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田原基成

2021/01/14 18:00

センテリュオほか、2021愛知杯出走予定馬18頭分析

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・アブレイズ
オークス以降、精彩を欠く成績。厳しい。

・ウインマイティー
デアリングタクトをはじめ、昨年のオークス5着内馬は秋競馬で重賞勝利・GI掲示板内など活躍を見せていた。ハイレベルレースであることは明白で、この馬も急坂芝2000mを使われた2戦はいずれも上がり3F最速。何らかの印は回しておきたい。

・ウラヌスチャーム
昨年の好走は芝2200m以上の距離に限定。久々の芝2000m替わりがプラスに働くとは思えない。

・カセドラルベル
この馬で注目したいのは2走前。先行策もむなしく10着に終わったレースだが、同じように先行し9着だったバイオスパークが次走福島記念勝利……前に行く馬に厳しい展開・馬場だった点は見逃せない。今回の舞台は【1-0-1-0】馬券内率100%の左回り。勝ち切るのは容易ではないが、ヒモ穴として警戒したい1頭だ。

・サトノガーネット
展開次第の追い込み馬。逃げ馬が揃った今回、何らかの印は必要だろう。

・サトノダムゼル
芝1800mでの成績【4-2-0-0】に対し、芝2000mでは【0-0-0-2】。2カ月以上のレース間隔で連対率100%だった点を踏まえると、前走はいかにも勝負駆けに思えた。さらなる上積みを望むのは厳しいのかもしれない。

・サマーセント
馬券圏内に入った5戦はいずれもコーナー4つの右回り。良績のない左回り替わりという点を考えたとき、狙いは未勝利戦勝利時と同条件の小倉大賞典なのかもしれない。

・シゲルピンクダイヤ
3歳時の輝きを失っていた昨年だが、中京芝2000m替わりの前走で復活をアピール。今思えば、ヴィクトリアマイルを目指した昨年冬-春にかけての臨戦過程がマイナスに作用していたのだろう。牡馬混合重賞2着を経て、当時から斤量据え置きでの牝馬限定戦。極端に評価を落とす理由はなさそうだ。

・センテリュオ
高速馬場に泣かされた前走。オールカマーでカレンブーケドールを下した実績は申し分ないが、全5勝を直線の短い右回りコースで挙げる馬。その条件に該当するAJCCをパスしてこちらに回った点がどうも引っかかる。昨年のレースを見るより、この距離でいきなり先行策の未来は想像がつかない。実績に敬意を表しつつ、差し損ねも想定しておきたいところだ。

・タガノアスワド
重賞では【0-0-0-3】と高い壁を超えられずにいる状況。スロー逃げが叶った前走も惨敗となると、上積みを望むのは酷に映る。

・ディアンドル
逃げ脚質、距離延長と新味を求める近走だが結果が伴わず。復調にはもう少し時間がかかりそうだ。

・デンコウアンジュ
昨年の勝ち馬だが、当時は小倉開催。今回と同条件の前走パフォーマンスを見るより、一変は厳しいだろう。

・ドナウデルタ
全5勝を1400-1600mで挙げている馬。さすがにここは距離が長い印象を受ける。

・ナルハヤ
2勝クラスでの勝利以降、馬券圏内に入ったレースは直線の長いコーナー2つの外回りコースに限定。同型が多いメンバー構成もマイナスと言わざるを得ない。

・マジックキャッスル
良馬場では【1-3-0-1】、唯一の馬券圏外もスムーズさを欠いたオークスに限定。当然評価すべき1頭だが、ここではスムーズさを欠くようなポジション=常に後方待機を余儀なくされる脚質を考えるべきだろう。ただでさえ明け4歳馬との相性が良くないレース。ノーマークにはできないが、中心視するにも躊躇してしまう。

・ランブリングアレー
馬券圏外に敗れた4戦中3戦が馬番フタ桁番。中山マイルで外枠を引き当てた前走はいかにも厳しいシチュエーションだった。今回の評価は枠次第だが、良績のある芝2000mではなく未知のマイル戦を使われた近走ローテーションは気がかり。間隔を詰めたときに凡走するケースが多く、3列目のゾーンに据えるのが現実的なラインか。

・リンディーホップ
前走は3勝クラスで足踏みが続いていたのがウソのような快勝。スキのないレース運びはまるで単勝1番人気馬を思わせるものだった。中京芝2000mは2年前に勝利実績がある条件。左回りの良馬場芝2000m成績【2-1-0-1】も申し分なく、再び大穴をあける可能性は想定しておきたい。

・レッドアステル
秋の東京芝で2戦2勝。その戦績が示すとおり、軽い馬場で切れ味を活かす競馬がもっとも合っているのだろう。冬の中京適性は厳しくも映るが……この馬に関しては冬の中山芝で勝ち上がり、稍重の洋芝勝利実績もある。ベストではないかもしれないが、ワーストでもない条件。ならばスタミナが要求される芝2200mでキングオブコージと好勝負を演じた3走前を尊重し高い評価を与えるべきだと判断したい。

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