競馬サロン
田原基成
2021/01/08 19:07
【淀短距離S】コース適性◎。人気の盲点にある穴候補に本命を託す。/中山12R/中山11R
806
【中京11R 淀短距離S】
重賞のない土曜競馬はひさしぶりな気がする。そこで土曜中京メインでも重賞レースと同じく【全頭分析】を行う。全16頭を分析することでレースの全体像を掴みたい。
・1枠1番 トゥラヴェスーラ
オープンクラスでの好走は非急坂コースに限定。近走から相手は楽になるが、中心視するには躊躇してしまう。
・1枠2番 ナランフレグ
中京芝1200mを制した7走前が圧巻の末脚。舞台適性を考えたとき、ノーマークにはできない。
・2枠3番 ビリーバー
春-夏にかけて調子を上げるタイプ。冬競馬の左回りでは分が悪いだろう。
・2枠4番 ミッキースピリット
稍重-重馬場では【0-0-0-5】。パンパンの良馬場適性が高く、その馬場が見込める土曜中京はベスト条件だろう。
・3枠5番 ジョーアラビカ
寒い時季に差しかかり、安定感が増した馬。中京替わりがプラスとは思えないが、今の充実ぶりなら克服する可能性も。
・3枠6番 タイセイアベニール
この条件では3勝クラス勝利、重賞4着と安定。叩き2戦目での一変を警戒すべきだ。
・4枠7番 アイラブテーラー
スムーズさを欠いた前走も勝ち馬とタイム差なし。ここは未経験の56キロと左回り適性が鍵も、軽くは扱えない。
・4枠8番 ロードアクア
重賞の前走が勝ち馬から0秒5差。想像以上に力をつけている印象で、2走前勝利の左回り替わりで見直す手はある。
・5枠9番 カッパツハッチ
直線競馬がもっとも合う馬。強調材料は乏しい。
・5枠10番 メイショウカズヒメ
暖かい時季に良績が集中する馬。冬競馬替わりはマイナスと言わざるを得ない。
・6枠11番 マイネルグリット
2歳秋以降の成績がからっきし。厳しい。
・6枠12番 メジェールスー
オープンクラスでは掲示板内ゼロ。苦戦は免れられないか。
・7枠13番 プリディカメント
この舞台は2年前の12月に好走歴あり。寒い時季に強く、見限るには早計だ。
・7枠14番 アンヴァル
本質的には直線平坦コースが合うと思う。外からズバッと差すタイプでもなく、勝ち切るのは至難の業。
・8枠15番 グランドボヌール
中10週以上の休み明けでは【0-0-0-8】。ローテーションに不安を感じてしまう。
・8枠16番 ザイツィンガー
昨年挙げた2勝は重馬場。良馬場想定の土曜中京はマイナスだ。
レースのポイントは3点。
1.確たる逃げ馬不在の展開
2.上がりの速い中京芝
3.アイラブテーラーの斤量
逃げ馬不在時は枠なりに内枠がハナを切るケースが多いが、今回はその内枠に極端な差し・追込馬が集中。大外枠に入ったグランドボヌール、好位抜け出しが勝利パターンのロードアクアのいずれかが先手を主張しそうだ。
先週の京都金杯は2着ピースワンパラディが上がり3F33秒台の脚。昨年9月開催ほどではないものの、良好な馬場コンディションと極端なハイペースが見込めない展開面から上がり3Fの脚は速くなる。33秒台の脚を使った経験があるか否か。ここが明暗を分けるだろう。
そしてアイラブテーラーの斤量。昨年このレースを制したときの斤量が54キロだから、当時より2キロ多く背負わされる計算だ。良績のない左回り替わりも含め、本命に据えるには少々リスクを感じてしまう印象。
以上を踏まえ、本命はナランフレグ。
1200→1000→1400mと距離を変え続けた昨年。一貫性のないローテーションにも映るが、今回は距離短縮ローテが追い風となりそうだ。距離短縮時の成績は【2-1-1-1】掲示板外なし。際立った好成績を残している。
スローの上がり勝負が考えられるメンバー構成だが、同馬はこの舞台で上がり3F32秒台の脚で突き抜けた経験を持つ。切れ味勝負は望むところ。舞台替わりのアドバンテージを存分に活かしてくれよう。
