◎１０番サトノレーヴ
昨秋のスプリンターズＳは賞金を加算しないと本番に出走できないので夏競馬を使い中４週で臨み、気持ちに余裕がない中でレースを迎え、結果それがスタートでのミスに繋がってしまった。

それを踏まえ今回は昨暮れの香港スプリント以来の競馬。稽古でも気持ちにユトリがあるところを見せていて、キレのある走り。自身で気持ちのコントロールができていて、状態は良さそうな今回はゲート後入れの偶数番枠を引き当てていることもあり、スタートでのミスは考えられない。

初めての左回りだが、得手不得手があって左回りの競馬を避けてきた訳ではなく、左回りの稽古ではスムーズに走れているし、鞍上の技量から何ら心配はない。

開幕週のパンパンの高速馬場で極端な瞬発力ベストの競走条件になることはなく、使い込んで荒れた馬場に他の馬が手こずるようだと、自身の洋芝で結果を出しているようにマイナス材料にはならない。好位追走から直線で捻じ伏せるような勝ち方をしてくれるとみた。
 

〇１５番ママコチャ
こちらは◎と違って一度実戦を使うと調子を上げるタイプ(厩舎サイドの仕上げ方もそうだが、池江寿厩舎の鉄砲は買えないと、自分の頭の中にはある)で、一昨年のスプリンターズＳを勝った時もステップレースを使い結果を出した。

前走時のママコチャはいかにも休み明けと言った感じの仕上げで、良化の余地を残す中で結果を出したように年齢的な衰えはなく、直前の動きはこの馬本来の力強さ満点で体調はグーンと上向いているだけに注目したい。
 

▲１４番ナムラクレア
高松宮記念・スプリンターズＳで勝ちきれないがあと一歩までの所にきている現状で悲願のＧＩ制覇をもくろんで今年はルメール騎手を背に臨んできた。

前走の阪神Ｃの勝ちっぷりはこの馬らしさを十二分に引き出して楽勝。一週前の追い切りではルメール騎手が跨がり併せ馬で行われ、キレのある動き、鋭い反応から出走態勢は万全。

この馬はテンに行く脚がなく、終い勝負に賭けるしかない。完璧に捌ければ美酒を味わえるが、マークがキツくなることは言うまでもなく楽にスイスイ自分の進路をとれるのか？期待より不安の方が大きい。
 

△１２番・６番・５番・１番

◎10サトノレーヴ
○15ママコチャ
▲14ナムラクレア
△12トウシンマカオ
△６ルガル
△５オフトレイル
△１マッドクール

【3連単/軸1着】10→15,14,12,6,5,1（30点）
【3連複/軸1頭】10＝15,14,12,6,5,1（15点）