UMAJIN.net

競馬サロン

齋藤翔人

2025/07/19 18:00

【函館2歳S2025予想】人気一角カイショーは▲まで 好走データ最多+短距離戦好走が見込める血統背景◎

106

※競馬サロンメンバーシップに加入いただいたことがある会員様には、メルマガに特典情報のご案内がございますので、必ずご確認ください。

今週、取り上げるべきニュースといえば、なんといっても7月14、15日に北海道のノーザンホースパークで開催されたセレクトセールの大盛況でしょう。

2日間ともに、同じ日本でおこなわれているとは思えないほど活発な取引がおこなわれ、既に発表されているとおり、売却総額など各種数字は軒並み過去最高を更新しました。
中でも、とりわけ驚かされたのは1歳馬の売却率です。上場227頭中225頭が落札され、売却率はなんと99.1%。これだけの上場頭数かつ売却総額で、主取がわずか2頭だけというセリが、海外を含め過去にあったのか。そして、今後もあるのかと思うほど驚異的な数字。牝馬に至っては、上場された89頭すべてが売却されました。

一方、種牡馬別ではキタサンブラックとイクイノックスの親子が大爆発。前者の産駒は、1歳馬11頭中10頭が、当歳馬13頭中8頭が1億円以上で落札され、今年誕生した産駒が初年度となる後者も、24頭中11頭が1億円以上で落札されました。
キタサンブラックの父ブラックタイドの全弟といえばスーパーサイアーのディープインパクトで、後継種牡馬のキズナやコントレイル産駒も活発に取引されてはいたものの、それらディープインパクト系ではなくブラックタイド系が、そう遠くない未来、日本の主流になるのでは……と思わせるような盛況ぶり。「2025年のセレクトセールが、歴史の転換点になった」と、後に語り継がれる可能性もある、そんなセリとなりました。

それでは予想に。

今回は、函館2歳Sの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

(1)前走上がり
(2)前走距離
(3)今回の枠順
(4)前走着順
(5)母父の系統
(6)前走馬体重
(7)前走の馬場状態
(8)前走人気
(9)生月

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で(1)は前走上がりについて。
2歳重賞らしく、前走上がり最速をマークした馬の好走率と期待値が高い当レース。その中でも、毛色が鹿毛か栗毛か芦毛。かつ前走時、馬体重増か、前走が初出走だった馬は[4-2-3-8/17]。勝率23.5%、複勝率52.9%。単勝回収率280%、複勝回収率188%と、該当馬の半数以上が好走していました。
◇該当馬=スターオブロンドン

次は(2)。前走距離。
近年の函館2歳Sは、前走1000mか1400m以上のレースに出走した馬が[3-2-3-9/17]。勝率17.6%、複勝率47.1%。単勝回収率473%、複勝回収率278%。複勝率は僅かに50%を下回っていたものの、十分に買い条件といえます。
◇該当馬=カイショー、エイシンディード、ウレシイゴサン、スペシャルチャンス、スターオブロンドン

(3)は今回の枠順です。
内外、極端な枠を引いた馬の成績が良い当レース。具体的には、今回の枠が1か2か8。かつ、前走の出走頭数が7から12だった馬は[3-0-5-6/14]。勝率21.4%、複勝率57.1%。単勝回収率315%、複勝回収率275%。該当馬の半数以上が好走していました。
◇該当馬=ノアールビーナス、カイショー、トウカイマシェリ、マイオウンウェイ

(4)は前走着差について。
函館2歳Sは、前走、芝の新馬戦で2着に0秒3以上の差をつけて勝利した馬が[2-2-3-7/14]。勝率14.3%、複勝率50.0%。単勝回収率362%、複勝回収率172%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=カイショー、ブラックチャリス

(5)は母父の系統で、ここは2パターンご紹介します。まずは、ロイヤルチャージャー系とナスルーラ系以外の種牡馬を母父に持つ馬。
こちらは、関東馬で前走の斤量が55キロ以上だと[2-2-3-6/13]。勝率15.4%、複勝率53.8%。単勝回収率390%、複勝回収率224%と、文句なし。
◇該当馬=ウレシイゴサン

一方、ロイヤルチャージャー系種牡馬を母の父に持つ馬は、前走3コーナーで2番手以内に位置していた関西馬が[1-1-2-4/8]。勝率12.5%、複勝率50.0%。単勝回収率92%、複勝回収率286%。該当馬は少ないものの、半数が好走していました。
◇該当馬=マイオウンウェイ

