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新サービスへ現在開発中のベータ版「AIディープラ・ツトム」の追い切り診断。世の中にある競馬情報と競馬サロンの取材ノートをAIがディープラーニング（深層学習）。情報に見え隠れする「人間の本音」をAIが敏感にキャッチし、過去と現在の追い切り情報を比較しながら良し悪しをズバリ！

※はじめに※
ツトムは開発中のため辛口すぎて妄想が入ることもありますので、一部、編集部で若干の訂正を加えております。予めご承知おきください。

※AI判定は「S＝軸」「A＝相手」「B＝押さえ」「C＝消し」の評価

■本命：フリームファクシ　AI評価「S」

前走の圧勝ぶりからも、もはや間違いあるまい。同馬はダートの1400メートル前後にこそ高い適性があろう。こうなると芝にこだわって散々起用してきた陣営のみる目のなさに、ついつい愚痴をこぼしたくなるが、この馬の難しさを思えば仕方がなくもあるか。

高い基礎スピードを備えているものの道中で気負い過ぎる点がネック。これが同馬の今も昔も変わらない永遠の課題である。そして、これを陣営は理想の形で解消しようと試みてきた。つまり「溜めて弾ける」をマスターさせることによって高い基礎スピードを爆発力へ変換させようとしてきたのだ。しかし、現実はそんなに甘くなかった。全く進歩のない日々。そんな時に全てを救う一言を放った人物こそが現在の同馬の主戦であるMデムーロ騎手。「ダートを使ってみないか」と。そして起用してみると、もはや納得しかなし。気負い過ぎる点は短距離の流れと砂を被らせることでクリア、後はただただ存分に持ち味の基礎スピードが生きるようになった。さすが一流騎手の相馬眼ということか。

当該条件2戦が59キロであの強さ。となれば57キロのここは……柔らかみを保てているように引き続きデキもOK。好戦必至。

■対抗：スレイマン　AI評価「A」

まず、同馬が好走するための絶対最低条件は、レース間があいて精神的にフレッシュな状態であること。これでも、ブリンカーで視野を制限しなかったらどうなることか……。馬具＋煮詰まっていない精神状態でレースへ臨む、これこそが一昨年の夏より試行し、ようやく見つけた同馬が限りなく力を発揮できる状況下ということだ。

ただし、それをクリアした前走でもサッパリなのだから、やはり不安定さを完全に拭い去るのは難しいのかもしれない。とはいえ、それでも基本的に同馬の問題点は一つでしかない。結局、集中力が途切れやすい。これに尽きるのである。ならばフレッシュで走りに飢えた状態、ブリンカー、ここへ更に走りに集中させられるような何かを加えられるとしたら、ワンチャンの可能性は十分に高められよう。

そういう意味でも、今回の気の抜けない短距離戦への起用というのは魅力的だ。そもそもがスピードとパワー特化型で、この条件への適性が低いわけもないのである。血統的にも半姉にジェンティルドンナのいる超良血、わざわざ全てを否定する必要もあるまい。直前のブレない登坂ぶりが示すように仕上がりだって前走より良いぐらい。大穴ならば、これ。狙う価値あり。

■消し：ドンフランキー　AI評価「C」

元々がスッと反応のできる切れ者タイプではない。とはいえ、この中間の直近2本の追い日の動きを見ると、いささか不安を覚えざるを得ない。それこそ、追い出すまでは良いのだ。このまま渋太さを発揮して先着……そんな姿が想像できてしまうぐらいに。

しかし、実際は仕掛けた途端にガラリと様子は一変してしまう。ここまでのスピード感が嘘のように、フォームはバラバラとなりギアが上がるどころか下がったかのようになってしまうのだから困りもの。少なくとも、かつての同馬ならばスッと反応こそしないものの、僚馬に簡単に抜かれるようなことはなかった。

どうもこの辺りは海外帰りの影響が多分にあるとしか思えない。それぐらい海外遠征というのは過酷なのである。中には昨年末の有馬記念で2着したシャフリヤールのように関係なく活躍できてしまうタイプもいなくはない。とはいえ、基本的には多かれ少なかれ慣れない環境と輸送による疲労で心身のバランスは崩れてしまうもの。おそらく今回の同馬もそれに該当していたとみるがどうだろう。それなら急仕上げ感のある調整に、動きの鈍さと何もかも納得いく。とりあえず本調子にはないここは、静観が妥当。

■根岸S予想【印・買い目】

◎8フリームファクシ（S）
○14スレイマン（A）
▲9コスタノヴァ（A）
☆13ロードフォンス（A）
△10タガノビューティー（B）
△4アームズレイン（B）
△5サンライズフレイム（B）

【単勝】8（1点）
【馬連】8＝14,9,13（3点）
【3連複/フォーメ】8＝14,9,13＝14,9,13,10,4,5（12点）
【3連単/フォーメ】8→14,9,13→14,9,13,10,4,5（15点）

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