昨年の菊花賞組は層が厚い。先週・阪神大賞典のショウナンラプンタは4着だったけど、菊花賞に出ていたら上位争いしていたんじゃね？レベルの勝ちっぷりだったサンライズアースが圧勝。

菊花賞は2着へデントールがダイヤモンドSを圧勝し、5着ビザンチンドリームはレッドシーターフHを快勝。6着ダノンデサイルは有馬記念で3着に巻き返し、アメリカJCCは貫禄勝ち。8着ハヤテノフクノスケは条件戦2連勝でオープン入りと、菊花賞出走馬のその後の活躍ぶりは目覚ましい。

このメンバー相手に圧勝したアーバンシックがここに参戦。こりゃ単勝1倍台か？の存在だけど、GI馬の前哨戦で雨予報の中山……なーんか嫌な予感はある。有馬記念がスローで折り合いを欠いたし、逃げ馬不在のここも大丈夫かな？

ということで、この大本命に逆らう予想を……。本命は◎マイネルエンペラー！

3勝クラスでずーっと惜しい競馬をしてきた馬が、世界の名手デットーリ先生の鬼追いで覚醒したかはわからないけど、序盤から積極的に行かせ、最後まで気を抜かせなかったあのレースはターニングポイントだったんじゃないかな。

続く日経新春杯がじつにしぶとい競馬。メイショウタバルが前半1000m57秒7でかっ飛ばし、2番手追走のサンライズアースが息切れでシンガリ負け。そんな先行勢に苦しいレースを、道中4、5番手から押し切ろうとしたのだから大したもの。

土曜は昼頃まで雨の予報で、切れる脚がないぶん馬場が湿って上がりを要するのはプラス材料。同厩シュバリエローズの存在から妙味は出るし、攻めの一手を打つのは今回の条件でしょ！

ちなみに、この5歳世代、今年は要警戒と思っている次第。6歳と4歳世代が注目されがちだけど、ここまで4歳以上の重賞は23鞍行われ、じつは5歳世代が最多8勝、4歳が7勝、6歳は3勝だったりする。

晩成型というか、一旦不調に陥った素質馬が再浮上してきている印象だ。その意味でも面白いのは同じく5歳馬の○リビアングラス。年が明け3勝クラスを卒業すると京都記念で2着と大健闘。直線、一瞬差し返す勢いで盛り返したシーンは印象深く、◎と同じく時計がかかる馬場は合いそうだ。

馬券は◎○を1列目に置く馬単と3連単フォーメ。アーバンシックは単穴▲に置き、言うても馬券外はないか、の意味で3連複の軸。

■日経賞予想【印・買い目】

◎8 マイネルエンペラー
○15リビアングラス
▲7 アーバンシック
☆2 マテンロウレオ
注13シュヴァリエローズ
△6 チャックネイト
△3 マイネルウィルトス

【単勝】8（1点）
【馬単/フォーメ】8,15→8,15,7,2,13（8点）
【3連複/フォーメ】7＝8,15＝8,15,2,13,6,3（9点）
【3連単/フォーメ】8,15→8,15,7,2→8,15,7,2,13,6,3（30点）

▽その他主宰者の予想コラム
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◆新主宰者、連載中！【孤高の◎ミスターK／日経賞2025予想】「菊花賞馬出るんなら……」その2！レースの質にマッチする◎から勝負