【中京11R 淀短距離S予想の印】
◎2 ナランフレグ
〇7 アイラブテーラー
▲5 ジョーアラビカ
☆6 タイセイアベニール
△14 アンヴァル
△1 トゥラヴェスーラ
△8 ロードアクア
△4 ミッキースピリット
△13 プリディカメント
【3連複/フォーメ】2-7,5,6-7,5,6,14,1,8,4,13(18点)
次に、自信の一鞍。
【中山12R 4歳上2勝クラス】
クロスセルは時計のかかる馬場向き。その印象があったからこそ、前走東京芝での3着には驚かされた。中山芝2200mは昨年勝利実績がある得意条件。確たる逃げ先行馬不在のここは、自ら主導権を握っても良いシチュエーションだと思う。
【中山12R 4歳上2勝クラス予想の印】
◎1 クロスセル
〇12 アルディエンテ
▲2 ルヴェルソー
☆7 モクレレ
△6 エフェクトオン
△3 バイキングクラップ
△10 デュアライズ
△9 エフティイーリス
【3連複/フォーメ】1-12,2,7-12,2,7,6,3,10,9(15点)
最後に太鼓判レース。
【中山11R ニューイヤーS】
牝馬のアルーシャが斤量57キロ……これはさすがに重い。C.ルメール騎乗で人気の一角を背負うとは思うが、この馬の評価を下げることが予想の出発点だ。
ここはインターミッションから入る。同じ牝馬だが、こちらは斤量53キロと手頃。全3勝を中山芝1600mで挙げる舞台巧者かつ、距離ロスなく運べる最内枠を引き当てた。適鞍を使える時期が限定されるからこそ、その舞台に対する思い入れは強いはず。巻き返しの可能性は高いと判断する。
【中山11R ニューイヤーS予想の印】
◎1 インターミッション
〇4 セラピア
▲6 ロフティフレーズ
△3 アルーシャ
△9 レッドヴェイロン
△12 クラヴァシュドール
△16 サトノウィザード
△13 ミラアイトーン
△8 トーセンブレス
【3連複/フォーメ】1-4,6-4,6,3,9,12,16,13,8(13点)
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・1枠1番 トゥラヴェスーラ
オープンクラスでの好走は非急坂コースに限定。近走から相手は楽になるが、中心視するには躊躇してしまう。
・1枠2番 ナランフレグ
中京芝1200mを制した7走前が圧巻の末脚。舞台適性を考えたとき、ノーマークにはできない。
・2枠3番 ビリーバー
春-夏にかけて調子を上げるタイプ。冬競馬の左回りでは分が悪いだろう。
・2枠4番 ミッキースピリット
稍重-重馬場では【0-0-0-5】。パンパンの良馬場適性が高く、その馬場が見込める土曜中京はベスト条件だろう。
・3枠5番 ジョーアラビカ
寒い時季に差しかかり、安定感が増した馬。中京替わりがプラスとは思えないが、今の充実ぶりなら克服する可能性も。
・3枠6番 タイセイアベニール
この条件では3勝クラス勝利、重賞4着と安定。叩き2戦目での一変を警戒すべきだ。
・4枠7番 アイラブテーラー
スムーズさを欠いた前走も勝ち馬とタイム差なし。ここは未経験の56キロと左回り適性が鍵も、軽くは扱えない。
・4枠8番 ロードアクア
重賞の前走が勝ち馬から0秒5差。想像以上に力をつけている印象で、2走前勝利の左回り替わりで見直す手はある。
・5枠9番 カッパツハッチ
直線競馬がもっとも合う馬。強調材料は乏しい。
・5枠10番 メイショウカズヒメ
暖かい時季に良績が集中する馬。冬競馬替わりはマイナスと言わざるを得ない。
・6枠11番 マイネルグリット
2歳秋以降の成績がからっきし。厳しい。
・6枠12番 メジェールスー
オープンクラスでは掲示板内ゼロ。苦戦は免れられないか。
・7枠13番 プリディカメント
この舞台は2年前の12月に好走歴あり。寒い時季に強く、見限るには早計だ。
・7枠14番 アンヴァル
