号「え?まだ、車から一回も降りてないのに、誰に見かけられたんですかね?」
老馬「はははは!またアンタ私に何も言わずに北海道入って来たね」
7号「いや、すいません。老馬主さんもお忙しいですから、いちいち連絡するのもアレかと・・・」
<俺の心の声>
っていうか、いつから北海道行くのに老馬主の許可が要るようになったんだよ・・・
つーか老馬主にチクッタの誰だよ。
マジで、何でいつもこうなるかな・・・
老馬「それはいいんだけどさ、アンタ今日荻伏寄るかい?」
7号「え?今日ですか?」
老馬「アンタ耳遠くなったかい?」
7号「いえいえいえ、ちょっと横をトラックが通ってたもので・・・」
老馬「ほー。トラックかい。トラックなんて走ってたかな・・・、そんな事より、荻伏来る時にさ、警察居たからスピード気をつけたほうがいいよ」
<俺の心の声>
ん?なんだこの違和感・・・
今、「トラックなんて走ってたかな?」って言ったよな?
今、「荻伏来る時」って言ったよな?
返事もして無いのにいく事になってんじゃん・・・
ん・・・あれ?「荻伏来る」???
もしかして老馬主、荻伏にいるのか?
7号「あの、老馬主さん、今日荻伏にいらっしゃるんですか?」
老馬「ははははは!今さっきすれ違ったでしょ、アンタの車とトラックなんて併走してなかったっしょ」
7号「・・・」
<俺の心の声>
見てたのかよ・・・
見ててわざと電話してきてんのかよ、ほんとに性格悪いわ・・・
7号「え?あ?え?そうでした?すれ違った後に横道から出てきたのかもですが、えー?っていうか、マジですか?っていうか、よく、僕だって分かりましたね老馬主さん動体視力すごいっすね!」
<俺の心の声>
駄目だ、またしても老馬主のペースだ。
動体視力とかどうでもいい事聞いちまってるし、動揺してるのばれちまう・・・
踏ん張れ!踏ん張るんだ、俺!
老馬「動体視力なんて大したこと無いよ、ただ、アンタの乗ってるレンタカー屋、知り合いの会社だからちょっと聞いてみたんだわ」
7号「え?ちょっと聞いてみたって、個人情報教えちゃう感じですか?ヤバくないっすかそれ?」
老馬「アンタ、相変わらず話し長いね・・・、来るの来ないの?」
<俺の心の声>
まじか、なぜ怒られる・・・
なぜ、俺が質問しているのか?の意味が分かっているのか?このじーさんは。
俺は俺の都合で北海道入ったんだから、なんで別行動にさせてくれねーんだよ、このジジイ!
と言えれば、楽なのだが俺は体育会系人、ここは爽やかに返す
7号「いやぁ!嬉しいなぁ!老馬主さんいるのに会いにいかないわけ無いじゃないですか!どこにいます?高昭さんの所とかですか?直ぐ戻りますよ!」
老馬「いやいや、もう先回りして、アンタの仔分け預けてる牧場に向かってるよ」
7号「え?なんでですか?老馬主さん、そこの牧場で気に入った馬でも居るんですか?」
老馬「いや、特に居ないよ」
7号「・・・」
老馬「・・・」
7号「・・・・・・・・・・」
<俺の心の声>
って、おいおいおいおい!
そこ説明が続く所じゃねーのかよ、なに黙ってんの?なになになになに?死んだ?それとも倒れた?
7号「あ、もしもーし?もしもーし」
老馬「相変わらず、声デカイね、聞こえてるっしょ」
7号「あ、すみません。では今から僕も荻伏向かいますから、その牧場で合流でいいですか?」
老馬「それより、今日、どこ泊まるんだい?」
・・・つーか、向かう!って言ってんだから、少しはリアクションしろよ!ほんと、人の話聞いてねーよな。
7号「あ、今日は静内のエクリプスですけど」
老馬「浦河インに部屋取っといたから」
<俺の心の声>
でたよ・・・
なぜ、俺のスケジュールや宿泊先を合意も取らず変えようとする・・・
しかーし、俺はこう応えるしか選択肢が無い!
7号「えー!老馬主さん今日泊まりですか!それなら是非ご一緒させてください!」
老馬「ははははは!じゃぁ今日は一杯やりますか?」
<俺の心の声>
断れない・・・
どこにも断る隙を見せてくれない・・・
っていうかよ、そもそも、車ですれ違ってから数分しか経ってないのに、そこまで手配できるか?
