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競馬サロン

齋藤翔人

2025/06/21 18:00

【府中牝馬S2025予想】複勝率57.1%など最多4項目 軽ハンデ+得意コース+血統背景と好条件揃った◎

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6月16日。JRAから2025年度の顕彰馬と顕彰者が発表され、それぞれGI6勝のイクイノックスと音無秀孝元調教師が選出されました。その中で、今回は音無元調教師の実績について少し触れたいと思います。

料理人から転身という異色の経歴を持つ音無元調教師は、騎手としてJRA通算1212戦84勝(GI1勝を含む重賞6勝)。調教師としてJRA通算8757戦996勝(GI14勝を含む重賞90勝)。地方競馬を合わせれば、通算勝利数は1000を超えます。
特に、調教師としての実績は傑出したものですが、意外なことに、開業初年度はイナズマタカオーで制した重賞の北九州記念が唯一の勝利。以後も、数年間は勝ち星に恵まれませんでした。

そんな音無元調教師の飛躍の契機となったのが、管理馬の運動量を大幅に増やしたこと。とりわけ、坂路調教後に角馬場でおこなう運動の効果は大きく、これは騎手時代、ミスラディカルとともにジャパンCに臨んだ際、アイルランド調教馬のスタネーラが腹痛で引き運動と乗り運動しかできなかったにもかかわらず勝利したのを目の前で見たことがきっかけだったそう。
そこから勝利数は大幅に増加し、2010年には全国リーディングを獲得。ヴィクトリーやカンパニー、ミッキーアイルなど数多くのGI馬を育て上げ、インディチャンプとクリソベリルは、今年の新種牡馬として既に産駒がデビューおり、競馬界で残された実績をここに書き表すには、あまりにもスペースが足りません。


それでは予想に。

これから予想する府中牝馬Sは、マーメイドSを引き継いだレースですが、日程は同じでも、マーメイドSがおこなわれていた阪神芝2000mとはまるで施行条件が異なります。一方、10月におこなわれていたアイルランドトロフィー府中牝馬Sはアイルランドトロフィーに引き継がれるということで、今回は東京芝1800mでおこなわれた古馬3勝クラス以上の牝馬限定戦、アイルランドトロフィー府中牝馬S、初音S、ユートピアS(初音Sのみ2021年から2025年)の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

(1)前走着順
(2)前走馬体重
(3)父の系統
(4)騎手
(5)前走上がり
(6)生月
(7)毛色
(8)馬主
(9)市場取引価格

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記9項目。その中で、(1)は前走着順について。
当該条件で結果を残していたのは、近走好調馬。具体的には、前走、西日本開催(中京、京都、阪神、小倉)か東京か函館のレースで4着以内だった馬が[6-6-7-18/37]。勝率16.2%、複勝率51.4%。単勝回収率398%、複勝回収率139%。該当馬の半数以上が好走していました。
◇該当馬=カナテープ、セキトバイースト、カニキュル、ラヴァンダ

次は(2)。前走馬体重。
前走の馬体重に注目したとき、好走率がやや高く回収率も高いのは前走460kg以下だった馬。中でも、そのレースで4番人気以内だった馬は[5-5-6-14/30]。勝率16.7%、複勝率53.3%。単勝回収率217%、複勝回収率134%。こちらも該当馬の半数以上が好走していました。
◇該当馬=タガノエルピーダ

(3)は父の系統です。
父の系統に注目したとき、当該条件で好走率が低かったのはロイヤルチャージャー系とニアークティック系種牡馬の産駒。
一方、父の系統がそれら以外かつ前走、芝のレースに出走。さらに、その時と斤量が同じ、もしくは前走より1から1.5キロか3キロ以上重い斤量を背負う馬は[4-3-5-12/24]。勝率16.7%、複勝率50.0%。単勝回収率142%、複勝回収率110%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=ミアネーロ

(4)は騎手についてで、ここは2パターンご紹介します。まずは栗東所属騎手騎乗馬。
こちらは前走が芝、なおかつそのレースからの間隔が中8週以内。さらに、騎乗馬の母父がネイティヴダンサー系とマンノウォー系以外の種牡馬であれば[5-4-3-10/22]。勝率22.7%、複勝率54.5%。単勝回収率227%、複勝回収率183%と、文句なし。
◇該当馬=アスコルティアーモ、セキトバイースト、ラヴァンダ

