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田原基成

2020/10/03 19:39

【スプリンターズS】やはりGI週に変貌した中山芝。この馬場なら迷わずアノ馬に◎を託す。/中京6R/中山7R

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【中山11R スプリンターズS】

今週、私はツイッターで以下のような一文を投稿した。

【スプリンターズS出走グランアレグリアの気になるデータ】

・2018年以降のディープインパクト産駒の中山芝1200m成績【0-0-0-27】

ちなみに同じ期間の中京芝1200mは【7-10-1-30】馬券内率37.5%。時計と上がりのかかる今の中山芝適性も微妙だなぁ。急に高速馬場化するようなら話は変わってくるけど……。

「急に高速馬場化するようなら」

この仮説を立てたうえで、土曜中山をつぶさに観察していたのだ。

すると、どうだろうか。

中山芝1200mは1分8秒8。
中山芝1600mは1分33秒3。

良馬場で施行された2週間前と比較したとき、約1秒ほど走破時計が速くなっている。この傾向の変化は見逃せない。

気候・気温の変動が激しい秋競馬。雨の影響で時計のかかる馬場コンディションだった中山芝だが、今週はほとんど雨もなくクッション値はゴール前で【11.1%】。12以上を計測した際に与えられる【硬め】に迫ろうかという馬場の硬さだ。明日はもっと時計が速くなるだろう。

「スプリンターズSで高速馬場が復活する可能性」という想定をした1週前時点で、私の本命は決まっていた。

5枠10番、グランアレグリア。

前提として、先週開催から中山芝は外差しがバンバン決まっている。土曜競馬もグロリユーノワール、グッドマックス、インターミッションが豪快に突き抜けた。見るも鮮やかな直線一気だ。

それを踏まえ、私が鍵として挙げたいのが安田記念。

アーモンドアイを退けた一戦、稍重芝で記録した600m34秒2はハイペース。淀みないラップを余裕綽々で追走し、最強牝馬を下した価値は計り知れない。

テンに速い展開を経験したこと。
タフな馬場適性を証明したこと。

ふたつの経験は、芝1400mで1分19秒4を叩き出した良馬場の阪神Cにおける圧倒的な強さを再確認するトリガーとなる。「超」がつく高速馬場とは言い切れないが、いまの中山芝は例年並みの時計が出る馬場まで回復。この馬場であれば初の中山もたいした問題ではないというのが私の見立てだ。

さらに今回、レースを大きく動かしそうなのがモズスーパーフレアの存在。

他を置き去りにするテンのダッシュ力は現役の枠を飛び越え、歴代のスピードスター・ランキングに名を連ねるレベル。しかし、それと同時に融通の利かない脚質は私に【ふたつの危さ】を思い起こさせた。

「外差し馬場だと、どうなるのか?」
「強い馬にプレッシャーをかけられ続けたとき、どうなるのか?」

特に厄介なのが後者。隣枠に位置するダノンスマッシュは昨年、内枠でスムーズさを欠く競馬を強いられた。同じ轍を踏まないのが一流ジョッキー。鞍上が川田将雅だからこそ、前が壁になるリスクを避けるためモズスーパーフレアに鈴を付けに行く勢いで出していく可能性は否定できない。

勝ちパターンの競馬をしたいモズスーパーフレア陣営。
昨年の借りを返すべく、真っ向勝負をしたいダノンスマッシュ陣営。

その展開はグランアレグリア陣営にとって舌なめずりをするような願ってもないものだ。

迷いはない。

グランアレグリアが私の本命だ。

相手本線に抜擢するのはレッドアンシェル。

道中のポジション、直線のコース取り、陣営の仕上げ……そのすべてがパーフェクトだった前走北九州記念。それでもゴール前は抑える余裕を見せつつ勝利と、6歳にして次なるステージへの到達を予感させる内容だった点は見逃せない。M.デムーロ×東京ホースレーシングの重賞成績は【5-1-3-7】複勝率56.3%。2016-17年のスプリンターズS勝ち馬レッドファルクスを連想させるコンビ結成は不気味さを漂わせる。

ダノンスマッシュ、モズスーパーフレアは3.4番手評価。

前述の展開を想定したとき、私はこの2頭が同時に馬券圏内を確保するとは思えない。とはいえ前者は内枠を引き当てた際の成績【4-0-1-0】、後者は昨年と同じローテーション。「どちらかは来るのでは」とのニュアンスを含ませた2列目の評価だ。

【中山11R スプリンターズS予想の印】
◎10 グランアレグリア
〇13 レッドアンシェル
▲3 ダノンスマッシュ
☆2 モズスーパーフレア
△5 メイショウグロッケ
△16 アウィルアウェイ
△14 エイティーンガール
△9 ダイアトニック
△6 ライトオンキュー

【馬単/ながし】10-13,3,2(3点)
【3連複/フォーメ】10-13,3,2-13,3,2,5,16,14,9,6(18点)
【3連単/フォーメ】10-13,3,2-13,3,2,5,16,14,9,6(21点)


次に、自信の一鞍。

【中京6R 3歳上1勝クラス】

プリティーチャンスは2走前にダンツエリーゼ(先週2勝クラス勝利)を下した馬。前走は道中のポジションがあまりにも後ろすぎた結果で参考外と言えるだろう。未勝利を制しときの鞍上・岩田望来へのお手馬戻りとなる今回、突き抜けるだけの魅力を秘めている。

【中京6R 3歳上1勝クラス予想の印】
◎5 プリティーチャンス
〇13 キムケンドリーム
▲2 ワンダーシエンプロ
☆4 カグラヒメ
△7 ハイスピードカム
△8 ペイシャクレア
△10 ラヴォアドゥース
△11 フラッグサルート

【3連複/フォーメ】5-13,2,4-13,2,4,7,8,10,11(15点)


最後に太鼓判レース。

【中山7R 3歳上1勝クラス】

美浦の大和田厩舎が今年挙げた勝利数は12勝。そのうち7勝が外国人騎手もしくは関西所属騎手……勝負がかりのタイミングは明白だ。

今回、同師の管理馬スレプトンに跨るのは今年に入り目覚ましい活躍をみせる松山弘平。2走前に未勝利戦を制した中山で迎える休み明け初戦、いきなりエンジン全開の予感が漂う。

【中山7R 3歳上1勝クラス予想の印】
◎10 スレプトン
〇1 プルクラ
▲14 コトブキテティス
☆11 ライル
△7 シークレットアイズ
△9 ラヴィンジャー
△3 リビーリング
△2 ヒューマンコメディ

【3連複/フォーメ】10-1,14,11-1,14,11,7,9,3,2(15点)


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アカウント⇒田原基成@競馬ストーリーテラー

田原基成のプロフィールはこちら
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