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田原基成

2020/11/27 19:06

【京都2歳S】これだけ条件が揃って本命にしない理由はない。迷わず◎。/阪神10R/東京11R

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【阪神11R 京都2歳S】

競馬には「強い勝ち方」と「強い負け方」がある。

その基準は曖昧かつ主観に左右されてしまうものだが、それを承知のうえで私の基準を伝えたい。

「強い勝ち方とは、2.3着馬と異なる脚質で勝つこと」
「強い負け方とは、1着馬と異なる脚質で負けること」

東スポ杯2歳Sを制したダノンザキッドを例に挙げると、新馬戦当時の2着馬は4角8番手。タフな馬場コンディションを先行し、後続をちぎったのだから高い評価が与えられて当然と言える。紛れもなく強い勝ち方だ。

少しさかのぼるが、スプリンターズS2着のダノンスマッシュは強い負け方。

超のつくハイペースを道中4番手追走、直線でいったん抜け出したもののグランアレグリアが吹き抜ける風の如き鬼脚を披露。3着アウィルアウェイを引き連れ、上位進出をはたした。勝ち方は強すぎたが、2着馬もまた強いと印象付けるレース。

ここで話を京都2歳Sに移す。

上記を踏まえ私が注目したのが、ビップランバンの新馬戦だ。

連続開催最終週の当時、使い倒された阪神芝は文字通りの「壊滅状態」。面白いように外差しが決まり、10R・11Rはいずれも道中10番手以下の馬が上位を独占。メインの中京記念、330万馬券は記憶に新しいところだろう。

では、ビップランバンはどうだったのか。

「4角先頭」を敢行したのだ。

繰り返すが、当時の阪神はインが壊滅状態。その被害に遭ったのは当然逃げ馬で、8・10・11Rと芝レースで逃げた馬の成績は【0-0-0-3】。この数字に驚きはない。

大事なのはここから。

逃げて惨敗を喫した3頭の次走成績をご覧いただこう。

・アメリカンシード→1着
・クリアザトラック→3着
・トロワゼトワル→2着

驚くことに、全頭が馬券圏内を確保しているのだ。

ビップランバンについて補足すると、3着に敗れた2走前は雨降りしきる道悪馬場が敗因。間隔の詰まったローテーション、左回りのマイル戦も合わなかったのだろう。参考外で良い。

ひと息入れられた前走は1分45秒6の好時計で勝利。逃げて上がり3F最速……後続馬にしてみれば手も足も出ない展開だ。

先週のマイルCSを振り返ると、馬場の内目を通った馬が上位を占めた。4着スカーレットカラーは最内を選択、そういう馬場であることは一目瞭然。おあつらえ向きの1枠1番……ダメ押しとして鞍上には阪神芝2000mの鬼・川田将雅を据える用意周到ぶり。

これだけ条件が揃って、本命にしない理由はない。ビップランバンに最上級の評価を下す。

相手本線に据えるのはバスラットレオン。

タフな展開で3着失速の前走はスタミナ不足を露呈する結果。個人的な願望を言わせてもらえば芝1800mを走ってほしかったが、今の阪神芝は前述のとおりのイン有利傾向。この枠なら評価を上げないわけにはいかないだろう。

ラーゴムも要注意。

デビュー戦、2戦目とオルフェーヴル産駒の難しいところを覗かせることなく好走。経験済みのこの舞台替わり、極端に評価を落とす理由は見当たらない。

さらにはグラティトゥー。

無理矢理控えさせるような競馬をした前走だが、勝ち馬とタイム差なしの2着と能力を証明。いまの阪神芝が合うタイプとは思えないが、内めの枠を引いた点を踏まえ評価を上げた。

【阪神11R 京都2歳S予想の印】
◎1 ビップランバン
〇2 バスラットレオン
▲9 ラーゴム
☆4 グラティトゥー
△5 グロリアムンディ
△8 ワンダフルタウン
△7 ダノンドリーマー
△6 マカオンドール

【3連複/フォーメ】1-2,9,4-2,9,4,5,8,7,6(15点)
【3連単/フォーメ】1-2,9,4-2,9,4,5,8,7,6(18点)


次に、自信の一鞍。

【阪神10R 竹田城S】

まずはこちらをご覧いただきたい。

(引用ここから)
10月頭から順調に稽古を重ねるメイショウダジン。その成果は「坂路4F51秒7」と自己ベストを1秒以上縮める数字として表れた。良馬場ダートでは上がり3F最速勝利の新馬戦、リステッド競走の鳳雛S4着と安定。出たとこ勝負で狙い撃つ(引用ここまで)。

休み明け初戦を制したメイショウダジンの前走見解を記したものだが、今回はレース当週の水曜日に「坂路4F50秒7」と自己ベストをさらに更新する猛時計。上々一途、クラスの壁はないと判断する。

良馬場では上がり3F上位の脚を使えるマイネルカイノンが相手本線。

【阪神10R 竹田城S予想の印】
◎5 メイショウダジン
〇8 マイネルカイノン
▲7 ラインベック
☆14 ヴォウジラール
△15 ペガサス
△12 リフトトゥヘヴン
△11 シャンパンクーペ
△13 ストーミーバローズ
△1 スズカフロンティア

【3連複/フォーメ】5-8,7,14-8,7,14,15,12,11,13,1(18点)


最後に太鼓判レース。

【東京11R キャピタルS】

ピースワンパラディは非常にわかりやすい馬。芝1800m以上の成績【1-1-1-2】に対し、芝1600mでは【3-2-0-0】。たとえテンにいけなくとも、マイルでは安定した力を発揮している。

この馬の父はジャングルポケットだが、同馬も同産駒もジャパンCで好走歴あり。この時季の馬場がマッチする血筋なのだろう。特に今年はタフな馬場コンディションゆえ適距離+アルファ、もしくは最後まで伸び続けるような持久力のある末脚が必須。その両方を満たすピースワンパラディ……軸不動の評価だ

【東京11R キャピタルS予想の印】
◎5 ピースワンパラディ
〇13 ロードマイウェイ
▲12 トライン
☆11 ソーグリッタリング
△10 カテドラル
△9 ウーリリ
△1 ミラアイトーン
△2 モズダディー

【3連複/フォーメ】5-13,12,11-13,12,11,10,9,1,2(15点)


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