一方、短期免許で来日中の外国人騎手騎乗馬も強く[1-0-3-4/8]。勝率12.5%、複勝率50.0%。単勝回収率112%、複勝回収率132%。該当馬は少ないものの、半数が好走していました。
◇該当馬=ミアネーロ

(5)は前走上がり。
当該条件では、前走上がり2位以内、かつキャリア10戦以下か16戦以上の馬が強く[6-3-3-9/21]。勝率28.6%、複勝率57.1%。単勝回収率348%、複勝回収率152%。複勝率は6割に迫ります。
◇該当馬=カニキュル

(6)は生月で、こちらも2パターンご紹介します。まずは1、2月生まれ。
こちらは、今回の枠順が4か5だと[7-2-2-7/18]。勝率38.9%、複勝率61.1%。単勝回収率847%、複勝回収率203%で、複勝率は6割超え。
◇該当馬=エリカヴィータ、カナテープ、ラヴェル

一方、4、5月生まれで良績を残しているのは4歳馬。ただ、今回54キロと56キロを背負う馬は不振で、これらを除くと[4-1-5-8/18]。勝率22.2%、複勝率55.6%。単勝回収率299%、複勝回収率213%。こちらも文句なしの成績を残していました。
◇該当馬=カニキュル

続いては(7)。毛色です。
当該条件で好走率がまずまずだったのは、どういうわけか毛色が鹿毛と黒鹿毛の馬。そのうち、前走4コーナーで2から5番手に位置し、かつ当時の枠が1か8だった馬は[4-1-4-6/15]。勝率26.7%、複勝率60.0%。単勝回収率182%、複勝回収率198%と、素晴らしい成績でした。
◇該当馬=セキトバイースト、カニキュル

(8)は馬主について。
当該条件で非常に強いのは社台レースホース所有馬。ところが前走時、馬体重増減なしだった馬の成績はなぜかいまひとつで、これらを除くと[3-3-2-7/15]。勝率20.0%、複勝率53.3%。単勝回収率578%、複勝回収率232%。またまた文句なしの成績でした。
◇該当馬=シングザットソング

そして最後は(9)。市場取引価格。
当該条件では、国内市場において税込7000万円以上1億7000万円以下で取引された馬が[2-1-1-5/9]。勝率22.2%、複勝率44.4%。単勝回収率197%、複勝回収率112%。該当馬は少ないものの、まずまずの成績でした。
◇該当馬=グランスラムアスク、カナテープ

これら9つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎13カニキュル
○7カナテープ
▲12セキトバイースト
☆9ミアネーロ
△6エリカヴィータ
△8ラヴェル
△5アスコルティアーモ
△11タガノエルピーダ

【馬単/マルチ】13⇔7,12,9,6,8,5,11(14点)
【ワイド】13=7,12,9,6,8,5,11(7点)
【3連複/フォーメ】13=7,12,9=7,12,9,6,8,5,11(15点)

本命は、単独4項目に合致したカニキュル。以下、3項目に合致した馬が2頭、2項目に合致した馬が1頭いました。

重賞以外のレースでは5戦3勝2着2回と安定しているものの、重賞では6、3、8着といまひとつのカニキュル。それだけに、格上挑戦で臨む今回は少し不安で、それでいて人気にもなるため馬券的な妙味はありませんが、東京コースは5戦3勝2着1回3着1回と得意。重賞のフローラSでも3着と好走しました。
血統をみると、父エピファネイア×母父ゼンノロブロイで、この組み合わせからは、昨年のフェアリーSを勝ったイフェイオンをはじめ、ヴェローナシチーやシーズンズギフト、ミニトランザットらが重賞で好走。ニックスとは言わないまでも、相性の良い組み合わせであることは間違いありません。また、格上挑戦だけにハンデも52キロと手頃で、有力馬との3.5キロ差や4.5キロ差は決して小さくありません。

馬券はまず、カニキュルからの馬単マルチ、ワイドを購入。そして、カニキュルを1列目に。○▲☆を2列目に。カニキュル以外の印7頭を3列目に塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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