競馬サロン
2020/12/17 18:00
レッドベルオーブ・ステラヴェローチェほか、2020朝日杯FS出走予定馬16頭分析
デビューから馬体重を増やし続けるのは良い傾向だが、前走の勝ち方は特に目立ったものではなかった。このメンバー相手では厳しいだろう。
・カイザーノヴァ
休み明けとはいえ、前走が上位勢との力差を感じる内容。来年の洋芝替わりで狙いたい。
・グレナディアガーズ
好スタートから道中の折り合いは良好。逃げ切りを図る2着馬の仕掛けにも楽に反応し、直線は軽く追われただけでノーステッキの勝利……この馬、想像以上に奥が深い。右回りが合ったのか、涼しい時季への季節替わりがマッチしたのか。いずれにせよ、あの競馬を見せられてはノーマークという選択肢は私のなかであり得ない。穴妙味を秘める1頭。
・ジュンブルースカイ
さほど大きくない馬が、使われるたびにマイナス2キロ→マイナス10キロと大幅馬体減。そこからじっくり間隔をあけることなくGI参戦……勝負気配に対する疑問符が付く。
・ショックアクション
新潟での連勝はケチのつけようがない内容。ただ、今回は「新潟で勝ち上がったこと」が足枷となりそうだ。前走新潟芝1600m重賞勝利→阪神芝1600m・2歳GIに参戦した馬の成績は【0-1-0-7】。ハープスターですら勝ち切れなかった条件替わり、新馬戦で0秒8差と完敗を喫した右回り替わりも含め過大評価は禁物と言える。
・ステラヴェローチェ
前走サウジアラビアRCのパフォーマンスは「軽く異次元」。直線だけで他馬を飲み込む末脚……見るも鮮やかなものだった。阪神芝外回りでその脚の再現を狙いたいところだが、前走は不良馬場まで悪化した東京芝。雨の東京は外差し天国になるケースが多く、その恩恵を受けた可能性は否定できない。強さを認めつつ、高速馬場での切れ負けも考えておきたいところだ。
・スーパーホープ
「現状できる精一杯の力を出してくれました」前走の鞍上コメントがすべてだろう。先着を許した2頭が出走するうえ、別路線組にも骨っぽい馬がチラホラ。前走以上を望むのは酷か。
・テーオーダヴィンチ
アドマイヤマーズやレシステンシア、メジャーエンブレムなど暮れの阪神芝1600mはダイワメジャー産駒の庭。この馬自身、今回と同じ条件替りの前走は上がり3F最速の脚で勝利……ここへの適性を軽視することはできない。
・ドゥラモンド
時季は違えど、中山芝1600mを制しGIに臨む点では先週阪神JFのサトノレイナスと同じ。その比較で捉えたとき、稍重とはいえ上がり3F35秒台では強調材料に乏しい。ゴール前の脚は2着馬のほうが際立っており、GIで即通用かと言われれば疑問が残る。
・バスラットレオン
ソダシ、ユーバーレーベンに次ぐ3着に入った札幌2歳S。前走は太目残りが敗因と思われるが1・2戦目で見せた立ち回りの上手さからワンターンの阪神芝1600mは条件不適な印象。非根幹距離巧者の向きがあり、1800m替わりならチャンスはあると思う。
・ビゾンテノブファロ
1勝クラスですら馬券圏内に入れない現状。厳しい。
・ブルースピリット
600m通過33秒8の淀みない流れを作り逃げ切った前走。「今日は勝てるポジションを取りに行こうと思いました」との鞍上レース後コメントを見る限り、スピードで押し切れる自信があったのだろう。ワンターンのマイルが向くとは思えないが、世代屈指のスプリンターになる可能性を秘めた馬。次走距離短縮時で狙いたい。
・ホウオウアマゾン
デビュー以降減り続けた馬体が増えた前走デイリー杯2歳S。これだけでも好材料と言えるのだが、横綱相撲でレッドベルオーブとタイム差なし2着は高く評価できるものだ。バスラットレオンとの2頭出しで臨む矢作厩舎は2・3歳GI複数頭出し時の馬券内率が66.6%。どの馬より豊富な阪神芝1600m経験値も含め、戦略的参戦の背景が窺える今回は侮れない。
・モントライゼ
キャロットファーム×ノーザンファームの組み合わせだが、デビューから3戦続けて1200mを使われた馬。距離を延ばした前走は外差し馬場を先行押し切りの強い競馬だったが……やはり「マイル仕様」のローテーションとは言い難い。施行条件変更後の朝日杯FSにおいて、京王杯2歳Sで上がり3F2位以下を記録した馬の成績は【0-0-1-14】。舞台巧者のダイワメジャー産駒とはいえ、中心視するには躊躇してしまう。
・レッドベルオーブ
レコード勝ちを続けるディープインパクト産駒。同産駒の特徴を色濃く受け継いだ馬だが、前走で多少気がかりなのは道中で首を上げて行きたがっていた点。仮に外枠であれば前に壁を作れずジ・エンドだった可能性は否定できない。先週のソダシのようにあらゆるパターンの競馬を経験してきたわけではない。全幅の信頼を置けるかどうかは枠順次第だ。
・ロードマックス
立て直しを図った前走京王杯2歳Sは上がり3F最速の脚で2着。底力を示したレースだが、当時の東京芝は明らかな外差し馬場だった。翌日の芝1400m戦では馬番フタ桁番の馬が上位独占……特殊なトラックバイアスにあった点は見逃せない。関西馬にもかかわらず、デビュー以降ずっと左回りを使われてきた馬。初の右回り、休み明けでマイナス6キロだった前走馬体重を含め不安材料の多い1頭と言える。
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【朝日杯FS】阪神JFはソダシをS評価!レッドベルオーブ、モントライゼを差し置き「S評価」を獲得した穴馬とは?全16頭にS-Cランクで細かすぎる分析を敢行!
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