(6)は前走の馬体重。
過去5年の3着内馬15頭中10頭は、前走馬体重が440kg未満か480kg以上の馬。そのうち今回、美浦所属騎手が騎乗した馬は[2-2-3-5/12]。勝率16.7%、複勝率58.3%。単勝回収率422%、複勝回収率243%。複勝率は(3)とほぼ同レベルでした。
◇該当馬=エスカレイト、マイオウンウェイ

続いては(7)。前走の馬場状態です。
近年の函館2歳Sは、前走、芝・良馬場のレースに出走した馬の好走率がいまひとつ。一方、前走が芝の良以外、もしくはダートの良か不良馬場のレースに出走。なおかつ、父がロイヤルチャージャー系以外の種牡馬で、さらに非ノーザンファーム生産馬は[1-2-3-6/12]。勝率8.3%、複勝率50.0%。単勝回収率248%、複勝回収率313%。非常にややこしい条件ながら、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=タガノアラリア、ウレシイゴサン、スペシャルチャンス、スターオブロンドン、トウカイマシェリなど7頭

(8)は前走人気について。
2歳重賞らしく、前走1番人気馬の期待値と好走率が高い当レース。そのうち、今回奇数番を引いた馬は[4-2-2-3/11]。勝率36.4%、複勝率72.7%。単勝回収率799%、複勝回収率300%。なんと、複勝率は7割を超えています。
◇該当馬=スペシャルチャンス、トウカイマシェリ

そして最後は(9)の生月で、ここも2パターンご紹介します。まずは4月生まれの馬。
こちらは、前走の枠番が1から5だった馬が[2-1-2-5/10]。勝率20.0%、複勝率50.0%。単勝回収率547%、複勝回収率315%で、該当馬の半数が好走。
◇該当馬=ノアールビーナス、タガノアラリア、ウレシイゴサン

一方、非常に数は少ないものの、1月生まれも[1-0-2-3/6]。勝率16.7%、複勝率50.0%。単勝回収率116%、複勝回収率188%と、やはり該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=カイショー、マイオウンウェイ

これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎12マイオウンウェイ
○6ウレシイゴサン
▲2カイショー
☆9スペシャルチャンス
△10スターオブロンドン
△11トウカイマシェリ
△1ノアールビーナス
△4タガノアラリア

【単勝】12,6(2点)
【馬単/マルチ】12⇔6,2,9,10,11,1,4(14点)
【ワイド】12=6,2,9,10,11,1,4(7点)
【3連複/フォーメ】12,6,2=12,6,2=12,6,2,9,10,11,1,4(16点)

本命候補は、4項目に合致したカイショー、ウレシイゴサン、マイオウンウェイの3頭。その中でマイオウンウェイを本命としました。

本命のマイオウンウェイは、母が2020年のシルクロードSを制し、同年のスプリンターズSでも3着に好走したアウィルアウェイ。さらに、3代母トキオリアリティーも短距離色が強く、その仔リアルインパクトは安田記念以外に阪神Cを2勝。同馬の半姉アイルラヴァゲインはオーシャンSを勝利し、アウィルアウェイの半兄インディチャンプも、ステイゴールド産駒ながらマイル以下の距離を得意とした馬でした。

一方、父キズナの産駒は過去5年[0-0-0-2/2]ですが、2019年のレースをビアンフェが勝利するなど、実績がないわけではありません。大外枠は、決して歓迎材料とはいえないものの、昨年勝利した佐々木大輔騎手とのコンビで好走を期待します。

馬券はまず、マイオウンウェイの単勝と、同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。さらに、対抗ウレシイゴサンの単勝と、4項目に合致した3頭を1、2列目に、印全馬を3列目に塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


※競馬サロンメンバーシップに加入いただいたことがある会員様には、メルマガに特典情報のご案内がございますので、必ずご確認ください。

この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)

エール0

この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます

お気に入り登録
競馬サロン TOP

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!

こちらの記事はサロンメンバー限定となります。

先着800名様限定!
30日間無料キャンペーン実施中

月額コースはコチラ

※競馬サロン閉鎖に伴い、
新規加入受付は終了いたしました。

ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!

全コラムが見放題
月額コースはコチラ

月額コース購入に進む

この記事のみをご覧になりたい方はコチラ

単品購入(500pt)に進む

本記事は単品購入限定となります

PAGE TOP