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齋藤翔人

2025/08/23 18:00

【キーンランドC2025予想】複勝率71.4%含む好走データ最多4項目合致◎ 「今夏最大の上がり馬といってもいい」

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8月20日。JRAから和田翼騎手の引退が発表されました。騎手免許取消の申請が本人からあり、9月3日付で取り消されます。

祖父が厩務員で、叔父が和田竜二騎手。さらに、和田陽希騎手がいとこにあたる和田翼騎手は、2013年に栗東・河内洋厩舎からデビュー。その年12勝をあげ、中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞しました。
以後、勝利を積み重ね、17年にはキャリアハイとなる28勝をマークし、年末には通算100勝を達成したものの、そこから勝ち星は減少。23年8月以降勝利は無く、騎乗自体も今年の6月28日を最後にありません。

和田翼騎手の騎乗馬で思い出すのはヴェゼールで、同馬が手にした3勝のうち2勝は和田翼騎手とのコンビ。中でも、1000万条件を勝ったレースは京都芝・外回りの1600m戦でしたが、ダート専用種牡馬といってもいいパイロ産駒のヴェゼールを、瞬発力が要求されるこのコースで先行させて勝たせたのは本当に驚きました(レース上がりは33秒2で、自身の上がりは33秒1)。
また、重賞制覇はないものの、先日亡くなられた永井啓弐オーナーの所有馬レイホーロマンスで、18年の愛知杯と中山牝馬Sで、それぞれ2、3着と好走しています。

近年は、自ら執筆した小説を電子書籍で出版するなど多才な面も見せ「書くことは今後も続けていきたい」とコメントした和田翼騎手。引退後、トレセンに残ることはないそうですが、未来ある若者の第二の人生も応援し続けたいと思います。

それでは予想に。

今回は、キーンランドCの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

(1)キャリア
(2)前走馬体重
(3)騎手の東西別
(4)馬齢
(5)毛色
(6)前走着順(着差)
(7)前走人気
(8)父の系統
(9)前走場所

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で(1)はキャリアについて。
消耗の少ない馬が健闘しているキーンランドC。具体的には、キャリア15戦以下かつ前走斤量が54キロか55.5キロ以上だった馬が[5-1-3-9/18]。勝率27.8%、複勝率50.0%。単勝回収率218%、複勝回収率148%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=エトヴプレ、パンジャタワー、ペアポルックス、クファシル、カルロヴェローチェ

次は(2)。前走馬体重。
やや小型、もしくは大型馬の頑張りが目立つ当レース。具体的には、前走馬体重が470kg未満か510kg以上。なおかつ、そのレースで上がり2から9位だった馬が[3-4-3-6/16]。勝率18.8%、複勝率62.5%。単勝回収率200%、複勝回収率221%。複勝率は6割を超えています。
◇該当馬=ツインクルトーズ、カルプスペルシュ

(3)は騎手の東西別です。
キーンランドCにおける美浦所属騎手と栗東所属騎手の成績を比較した際、あらゆる指標で上回っていたのは栗東所属騎手騎乗馬。とりわけ前走時、馬体重増か2kg減か増減不明(前走か前々走、海外のレースに出走)。かつ、今回3から8枠を引いた馬に栗東所属騎手が騎乗したケースは[4-2-2-7/15]。勝率26.7%、複勝率53.3%。単勝回収率234%、複勝回収率153%。文句なしの成績でした。
◇該当馬=ペアポルックス、モリノドリーム、ナムラクララ

(4)は馬齢について。
(1)とやや重なりますが、若馬の活躍が目立つキーンランドC。中でも、前走と同じ騎手が騎乗(継続騎乗)する4歳以下の馬は[3-2-2-7/14]。勝率21.4%、複勝率50.0%。単勝回収率162%、複勝回収率147%。こちらも該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=パンジャタワー、ペアポルックス、ジョーメッドヴィン、ナムラクララ、カルプスペルシュ

(5)は毛色。
どういうわけか、青鹿毛と栗毛の好走率が高い当レース。そのうち、前走4コーナーで4番手以下に位置していた馬は[2-3-2-7/14]。勝率14.3%、複勝率50.0%。単勝回収率127%、複勝回収率196%。またまた該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=ツインクルトーズ

続いては(6)の前走着順(着差)で、ここは2パターンご紹介します。
まずは、前走7から9着だった馬で、過去5年の成績は[3-1-2-7/13]。勝率23.1%、複勝率46.2%。単勝回収率232%、複勝回収率210%と、まずまず。
◇該当馬=プルパレイ

一方、前走2着に0秒2以上の差をつけて勝利した馬も[1-3-1-2/7]。勝率14.3%、複勝率71.4%。単勝回収率61%、複勝回収率215%。該当馬は少ないものの、凄まじい成績を残していました。
◇該当馬=レイピア、カルプスペルシュ

(7)は、前走人気です。
前走2番人気以内の馬が強いキーンランドC。そのうち、前走の出走頭数が今回より多かった、もしくは少なかった馬は[2-3-0-5/10]。勝率20.0%、複勝率50.0%。単勝回収率278%、複勝回収率174%。やはり、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=レイピア、ナムラクララ、カルプスペルシュ

(8)は父の系統について。
ノーザンダンサー系を中心とするニアークティック系種牡馬の産駒が強い当レース。その中でもとりわけ、前走と同じ斤量を背負う馬は[2-2-1-3/8]。勝率25.0%、複勝率62.5%。単勝回収率347%、複勝回収率251%。複勝率は(2)と同じでした。
◇該当馬=ツインクルトーズ、ジョーメッドヴィン

そして最後は(9)。前走場所。
前走、東京か西日本開催(中京、京都、阪神、小倉)か海外のレースに出走した馬の好走率が高いキーンランドC。ただ、その前走が国内のGIやリステッドだった馬は不振で、これらを除くと[1-2-3-2/8]。勝率12.5%、複勝率75.0%。単勝回収率61%、複勝回収率367%。該当馬は少ないものの、凄まじい成績でした。
◇該当馬=エトヴプレ、ウインカーネリアン

これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎16カルプスペルシュ
○6ペアポルックス
▲15ナムラクララ
☆1ツインクルトーズ
△2エトヴプレ
△3レイピア
△5パンジャタワー
△13ジョーメッドヴィン

【馬単/マルチ】16⇔6,15,1,2,3,5,13(14点)
【ワイド】16=6,15,1,2,3,5,13(7点)
【3連複/フォーメ】16=6,15,1=6,15,1,2,3,5,13(15点)

本命は、唯一4項目に合致したカルプスペルシュ。以下、3項目に合致した馬が3頭いました。

現在条件戦を3連勝中で、今夏最大の上がり馬といってもいいカルプスペルシュ。初陣を飾って以降、1年間も勝ち星から見放されていたのが不思議なほどで、充実期であることはもちろん、北海道の水がよほど合うのでしょうか。函館、札幌は5戦4勝です。
押せ押せだった前走までとは異なり、短期放牧を挟んだ今回はおよそ1ヶ月ぶりの実戦。コンビで3連勝中の横山武史騎手を今回も確保し、最軽量タイの斤量も魅力です。

馬券はまず、カルプスペルシュからの馬単マルチ、マルチを購入。そして、1列目にカルプスペルシュ。2列目に○▲☆の3頭。3列目に、カルプスペルシュ以外の印7頭を塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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