いま、私が日々したためているのは“入院日記”だ。

壮絶な階段踏み外しによる足首骨折で手術予定だった水曜日。ところが足首の腫れが想像以上にひどく、手術は来週に延期となった。この記事を執筆している時点でも腫れはまだあり、地面に足が触れると強烈な痛みが走る。

人生初となる手術。私はいま、手術を受けた人たちの体験談を読み漁っている。彼ら彼女ら曰く、もっとも痛みが襲ってくるのは手術当日ではなく麻酔が切れた翌日とのこと。ああ、怖い。

ちなみに川崎フロンターレのレジェンドであり、元サッカー日本代表の中村憲剛は全身麻酔が合わない体質らしい。計3度の手術を行ったが、術後は遊園地のアトラクションに乗っているかのように天井がぐるぐる回っている感覚になったとか……ああ、怖い怖い。

不幸中の幸いなのは手術日が競馬開催に影響のない平日であることと、PCでの原稿作成に支障がないことか。そうはいっても病院ゆえYouTubeが撮れないので、そのあたりはご承知おきください。別で伝える手段を考えます。

さて、土曜メインはフラワーC。

同レースは中山芝1800mで求められる適性から素直に読み解くのが正解だと思う。セオリー通りの“イン前”だ。

本命はパラディレーヌ。

デビューから一貫して京都芝1800mを使われてきた馬。そのなかで1分49秒5→1分47秒6→1分46秒8と持ち時計を更新し続けており、走るたびに進化を遂げているようだ。その間、600m通過も1000m通過もどんどん速くなっているにもかかわらず、番手追走とテンのダッシュ力に陰りは見られない。強い馬である証拠と言えよう。

アブレイズ。
コンクシェル。
シックスペンス。

中山芝1800m重賞はキズナ産駒の庭。また、土曜の関東圏に川田将雅が東上するケースはそう多くなく、直近ではオーシャンSのママコチャ（1着）が目立つ程度。リバティアイランドのようなお手馬がいない以上、ここで牝馬クラシック戦線へ向かうパートナーを確保しておきたいところだろう。

迷いはない。

パラディレーヌが私の本命だ。

相手本線にはミッキーマドンナを。

近2走は牡馬相手に3→2着と好走。前走の勝ち馬エネルジコはクロワデュノールの対抗格に浮上するレベルの馬だと思っているし、戦ってきた相手は決して弱くない。個人的には東京向きのエピファネイア産駒との印象だが、今回は牝馬限定戦かつ絶好の1枠1番。これ以上評価は落とせない。

インヴォーグも軽視禁物。

未勝利戦を勝ったばかりでの重賞参戦だが、エンジェルフェイスやカンタービレなど重賞即Vを決めた馬は決して少なくない。ロードカナロア産駒の関西馬は中山芝1800m重賞で【2-2-1-2】。前に行ける脚質も本レース向きだ。

さらにはジョスラン。

全兄はGI3勝のエフフォーリア。現時点で同馬との比較は酷に映るが、4角先頭からラスト3F11秒6-11秒1-11秒0にまとめた瞬発力は非凡なものがある。リズムよく追走し、勝負どころでスムーズに進出できれば差はない。

【中山11R　フラワーC予想の印】
◎４ パラディレーヌ
〇１ ミッキーマドンナ
▲６ インヴォーグ
☆７ ジョスラン
△３ レーヴドロペラ
△11 レーゼドラマ
△５ ハギノピアチェーレ
△12 ゴーソーファー

【馬連】4＝1,6,7（3点）
【3連複/フォーメ】4＝1,6,7＝1,6,7,3,11,5,12(15点)