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競馬サロン

齋藤翔人

2025/08/08 18:00

【エルムS2025予想】好走データ最多7項目合致+傾向にピタリと当てはまる伏兵に◎

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夏競馬の魅力の一つに2歳新馬戦が挙げられますが、先週は注目の良血馬が複数勝ち上がりました。

まずは、土曜中京芝1600mの新馬戦を勝利したコニーアイランド。父はコントレイルで、半姉は三冠馬のリバティアイランドです。レースは、スタートこそダッシュがつかなかったものの、そこから徐々にポジションを上げると、直線でしぶとく末脚を伸ばし快勝。玄人好みの内容で初陣を飾りました。

一方、日曜新潟芝1600mの新馬戦は、アーモンドアイの2番子プロメサアルムンドが勝利。父はモーリスで、クビ差辛勝でも初白星を手にしたことは大きかったのですが、残念ながらレース後に右前脚橈側手根骨の骨折が判明しました。全治6ヶ月以上で、復帰は年明け以降とのことです。

そして、先週勝ち上がった馬の中で、今後に最も期待を持たせる内容だったのが、日曜札幌芝1800mの新馬戦を圧勝したクレパスキュラー。勝ち時計は従来のタイムを0秒6更新するレコードで、2着に5馬身もの差をつけました。
こちらは父がリオンディーズで、2代母が名牝クリソプレーズ。GI馬のクリソライト、マリアライト、クリソベリルがおじおばにいる良血です。
レースでは、父と同じように旺盛な前進気勢を見せ、コントロールが大きな課題となりそう。ただ、そんな粗削りな面を見せながらも圧勝した点は評価に値し、同じリオンディーズ産駒のミュージアムマイルに続く2年連続のクラシック制覇も十分に期待できる内容でした。

それでは予想に。

今回は、エルムSの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

(1)前走上がり
(2)前走4コーナーの位置取り
(3)前走レース
(4)前走頭数
(5)キャリア
(6)毛色
(7)前走馬体重
(8)生月
(9)父の系統
(10)性別

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記10項目。その中で(1)は前走上がりについて。
エルムSは、前走上がり1位か4から9位だった馬が[5-4-2-13/24]。勝率20.8%、複勝率45.8%。単勝回収率213%、複勝回収率132%。複勝率は50%を下回っているものの、十分に買い条件といえます。
◇該当馬=スレイマン、マテンロウスカイ、テーオードレフォン、ヴァルツァーシャル、ショウナンライシンなど6頭

次は(2)。前走4コーナーの位置取り。
前走4コーナーで2、3番手に位置していた馬が好調な当レース。その成績は[3-3-3-11/20]で、勝率15.0%、複勝率45.0%。単勝回収率180%、複勝回収率181%。複勝率は(1)とほぼ同じでした。
◇該当馬=ペリエール、テーオードレフォン

(3)は前走レースです。
前走マリーンS組が非常に強いエルムS。とりわけ、その前走で1着か勝ち馬から0秒6差以内の負けを喫した馬は[4-2-2-7/15]。勝率26.7%、複勝率53.3%。単勝回収率276%、複勝回収率179%。文句なしの成績でした。
◇該当馬=テーオードレフォン

(4)は前走頭数について。
前走12頭立てから14頭立てのレースに出走した馬が健闘している当レース。そのうち、前走と騎手が同じ(継続騎乗)か、短期免許で来日中の外国人騎手から今回JRAの騎手に乗り替わり。なおかつ、その時の馬番が5から14だった馬は[3-3-2-7/15]。勝率20.0%、複勝率53.3%。単勝回収率147%、複勝回収率157%。複勝率は(3)と同じです。
◇該当馬=ショウナンライシン

(5)はキャリア。
過去5年の3着内馬15頭中13頭は、キャリア16戦以上30戦以下だった馬。そのうち、前走2から7番人気。なおかつ、その時と斤量が同じか重くなる馬は[2-3-3-6/14]。勝率14.3%、複勝率57.1%。単勝回収率190%、複勝回収率224%と、素晴らしい成績を残していました。
◇該当馬=ヴァルツァーシャル、ワールドタキオン、ウィリアムバローズ

(6)は毛色です。
どういうわけか、栗毛と青鹿毛の成績が良い近年のエルムS。そのうち5、6歳馬は[1-2-4-7/14]。勝率7.1%、複勝率50.0%。単勝回収率70%、複勝回収率179%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=マテンロウスカイ、テーオードレフォン、ペイシャエス、ショウナンライシン

続いては(7)。前走の馬体重について。
過去5年の3着内馬15頭中10頭は、前走の馬体重が480kg以上510kg未満でした。その中でもとりわけ、前走偶数番を引いた馬は[4-2-0-4/10]。勝率40.0%、複勝率60.0%。単勝回収率390%、複勝回収率164%。勝率の高さは魅力です。
◇該当馬=ペリエール、マテンロウスカイ、ロードクロンヌ、テーオードレフォン、ワールドタキオンなど6頭

(8)は生月で、ここは2パターンご紹介します。まずは、生月が1から3の馬。
こちらは(3)(5)とやや重なりますが、前走人気>前走着順(前走3番人気1着など)、かつ今回の枠が3から8だと[3-1-2-4/10]。勝率30.0%、複勝率60.0%。単勝回収率292%、複勝回収率185%で、複勝率は前項と同じ。
◇該当馬=スレイマン、マテンロウスカイ、ウィリアムバローズ

一方、4月生まれは、今回ブリンカーを装着しない関西馬が[1-2-2-5/10]。勝率10.0%、複勝率50.0%。単勝回収率123%、複勝回収率236%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=テーオードレフォン

(9)は父の系統です。
エルムSは、ストームキャット系種牡馬の産駒が[2-2-1-4/9]。勝率22.2%、複勝率55.6%。単勝回収率324%、複勝回収率215%と、強さを発揮していました。
◇該当馬=ペリエール、テーオードレフォン、ショウナンライシン、ワールドタキオン

そして最後は(10)。性別について。
せん馬と牝馬が強い当レース。過去5年の成績は[0-2-1-3/6]。複勝率50.0%、複勝回収率123%で、数はかなり少ないものの、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=マテンロウスカイ

これら10の条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎7テーオードレフォン
○5マテンロウスカイ
▲12ショウナンライシン
☆13ワールドタキオン
△1ペリエール
△14ウィリアムバローズ
△9ヴァルツァーシャル
△4スレイマン

【単勝】7(1点)
【馬単/マルチ】7⇔5,12,13,1,14,9,4(14点)
【ワイド】7=5,12,13,1,14,9,4(7点)
【3連複/フォーメ】7=5,12=5,12,13,1,14,9,4(11点)

本命は、7項目に合致したテーオードレフォン。以下、5項目合致のマテンロウスカイを対抗、4項目合致のショウナンライシンを単穴としました。

昨年のエルムSでも本命に推し3着と好走したテーオードレフォン。1、2着馬が無印で馬券を当てることはできませんでしたが、今年もマリーンS好走からの臨戦過程で、当レースの好走傾向にピタリと当てはまります。
重賞勝ちこそないものの、昨年のアンタレスSとチャンピオンズC以外、オープン昇級後は大きく崩れておらず、3走前の平安Sでも勝ち馬から0秒6差6着とまずまず。北海道シリーズ以外に小倉、中京、福島で好走実績があるなどローカル向きで、待望の重賞制覇を狙います。

馬券はまず、テーオードレフォンの単勝と、同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。そして、1列目にテーオードレフォンを。2列目にマテンロウスカイとショウナンライシンを。3列目にテーオードレフォン以外の印7頭を塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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