新サービスへ現在開発中のベータ版「AIディープラ・ツトム」の追い切り診断。世の中にある競馬情報と競馬サロンの取材ノートをAIがディープラーニング（深層学習）。情報に見え隠れする「人間の本音」をAIが敏感にキャッチし、過去と現在の追い切り情報を比較しながら良し悪しをズバリ！

※はじめに※
ツトムは開発中のため辛口すぎて妄想が入ることもありますので、一部、編集部で若干の訂正を加えております。予めご承知おきください。

※AI判定は「S＝軸」「A＝相手」「B＝押さえ」「C＝消し」の評価

■本命：コスモブッドレア　AI評価「S」

昨年の京成杯を覚えているだろうか。そう、勝ち馬が後に日本ダービーを制し、2着馬だって菊花賞馬となってしまっている、あの一戦を。この結果より導き出される答えなど一つしかない。ただただハイレベルな一戦、これに尽きよう。要するに、2024年の京成杯というのは、それだけ総合力が求められたのだ。これは底力、地力などのワードに置き換えた方が解りやすいかもしれない。

逆に言うなら、スローペースの瞬発力戦などという国内にありがちな軽いレースとは一線を画していたということ。そして、その質の高さを求められた京成杯で僅差の3着に入線した馬こそが同馬である。それにしては未だに条件馬の身の上と思うような出世が叶っていない現状なのだが、これは同馬が重さに特化しているからに他ならない。

ちなみに、ここで言う重いは体重的なことにあらず。単純に質の話で父ゴールドシップの血統背景が示す通り、この馬はスピード（軽さ）ではなく、タフさやスタミナ（重さ）を求められた時ほど輝けるのである。そういう意味では、開催最終週で荒れに荒れた今の中山の芝など絶好でしかなかろう。唸りに唸っているように一間隔あけた効果でデキも絶好。久々に本領発揮の時とみる。

■対抗：ラスカンブレス　AI評価「S」

まだ決めつけるには早いのかもしれないが、ブリックスアンドモルタル産駒というのは高い身体能力を誇るものの、どこか日本の競馬にはマッチしていない産駒ばかり。それ故、この父の出世頭はダート馬アンモシエラなのでは。その中の比較でいけば同馬のバランスは良い部類。

何なら、父の産駒の現時点での最上級と言っても良いぐらい。なぜなら母父マンハッタンカフェにより、ある程度のスタミナを補完することに成功しているからである。身体能力は優にOPレベル。気の良いタイプで仕上がりにも不足なしとくれば中心は決まり。トリッキーな中山替わりこそプラスではないが、そこはルメール騎手。腕で相殺可能とみる。

■消し：フレーヴァード　AI評価「C」

GIでも幾度となく好走していただけに記憶に残っている方も多いのではないだろうか。もちろん、その他にも重賞を4勝もしているのだから大したもの。少なくとも同馬の母ルージュバックは超こそ付かないものの一流の競走馬であったことを疑う余地はあるまい。

ただし、その息子である同馬のここまでの軌跡を見ると母の憂いがそのまま濃くなってしまった感は否めないか。そもそも母ルージュバックは総合力こそ高いもののトップスピードの質だけは水準以下という致命的な弱点を抱えていたのだ。だからこそ、マイルの流れには一度たりとも対応できなかったし、極端な瞬発力勝負を不得手としていたのである。

そして、そのネックは同馬にも色濃く継承してしまったよう。いや、むしろ父モーリスの根幹であるロベルト系×サドラーズウェルズという非日本の芝という側面が更にトップスピードの質にマイナス面の影響を与えたような…。何はともあれ、その結果として全体の時計にもラストの上がり3Fにも限界あるということ。それだけに今の荒れ馬場の割に高速決着の目立つ今の中山の芝もプラスではなさそう。仕上がり早らしく体調自体に不足はないものの信頼性はなしと判断。

■中山11R・初富士S予想【印・買い目】

◎6 コスモブッドレア（S）
○13ラスカンブレス（S）
▲14エレクトリックブギ（A）
☆11ブラックシールド（A）
☆12モズロックンロール（A）
△17ルクスビッグスター（B）
△1 ウインエクレール（B）

【馬連】6＝13,14,11,12（4点）
【3連複/軸2頭】6＝13＝14,11,12,17,1（5点）
【3連単/フォーメ】
6→13,14,11,12→13,14,11,12,17,1（20点）
13→6→14,11,12,17,1（5点）
13→14,11,12→6（3点）