これ、ゼッテー牧場のヤツがチクッたんだわ。
7号「それはそうと、老馬主さん、M君の牧場まで奥さんが運転ですか?」
老馬「は?今M君が運転してるよ」
<俺の心の声>
やっぱりか・・・
アイツも無理やり呼び出されて、俺が牧場行くから戻りたかったのに散々引っ張りまわされたんだな・・・にしても、俺が北海道入っていること教えんなよな・・・
7号「ああ!そうでしたか!幾つか牧場回ってきたんですか?」
老馬「ああ、仔分けの馬が生まれたから3箇所くらい回ったよ」
7号「うわー良いですね!それ、今度僕にも見せてくださいよ!」
老馬「ははははは、なんで?アンタ見たいの?高いよ?」
<俺の心の声>
出た・・・
余計な事言っちまった・・・
これ、もう絶対乗らされる・・・
なんで、こう簡単にワナにはまっちまうのかな・・・
馬も見て無いのに、高いよ!とか言われちまったよ
これは、逆に俺の仔分けにも乗せるしかねーな。
よーし、そうしよう!
※牧場に到着※
7号「いやぁ老馬主さんご無沙汰してます!」
老馬「アンタ、少しハゲた?」
<俺の心の声>
ハゲてねーよ!少し薄くはなったがハゲてはいねーだろうよ。オブラートに包むという言葉をアナタは知っていますか?と聞いたやりたいよ。
7号「いえいえ、ちょっと薄くはなってきてますが、まだ毛根も元気ですよ!」
老馬「ははははは!そうかい、アンタの頭がハゲようがハゲまいがどっちでもいいんだけどね」
どうでもいいなら聞くなぁぁぁぁぁぁぁ!
7号「あ、老馬主さん、出てきました、アレが僕の繁殖と当歳ですよ」
老馬「ふーん」
<俺の心の声>
・・・ふーん、ってなんだよ。
なんか感想言えよ、この馬見に来たんだろ?
何か言え!何か言ったら「乗ってもらう」ぜー!
7号「今年は、種付け悩んでて、何かいいのいませんかね?」
老馬主「ディープ付ければいいっしょ」
7号「いえいえいえいえ、何言ってんですか、クソ高いじゃないですか?」
老馬「アンタ、自分の女にみすぼらしい洋服着せるタイプかい?」
7号「いえ、そんな事はないですが、それと、ディープの種をつける話とは全く次元の違う話でして・・・」
老馬「じゃぁ、キンカメかハーツにするかい?」
7号「いえいえいえいえ、ちょっと、桁が違うんですよね・・・、しかも僕の繁殖はディープ系が合うタイプの馬じゃないですから」
老馬「ところで、去年の仔馬のお父ちゃんはなんだい?」
7号「これがですね、いい馬出たんですよ!これマジで走りますよ!父親はブラックタイドです!」
老馬「ブラックタイドってなんだい?馬かい?」
7号「えー!馬でしょ!え?僕の頭がおかしいからロバとかつけちゃったんじゃないか?みたいな感じですか?付けないっしょ!ブラックタイドですよ!ディープの全兄弟!キタサンブラックのお父さんですよ!」
老馬「へー、ゲテモノだね・・・」
7号「は?ゲテモノ?」
老馬「わたしゃ、高い種馬しか付けたこと無いから、ブラックタイドね!そう!知ってるよ、キタサンブラックのね、へー」
って、シラネーな。絶対シラネーな、このじーさんマジで口悪いわ・・・
7号「すみません、そうなんです、基本安めの種しか付けられないですからね、僕レベルだと・・・」
老馬「そうかい、でもね、仔分けやるなら種は高いの付けたほうが良いよ、これからも繁殖続けるならね」
<俺の心の声>
お、珍しくちゃんとした事いうじゃん!ただね、先立つものが必要でしょ。あそうだ!種付けの時から老馬主巻き込めば、いい種付けられるじゃん!誘うか!
7号「はい、そうですね!デビューまでの金額考えたら、経費変らないですもんね、そしたら、今年は奮発しますので、老馬主さんも乗ってくださいよ!」
老馬「はははは!面白い事言うねー!ところでアンタの繁殖だけどさ、あれ・・・、馬かい?」
7号「・・・・・・・・・・」
老馬「高い種は馬に付けるものだからね」
7号「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
うぉぉぉぉぉ!
馬に決まってんだろうがぁぁぁぁ!
俺の繁殖けなすのやめとけやぁぁぁぁ!
と言えたとか言えなかったとか。
老馬主との闘いはまだまだつづく。
※この話はフィクションです
◎老馬主vsツウ「誰の金?編」
今回のテーマは「馬券で北海道に貢献する」っていうテーマだ。
しかも、無料公開するらしいじゃねーか。いい企画だな。
北海道といえば〇〇!
