・アドマイヤアルバ
2年半にわたり馬券圏外から遠ざかる現状。厳しい。

・アルバート
「ミスター・ステイヤーズS」を襲名してもおかしくない馬。過去参戦したこのレースでは【3-1-0-0】連対率100%と抜群の適性を誇る。高齢馬の好走はトウカイトリックの例があるだけに、9歳でも侮れない1頭だ。

・オーシャンビュー
3勝クラスですらフタ桁着順が目立つ現状。厳しい。

・オセアグレイト
これまで何度も本命を託してきた馬だが、現級ではひと息足りない現状。それでも陣営は最後の切り札とばかりに過去のステイヤーズS成績【5-3-3-7】馬券内率61.1%の鞍上・横山典弘を配してきた。冬の中山は今年1月に迎春S勝利実績あり。私はまだこの馬を見限りたくはない。

・ゴールドギア
斤量53キロのハンデ重賞を狙って使われきた馬。別定の56キロ替わりでの前進は難しいだろう。

・シルヴァンシャー
なかなか順調に使い込めない馬だが、今回は比較的常識にかかったローテーションで参戦。とはいえ全4勝を10頭立て以下で挙げているように多頭数での良績に乏しく、中心視するには躊躇してしまう。

・ステイブラビッシモ
オーシャンビュー同様、3勝クラスですらフタ桁着順が目立つ現状。厳しい。

・タイセイトレイル
矢作厩舎らしく、レースを使われつつ状態を上げている印象の近走。寒い時季の中山は昨年3月に2着好走歴があり、何らかの印は必要だろう。

・タガノディアマンテ
「調教再審査を受けているように、左回りだと右のほうへ逃避してしまって、今日は競馬になっていない形でした」。前走ダイヤモンドSの敗因はこれに集約される。マクる競馬で見せ場たっぷりだった菊花賞、同じスタイルで楽勝の万葉S。ステイヤー適性は申し分なく、右回り替わりで見直したい。

・ダンビュライト
得意の京都芝外回りで馬券圏外の前走。それでも外差し決着を逃げて勝ち馬と0秒5差なら及第点を与えられる内容だ。GII以上のレース格にもかかわらず【1-0-3-1】とほとんど大崩れのない中山芝はこの馬にとって第二のスイートスポット。単騎逃げが見込めるメンバー構成も含め、軽視は禁物だ。

・ヒュミドール
窮屈なところから上がり3F最速の脚で抜けた前走内容は立派。1800mの距離延長はなかなかハードなシチュエーションも、ノーマークにはできない。

・ボスジラ
2400m以上の距離を主戦場とするステイヤー。このレースは同馬のような「長距離型ディープインパクト産駒」と相性が良く、数字で示すと【1-4-2-3】馬券内率70%。昨年12月の中山で勝利実績がある点も含め、この舞台では侮れない。

・ポンデザール
この馬で驚かされたのは前走。休み明けレコード勝ち後に間隔を詰めて臨んだ札幌記念、ローテーションも距離も強調材料ゼロの条件で4着に食い込んだ。「このメンバーでラッキーライラックに1馬身1/4差ですから、よく頑張ったと思います」とはレース後にC.ルメールが発したコメント。そのラッキーライラックをエリザベス女王杯で勝利に導いた鞍上が言うのだから価値は計り知れない。評価すべき1頭だ。

・メイショウテンゲン
前走アルゼンチン共和国杯はさすがに負けすぎも、昨年は上がり3F2位の脚で4着。何らかの印は打っておきたい1頭だ。

・リッジマン
2年前の勝ち馬だが、近走はフタ桁着順続き。一変は容易ではないだろう。

・ルミナスウォリアー
9歳を迎え、さすがにピークアウトしてしまった印象。厳しい。

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