競馬サロン

2025/09/06 18:00
【紫苑S2025予想】◎好走データ最多+「今回が適正距離である可能性が高い」 上位人気想定の3頭“消し”で高配当狙い
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社台スタリオンステーションが、繋養種牡馬の今年度の種付け頭数を発表しました。
トップは、初年度産駒が今年誕生したイクイノックスと、昨年デビューした初年度産駒がダートで活躍中のナダルで206頭。昨年の年度代表馬で、今年から種牡馬入りしたドウデュースの202頭が3位でした。
また、前年比で大きく増加したのがエピファネイア、シスキン、ダノンキングリー、ロードカナロアの4頭で、中でもシスキンは115頭も増加。アクシデントにより、初年度産駒は7頭しか誕生しなかったものの、デビューした6頭中4頭が勝ち上がり、紫苑Sに出走予定のテリオスララは阪神ジュベナイルフィリーズでも3着と好走しました。
そして、2020年をピークに減少傾向だったエピファネイアも、前年比67頭増の198頭に。産駒が昨春のGIを4勝と活躍したことは大きく、そのうち、ダービー馬のダノンデサイルが今年4月のドバイシーマクラシックを完勝したことも追い風となりました。
一方、大幅に減ってしまったのが、オルフェーヴルとブリックスアンドモルタルの2頭。オルフェーヴルは今年17歳と年齢的なこともありそうですが、私も成功すると予想していたブリックスアンドモルタルは、これまで重賞とオープンを1勝ずつと厳しい現状です。ただ、先週の日本海Sを制したゲルチュタールなど楽しみな馬が複数おり、自身も現役時は晩成でした。現4歳の初年度産駒が秋を迎えるここから、巻き返しがあっても不思議ではありません。
それでは予想に。
今回は、紫苑Sの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。
(1)前走人気
(2)キャリア
(3)前走着順
(4)毛色
(5)前走頭数
(6)今回の枠順
(7)生産牧場
(8)前走斤量
(9)前走馬番
近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で(1)は前走人気について。
期間内の紫苑Sは、前走、重賞かリステッド含むオープンに出走し12番人気以内だった馬が[5-4-3-9/21]。勝率23.8%、複勝率57.1%。単勝回収率143%、複勝回収率142%。該当馬がこれだけいながら、複勝率は6割に迫ります。
◇該当馬=リンクスティップ、サヴォンリンナ
次は(2)のキャリア。
過去5年の3着内馬15頭中10頭は、キャリア4戦か5戦の馬。そのうち、前走4コーナーで4番手以下に位置していた馬は[2-4-4-7/17]。勝率11.8%、複勝率58.8%。単勝回収率65%、複勝回収率181%。こちらも複勝率は6割に迫ります。
◇該当馬=リンクスティップ、サヴォンリンナ、テリオスララ
(3)は前走着順です。
前走1着馬が[0-0-1-32/33]と、大不振の紫苑S。一方、前走2着以下で生月が1から3。なおかつ、前走と同じ騎手が騎乗する馬(継続騎乗)は[4-2-2-8/16]。勝率25.0%、複勝率50.0%。単勝回収率170%、複勝回収率172%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=テリオスララ
(4)は毛色について。
(1)で触れたように、前走、重賞かリステッド含むオープンに出走した馬が非常に強い当レース。ところがそのうち、どういうわけか栗毛と芦毛の成績はいまひとつでした。
一方、毛色がそれ以外、かつロイヤルチャージャー系以外の種牡馬を母の父に持つ馬は[3-4-2-5/14]。勝率21.4%、複勝率64.3%。単勝回収率120%、複勝回収率132%。複勝率は6割を超えています。
◇該当馬=リンクスティップ、サヴォンリンナ
(5)は前走頭数。
紫苑Sは、前走16頭立て以上のレースに出走した馬が好調。そのうち、前走馬体重が470kg以上だった馬は[3-2-2-6/13]。勝率23.1%、複勝率53.8%。単勝回収率106%、複勝回収率149%と、文句なしの成績でした。
◇該当馬=リンクスティップ、マイスターヴェルク、テリオスララ
(6)は今回の枠順です。
内と外、極端な枠を引いた馬が結果を出している当レース。具体的には、今回の枠が1か8。なおかつ、前走が札幌、福島、東京、中山、阪神のいずれかだった馬は[2-4-1-6/13]。勝率15.4%、複勝率53.8%。単勝回収率72%、複勝回収率146%。複勝率は(5)と同じでした。
◇該当馬=リンクスティップ、テリオスララ
(7)は生産牧場について。
秋華賞と結びつきが強くなった当レースで、抜群の強さを誇るノーザンファーム生産馬。ただ、前走1800mと2000mに出走した同場生産馬は苦戦しており、これらを除くと[4-2-1-4/11]。勝率36.4%、複勝率63.6%。単勝回収率186%、複勝回収率133%。複勝率は6割を超えています。
◇該当馬=セイキュート
(8)は前走斤量。
前走53キロ以下の斤量を背負った馬が不振の紫苑S。一方、前走斤量が54キロ以上で、上がりが3から11位。なおかつ、そのレースから中18週以内の間隔で出走してきた馬は[3-2-1-5/11]。勝率27.3%、複勝率54.5%。単勝回収率126%、複勝回収率112%。こちらも文句なしの成績でした。
◇該当馬=リンクスティップ、セイキュート
そして最後は(9)。前走の馬番です。
近年の紫苑Sは、どういうわけか前走1番か2番を引いた馬が好調で[2-2-1-4/9]。勝率22.2%、複勝率55.6%。単勝回収率104%、複勝回収率110%。該当馬は少ないものの、素晴らしい成績を残していました。
◇該当馬=ロートホルン、ケリフレッドアスク
これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。
◎1リンクスティップ
○13テリオスララ
▲11サヴォンリンナ
☆3セイキュート
△7ケリフレッドアスク
△6ロートホルン
△10マイスターヴェルク
【単勝】13(1点)
【馬単/マルチ】1⇔13,11,3,7,6,10(12点)
【ワイド】1=13,11,3,7,6,10(6点)
【3連複/軸2頭】1=13=11,3,7,6,10(5点)
本命は、6項目に合致したリンクスティップ。4項目に当てはまったテリオスララを対抗としました。
桜花賞3着、オークス5着と断然の実績で、今回1番人気に推されそうなリンクスティップ。とりわけ、桜花賞はスタートで隣の馬と接触したため、序盤は大きく離れた最後方を追走せざるを得ず、それでも徐々に前との差を詰め、最終的に0秒4差3着と好走したことには驚かされました。
ただ、中間点過ぎから脚を使っていたとはいえ、上がりはアルマヴェローチェに次ぐ2位タイ。最も強い競馬をしたようにも見えますが、ひょっとすると2400mは微妙に距離が長いのでは……と思わせるような内容で、案の定、オークスでは坂を上ってからやや伸びを欠いてしまい5着に敗れました。
そう考えれば、中間の2000mが適正距離である可能性は高く、距離短縮の今回は人気でも買い。さらに、自身と同じキタサンブラック産駒は、紫苑Sに過去2頭が出走し2、1着と結果を出しています。
ということで、馬券はリンクスティップからの馬単マルチとワイドを購入。さらに、対抗テリオスララの単勝と、これら2頭を軸にした3連複を買います。
一方、前走条件戦を強い内容で勝利したことで上位人気に推されそうなエストゥペンダ、ジョスラン、ダノンフェアレディは、上記9項目に1つも該当せず、3頭とも無印になってしまいました。
それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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