この〇〇の中に、人それぞれのイメージがあると思うんだが、俺にとっての「北海道といえば〇〇」となると、やっぱり強烈なインパクトがあり、馬主としても大先輩である「老馬主」が真っ先に思い出されるわけだ。
北海道といえば老馬主。
今は、体調壊しちまってるが少しでも長生きしてもらうためにも、久しぶりにネタにさせてもらうか。
御年80オーバー。
生まれてこの方、仕事をした事が無いスーパーマン。
口癖は「アンタ、仕事しちゃダメだー」の老馬主。
今回の地震で思い出したエピソードがある。
時は、遡ってとある年の冬の中山競馬場。
その日の老馬主はいつもにも増して元気だった。
老馬「アンタ、今日は馬券負けてるっしょ」
7号「はい、ちょっと流れが悪いですね・・・」
老馬「ははははは!流れが悪いって言えるのは、良い時がある人だけだよ。アンタの流れの良い所見たことないっしょ」
7号「いやいやいやいや、結構馬券上手で通ってるんですよ、僕」
老馬「ほんとかい?」
7号「はい」
老馬「それなら、ここから私のお金最終レースまでに倍にしてくれるかな」
7号「え?マジっすか?倍にするくらいならできると思いますよ」
老馬「はい、じゃぁ、100万円ね。これ無くなったら、北海道帰れないからね」
7号「ええええ?そんなお金使っちゃダメじゃないですか?まだ、東京来て初日ですよ・・・。来週まで居るって言ってましたよね?」
老馬「うん、来週まで居るよ。だから、勝たないとワシと嫁は飢え死にするだろうね。予約したすし屋も、天ぷら屋も、大好きな蕎麦屋も、行けないね」
7号「いやいやいやいや、そんなお金を賭けるの無謀じゃないですか、せめて50万くらいにしといたらどうですか?」
老馬「いまから、じゃぁ半分ね!なんて言えないっしょ。相変わらず話が長いけど、アンタ自信無いのかい?」
7号「いやいや今日は物凄く自信あるダイヤモンド並のレースがありますよ」
老馬「じゃぁ、そこに100万賭ければいいっしょ」
7号「・・・」
ああああああ、やっちまった・・・。
ハメラレタ・・・。
この人のたくらんでる時の目だ・・・。
俺は、なぜこうも簡単に老馬主にハメられるんだ?
完全に掌の上で転がされてるよ。
これハズレりゃ、どうせ俺が100万返すって言い出すと思ってんだわ。
で、当たればアンタ馬券上手いねーとか言って儲けの一割くらい俺によこして、残りは懐に入れる気だわ・・・
老馬「おい、人の話聞いてるのかい?」
7号「あ、すんません、聞いてますよ!既にどういう買い目にしようかと思案してましたよ」
老馬「いやぁ、楽しみだねー!今日の夜だけど、ふぐ屋さん予約してるからね。天然のふぐね。白子はまだ早いかい?って聞いたら、いいの入ってるってよ!これ食べずに死ねないよねー」
・・・この人、更にプレッシャーまでかけてきやがるのか・・・。
ここで一句。
ニコニコと、パワハラしてくる、老馬主・・・
ふざけんなー!とはいえるはずも無く・・・
7号「超絶自信アリっすからね、絶対に倍にしますよ!」
老馬「ははははは!楽しみだねー、それで、どのレース行くんだい?」
7号「そりゃもちろん、メインレースですよ!」
老馬「ほう、これは結構むずかしいっしょ」
7号「いえ、倍にするって言うなら、間違いなく複勝でイケる馬がいます」
老馬「どれに行く?」
7号「ブルーミンバーです」
老馬「なるほど、ノリか。ノリならヤラズでドボンもあるんじゃないか?どうせ買うなら、単勝で買えばいいっしょ」
7号「・・・・・・」
煽るなよ・・・
アンタ、最初に倍で良いって言ったんだから、複勝でいいじゃねーか!
単勝一番人気が4倍台のレースなんかで、素イチの100万単勝勝負なんてしたくねーよ・・・
7号「いえ、ここは確実に行きましょうよ。今日のふぐも楽しみですし、明日は楽亭でてんぷらでしょ?」
老馬「アンタ、案外しょぼいね」
おいいいいいいい!
俺の事ハメて、ノーリスクで儲け出そうとしてるアンタの方がしょぼいやろ!!!!
