◆【随時更新中｜3/30(日)的中速報】昨年万券Vの岡井ら主宰者陣がGI攻略！無双中山田の気になる勝負レースは！？【高松宮記念/マーチS2025予想】

いよいよ、春のGIシリーズが開幕。ここでコラムのルーティンをGI限定で従来のスタイルに戻し、予想のプロセスを【前編】で展開しつつ結論（印・買い目）は【後編】へ。

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今年の高松宮記念は超豪華メンバーが揃った印象。GI馬3頭が集結し、前年の高松宮記念1、2着馬、昨秋のスプリンターズS1、2、3着馬もスタンバイ。前走重賞Vは5頭。こんな贅沢な高松宮記念、見たことある？ってくらいのメンバー構成だ。それもそのはず、今年はドバイWCデーが1週スライドの4月5日。いつもなら国内不在になりがちのルメさんや川田さん、短期免許でモレイラも来日とくれば、有力馬がこぞって出てくる。

その有力馬は五指に余る状況。じゃあ全部買っちゃう？いやいや、そんなことしていたら穴馬なんて拾えない。ということで【前編】では、どれを消すか？一方でどれを買うか？を考察。

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■高松宮記念2025予想【前編】

過去10年のデータ傾向で嫌なものがある。前走・オーシャンS1着馬は【0.0.0.9】。

そんなのオカルトだよ、と思うなかれ。オーシャンSを制し、高松宮記念に挑んだ馬が歩んだ戦績を振り返ると、まぁ厳しい。しかも、秋にはV字回復してくる。

昨年のトウシンマカオは本番で道悪に泣いたのもあるが、オーシャンS1着→高松宮記念6着。そして秋にはセントウルS1着→スプリンターズSでは2着に巻き返した。2022年のジャンダルムも、オーシャンS1着→高松宮記念11着と惨敗しながら、秋にはスプリンターズSを8番人気で戴冠。イン前有利のトラックバイアスはあったけども。

これシンプルに出走間隔じゃね？と思ってしまうのが、2019・20年に繰り広げられたダノンスマッシュとモズスーパーフレアのオーシャンS組vs.シルクロード組の戦い。

・ダノンスマッシュ
19年 シルクロードS1着→高松宮記念4着
20年 オーシャンS1着→高松宮記念10着→スプリンターズS2着

・モズスーパーフレア
19年 オーシャンS1着→高松宮記念15着→スプリンターズS2着
20年 シルクロードS4着→高松宮記念1着

オーシャンSを経由したほうは高松宮記念でドボン、の後にスプリンターズSで復活。シルクロードSを経由したほうは高松宮記念でも好走している。

基本的に気の良いタイプが多いスプリント路線だけに、中4週のオーシャンSで好走しちゃうと本番でピークアウトしちゃうのでは……？　実際、高松宮記念では中4週の【1.1.4.52】に対し、中5週は【1.2.3.34】、中6週以上になると【8.7.3.63】と間隔が開いているほど好走例は多い。

■オーシャンS敗退組と別路線組

ここまで書くと結論は見えていると思うが、今年、この「オーシャンS1着馬」に該当しちゃうのが、ママコチャ。冬場は走らず、気温の上昇と共に調子を上げてくるタイプであり、前走が本来の姿。

終いの脚はさすがGI馬と唸るものだったが、牝馬が関東遠征で別定56.0キロを背負い勝ち切ったのは負荷がかかったはず。そもそも、この日は前残り馬場であり、早めに逃げ馬を追いかけたジョッキーの好判断もあったかな、と。

GI・IIでは現在のトップホースに負けが続いているし、気温も金曜→土曜→日曜と下がっていく「寒の戻り」の予報。ここは善戦止まりと見て「消し」といく。

ただ、オーシャンS組で唯一、狙いたくなるのが3着のウイングレイテスト。オーシャンS経由で好走した6頭のうち5頭は関東馬であり、つまり、勝ちにこだわらず輸送負荷のない馬なら、決してノーチャンスではないということ。前走は中間にフレグモーネで稽古を緩めた期間があり、前2頭を捕らえきれずの3着なら上出来だろう。

別路線組からは京阪杯から参戦のビックシーザーをチョイス。昨年が魔のオーシャンSを経由し本番で7着に敗れたが、今年は京阪杯からじっくりローテなら見直し可。ハンデが重く回避したが、シルクロードS出走へ向け調整はしていた経緯もある。道悪の昨年は崩れたが、中京芝1200mは2勝をマークと侮れない存在だ。

この2頭は「買い」と判断。高松宮記念2025予想の結論（印・買い目）は【後編】にて。

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