UMAJIN.net

競馬サロン

齋藤翔人

2025/09/14 18:00

【セントライト記念2025予想】“単勝回収率261%”データに単独適合など最多5項目合致馬に◎ 「9」の好走傾向でレースを読み解く

91


9月6日。札幌5レースの新馬戦で馬の取り違えが発生し、テーオーレックスが除外となりましたが、JRAの確認ミスが原因と判明しました。

今回、テーオーレックスと間違われていたのは、同じく栗東・岡田稲男調教師が管理するヒエンジョーという馬で、レース前の装鞍所入所時に個体照合を行なったところ取り違えが発覚。改めてマイクロチップの重要性が認識される事案となりました。

ちなみに、日本産馬で初めてマイクロチップを埋め込まれたのは、2006年の凱旋門賞に出走したディープインパクトで、07年以降に産まれた産駒はすべて埋め込まれました。逆に、埋め込まれていない馬は日本国内のレースに出走できなくなり、そうなって以降、取り違えが発生したのは、2023年8月19日新潟3レース以来2例目。ただ、JRAのミスによる取り違えは今回が初めてです。

経緯としては、8月9日に2頭は同じ馬運車で外部の牧場から直接札幌競馬場へ入厩したものの、検疫厩舎に到着した際、何らかの原因で入れ替わって馬房に入ってしまいました。その後、2頭が指定された馬房に入っているものと誤認したまま個体照合が行なわれましたが、入れ替わって馬房に入ったとしても、JRAの担当職員が健康手帳に記載されている馬の特徴を確認していればミスは防げていた可能性があり、いずれにせよJRAの確認ミスであることが発覚。岡田調教師に制裁は科されず、馬主などへの補償は検討中とのことです。

それでは予想に。

今回は、セントライト記念の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

(1)前走レース
(2)前走からの間隔
(3)前走人気
(4)前走馬体重
(5)前走斤量
(6)今回の馬番
(7)騎手の東西別
(8)キャリア
(9)前走の枠順
(10)馬主

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記10項目。その中で(1)は前走レースについて。
過去5年の3着内馬15頭中11頭は、前走ダービーかラジオNIKKEI賞に出走した馬。そのうち、今回1から9番を引いた馬は[4-3-3-9/19]。勝率21.1%、複勝率52.6%。単勝回収率292%、複勝回収率113%。文句なしの成績でした。
◇該当馬=ミュージアムマイル、ビーオンザカバー、ファイアンクランツ

(2)は前走からの間隔。
前走から中9週以内で出走してきた馬が[0-1-0-20/21]と、不振の当レース。一方、前走からの間隔が中10週以上で、その時と斤量が同じか軽くなるか1から1.5キロ重くなる。なおかつ、前走が芝かつ4コーナーで3番手以内か10番手以下に位置していた馬は[3-2-5-9/19]。勝率15.8%、複勝率52.6%。単勝回収率261%、複勝回収率124%。複勝率は(1)と同じでした。
◇該当馬=ミュージアムマイル

(3)は前走人気です。
近年のセントライト記念は、前走、重賞かリステッド含むオープンで10番人気以内か条件戦で1番人気、かつサンデーサイレンス系種牡馬の産駒が[5-5-1-7/18]。勝率27.8%、複勝率61.1%。単勝回収率336%、複勝回収率125%。複勝率は6割を超えていました。
◇該当馬=リギーロ、レッドバンデ

次は(4)。前走馬体重について。
大型馬優勢の当レース。具体的には、前走馬体重が480kg以上。なおかつ、そのレースで2着に0秒6以上の差をつけて勝利するか5着以下だった馬が[3-3-4-6/16]。勝率18.8%、複勝率62.5%。単勝回収率318%、複勝回収率139%。複勝率は(3)とほぼ同じでした。
◇該当馬=ジーティーアダマン、ミュージアムマイル、レッドバンデ

(5)は前走の斤量。
過去5年の3着内馬15頭中11頭は、前走斤量が56キロ以上だった馬。そのうち、前走人気<前走着順(前走1番人気3着)か、前走人気=前走着順だった馬は[3-3-2-8/16]。勝率18.8%、複勝率50.0%。単勝回収率310%、複勝回収率111%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=ジーティーアダマン、ミュージアムマイル

