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競馬サロン

齋藤翔人

2025/09/06 18:00

【セントウルS2025予想】好走データ3項目合致◎「GI制覇へ向けここは通過点として欲しい一戦」 ◯▲想定8人気の伏兵候補

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9月3日。JRAから2026年度の調教師免許試験と騎手免許試験(ともに新規)の申請者数が発表されました。

調教師試験は118人が申請した一方で、騎手免許試験は9人が申請。後者については、今年もフランスの女性ジョッキー、ミカエル・ミシェル騎手が申請したことが明らかになっていますが、衝撃だったのは、JRA競馬学校の生徒が一人も申請しなかったことです。
来年卒業するはずだった2023年入学の42期生は7名いたものの、うち4名が退学で、3名が留年に。模擬レースや卒業式がおこなわれる予定はなく、これは1982年の開校以来、初の出来事です。
もちろん、今回のようなことはこれまでもあり得た話ですが、毎年3月になると当然のように新人ジョッキーがデビューしていたため、一人もデビューしない年がくるなんてことを考えもしませんでした。

退学の原因については、体重管理の他に、昨今、特に若手ジョッキーの間で問題になっている通信機器の使用ルールが守られなかったようで、これは本当に残念なことです。
馬券の売上で競馬が成り立っている以上、公正確保が最重要業務であることは当然の話。いくら以前と生活様式が変わったとはいえ、通信機器に関するルールが緩和されるべきではないと私自身は考えますし、そもそも、ルール変更は元々あるルールの遵守が徹底されて初めて実施されるべき。留年した3名が来年の試験に合格し、再来年、無事デビューの日を迎えることを願うばかりです。

それでは予想に。

今回は、阪神芝1200mでおこなわれたセントウルSの過去5回(2016年から19年と23年)を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

(1)前走クラスと着順
(2)父の系統
(3)キャリア
(4)前走人気
(5)母父の系統
(6)馬齢
(7)前走場所と前走頭数
(8)前走3コーナーの位置取り

近年の好走傾向から買い条件となったのは上記8項目。その中で(1)は前走クラスと着順について。
阪神でおこなわれたセントウルSは、前走JRAの重賞で4着以内か、前走海外(着順不問)のレースに出走した馬が[3-4-3-8/18]。勝率16.7%、複勝率55.6%。単勝回収率45%、複勝回収率125%と、素晴らしい成績でした。
◇該当馬=テイエムスパーダ、ママコチャ、ヨシノイースター、ウイングレイテスト、トウシンマカオなど6頭

(2)は、父の系統。
父の系統別成績をみたとき、成績が抜けて良かったのはネイティヴダンサー系とナスルーラ系種牡馬の産駒。そのうち、毛色が鹿毛か青鹿毛か黒鹿毛。かつ前走より斤量が軽くなるか、1から1.5キロか3キロ以上重くなる馬は[4-1-4-8/17]。勝率23.5%、複勝率52.9%。単勝回収率66%、複勝回収率128%。文句なしの成績でした。
◇該当馬=エコロジーク、ヨシノイースター

次は(3)。キャリアです。
阪神でおこなわれたセントウルSは、キャリア11戦から20戦の馬が[4-2-1-8/15]。勝率26.7%、複勝率46.7%。単勝回収率803%、複勝回収率196%。複勝率は50%を下回っているものの、十分に買い条件といえるでしょう。
◇該当馬=カンチェンジュンガ、レッドアヴァンティ、ジャスティンスカイ、グランテスト

(4)は前走人気について。
当コースでおこなわれた過去5回のセントウルSは、前走4番人気以内かつ今回5から8枠を引いた馬が[2-2-3-7/14]。勝率14.3%、複勝率50.0%。単勝回収率41%、複勝回収率142%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=ワンダーキサラ、ティニア、トウシンマカオ、モズメイメイ

(5)は母父の系統。
阪神でおこなわれるセントウルSは、ナスルーラ系種牡馬を母の父に持つ馬が[4-0-2-6/12]。勝率33.3%、複勝率50.0%。単勝回収率1015%、複勝回収率270%。勝率の高さは魅力といえます。
◇該当馬=ショウナンザナドゥ、テイエムスパーダ、ウイングレイテスト

続いては(6)。馬齢です。
当コースでおこなわれたセントウルSは若馬が優勢。具体的には、4歳以下かつ前走時、馬体重がプラスマイナス2kg以内か増減なしだった馬が[3-3-1-3/10]。勝率30.0%、複勝率70.0%。単勝回収率1184%、複勝回収率308%と、凄まじい成績でした。
◇該当馬=ショウナンザナドゥ、カルチャーデイ

(7)は、前走場所と前走頭数について。
阪神でおこなわれたセントウルSは、前走中京以外のレースに出走し、その時の頭数が13頭立て以下。なおかつ、今回ブリンカーを使用しない馬が[1-2-2-4/9]。勝率11.1%、複勝率55.6%。単勝回収率37%、複勝回収率161%と、文句なしの成績を残しています。
◇該当馬=ママコチャ、カンチェンジュンガ、トウシンマカオ

そして最後は(8)。前走3コーナーの位置取り。
当コースでおこなわれたセントウルSは、前走3コーナーで3番手以内に位置していた牝馬が[1-1-2-3/7]。勝率14.3%、複勝率57.1%。単勝回収率1608%、複勝回収率427%。該当馬は少ないものの、こちらも文句なしの成績でした。
◇該当馬=ワンダーキサラ、カルチャーデイ

これら8つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎14トウシンマカオ
○13カルチャーデイ
▲1ショウナンザナドゥ
☆3ママコチャ
△5ヨシノイースター
△11ワンダーキサラ
△2テイエムスパーダ
△10ウイングレイテスト

【馬単/マルチ】14⇔13,1,3,5,11,2,10(14点)
【ワイド】14=13,1,3,5,11,2,10(7点)
【3連複/軸1頭】14=13,1,3,5,11,2,10(21点)

本命は、唯一3項目に合致したトウシンマカオ。以下、2項目に合致した8頭の中から泣く泣くカンチェンジュンガを切り、7頭に印をつけました。

中京でおこなわれた昨年のセントウルSを制するなど、ここまで重賞5勝のトウシンマカオ。超高速馬場だったとはいえ、前走の京王杯スプリングCは日本レコードで完勝しました。
父ビッグアーサーは、デビューが遅かったとはいえ5歳でGI初制覇を成し遂げた晩成タイプ。3歳時に重賞初制覇を成し遂げたトウシンマカオも、昨秋ようやく本格化した印象で、待望のGI制覇へ向けここは通過点として欲しい一戦です。

馬券はまず、トウシンマカオからの馬単マルチとワイドを購入。さらに、点数は多くなってしまいますが、同馬からの3連複軸1頭ながしも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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