競馬サロン

2024/06/25 12:05
帝王賞2024 最終結論【馬体】◎は国内最強クラスとの接戦経験が強み【重賞深掘りPROJECT】


2024年4月「競馬をより深く楽しんでいただく」ため新たなPROJECTがスタート!
その名も「重賞深掘りPROJECT」。
重賞のことなら「ここを見れば完璧!」と言っていただける『重賞コーナー』に育てていくことを目指します!
=新PROJECT発足のご挨拶=
このPROJECTのプロモーター「ブッシー」からのご挨拶です。
【重賞深掘りプロジェクト】始動のご挨拶
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17517/0/109
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
《馬体アナリスト 伊藤の最新動画》
【帝王賞 2024|馬体診断】川崎記念6着『ノットゥルノ』が大井で反発!?『ウィルソンテソーロ』がGI級初V? 馬体アナリストが有力馬8頭を徹底分析
《帝王賞の馬柱》

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競馬サロン読者の皆さん、こんにちは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
先週の宝塚記念はデキ絶好のドウデュースから勝負しましたが、結果的にイン突きが不発に終わり6着。
武豊騎手は「道悪のせいにはしたくない」とレース後に語っていましたが、個人的には内外の位置取りと道悪適性が結果に強く影響したかなと見ています。
勝ったブローザホーンは小柄なステイヤータイプ。走法は異なりますが、小さな馬体で大きな馬をなぎ倒したドリームジャーニーの姿が重なりましたね。
初勝利に9戦もかかり、OP入りは4歳5月という遅咲きの馬ですが、使われる毎に強くなっている印象があります。
宝塚記念は悔しい結果に終わりましたが、人気のドウデュースが敗れただけに「帝王賞でリベンジ!」と考える競馬ファンは少なくないはずで、本コラムがその手助けとなれば幸いです。
それでは6月26日に大井競馬場で行われる帝王賞の攻略を進めていきます。
普段地方重賞をあまり購入されない読者の方もいらっしゃると思いますので、帝王賞についてまず解説します。
帝王賞は上半期ダート競馬の総決算となるレースでフルゲートは16頭、JRA勢の出走枠は7頭。今年はフルゲート割れの13頭立てで行われます。
本競走の舞台は東京ダービーや東京大賞典の舞台としてもお馴染みの大井ダート2000m。
コース形態は添付のイラストをご確認ください。

スタート地点は外回りの4角付近で、スタートから最後のコーナーまでの距離が長いコース形態上、枠順の大きな有利・不利はありません。
それでは予想を進めていきましょう。
ここまでの予想コラムで述べた内容と重なり恐縮ですが、私の重賞の予想方法は
(1)過去好走馬の馬体分析
(2)馬体以外で重視すべきファクターの選定
(3)出走有力馬の馬体分析
(4)総合的に判断した印と想定人気を考慮した買い目並びに点数の決定
以上です。
なお、今年の帝王賞はオーストラリア産の白い砂入れ替え後、初の施行となるため過去好走馬の馬体は参考程度に留めたいですね。
ただし、昨年11月の白い砂への入れ替え後はJBCクラシックをキングズソード、東京大賞典をウシュバテソーロ、羽田盃をアマンテビアンコ、東京ダービーをラムジェットが制覇。
従来の砂より、適性の差が出やすい白い砂ですが「強い馬なら白い砂は対応可能」と割り切るのが正解かもしれません。
続いて馬体以外で重視すべきファクターの選定ですが「展開」とします。
今年の帝王賞は逃げ候補が、ライトウォーリア、ノットゥルノ、ウィルソンテソーロの3頭。
おそらく川崎記念の優勝馬ライトウォーリアがハナに立ちそうですが、ノットゥルノとウィルソンテソーロがピタリとマークし終始淀みなく流れそうです。
3頭がやり合えば当然後ろにチャンスと考えたくなりますが、4番手以下の出走馬も勝負どころまでに相当脚を使いそうで、結果的に逃げ馬は脱落しても2番手、3番手で決まるケースは想定しておきたいですね。
やや決め打ちな展開予測かもしれませんが、ノットゥルノとウィルソンテソーロはやや展開有利と考えます。
続いて出走有力馬の馬体分析です。
有力馬8頭一覧は表にまとめましたのでご確認ください。

