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▽競馬評論家・田原基成のその他予想コラム
◆【香港国際競走2024予想】香港カップ／香港マイル／香港ヴァーズ【単品1000pt】

※2024年12月5日時点の見解であり、実際の結論（印・買い目）は週末の予想コラムにてご確認ください。

・イスラアネーロ
今年3月に使われた中山ダート1200ｍは13着と惨敗。舞台替わりはマイナスと言わざるを得ない。

・インビンシブルパパ
これまで挙げた4勝で2着馬につけた着差を振り返ると、未勝利戦が1秒5、1勝クラスが0秒7、2勝クラスが0秒2、そして前走3勝クラスが0秒1。徐々にその差が縮まっていることがわかる。リステッド競走やオープン特別ならまだしも、今回は歴戦の古馬が集う重賞のメンバー。舞台適性を加味しても押さえ程度が妥当か。

・インユアパレス
1勝クラスを制した際は危なっかしい脚質にも思えたが、その後はある程度の位置を取りつつ終いの切れ味を維持。走るたびに自身の持ち時計を更新している点も好材料と言えるだろう。関東圏への輸送はやってみないとわからないが、能力はすでに重賞級。軽くは扱えない。

・エスカル
オープンクラスの近2走はいずれも掲示板外。クラスの壁にぶち当たる現状から、変わり身は望み薄か。

・エティエンヌ
2走前に当舞台での勝ち鞍があるものの、当時の勝ち時計1分11秒3は今回のメンバーのなかでは見劣りするもの。巻き返しは難しい注文と言えそうだ。

・ガビーズシスター
この馬の前走には驚かされた。良馬場中山ダート1200mで1分9秒7……歴代の良馬場条件戦における最速タイムかつ、これを上回った馬にはリメイクやダンシングプリンス、コパノキッキングにダノンレジェンドと歴代のダート交流GI連対馬が名を連ねている。2走前は砂を被る競馬を強いられたがノーステッキで快勝。3連勝で重賞Vを決める可能性は十分だ。

・クインズメリッサ
3勝クラス以上での連対はいずれも直線平坦コース。急坂ではひと伸びを欠いてしまう傾向にあり、牡馬相手の直線急坂ダート重賞では分が悪いだろう。

・クロジシジョー
今年に入り、交流重賞やオープン特別で掲示板外なし。突き抜けるほどの破壊力はないにせよ、混戦から渋太く伸びてくる脚を持ち合わせた馬だ。ここも何らかの印は必要か。

・サンライズアムール
当舞台を使われた前走は外枠からすんなり先行し勝利。内枠の2走前は逃げる競馬と、砂を被るか否かでパフォーマンスが変わるタイプなのだろう。注目すべきは枠順と両隣の馬の脚質。スムーズにいける形がとれれば前走の再現を警戒したい。

・ジレトール
脚質転換後は安定した成績を残しているが、末脚と引き換えに差し届かずのリスクも被ってしまった。重賞のメンバー相手に直線一気での馬券内突入は至難の業と言える。

・スズカコテキタイ
昨年の本レースは見せ場なく惨敗も、当時は中8カ月の休み明けだった。叩き3戦目の成績【2-0-0-0】を見るより、陣営がここから逆算したローテーションを選択した可能性が高く、中山ダート1200mで4勝の舞台適性と合わせて穴妙味ある1頭だ。

・チェイスザドリーム
昨年の本レース2着馬。近走は芝路線に活路を求めているが、ダートでも走れるのはすでに証明済みだ。とはいえ今回は強力な逃げ先行馬が揃っており、中1カ月以内の連戦が続くローテーションも楽ではない。当時の再現を望むのは酷に映る。

・チカッパ
昇竜S勝利後、早々に地方交流重賞路線を歩んだ3歳馬。そのため能力比較が難しいが、GI連対歴のあるタガノビューティーやシャマルと接戦を演じた事実から中央場所では格上との判断もできそうだ。中山ダート1200mは昨年12月に豪快な直線一気での勝利実績あり。3歳馬に課せられた斤量58キロは楽ではないが、距離短縮ローテの成績【3-1-0-0】から大崩れは考えにくい。

・テイエムトッキュウ
昨年の本レース勝ち馬が連覇を目指して参戦。適性は言うまでもないが、叩き2戦目の成績【4-0-0-2】に対し、休み明けの成績【0-2-1-5】と間隔があくと粘りを欠くケースが目立っているのは気がかりだ。今年は昨年と異なり、休み明けでのぶっつけ本番。全幅の信頼を置くには至らない。

・ナムラフランク
前走先着を許した馬が多数出走するメンバー構成。厳しい。

・リベイクフルシティ
大井から参戦する馬だが、今年に入り馬券内ゼロ。強調材料は乏しい。

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