なんて事は言えるはずもなく
7号「ははははは・・・老馬主さん、流石に自分の金ならズバっと行きますが、老馬主さんのお金ですからそこは大事に行かないとですね・・・」
老馬「ん?なに言ってんだい?アンタの金みたいなもんでしょ」
うぉぉぉぉぉぉぉ!
開き直りやがった。
アンタの金みたいなもんでしょ?だと?
うぉぉぉぉぉぉぉ!
絶対に当ててやる!
7号「ですよねーではこうしませんか?単勝20万、複勝80万」
老馬「男らしくないね・・・。まぁ、これで3着も外すようじゃ、アンタとの付き合いも考えなきゃいかんね」
7号「大丈夫ですよ!ここは来ます!相当自信アリますから!」
老馬「自信、自信、って大きな声で言うもんじゃないよ。まだ、東北大震災の復興だって全然進んで無いんだから」
7号「・・・・・・・・・・」
2011年12月10日(土)
中山11RラピスラズリS
結局俺が買った馬券は複勝。
買った馬は2人気の◎2ブルーミンバー。
レースでは1番枠のドリームバレンチノが出遅れ、それをブルーミンバーが出遅れたもんだと思った俺は「あああ」と、声にならない声が出ていたが、直ぐに間違いに気づき、先団に目をやった。一瞬ドキッとしたが、いいスタートを切って内のポケット3番手でしっかりと折り合っている。複勝にした理由は1人気のグランプリボスが怖かったからだが、手ごたえはブルーミンバーの方が上。これは取った!と4コーナー手前では思ったのだが、周りを馬群に包まれている・・・。
開け!開け!と叫んだ瞬間に、横典は狭いラチ沿いに馬をねじ込ませた。この時点で、まず複勝は頂いた!と確信。
7号「やりました!来ましたよ!」
老馬「ははははは!良かったねー。勝ったねー!」
7号「これ、複勝でも2倍は付くと思いますよ!」
老馬「それはお見事だねー。でも単勝は500円近く付いてるね・・・」
7号「複勝とはいえ、100万円1点勝負ですから、気持ちいいですね!」
老馬「そうだねー!気持ちいいね!1着で来たもんねー!」
7号「横典もあそこでよく狭いところにねじ込みましたよね!」
老馬「ノリは、来る時は頭っしょ!」
7号「・・・・・・・・・・・」
うるせぇぇぇぇぇぇぇ!
複勝しかイケなかった俺を笑いながらディスるのやめろぉぉぉぉ!
倍になったんだから良いだろ!
・・・と言えれば気持ちいいのだが、言えるわけも無く
7号「いやぁ、すみません、老馬主さんの言うとおり、単勝行っとけばよかったですね!」
老馬「はははは、タラレバかい?今日の夜メシは私はふぐだけど、アンタは鱈にしてもらうか!」
7号「またまたまたまた、タラじゃなくてふぐ食わせてくださいよ!」
老馬「はははは、まぁ、当たったし良かったね。ああ、確定したね、あれ?アンタ、嘘ついたね」
7号「え?嘘?何の話ですか?」
老馬「配当さ、180円しかつけて無いよ・・・、アンタ嘘つきかい?」
7号「・・・・・・・・」
うぉぉぉぉ!
ほぼ倍なんだから良いだろー!このクソじじい!
と言えたとか言えなかったとか・・・。
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といつもの老馬主エピソードはこれで終わるんだが、この時勝った80万を。
老馬「はいはい、7号君、この80万、ここに振り込んでおいて」
7号「え?振込みですか?なんかの支払いでもあったんですか?」
老馬「義援金っしょ。なんか、いい事した気分になるねー」
ぐぬぬぬぬぬ・・・
老馬主、カッコいいじゃねーか!
ってさぁ、でも、なんか違うよね・・・
そうだよ!ちょっと待て!
いい気分に浸ってやがるが、そのリスク、俺が全部かぶったんだぞ!!!!!!
そんなまわりくどい事しなくても普通に振り込めばいいじゃねーか!
