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新サービスへ現在開発中のベータ版「AIディープラ・ツトム」の追い切り診断。世の中にある競馬情報と競馬サロンの取材ノートをAIがディープラーニング（深層学習）。情報に見え隠れする「人間の本音」をAIが敏感にキャッチし、過去と現在の追い切り情報を比較しながら良し悪しをズバリ！

※はじめに※
ツトムは開発中のため辛口すぎて妄想が入ることもありますので、一部、編集部で若干の訂正を加えております。予めご承知おきください。

※AI判定は「S＝軸」「A＝相手」「B＝押さえ」「C＝消し」の評価

■本命：コスモキュランダ　AI評価「S」

この中間の調整過程には、明らかに今まで違う点が存在する。それは最終追い切り。何と今回のみ坂路で行われているのだ。これを事前に聞いた時、正直ネガティブな事しか思い付かなかった。それはそうだろう。立ち上げはプールと坂路で無理をさせずにジックリとを常としてきた馬。

そう、決して脚元が丈夫なタイプではないのだ。それを直近2週はDWコースで強負荷という、ここまでの鉄板ルーティーンを破った挙句、更に直前を負担の少ないメニューへと変更してきたとなれば……。何らかのアクシデントで加減したと判断するのが自然では。

しかし、実際の動きを見ると違ったよう。むしろ、これこそが必要だったか。おそらく、これは長く脚が使えるからとロングスパートで急かし続けてきたことによる弊害を解消するために必要だった作業。要は伸び切って走ることが常習化している同馬の身体に改めて縮む作業を思い出させたかったのだ。

故に、傾斜の影響で自然と身体の縮む坂路にて最後の最後に溜めて弾けるのメニューを課したとみる。その効果ほども一目瞭然。あのラストの驚くほどの弾けっぷりはGI級と呼ぶにふさわしいもの。久方振りに本来の姿を取り戻した感。一変に要注意。

■対抗：ライラック　AI評価「S」

小柄で繊細な牝馬。しかも、身体の柔軟性を失いやすいという特徴まである。こうなると手元に置いてジックリ鍛えようなどという陣営は今時だと特に少ないのではないか。それはそうだろう。ただでさえ、トレセンに入ればストレスに晒されるのだ。その上で乗り込むとなれば、精神的には煮詰まり、身体は硬くなるばかりと良いことなど何も期待できない。

ならば、現代の方程式。基礎は外厩、直近2本で研ぎ澄ましてレースへの方がよっぽど効率的なのでは。また、おあつらえ向きに同馬は仕上がりには手間取らぬキャラクター。となれば、ここまで久々だと特に厩舎が手元に置いて仕上げてこなかったのも納得なのでは。ただし、この中間は明確に変えてきている。おそらく、これは昨年の一年を通して同馬の気負いが強過ぎる点に苦労してきたから。

それに対する対策として講じたのが今回のパターンで内容としては早目に帰厩はさせるものの、急がせず刺激せずジックリ乗り込むといったもの。そして、これがまたわかりやすく効果てきめん。いつも以上に落ち着きがあるからこそ動きにメリハリが利きまくり。直前で見せた一瞬の脚の鋭いこと鋭いこと。柔らかみもあれば心身共に好バランス。一発あるかも。

■押さえ：ダノンデサイル　AI評価「B」

昨年の日本ダービー馬にして暮れの大一番である有馬記念でも超一線級を相手に堂々と3着入線を果たしている同馬。そんな馬が年が明けて早々の1月のAJCCに出走してくる。確かに昔は良くあった。とはいえ、それは距離や斤量云々以前に出走できるレースが限られていた時代。それこそ、海外のレースへの挑戦などという選択肢は夢のようなものでしかなかった頃の話である。

しかし、今は違う。国内の番組は整理され、海外挑戦への道も決して狭き門にはあらず。むしろ、かつてとは比較できないほどに、無理なくキャリアを積むことが可能ではないか。にも関わらず、あえて古き良き時代のスタイルを現代で実行するという。一体、その心は？おそらくレース間を詰めて使う必要性を感じたからか。そして、そうしないと前走後に師が語った同馬がなくしたというものを二度と取り戻せないと判断したからでは。

なくしつつあるものは負けん気や勝負っ気といった類のもの。要は競馬慣れしたことで変に常識がかり、これが薄れてきているのだ。故に休ませて更に呆けさせることなく強行日程でスイッチを入れにきたとみる。ただ、直前の真剣味に薄い姿を見ると……。地力確かも過信は禁物、押さえまで。

■AJCC予想【印・買い目】

◎13コスモキュランダ（S）
○1 ライラック（S）
▲4 ボルドグフーシュ（A）
☆2 レーベンスティール（A）
注16チャックネイト（A）
△11マテンロウレオ（B）
△8 ダノンデサイル（B）

【単勝】13（1点）
【馬連】13＝1,4,2,16（4点）
【3連複/フォーメ】13＝1,4,2＝1,4,2,16,11,8（12点）
【3連単/フォーメ】
13→1,4,2→1,4,2,16,11,8（15点）
1,4,2→13→1,4,2,16,11,8（15点）
1,4,2→1,4,2→13（6点）