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田原基成

2024/12/06 18:50

【中日新聞杯】本命◎は「3.0.0.0」で芝中距離路線の救世主に 相手本線には想定8人気以下を抜擢/中京10R/京都11R

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【中日新聞杯】

「来年のことを言えば鬼が笑う」ということわざがある。

ざっくり言うと、予測できない未来など考えるだけ時間の無駄との意味だが、競馬界においてはやはり来年のある路線が心配になってしまう。

ズバリ、芝中距離戦だ。

この路線は2年前から現5歳世代の天下。イクイノックス、ドウデュース、ジャスティンパレス、ブローザホーン……他の世代を寄せ付けない強さを示している。

すると、どうなるか。

香港カップ参戦のタスティエーラや夏に海外遠征を敢行したドゥレッツァが良い例だが、とてもじゃないが敵わないとみなして活躍の場を海外に求める現象が起きる。冷静になって来年の芝中距離路線を紐解くと、皐月賞馬ジャスティンミラノは引退し、シンエンペラーは厩舎が海外志向。ドゥレッツァは2400m以上が主戦場、ソールオリエンスも特殊な馬場コンディションでない限り出番はないだろう。

待たれる新星の台頭。

私はロードデルレイに一筋の光を見出している。

取り消し明けの一戦となった前走アンドロメダS。結果は2着も、勝ち馬が逃げ切る展開かつ、勝負どころでの追い出しが遅れたことを考えれば悲観する内容ではないだろう。ポテンシャルの高さは折り紙つきだ。

左回りは【4-0-0-0】。
12-2月は【3-0-0-0】。

夏負けの影響も尾を引いた前走からひと叩きされて臨む得意条件。川田将雅→西村淳也へのスイッチを不安視する声もあると思われるが、この騎手はポジション取りが上手い。ダラダラと外を回らされる展開にはならないはずだ。

ウェルカムS→白富士Sと連勝した馬で思い出すのは2023年の大阪杯勝ち馬ジャックドール。この馬にはぜひその再現を見せてほしい。

まずは初重賞VでGI出走への賞金加算を。ロードデルレイの本命に迷いはない。

相手本線に抜擢するのはトーセンリョウ。

3勝クラスの勝ち上がりまで時間を要したものの、前走は上がり3F33秒3の脚で快勝。苦戦を強いられた3勝クラスを紐解くと、ローシャムパークにクロミナンス、レッドラディエンスにシンティレーションとのちの重賞好走馬がズラリと並ぶ。中京芝2000m重賞の単複回収率が100%を超えるディープインパクト産駒。斤量55キロなら上位に食い込んでも驚けない。

コスモキュランダも侮れない。

シンエンペラーにシックスペンス、ダノンマッキンリーなど秋競馬での活躍が目立つ現3歳世代。レベルの高さが保証されている世代と捉えたとき、弥生賞1着、皐月賞2着、セントライト記念2着の実績を誇る本馬を無視するわけにはいかないだろう。道中は後方→マクリ差しのスタイルは直線の長い中京向きとは言い難いものの、乗り替わりとなるここは鞍上が戦法も含めて先入観なく騎乗できるはずだ。

さらにはクルゼイロドスル。

デビュー時からマイルを主戦場としていた馬。その背景から富士Sへの参戦を決めたものと思われるが、追走に苦労したレースぶりから現状は1800m以上が合っている印象だ。芝1800mは【1-1-0-1】、先着を許した4頭はクロミナンスにプレサージュリフト、オニャンコポン、シルトホルンと重賞好走馬が並ぶ。2000mは初めてだが、追走が楽になる距離延長ローテで穴妙味ある1頭。

もう1頭、デシエルトもピックアップ。

久々の芝レースとなった前走は鮮やかな逃げ切り勝ち。開催が進んだタフな馬場コンディションもパワー型の本馬に味方したのだろう。開催2週目の中京芝に左回り、斤量58キロと条件は決して楽ではないが、前走で示した強さはフロックにあらず。要警戒の1頭だ。

【中京11R 中日新聞杯予想の印】
◎10 ロードデルレイ
〇5 トーセンリョウ
▲9 コスモキュランダ
☆16 クルゼイロドスル
注8 デシエルト
△3 キングズパレス
△2 マテンロウレオ
△13 フライライクバード
△17 マコトヴェリーキー

【単勝】10(1点)
【馬連】10=5,9,16,8(4点)
【3連複/フォーメ】10=5,9,16,8=5,9,16,8,3,2,13,17(22点)
【3連単/フォーメ】10→5,9,16,8→5,9,16,8,3,2,13,17(28点)


【自信の一鞍 中京10R 鳴海特別】

レッドリベルタが2走前に当舞台で記録した1分52秒1は極めて優秀。メンバー中、良馬場の中京ダート1800mでこの時計に次ぐ馬はメイショウジェンマの1分53秒8だから、傑出度の高さがうかがえるだろう。外枠をきらいたくなるコースではあるものの、本馬に限っては砂を被ったりスムーズさを欠くなど、本来の能力を出し切れないほうがよほど危険。普通に走れば確勝級だと私は思っている。

相手本線には2走前に当舞台での勝ち鞍がある3歳馬・スナークラファエロ、良馬場ダートは【2-0-2-0】馬券外なしと抜群の安定感を誇るラミアストラーダを。ここは点数を絞って勝負。

【中京10R 鳴海特別予想の印】
◎15 レッドリベルタ
〇5 スナークラファエロ
▲7 ラミアストラーダ

【単勝】15(1点)
【馬連】15=5,7(2点)
【ワイド】15=5,7(2点)


【太鼓判 京都11R リゲルS】

キープカルムは芝1600mで【2-1-0-0】連対率100%と大崩れなし。この距離でも先行できるようになったのは大きな収穫で、今回は逃げ馬の2-3番手をストレスなく取れそうなシチュエーションだ。近走成績で強調できる古馬もおらず、馬券軸として最適と判断する。

相手には同じ3歳馬のゴンバデカーブースを。マイルを使われた4戦はいずれも上がり3F3位以内の脚を繰り出しており、17頭立て以上が続いた近走との比較で条件も好転しそうだ。当舞台に実績があるトランキリテ、セッションに加えてC.ルメール騎乗時の成績【2-1-0-0】のシャドウフューリーまでを2列目に据えたい。

【京都11R リゲルS予想の印】
◎1 キープカルム
〇7 ゴンバデカーブース
▲11 トランキリテ
☆13 セッション
注12 シャドウフューリー
△3 グラティアス
△8 アサヒ
△9 シリウスコルト

【3連複/フォーメ】1=7,11,13,12=7,11,13,12,3,8,9(18点)

▽その他主宰者の予想コラム
◆【断捨離のシャト美/中山1R】◎パワーとスピード証明済み、舞台替わりプラス 伏兵○▲好配当狙いの2連系馬券で勝負!

◆【ダートの渡辺壮&芝の小笠原/中日新聞杯2024予想】乗り慣れた鞍上で一変期待◎/【中山10R】復調気配で妙味あり ◎から馬連+3連単で勝負

◆【トレセン情報・栗東R氏】京都11R・リゲルS「弾むような脚捌き、推進力は満点」栗東トレセン発追い切り予想、追い切り特注馬!

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