と、言えたとか言えなかったとか。
老馬主との戦いはまだまだ続く。
※この物語はフィクションです(笑)
ってな感じで、老馬主とのやりとりは常にこんな感じ。
北海道と言えば老馬主。
東北大震災があった年のエピソード。
1号のアニキなんかとも繁殖を共有してたりするし、もう、種牡馬どうする?っていう話になったら、もう延々と話は続く。
そんな自分の嫁以上に思い入れが強くなるのが繁殖牝馬&自家生産馬。
そこに「あの方」が絡んでくるとこういう話になる・・・
7号=覆面7号
老馬=老馬主
トゥルルルルルルルル。
7号「もしもーし」
老馬「ハイこんにちは、ところでアンタ今どこ?」
7号「は?僕ですか?えー・・・」
老馬「アンタに似た人が静内辺りに居るって連絡来たんだわ、アンタまたコソコソ北海道いるっしょ」
7号「え?まだ、車から一回も降りてないのに、誰に見かけられたんですかね?」
老馬「はははは!またアンタ私に何も言わずに北海道入って来たね」
7号「いや、すいません。老馬主さんもお忙しいですから、いちいち連絡するのもアレかと・・・」
<俺の心の声>
っていうか、いつから北海道行くのに老馬主の許可が要るようになったんだよ・・・
つーか老馬主にチクッタの誰だよ。
マジで、何でいつもこうなるかな・・・
老馬「それはいいんだけどさ、アンタ今日荻伏寄るかい?」
7号「え?今日ですか?」
老馬「アンタ耳遠くなったかい?」
7号「いえいえいえ、ちょっと横をトラックが通ってたもので・・・」
老馬「ほー。トラックかい。トラックなんて走ってたかな・・・、そんな事より、荻伏来る時にさ、警察居たからスピード気をつけたほうがいいよ」
<俺の心の声>
ん?なんだこの違和感・・・
今、「トラックなんて走ってたかな?」って言ったよな?
今、「荻伏来る時」って言ったよな?
返事もして無いのにいく事になってんじゃん・・・
ん・・・あれ?「荻伏来る」???
もしかして老馬主、荻伏にいるのか?
7号「あの、老馬主さん、今日荻伏にいらっしゃるんですか?」
老馬「ははははは!今さっきすれ違ったでしょ、アンタの車とトラックなんて併走してなかったっしょ」
7号「・・・」
<俺の心の声>
見てたのかよ・・・
見ててわざと電話してきてんのかよ、ほんとに性格悪いわ・・・
7号「え?あ?え?そうでした?すれ違った後に横道から出てきたのかもですが、えー?っていうか、マジですか?っていうか、よく、僕だって分かりましたね老馬主さん動体視力すごいっすね!」
<俺の心の声>
駄目だ、またしても老馬主のペースだ。
動体視力とかどうでもいい事聞いちまってるし、動揺してるのばれちまう・・・
踏ん張れ!踏ん張るんだ、俺!
老馬「動体視力なんて大したこと無いよ、ただ、アンタの乗ってるレンタカー屋、知り合いの会社だからちょっと聞いてみたんだわ」
7号「え?ちょっと聞いてみたって、個人情報教えちゃう感じですか?ヤバくないっすかそれ?」
老馬「アンタ、相変わらず話し長いね・・・、来るの来ないの?」
<俺の心の声>
まじか、なぜ怒られる・・・
なぜ、俺が質問しているのか?の意味が分かっているのか?このじーさんは。
俺は俺の都合で北海道入ったんだから、なんで別行動にさせてくれねーんだよ、このジジイ!
と言えれば、楽なのだが俺は体育会系人、ここは爽やかに返す
7号「いやぁ!嬉しいなぁ!老馬主さんいるのに会いにいかないわけ無いじゃないですか!どこにいます?高昭さんの所とかですか?直ぐ戻りますよ!」
老馬「いやいや、もう先回りして、アンタの仔分け預けてる牧場に向かってるよ」
7号「え?なんでですか?老馬主さん、そこの牧場で気に入った馬でも居るんですか?」
老馬「いや、特に居ないよ」
7号「・・・」
老馬「・・・」
7号「・・・・・・・・・・」
<俺の心の声>
って、おいおいおいおい!
そこ説明が続く所じゃねーのかよ、なに黙ってんの?なになになになに?死んだ?それとも倒れた?
7号「あ、もしもーし?もしもーし」
老馬「相変わらず、声デカイね、聞こえてるっしょ」
7号「あ、すみません。では今から僕も荻伏向かいますから、その牧場で合流でいいですか?」
老馬「それより、今日、どこ泊まるんだい?」
・・・つーか、向かう!って言ってんだから、少しはリアクションしろよ!ほんと、人の話聞いてねーよな。
7号「あ、今日は静内のエクリプスですけど」
老馬「浦河インに部屋取っといたから」
<俺の心の声>
でたよ・・・
なぜ、俺のスケジュールや宿泊先を合意も取らず変えようとする・・・
しかーし、俺はこう応えるしか選択肢が無い!
