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競馬サロン

齋藤翔人

2025/08/02 18:00

【クイーンS2025予想】前走大敗も……持ち味を生かせる舞台+複勝率72.7%データにも合致の◎

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去る7月28日。金鯱賞連覇など、重賞を3勝したプログノーシスの引退が決定しました。種子骨の靱帯炎を発症したためで、今後はブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りする予定です。

プログノーシスがその名を世に知らしめたのは、2021年の毎日杯でした。結果は3着と敗れたものの、1着シャフリヤールは次走ダービーを制し、2着グレートマジシャンも4着と好走。また、勝ちタイムは当時の日本レコードタイで、2頭から0秒3差という結果は、非常に価値あるものでした。
その後、休養をはさみながら条件戦を3連勝し、カシオペアS2着、中日新聞杯4着から臨んだ2023年の金鯱賞で重賞初制覇。さらに、香港のクイーンエリザベス2世Cで2着と好走した後の札幌記念では、並み居る強豪相手に4馬身差の圧勝を収めました。
そして、連覇が懸かった翌年の金鯱賞でも、菊花賞馬ドゥレッツァ相手に今度は5馬身差の圧勝。結果的にこれが最後の勝利となったものの、そこから海外のGIで3度も2着と好走しました。

ディープインパクト産駒にしては珍しく長くいい脚を使うタイプで、その特長が海外GIで活かされました。一方、出遅れ癖があり、悲願のビッグタイトル獲得も叶わなかったため、ともすれば名脇役と呼ばれそうな存在ですが、札幌記念と2度目の金鯱賞はGI制覇に勝るとも劣らないほど圧巻のパフォーマンス。2000mのレースでは、間違いなく主役級の輝きを放ち続けた名馬でした。

それでは予想に。

今回は、クイーンSの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

(1)前走場所
(2)乗り替わりの有無
(3)馬齢
(4)前走クラス
(5)生月
(6)前走人気
(7)前走頭数
(8)キャリア
(9)今回の馬番
(10)前走距離
(11)市場取引価格

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記11項目。その中で(1)は前走場所について。
過去5年の3着内馬15頭中11頭は、前走東京のレースに出走した馬。ところがそのうち、今回52キロと57キロを背負う馬は不振で、それらを除くと[4-4-3-10/21]。勝率19.0%、複勝率52.4%。単勝回収率122%、複勝回収率121%。文句なしの成績でした。
◇該当馬=レーゼドラマ、ビヨンドザヴァレー、アルジーヌ、アリスヴェリテ、フィールシンパシーなど6頭

次は(2)。乗り替わりの有無。
継続騎乗組と、短期免許で来日していた外国人騎手から今回JRAの騎手に乗り替わる馬の好走率が高い当レース。そのうち、前走の斤量が54キロか55キロ。なおかつ、そのレースから中3週以上の間隔を開けてきた馬は[2-4-3-8/17]。勝率11.8%、複勝率52.9%。単勝回収率65%、複勝回収率132%。複勝率は前項とほぼ同じでした。
◇該当馬=ライラック、フィールシンパシー

(3)は馬齢です。
4歳以下の若馬が強いクイーンS。その中でもとりわけ、前走2着に0秒3以上の差をつけて勝利したか、勝ち馬との着差が0.6秒から2.0秒だった馬は[4-3-2-6/15]。勝率26.7%、複勝率60.0%。単勝回収率418%、複勝回収率194%と、素晴らしい成績を残しています。
◇該当馬=ドナベティ、レーゼドラマ

(4)は前走クラスについて。
近年のクイーンSは、前走GIか条件戦に出走した関東馬が[3-3-1-7/14]。勝率21.4%、複勝率50.0%。単勝回収率152%、複勝回収率132%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=クリスマスパレード

(5)は生月。
4月生まれが抜きん出て強い当レース。中でも、前走馬体重が470kg以下だった4月生まれの馬は[2-3-3-5/13]。勝率15.4%、複勝率61.5%。単勝回収率90%、複勝回収率197%。複勝率は6割を超えています。
◇該当馬=ココナッツブラウン、ビヨンドザヴァレー、アルジーヌ、ライラック