本質的には直線平坦コースが合うと思う。外からズバッと差すタイプでもなく、勝ち切るのは至難の業。
・8枠15番 グランドボヌール
中10週以上の休み明けでは【0-0-0-8】。ローテーションに不安を感じてしまう。
・8枠16番 ザイツィンガー
昨年挙げた2勝は重馬場。良馬場想定の土曜中京はマイナスだ。
レースのポイントは3点。
1.確たる逃げ馬不在の展開
2.上がりの速い中京芝
3.アイラブテーラーの斤量
逃げ馬不在時は枠なりに内枠がハナを切るケースが多いが、今回はその内枠に極端な差し・追込馬が集中。大外枠に入ったグランドボヌール、好位抜け出しが勝利パターンのロードアクアのいずれかが先手を主張しそうだ。
先週の京都金杯は2着ピースワンパラディが上がり3F33秒台の脚。昨年9月開催ほどではないものの、良好な馬場コンディションと極端なハイペースが見込めない展開面から上がり3Fの脚は速くなる。33秒台の脚を使った経験があるか否か。ここが明暗を分けるだろう。
そしてアイラブテーラーの斤量。昨年このレースを制したときの斤量が54キロだから、当時より2キロ多く背負わされる計算だ。良績のない左回り替わりも含め、本命に据えるには少々リスクを感じてしまう印象。
以上を踏まえ、本命はナランフレグ。
1200→1000→1400mと距離を変え続けた昨年。一貫性のないローテーションにも映るが、今回は距離短縮ローテが追い風となりそうだ。距離短縮時の成績は【2-1-1-1】掲示板外なし。際立った好成績を残している。
スローの上がり勝負が考えられるメンバー構成だが、同馬はこの舞台で上がり3F32秒台の脚で突き抜けた経験を持つ。切れ味勝負は望むところ。舞台替わりのアドバンテージを存分に活かしてくれよう。
【中京11R 淀短距離S予想の印】
◎2 ナランフレグ
〇7 アイラブテーラー
▲5 ジョーアラビカ
☆6 タイセイアベニール
△14 アンヴァル
△1 トゥラヴェスーラ
△8 ロードアクア
△4 ミッキースピリット
△13 プリディカメント
【3連複/フォーメ】2-7,5,6-7,5,6,14,1,8,4,13(18点)
次に、自信の一鞍。
【中山12R 4歳上2勝クラス】
クロスセルは時計のかかる馬場向き。その印象があったからこそ、前走東京芝での3着には驚かされた。中山芝2200mは昨年勝利実績がある得意条件。確たる逃げ先行馬不在のここは、自ら主導権を握っても良いシチュエーションだと思う。
【中山12R 4歳上2勝クラス予想の印】
◎1 クロスセル
〇12 アルディエンテ
▲2 ルヴェルソー
☆7 モクレレ
△6 エフェクトオン
△3 バイキングクラップ
△10 デュアライズ
△9 エフティイーリス
【3連複/フォーメ】1-12,2,7-12,2,7,6,3,10,9(15点)
最後に太鼓判レース。
【中山11R ニューイヤーS】
牝馬のアルーシャが斤量57キロ……これはさすがに重い。C.ルメール騎乗で人気の一角を背負うとは思うが、この馬の評価を下げることが予想の出発点だ。
ここはインターミッションから入る。同じ牝馬だが、こちらは斤量53キロと手頃。全3勝を中山芝1600mで挙げる舞台巧者かつ、距離ロスなく運べる最内枠を引き当てた。適鞍を使える時期が限定されるからこそ、その舞台に対する思い入れは強いはず。巻き返しの可能性は高いと判断する。
【中山11R ニューイヤーS予想の印】
◎1 インターミッション
〇4 セラピア
▲6 ロフティフレーズ
△3 アルーシャ
△9 レッドヴェイロン
△12 クラヴァシュドール
△16 サトノウィザード
△13 ミラアイトーン
△8 トーセンブレス
【3連複/フォーメ】1-4,6-4,6,3,9,12,16,13,8(13点)
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