ここからは有力馬として動画で先にご紹介した8頭に加えて地方勢で実力的に2番手のポジションのサヨノネイチヤを交えて1頭ずつ解説していきます。
■ウィルソンテソーロ
馬体:シャープに見せる時、ボテッと見せる時の差が激しいですが、基本的には逞しい体付きでトモの肉付きが素晴らしいですね。四肢が長めで中距離向きの馬体です。
評価:GI級の勝利こそありませんが、昨年はチャンピオンズCでレモンポップと0秒2差の2着、東京大賞典ではウシュバテソーロと0秒1差の2着。今年のドバイワールドCではドゥラエレーデとデルマソトガケに先着しています。
タイプ的に人気薄でこそかもしれませんが、逃げ、先行、差しと脚質自在で、強敵との接戦経験が大きな強みです。今回は2番手または3番手を確保可能で、先行有利な形になれば押し切りまであるでしょう。
■キングズソード
馬体:パワフルな上半身を誇り、胸前とトモの隆起が目立ちます。胴長で四肢短めのマイラー体型ですが、マイル戦ではやや脚の使いどころが難しいですね。
評価:はまった際の強さは昨年のJBCクラシック4馬身差圧勝が示すようにとんでもないんですが、GI善戦マンというのが「本来の姿」かもしれません。7枠11番という外枠は歓迎材料ですが、中団から脚を伸ばして2、3着までのイメージです。
■グランブリッジ
馬体:他有力牡馬と比べると小柄でシャープな体付きですが、その見た目以上にパワーがあります。
評価:当日は7-8番人気で、実績から穴の資格ありと考えていいでしょう。ただし、大井では崩れていませんが、右回りで牡馬相手だとパフォーマンスが落ちるかもしれません。今回は3着候補とします。
■サヨノネイチヤ
馬体:ダノンレジェンドの産駒で、馬体は胴長で四肢が短めと短距離色が強いものの、驚異的な心肺機能を誇り中距離まで問題なく対応済みです。
評価:馬名は「ネイチャ」ではなく「ネイチヤ」。3代母がウラカワミユキで、ナイスネイチャの近親です。ここまで14戦14連対で、現在大井重賞を3連勝中の新星ですね。3走前の勝島王冠でライトウォーリアに先着済みなことは評価可能です。ただし、近3戦の相手関係をモノサシにするとJRAのGI級とは少し能力差を感じます。掲示板まででしょう。
■セラフィックコール
馬体:ヘニーヒューズ産駒は四肢が短くなりやすいんですが、本馬は四肢長で全体的にゆったりしたつくりをしています。胸前とトモの隆起が目立ち、腹袋も大きいダート馬らしい馬体ですね。
評価:砂を被りにくい外枠が理想でしたが、枠はほぼ真ん中。枠順は可もなく不可もなくですね。期待した川崎記念が砂を被ったことで進みが悪く案外でしたが、みやこSとダイオライト記念の競馬ぶりと戦ってきた相手関係から能力がGI級なのは間違いありません。タイトな流れでも爆発的な末脚を使えるのはみやこSとダイオライト記念で証明済みです。先行抜け出しの2頭に際どいところまで迫ってきそうです。
■ディクテオン
馬体:好バランスで毛色も相まって映える馬体です。特徴は大きなトモで、そこが推進力の源ですね。
評価:小回りで3角前から動く競馬が板についてきましたが、どうしてもテンに置かれるのが気になります。今回のような強力メンバーをマクリ切るのは厳しく、ここも掲示板までのイメージ。
■ノットゥルノ
馬体:520キロ前後の大型馬ですが、芝馬のようにスラッとした姿が特徴。その姿を活かしたスピード全開の競馬が得意です。
評価:昨年の帝王賞こそ外々を回す競馬で崩れましたが、大井では堅実です。昨年の東京大賞典1着馬ウシュバテソーロ、3着馬ドゥラエレーデが不在ならチャンス十分。鞍上の武豊騎手は宝塚記念をドウデュースで取りこぼしたばかりで、力が入る一戦となりそうですね。
ライトウォーリアの粘り次第な面はありますが、ライトウォーリアが早めにバテて、4角単独先頭の形が理想かもしれません。
■メイショウハリオ
馬体:全体的にボテッとしています、胴・四肢とも長めのゆったりしたつくりで中距離向きです。
評価:3連覇を目指しての参戦ですが、サウジCは歩様の違和感で取消、中間の稽古は思うように動けておらずと順調さを欠いている印象があります。一昨年、昨年のダート競馬を盛り上げた一頭ですが、世代交代に直面しているかもしれません。
■ライトウォーリア
馬体:本馬の最大の特徴は丸々とした大きなトモです。今年7歳を迎えましたが、馬体的な衰えは殆ど見られません。
評価:川崎記念は吉原寛人騎手の絶妙な騎乗と本馬の勝負根性が光りましたが、今回はノットゥルノとウィルソンテソーロにキツくマークされることが予想されます。4角後続を離してハナなら頑張れそうですが、今回は3着候補とします。
他にも調教、枠順などを考慮した最終結論は次の通りです。
《帝王賞の最終結論》
◎8ウィルソンテソーロ
○5ノットゥルノ
▲7セラフィックコール
☆12キングズソード
△1グランブリッジ
△2ライトウォーリア
△11メイショウハリオ
本命はウィルソンテソーロ。GI級での惜敗にここで終止符を打ちそうですね。相手は揃いましたが、ウシュバテソーロ不在ならウィルソンテソーロが主役でしょう。
対抗は右回りなら機動力が違うノットゥルノ。前走の名古屋GPはド楽勝で中間は元気一杯。ここは鞍上が早め早めに踏み込んできそうですね。
単穴評価は差し脚強烈なセラフィックコール、☆評価は2000mの方が脚を上手に使えそうなキングズソード。
基本的には前々の決着を想定します。
馬券はウィルソンテソーロを軸に馬連、3連複で勝負。馬連は相手3頭に絞ります。
《帝王賞の買い目》
◎8ウィルソンテソーロ
○5ノットゥルノ
▲7セラフィックコール
☆12キングズソード
△1グランブリッジ
△2ライトウォーリア
△11メイショウハリオ
【馬連】8=5,7,12(3点)
【3連複/フォーメ】8=5,7=5,7,12,1,2,11(9点)
《重賞深掘りPROJECT関連動画》
【ラジオNIKKEI賞 2024|血統診断】当てはまるのはただ1頭!特注パターン該当馬を狙い撃ち!

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