7号「えー!老馬主さん今日泊まりですか!それなら是非ご一緒させてください!」
老馬「ははははは!じゃぁ今日は一杯やりますか?」
<俺の心の声>
断れない・・・
どこにも断る隙を見せてくれない・・・
っていうかよ、そもそも、車ですれ違ってから数分しか経ってないのに、そこまで手配できるか?
これ、ゼッテー牧場のヤツがチクッたんだわ。
7号「それはそうと、老馬主さん、M君の牧場まで奥さんが運転ですか?」
老馬「は?今M君が運転してるよ」
<俺の心の声>
やっぱりか・・・
アイツも無理やり呼び出されて、俺が牧場行くから戻りたかったのに散々引っ張りまわされたんだな・・・にしても、俺が北海道入っていること教えんなよな・・・
7号「ああ!そうでしたか!幾つか牧場回ってきたんですか?」
老馬「ああ、仔分けの馬が生まれたから3箇所くらい回ったよ」
7号「うわー良いですね!それ、今度僕にも見せてくださいよ!」
老馬「ははははは、なんで?アンタ見たいの?高いよ?」
<俺の心の声>
出た・・・
余計な事言っちまった・・・
これ、もう絶対乗らされる・・・
なんで、こう簡単にワナにはまっちまうのかな・・・
馬も見て無いのに、高いよ!とか言われちまったよ
これは、逆に俺の仔分けにも乗せるしかねーな。
よーし、そうしよう!
※牧場に到着※
7号「いやぁ老馬主さんご無沙汰してます!」
老馬「アンタ、少しハゲた?」
<俺の心の声>
ハゲてねーよ!少し薄くはなったがハゲてはいねーだろうよ。オブラートに包むという言葉をアナタは知っていますか?と聞いたやりたいよ。
7号「いえいえ、ちょっと薄くはなってきてますが、まだ毛根も元気ですよ!」
老馬「ははははは!そうかい、アンタの頭がハゲようがハゲまいがどっちでもいいんだけどね」
どうでもいいなら聞くなぁぁぁぁぁぁぁ!
7号「あ、老馬主さん、出てきました、アレが僕の繁殖と当歳ですよ」
老馬「ふーん」
<俺の心の声>
・・・ふーん、ってなんだよ。
なんか感想言えよ、この馬見に来たんだろ?
何か言え!何か言ったら「乗ってもらう」ぜー!
7号「今年は、種付け悩んでて、何かいいのいませんかね?」
老馬主「ディープ付ければいいっしょ」
7号「いえいえいえいえ、何言ってんですか、クソ高いじゃないですか?」
老馬「アンタ、自分の女にみすぼらしい洋服着せるタイプかい?」
7号「いえ、そんな事はないですが、それと、ディープの種をつける話とは全く次元の違う話でして・・・」
老馬「じゃぁ、キンカメかハーツにするかい?」
7号「いえいえいえいえ、ちょっと、桁が違うんですよね・・・、しかも僕の繁殖はディープ系が合うタイプの馬じゃないですから」
老馬「ところで、去年の仔馬のお父ちゃんはなんだい?」
7号「これがですね、いい馬出たんですよ!これマジで走りますよ!父親はブラックタイドです!」
老馬「ブラックタイドってなんだい?馬かい?」
7号「えー!馬でしょ!え?僕の頭がおかしいからロバとかつけちゃったんじゃないか?みたいな感じですか?付けないっしょ!ブラックタイドですよ!ディープの全兄弟!キタサンブラックのお父さんですよ!」
老馬「へー、ゲテモノだね・・・」
7号「は?ゲテモノ?」
老馬「わたしゃ、高い種馬しか付けたこと無いから、ブラックタイドね!そう!知ってるよ、キタサンブラックのね、へー」
って、シラネーな。絶対シラネーな、このじーさんマジで口悪いわ・・・
7号「すみません、そうなんです、基本安めの種しか付けられないですからね、僕レベルだと・・・」
老馬「そうかい、でもね、仔分けやるなら種は高いの付けたほうが良いよ、これからも繁殖続けるならね」
<俺の心の声>
お、珍しくちゃんとした事いうじゃん!ただね、先立つものが必要でしょ。あそうだ!種付けの時から老馬主巻き込めば、いい種付けられるじゃん!誘うか!
7号「はい、そうですね!デビューまでの金額考えたら、経費変らないですもんね、そしたら、今年は奮発しますので、老馬主さんも乗ってくださいよ!」
老馬「はははは!面白い事言うねー!ところでアンタの繁殖だけどさ、あれ・・・、馬かい?」
7号「・・・・・・・・・・」
老馬「高い種は馬に付けるものだからね」
7号「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
うぉぉぉぉぉ!
