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競馬サロン

齋藤翔人

2025/09/20 18:00

【神戸新聞杯2025予想】複勝率75.0%データに複数合致 ダービーは厳しい展開も見所ありの◎

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来週のスプリンターズSから年末にかけてビッグレースが目白押しとなる中、突然のご報告ですが、当コラム「必翔予想」は、今回をもって終了することになりました。長年ご愛顧いただいた方も、今回はじめてご覧いただく方も本当にありがとうございました。

記念すべき初回の予想は、2021年の日本ダービーと目黒記念で当時はまだコロナ禍。競馬場への入場も制限されていました。その後、馬券と同じく競馬場の入場券(指定席券)もネットでの購入が一般的となり、以前より入場者数は減ったものの、イクイノックスなどのスーパホースはもちろん、パンサラッサのような個性派も登場し、さらにはウマ娘の大ヒットによって、競馬熱はコロナ禍以前より高まったように感じます。

連載中の4年間で思い出深い馬といえば、前述のダービーを制したシャフリヤールです。やや制限が緩和されたとはいえ、入場者数が5000人に満たない中、現地で見たあのダービーは歴史的大接戦。その激戦を制したシャフリヤールが3年後、断然不利といわれる大外枠を克服してハナ差2着に健闘した昨年の有馬記念は本当に感動的なレースでした。

なかなか馬券で貢献することができず、読者の皆さまには本当に申し訳ない気持ちで一杯ですが、一頭の馬やそれに関わる人など、これだけたくさんのドラマが詰まったエンターテインメントは他にありません。その素晴らしさを今後も伝えていくことが、私がこの世に生きた証になると思っています。

それでは予想に。

今回は、阪神芝2400mでおこなわれた神戸新聞杯の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

(1)前走人気
(2)前走上がり
(3)母父の系統
(4)市場取引価格
(5)生産牧場
(6)父の系統
(7)前走レース
(8)前走着差
(9)キャリア

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で(1)は前走人気について。
阪神でおこなわれた神戸新聞杯は、前走、重賞かリステッド含むオープンで5番人気以内か3勝クラス以下で1番人気だった馬が[4-4-4-9/21]。勝率19.0%、複勝率57.1%。単勝回収率35%、複勝回収率110%。これだけの該当馬がいながら、複勝率は6割に迫ります。
◇該当馬=ライトトラック、アルマデオロ、ジョイボーイ

(2)は前走上がり。
阪神でおこなわれた神戸新聞杯は、前走上がり2から4位だった馬が[2-4-3-10/19]。勝率10.5%、複勝率47.4%。単勝回収率32%、複勝回収率106%。複勝率は5割を下回っていたものの、十分に買い条件といえます。
◇該当馬=ライトトラック、アルマデオロ、サンライズバブル、パッションリッチ

(3)は母父の系統です。
当該条件でおこなわれた神戸新聞杯は、母父がロイヤルチャージャー系とネイティヴダンサー系以外の種牡馬、かつ毛色が黒鹿毛と栗毛以外の馬が[2-4-3-9/18]。勝率11.1%、複勝率50.0%。単勝回収率34%、複勝回収率110%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=ライトトラック、ジョバンニ、アルマデオロ、サンライズバブル、エリキング

次は(4)。市場取引価格について。
国内市場で取引された馬が健闘している神戸新聞杯。中でも、税込2000万円未満か5500万円以上で取引された馬は[2-3-3-7/15]。勝率13.3%、複勝率53.3%。単勝回収率41%、複勝回収率128%と、文句なしの成績でした。
◇該当馬=ボンドロア、パッションリッチ、エリキング

(5)は生産牧場。
トライアルでも本番でも強いノーザンファーム生産馬。とりわけ、前走と同じ騎手が騎乗する(継続騎乗)か、短期免許で来日中の外国人騎手から今回JRA所属騎手に乗り替わる同場生産馬は[4-2-3-3/12]。勝率33.3%、複勝率75.0%。単勝回収率81%、複勝回収率108%と、凄まじい成績を残しています。
◇該当馬=エリキング

(6)は、父の系統です。
阪神でおこなわれた過去5回の神戸新聞杯における3着内馬15頭中10頭は、ディープインパクト系種牡馬かキングカメハメハ系種牡馬の産駒。そのうち前走が札幌以外。かつ、そのレースの4コーナーで2番手以内か7番手以下に位置していた馬は[4-2-2-4/12]。勝率33.3%、複勝率66.7%。単勝回収率81%、複勝回収率115%。こちらも、複勝率は6割を超えていました。
◇該当馬=ジョイボーイ、エリキング

続いては(7)。前走レースについて。
前走、ダービーかラジオNIKKEI賞に出走した馬が好調な当レース。中でも、その時の馬体重が480kg以上520kg以下だった関西馬は[3-1-3-4/11]。勝率27.3%、複勝率63.6%。単勝回収率69%、複勝回収率112%。またまた複勝率は6割を超えていました。
◇該当馬=ジョバンニ、エリキング

(8)は前走着差。
阪神でおこなわれた神戸新聞杯は、前走2着に0秒1以上の差をつけて勝利した馬が[2-3-1-5/11]。勝率18.2%、複勝率54.5%。単勝回収率44%、複勝回収率139%。こちらも文句なしの成績でした。
◇該当馬=アルマデオロ、ジョイボーイ、ボンドロア

そして最後は(9)。キャリアです。
当該条件でおこなわれた神戸新聞杯は、キャリア5戦以下、かつ前走斤量が56キロ以上だった馬が[3-0-3-2/8]。勝率37.5%、複勝率75.0%。単勝回収率60%、複勝回収率106%。該当馬は少ないものの、複勝率は(5)と同じでした。
◇該当馬=ライトトラック、ショウヘイ、エリキング

これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎10エリキング
○3アルマデオロ
▲1ライトトラック
☆4ジョイボーイ
△2ジョバンニ
△8パッションリッチ
△7ボンドロア
△6サンライズバブル

【馬単/マルチ】10⇔3,1,4,2,8,7,6(14点)
【ワイド】10=3,1,4,2,8,7,6(7点)
【3連複/フォーメ】10=3,1=3,1,4,2,8,7,6(11点)

本命は、唯一6項目に合致したエリキング。4項目に合致したアルマデオロとライトトラックを対抗、単穴としました。

骨折明けで5ヶ月ぶりの実戦となった皐月賞こそ11着と敗れるも、ダービーは5着と健闘したエリキング。先日のセントライト記念を制したミュージアムマイルもそうですが、ダービーは先行馬有利の瞬発力勝負で、終始後方を追走していたエリキングにとっては非常に厳しい展開でした。それでも見所はあり、マークした上がりはメンバー中最速。勝ったクロワデュノールとは0秒6差で、実力をしっかりと示しました。

また、エリキングの父はキズナですが、過去3年の阪神芝2400mにおける同産駒の成績は[7-5-3-10/25]。複勝回収率は103%とやや低いものの、勝率28.0%、複勝率60.0%は驚異的。人気でも本命評価はやむを得ません。

馬券はまず、エリキングからの馬単マルチとワイドを購入。さらに、1列目にエリキング。2列目にアルマデオロとライトトラック。3列目に、エリキング以外の印全馬を塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。そして、4年4ヶ月もの間ご購読いただき本当にありがとうございました。また、どこかで皆さまにお目にかかれることを楽しみにしております。



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