(6)は今回の馬番です。
偶数番を引いた馬と奇数番を引いた馬の成績を比較したとき、好走率や回収率などすべての成績で上回っていたのは偶数番を引いた馬。その中でもとりわけ、前走14頭立て以上のレースに出走した馬は[2-2-3-7/14]。勝率14.3%、複勝率50.0%。単勝回収率332%、複勝回収率135%。こちらも該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=ミュージアムマイル、ブルータス、フィーリウス

続いては(7)。騎手の東西別について。
栗東所属騎手騎乗馬と、短期免許で来日中の外国人騎手騎乗馬の好走率が高いセントライト記念。とりわけ、これらの騎手が前走東京か中山のレースに出走した馬に騎乗すると[1-1-5-5/12]。勝率8.3%、複勝率58.3%。単勝回収率25%、複勝回収率108%。文句なしの成績でした。
◇該当馬=ジーティーアダマン、ピックデムッシュ、ファイアンクランツ

(8)はキャリア。
世代限定重賞らしく、キャリアの少ない馬が優勢の当レース。具体的には、キャリア5戦以下で生月が4月以外。なおかつ、前走7位以内の上がりをマークした馬は[4-0-3-4/11]。勝率36.4%、複勝率63.6%。単勝回収率162%、複勝回収率120%で、複勝率は6割を超えています。
◇該当馬=ピックデムッシュ、レッドバンデ

(9)は前走の枠順です。
セントライト記念は、どういうわけか前走2枠か3枠を引いた馬が[2-3-0-6/11]。勝率18.2%、複勝率45.5%。単勝回収率434%、複勝回収率120%と、まずまずの成績でした。
◇該当馬=ヤマニンブークリエ、フィーリウス

そして最後は(10)。馬主について。
近年のセントライト記念は、サンデーレーシング、シルクレーシング、キャロットファームが所有する関東馬が[2-0-2-2/6]。勝率33.3%、複勝率66.7%。単勝回収率115%、複勝回収率130%。該当馬は少ないものの、凄まじい成績を残していました。
◇該当馬=ファイアンクランツ

これら10の条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎6ミュージアムマイル
○8レッドバンデ
▲1ジーティーアダマン
☆9ファイアンクランツ
△2ピックデムッシュ
△12フィーリウス
△4リギーロ
△7ビーオンザカバー

【馬単/マルチ】6⇔8,1,9,2,12,4,7(14点)
【ワイド】6=8,1,9,2,12,4,7(7点)
【3連複/フォーメ】6=8,1,9=8,1,9,2,12,4,7(15点)

本命は、単独5項目に当てはまったミュージアムマイル。以下、3項目に合致した馬が3頭いました。

メンバー中、唯一の重賞ウイナーであり、GI馬でもあるミュージアムマイル。この実績からも即本命ですが、6着に敗れた前走のダービーは先行有利の瞬発力勝負となり、行き脚がつかず中団待機となった時点で、上位入着はかなり厳しい状況でした。

一方、今回は瞬発力勝負になりにくい中山コース。距離は違えど、後のダービー馬クロワデュノールを負かした舞台でもあり、目標の天皇賞(秋)へ向け落とせない一戦です。

ということで、馬券はまずミュージアムマイルからの馬単マルチとワイドを購入。さらに、落とせない一戦ではありますが、万が一を考えて1列目にミュージアムマイル。2列目に3項目に合致した3頭。3列目にミュージアムマイル以外の印7頭を塗った3連複も買います。

それでは月曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)

エール0

この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます

お気に入り登録
競馬サロン TOP

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!

こちらの記事はサロンメンバー限定となります。

先着800名様限定!
30日間無料キャンペーン実施中

月額コースはコチラ

※競馬サロン閉鎖に伴い、
新規加入受付は終了いたしました。

ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!

全コラムが見放題
月額コースはコチラ

月額コース購入に進む

この記事のみをご覧になりたい方はコチラ

単品購入(500pt)に進む

本記事は単品購入限定となります

PAGE TOP