(6)は前走人気で、ここは2パターンご紹介します。
まずは、前走3番人気以内だった馬で[1-3-2-6/12]。勝率8.3%、複勝率50.0%。単勝回収率41%、複勝回収率175%。シンプルな買い条件ながら、こちらも該当馬の半数が好走。
◇該当馬=ココナッツブラウン、ドナベティ、ライラック

一方、前走7から9番人気。なおかつ、毛色が鹿毛か芦毛の馬も[3-0-2-5/10]。勝率30.0%、複勝率50.0%。単勝回収率600%、複勝回収率168%と、負けていません。
◇該当馬=レーゼドラマ、フィールシンパシー

(7)は、前走頭数です。
近年のクイーンSは、前走17頭立て以上のレースに出走し、その時の馬番が5から18だった馬が[4-1-3-3/11]。勝率36.4%、複勝率72.7%。単勝回収率234%、複勝回収率162%。なんと、複勝率は7割を超えています。
◇該当馬=レーゼドラマ、ビヨンドザヴァレー、アリスヴェリテ

続いては(8)。キャリアについて。
(3)とやや重なりますが、消耗の少ない馬が非常に強い当レース。具体的には、キャリア10戦以下。かつ前走時、馬体重増か増減なしだった馬が[3-2-2-3/10]。勝率30.0%、複勝率70.0%。単勝回収率191%、複勝回収率216%と、凄まじい成績でした。
◇該当馬=ココナッツブラウン、クリスマスパレード

(9)は今回の馬番。
以前から内枠有利のクイーンS。中でも1番か2番を引いた馬は[2-2-3-3/10]。勝率20.0%、複勝率70.0%。単勝回収率504%、複勝回収率237%。こちらもまた複勝率は70%と、驚異的な成績でした。
◇該当馬=パレハ、フェアエールング

(10)は前走の距離です。
前走1800m戦に出走した馬の成績がいまひとつ冴えない当レース。逆に、前走が1800m以外で、父がネイティヴダンサー系以外の種牡馬。なおかつ、母父がロイヤルチャージャー系かナスルーラ系かマンノウォー系の馬は[2-3-0-5/10]。勝率20.0%、複勝率50.0%。単勝回収率533%、複勝回収率158%。ややこしい条件ではあるものの、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=アリスヴェリテ、クリスマスパレード

そして最後は(11)。市場取引価格について。
近年のクイーンSは、国内市場において税込5000万円以上で落札された馬が[2-2-0-3/7]。勝率28.6%、複勝率57.1%。単勝回収率167%、複勝回収率120%。該当馬は少ないものの、素晴らしい成績でした。
◇該当馬=グランスラムアスク

これら11の条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎7レーゼドラマ
○4ココナッツブラウン
▲9ビヨンドザヴァレー
☆12アリスヴェリテ
△13クリスマスパレード
△14フィールシンパシー
△11ライラック
△10アルジーヌ

【馬単/マルチ】7⇔4,9,12,13,14,11,10(14点)
【ワイド】7=4,9,12,13,14,11,10(7点)
【3連複/軸1頭ながし】7=4,9,12,13,14,11,10(21点)

本命は、唯一4項目に合致したレーゼドラマ。3項目に合致した馬が6頭いました。

差し決着となった前走のオークスで16着と大敗したレーゼドラマ。先行して長くいい脚を使うこの馬の持ち味が活かせるのは、2走前にフラワーCを完勝したような直線が短いコースではないでしょうか。
非根幹距離が得意なキズナの産駒で、鞍上は3週連続重賞制覇が懸かるレイチェル・キング騎手。前走大敗からの巻き返しを期待します。

馬券は、レーゼドラマからの馬単マルチ、ワイドと、点数が多くなってしまいますが、3連複軸1頭ながしも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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