馬に決まってんだろうがぁぁぁぁ!
俺の繁殖けなすのやめとけやぁぁぁぁ!
と言えたとか言えなかったとか。
老馬主との闘いはまだまだつづく。
※この話はフィクションです
◎老馬主vsツウ「誰の金?編」
今回のテーマは「馬券で北海道に貢献する」っていうテーマだ。
しかも、無料公開するらしいじゃねーか。いい企画だな。
北海道といえば〇〇!
この〇〇の中に、人それぞれのイメージがあると思うんだが、俺にとっての「北海道といえば〇〇」となると、やっぱり強烈なインパクトがあり、馬主としても大先輩である「老馬主」が真っ先に思い出されるわけだ。
北海道といえば老馬主。
今は、体調壊しちまってるが少しでも長生きしてもらうためにも、久しぶりにネタにさせてもらうか。
御年80オーバー。
生まれてこの方、仕事をした事が無いスーパーマン。
口癖は「アンタ、仕事しちゃダメだー」の老馬主。
今回の地震で思い出したエピソードがある。
時は、遡ってとある年の冬の中山競馬場。
その日の老馬主はいつもにも増して元気だった。
老馬「アンタ、今日は馬券負けてるっしょ」
7号「はい、ちょっと流れが悪いですね・・・」
老馬「ははははは!流れが悪いって言えるのは、良い時がある人だけだよ。アンタの流れの良い所見たことないっしょ」
7号「いやいやいやいや、結構馬券上手で通ってるんですよ、僕」
老馬「ほんとかい?」
7号「はい」
老馬「それなら、ここから私のお金最終レースまでに倍にしてくれるかな」
7号「え?マジっすか?倍にするくらいならできると思いますよ」
老馬「はい、じゃぁ、100万円ね。これ無くなったら、北海道帰れないからね」
7号「ええええ?そんなお金使っちゃダメじゃないですか?まだ、東京来て初日ですよ・・・。来週まで居るって言ってましたよね?」
老馬「うん、来週まで居るよ。だから、勝たないとワシと嫁は飢え死にするだろうね。予約したすし屋も、天ぷら屋も、大好きな蕎麦屋も、行けないね」
7号「いやいやいやいや、そんなお金を賭けるの無謀じゃないですか、せめて50万くらいにしといたらどうですか?」
老馬「いまから、じゃぁ半分ね!なんて言えないっしょ。相変わらず話が長いけど、アンタ自信無いのかい?」
7号「いやいや今日は物凄く自信あるダイヤモンド並のレースがありますよ」
老馬「じゃぁ、そこに100万賭ければいいっしょ」
7号「・・・」
ああああああ、やっちまった・・・。
ハメラレタ・・・。
この人のたくらんでる時の目だ・・・。
俺は、なぜこうも簡単に老馬主にハメられるんだ?
完全に掌の上で転がされてるよ。
これハズレりゃ、どうせ俺が100万返すって言い出すと思ってんだわ。
で、当たればアンタ馬券上手いねーとか言って儲けの一割くらい俺によこして、残りは懐に入れる気だわ・・・
老馬「おい、人の話聞いてるのかい?」
7号「あ、すんません、聞いてますよ!既にどういう買い目にしようかと思案してましたよ」
老馬「いやぁ、楽しみだねー!今日の夜だけど、ふぐ屋さん予約してるからね。天然のふぐね。白子はまだ早いかい?って聞いたら、いいの入ってるってよ!これ食べずに死ねないよねー」
・・・この人、更にプレッシャーまでかけてきやがるのか・・・。
ここで一句。
ニコニコと、パワハラしてくる、老馬主・・・
ふざけんなー!とはいえるはずも無く・・・
7号「超絶自信アリっすからね、絶対に倍にしますよ!」
老馬「ははははは!楽しみだねー、それで、どのレース行くんだい?」
7号「そりゃもちろん、メインレースですよ!」
老馬「ほう、これは結構むずかしいっしょ」
7号「いえ、倍にするって言うなら、間違いなく複勝でイケる馬がいます」
老馬「どれに行く?」
7号「ブルーミンバーです」
老馬「なるほど、ノリか。ノリならヤラズでドボンもあるんじゃないか?どうせ買うなら、単勝で買えばいいっしょ」
7号「・・・・・・」
煽るなよ・・・
アンタ、最初に倍で良いって言ったんだから、複勝でいいじゃねーか!
