競馬サロン

2023/01/26 18:00
ギルデッドミラー・レモンホップほか、2023根岸S出走予定馬16頭

昨年秋に使われた2戦はいずれも掲示板外。改めて敗因を探ってみると2走前は超高速馬場、前走は内枠とこの馬が苦手なゾーンに該当してしまったことが大きかったのだろう。枠順に関しては現時点ではなんとも言えないが、2走前ほどの高速馬場にはならない見込み。中2カ月以上の休み明け成績【1-3-1-1】、ノンコノユメで根岸Sを制した内田博幸×加藤征弘コンビの再結成も含めて侮れない1頭だ。
・エアアルマス
近年の好走は距離短縮ローテに限定。【0-0-1-6】の左回り替わりも含め、勝負気配としては強調しづらい。
・オーロラテソーロ
この馬を重賞勝ちに導いた鮫島克駿ではなく、原優介を起用して臨む今回。ニルカンタテソーロなど激走が多い騎手×馬主ではあるものの、昨年14着の舞台で一変を望むのは酷に映る。
・ギルデッドミラー
ダートに転向した3走前から競走馬としてのセカンドステージがはじまった印象。スプリントの激流・内枠・良馬場と難なくこなしており、砂適性の高さは想像以上だ。前走内容からここはフェブラリーSへの叩き台と捉えられるかもしれないが、陣営は「チャンピオンズCの出走権はあったけど、あえて使わなかった」とコメント。その背景には賞金加算ができない場合、目標かつ引退レースであることが濃厚なフェブラリーS出走が叶わない事情がある。先行馬カジノフォンテンの回避がやや誤算も、軽くは扱えない。
・ケンシンコウ
冬に一度成績が落ち込み、春を境に成績が上昇するのがこの馬のパターン。叩き2戦目は【0-0-0-3】と良績に乏しく叩き3戦目で【1-1-0-0】と良績がある点から、今回は一気の距離短縮で刺激を与えたのち、次走で一気の距離延長を敢行して変わり身を目論む算段と捉えたい。
・ジャスパープリンス
1年半近くにわたり、馬券内から遠ざかる現状。厳しい。
・セキフウ
好走→凡走→好走がきれいに続く馬。当時は距離短縮ローテでもあったが、その臨戦過程では【0-1-3-1】とほとんど大崩れがなく、適度に間隔のあいたローテもこの馬に向いたのだろう。翻って、今回は前走と同距離かつ全日本2歳優駿、UAEダービー、ジャパンダートダービーと馬券外が目立つ中1カ月以内での参戦。上積みには疑問が残る。
・タガノビューティー
カジノフォンテンの回避で参戦が叶った昨年の3着馬。スリル満点の脚質ゆえ小回りでは用なしと言えるレベルだが、直線の長い東京では毎回のように上がり3F上位の脚を使う馬だ。その脚質は根岸S向きと言えるし、距離短縮ローテの成績【3-2-1-0】が示すようにチャンピオンズCからの距離短縮は大歓迎。2-5着までを4角4番手以内の馬が占めた前走は展開不利でもあり、得意舞台での変わり身を警戒したい。
・テイエムサウスダン
フェブラリーSへの賞金面に不安がある人気馬との比較でゆとりがある同馬。叩き台の可能性も想定しなければならないが、中2カ月以上の休み明け成績【2-1-2-0】に対し、叩き2戦目の成績【1-0-0-3】と非社台系の生産馬にしては珍しく休み明けでこそのタイプなのだ。蛯名厩舎がJRAで挙げた13勝中7勝が東京競馬場。今年に入り管理馬のJRA出走は6戦のみと東京に向けて力を温存していた感もあり、一定の評価は必要だろう。
・デンコウリジエール
間隔を詰めたローテーションで勝ち切った前走。叩き良化型厩舎とも言える荒川厩舎管理馬だけに、臨戦過程が向いた印象もあった。同厩舎のデンコウアンジュやモズナガレボシも間をあけずに使われたことで結果を残した馬。前走から中2カ月近く空いたレース間隔はマイナス材料だ。
・バトルクライ
あまり使いたくない言葉だが、前走は騎手の差が出たようなレース。同馬に跨った川田将雅が戸崎圭太騎乗の断然人気馬ドライスタウトに勝負どころでフタをしたことで勝ち切った一戦だった。裏を返せば、あの「神騎乗」がなければ勝利には届かなかった可能性大。各地を転戦しつつ、押せ押せのローテーションで臨む上積み度合いも気がかりだ。
・ヘリオス
昨年のこのレース2着馬。当時は600m通過34秒4と過去10年のなかで2位タイにランクされるハイペースも、先行して連対圏に突入した強い内容だった。一度参戦したフェブラリーSが16着と現実的に中央GIでの勝ち負けが厳しい以上、陣営の狙いは当舞台のはず。良馬場東京ダート1400m成績【3-1-0-0】を踏まえたとき、軽視は禁物だろう。
・ベルダーイメル
1800m以上のリステッド競走を連戦して臨む今回。昨年2度使われた左回りはいずれも勝ち馬と1秒以上離されており、狙いすましたローテーションとは言い難い。
・ホウオウアマゾン
5歳にして初のダート戦を迎える馬。矢作厩舎の初ダート×根岸Sはモズアスコットが浮かぶが、正直なところ適性は走ってみないとわからない。ただ、この馬は中2カ月以上の休み明け成績【2-1-1-1】が示すとおりの休み明け巧者。名門・矢作厩舎がお試し出走で休み明けのカードを切るとは思えず、ノーマークにはできない。
・レディバグ
リステッド競走を使われたのち、同じ舞台に休み明けでの出走。端午Sや桶狭間S、栗東Sなど距離短縮ローテでこその馬で、そのカードを使った前走で馬券外に敗れたのは気がかりだ。
・レモンポップ
東京ダート1400mでは【4-0-0-0】と負け知らず。それはすでに多くの人が知るところだと思われるが、4勝のうち2着馬にそれぞれ6馬身差、4馬身差をつけた2戦は中2カ月以上の休み明けだった。休み明けで圧勝→間隔を詰めたローテーションだった前走は距離延長も含め不安を覗かせる一戦に思われたが、勝ち馬とはタイム差なし。「前々走はすごく状態が良かった。その時よりも走りのバランスは上向いています」との陣営コメントを見るより、ここは落とせないレースと言えるのかもしれない。
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