単勝一番人気が4倍台のレースなんかで、素イチの100万単勝勝負なんてしたくねーよ・・・
7号「いえ、ここは確実に行きましょうよ。今日のふぐも楽しみですし、明日は楽亭でてんぷらでしょ?」
老馬「アンタ、案外しょぼいね」
おいいいいいいい!
俺の事ハメて、ノーリスクで儲け出そうとしてるアンタの方がしょぼいやろ!!!!
なんて事は言えるはずもなく
7号「ははははは・・・老馬主さん、流石に自分の金ならズバっと行きますが、老馬主さんのお金ですからそこは大事に行かないとですね・・・」
老馬「ん?なに言ってんだい?アンタの金みたいなもんでしょ」
うぉぉぉぉぉぉぉ!
開き直りやがった。
アンタの金みたいなもんでしょ?だと?
うぉぉぉぉぉぉぉ!
絶対に当ててやる!
7号「ですよねーではこうしませんか?単勝20万、複勝80万」
老馬「男らしくないね・・・。まぁ、これで3着も外すようじゃ、アンタとの付き合いも考えなきゃいかんね」
7号「大丈夫ですよ!ここは来ます!相当自信アリますから!」
老馬「自信、自信、って大きな声で言うもんじゃないよ。まだ、東北大震災の復興だって全然進んで無いんだから」
7号「・・・・・・・・・・」
2011年12月10日(土)
中山11RラピスラズリS
結局俺が買った馬券は複勝。
買った馬は2人気の◎2ブルーミンバー。
レースでは1番枠のドリームバレンチノが出遅れ、それをブルーミンバーが出遅れたもんだと思った俺は「あああ」と、声にならない声が出ていたが、直ぐに間違いに気づき、先団に目をやった。一瞬ドキッとしたが、いいスタートを切って内のポケット3番手でしっかりと折り合っている。複勝にした理由は1人気のグランプリボスが怖かったからだが、手ごたえはブルーミンバーの方が上。これは取った!と4コーナー手前では思ったのだが、周りを馬群に包まれている・・・。
開け!開け!と叫んだ瞬間に、横典は狭いラチ沿いに馬をねじ込ませた。この時点で、まず複勝は頂いた!と確信。
7号「やりました!来ましたよ!」
老馬「ははははは!良かったねー。勝ったねー!」
7号「これ、複勝でも2倍は付くと思いますよ!」
老馬「それはお見事だねー。でも単勝は500円近く付いてるね・・・」
7号「複勝とはいえ、100万円1点勝負ですから、気持ちいいですね!」
老馬「そうだねー!気持ちいいね!1着で来たもんねー!」
7号「横典もあそこでよく狭いところにねじ込みましたよね!」
老馬「ノリは、来る時は頭っしょ!」
7号「・・・・・・・・・・・」
うるせぇぇぇぇぇぇぇ!
複勝しかイケなかった俺を笑いながらディスるのやめろぉぉぉぉ!
倍になったんだから良いだろ!
・・・と言えれば気持ちいいのだが、言えるわけも無く
7号「いやぁ、すみません、老馬主さんの言うとおり、単勝行っとけばよかったですね!」
老馬「はははは、タラレバかい?今日の夜メシは私はふぐだけど、アンタは鱈にしてもらうか!」
7号「またまたまたまた、タラじゃなくてふぐ食わせてくださいよ!」
老馬「はははは、まぁ、当たったし良かったね。ああ、確定したね、あれ?アンタ、嘘ついたね」
7号「え?嘘?何の話ですか?」
老馬「配当さ、180円しかつけて無いよ・・・、アンタ嘘つきかい?」
7号「・・・・・・・・」
うぉぉぉぉ!
ほぼ倍なんだから良いだろー!このクソじじい!
と言えたとか言えなかったとか・・・。
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といつもの老馬主エピソードはこれで終わるんだが、この時勝った80万を。
老馬「はいはい、7号君、この80万、ここに振り込んでおいて」
7号「え?振込みですか?なんかの支払いでもあったんですか?」
老馬「義援金っしょ。なんか、いい事した気分になるねー」
ぐぬぬぬぬぬ・・・
老馬主、カッコいいじゃねーか!
ってさぁ、でも、なんか違うよね・・・
そうだよ!ちょっと待て!
いい気分に浸ってやがるが、そのリスク、俺が全部かぶったんだぞ!!!!!!
そんなまわりくどい事しなくても普通に振り込めばいいじゃねーか!
と、言えたとか言えなかったとか。
老馬主との戦いはまだまだ続く。
※この物語はフィクションです(笑)
ってな感じで、老馬主とのやりとりは常にこんな感じ。
北海道と言えば老馬主。
東北大震災があった年のエピソード。
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